ロシア隊、グレートトランゴ南西壁に新ルート「インシャラー」開拓

去る7月23日、ロシア・クラスノヤルスク隊がグレート・トランゴ(6286m)南西面に新ルート「インシャラー」開拓に成功しました。

Сибирские альпинисты в составе сборной совершили первопроход в горах Пакистана by sib.fm 2017.8.14

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今回ロシア隊が拓いたのはナンバー9、オレンジ色のライン。ルート名称は「インシャラー(神の思し召しのままに)」

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登攀の様子

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登攀に成功した3名(左から右に)イゴール・スツダルツェフ、イワン・テメレフ、アントン・カシェフニク 

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3人は11日かけて標高差1500mの壁を登り切り、南峰を踏んで下降しました。
毎日の降雪に悩まされ、食料制限も行い登り切ったとのこと。
上記画像はチョコを口にして6時間下降を続け、最後の懸垂下降を終えてお疲れの様子。

グレートトランゴ南西面は上記画像のように既成ルートが多く、ロシアのクライミングサイトでは今回の「新ルート開拓」に関して、既成ルートの継続ではないかと少し議論になっているようです。
それでも壁の「空白」地帯を登るため、イワン・テレメフのコメントでは90m進むのにスカイフック130回掛け替えたりと、かなり苦労した模様。

今シーズンのロシア人クライマーは、ベテランのセルゲイ・ニーロフらがバフィン島に入山、順調に登っているので続報が待たれます。

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神々の享楽  【古郡神楽 山形県鶴岡市 古郡 池神社】

8月15日、山形県鶴岡市 古郡(ふるごおり)地区 池神社で開催される「古都神楽」を見学させていただく。

 実は今まで獅子踊りの類いはあまり関心が無かったのだが、民俗行事を調べていくうちに、どうしても山岳文化と切り離せない分野であると知る。
 山形県の北方、鳥海山周辺や最上地方では、神楽(かぐら)、番楽(ばんがく)など様々な名称で神々に奉納される踊りが受け継がれている。

 文献を調べるうちに、特に古都神楽に心ひかれたのは、そこでは高度な曲芸が神社に奉納されるという。
 しかもその曲芸は、芸人のようなプロ集団ではなく、一般住民、市井の人々が修練を重ねて芸を身につけたという。
 盆休みの貴重な山行の機会でもあったが、この日を逃せばまた来年まで見学の機会を待たねばならない。
 古郡神楽を見学すべく、静かな古郡集落を訪れた。

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開催直前、準備が進む池神社の境内

午前11時、太鼓と笛の音で開催が告げられる。

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平成29年の古郡神楽の開催内容

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神社の片隅で、神楽会の男性が曲芸に使う三間梯を掃き清めている。

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「堅(た)て物」と呼ばれる芸の一つ、「刀の三挺つぎ」
抜き身の刀を三本、鍔の穴に刃先を差し込み、弓なりにつないで、その重たい刃先を顎で受けて立つ。

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刀立て。 抜き身の刀を刃先を顎で受けてバランスをとって立つ。

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今日は明るい曇天だが風が強く、神楽会の皆さんは芸の披露にかなり苦労されておりました。

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操(く)り物。いわゆるジャグリングで、房の付いたバチから始まり、鎌三本、そして上記画像の鎌、鞠、豆の三つを投げ廻し、鎌で豆を割るという難技に挑む。前述のように風が強くて苦労されてました。

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曲芸が見事に決まると、背後で見ている神楽会の男達からも笑みと拍手が出る。
緊張するのだろう、出番前や芸を終えた方々が盛んに喫煙しているのが印象深い。

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廻し物と呼ばれる芸の一つ、卵廻し。
盆や菅笠の上で卵を廻していく。

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皿廻し。細い篠竹で皿を廻し、その篠竹を顔面に乗せる。

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曲芸の中でも最も難しいといわれる「剣三番叟(さんばそう)」。
1mほどの細い棒に皿が付けられ、その上に抜き身の刀二本を交差して置き、その細い棒を顎に乗せ、さらに三番叟(さんばそう・能の踊りの一つ)を舞う。

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このときは太鼓も止み、笛の音だけが続く。緊張の一瞬。今年も見事に演じ終えられ、拍手がわきました。

古郡神楽は、これらの高度な曲芸を、普通の人々、古郡集落の人々が練習を重ねて披露・奉納する。

 もともとは獅子舞のみといわれているが、そこに曲芸が伴う、いわゆる「伊勢屋の神楽」が合流したものと考えられている。
 本来の古郡神楽は30~50人を要し費用も莫大なもので、10~20年おきに開催される盛大なものだった。
 昭和に入ってからは昭和25、26年、45、46年に開催されて途切れたが、平成元年に池神社改修の後、規模を縮小して毎年開催されることになった。
 曲芸は人々を楽しませるだけでなく、作占いも兼ねている重要な芸能となっている。

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 これだけ高度な曲芸が一般住民の手で神々に奉納され、メディアにもとりあげられることもなく、観光協会のウェブサイトに載ることもなく、ムラの行事として、静かに行われていく。
 集まった観衆も、みな顔見知りの集落の人々。
 ライトアップされ、テレビカメラで写され、「村おこし」の名の下に観光イベントになりさがった神事にくらべ、なんともファンタジックな民間芸能ではないか。

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剣舞の出番を待つ子供達。
彼らも、彼らの親兄弟がそうだったように、この高度な曲芸を受け継いでいくのだろうか。
それとも、少年期の夏の思い出になるのだろうか。

動画による記録はこちらです↓

参考文献 : 無明舎出版編 『庄内の祭りと伝統行事』 無明舎出版、 藤島町伝統芸能振興協会編 『藤島町の伝統芸能 -獅子踊と神楽- 』

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山形県朝日少年自然の家 チャレンジキャンプ Tシャツ アーカイブ

 私がお世話になっている山形県朝日少年自然の家では、毎夏、長期キャンプとして「チャレンジキャンプ」を開催しています。
 毎回、スタッフと子供達はオリジナルTシャツを着用します。
 ここでは2010年から2017年までのオリジナルTシャツを紹介します。
 デザインは昨年まで自然の家職員として勤めておられた服部裕一さん。

 2009年以前もオリジナルTシャツはあったと記憶しているのですが、私の場合「月山登山だけの参加でオリジナルTシャツを着用するのはおこがましい」と遠慮していましたが、登山講師をお願いされるようになって子供達との一体感を出すために2010年から毎年購入させていただきました。

Yamagata pref. Asahi Youth Outdoor education Center hold summer camp'Challenge Camp'. The 'Challenge Camp' is the popular event in summer every year. It's staff and children wear original t-shirts. It was designed by Yuichi Hattori. In this article, I introduce t-shirts from 2010 to 2017.

以下紹介

2010年
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2011年
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2012年
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2013年(カメラが古いので色ムラありますが、現物は綺麗なグリーンです)
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2014年(カメラが古いので色ムラありますが、現物は綺麗なイエローです)
2014t

2015年
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2016年
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2017年
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山形県朝日少年自然の家では、随時サポーター(ボランティアスタッフ)を募集しています。
アウトドアの経験の有無などよりも、子供達と一緒に自然を楽しめる方に来ていただければと思っています。
詳細は山形県朝日少年自然の家にお問い合わせください。

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大賀ハス

8月12日、土曜日。
諸事情で夏季休暇を使い果たしていることもあり、出勤。
今日、職場は私一人。

仲間達のたまった作業着をまとめて洗濯。
それが終わってから、会社敷地内でトレーラーの運転練習。
苦労して取得した牽引免許だが、長らく運転していないと勘が鈍る。
トレーラーの方向転換をひたすら練習。それから書類作成。

17時、後片付けをして会社を退出。
空は今にも雨が降り出しそうな曇天。

帰る途中、会社近くの「大賀ハス」栽培地を訪問。

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私はヤマハハコのような素朴な花が好きだが、蓮の花の美しさは別格だ。

もう薄暗い曇天の下、激しいセミの声が聞こえる中、蓮の花を眺めて一息つく。
7月・8月は山の仕事も会社の仕事も駆け足でした。

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ちょっとのんびりしてから、自宅に向かう。

盆休み、皆様どうぞ楽しくお過ごしください。

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花笠の夏

小学6年の息子が通う小学校の学年親子行事で、山形の「花笠まつり」に出場することになった。

カミさんは娘の時に出場したし、長期出張で家を空けて息子と過ごす時間も少ないので、私が息子と共に出場することにする。

父兄・子供合同の練習期間は7月22日、23日、26日、30日、8月2日、4日の6回。
この6回で花笠踊りをマスターしなければならない。
短期間でまったく知らない芸事をマスターしなければならない、「芸能人 かくし芸大会」みたいな世界である。

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7月22日、練習初回。
百人近く参加する「父兄」といいつつ、ほぼ皆さん「母親」の女性たち。
父親参加は私を含め10人前後。
女性たちに囲まれてウハウハというより、完全アウェイ状態。

花笠踊りのエキスパート「昇龍舞連(しょうりゅうぶれん)」の皆さんを講師に、体育館で踊りの練習が始まる。

息子の通う小学校で踊る踊り方は、「寺内(てらうち)流」、「上町(かんまち)流」、「飛び波」の三つを合わせたタイプ。
自主練習のための動画がこちら↓

動画の踊りは 寺内 → 上町 → 飛び波。

22日、23日は土日なのでなんとか参加できたが、なかなか覚えられません。
お母さん方も「わからない。。。」と言いつつ、懸命に練習している。

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練習の帰り道、歩きながら「友達の○○君来てた?」と息子と話しながら帰宅。
このブログを書き始めた頃にはまだ生まれていなかった息子。
いつまで息子とこうしていられるのだろうか。

26日は平日。
練習時間は19時~21時。
あいにく酒田市で仕事をしているため、会社に戻るのが19時過ぎ、後片付けやらなにやらで練習に駆けつけられるのが20時半。
残り30分でも練習に駆けつける。
しかし他のお母さん方との踊りのレベルの差がますます開いてく。

練習のおわり、PTA学年部長担当のお母さんの挨拶で、
「どうしても踊りがうまくできないという人のために、「大うちわ」という役割もありますので・・・」
という一言を耳にする。

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その一言を聞いた瞬間の私の心象風景↑

練習終わったあと、PTA役員のお母さんのところに行き、
「すみません、建設会社勤務で練習になかなか出られないので、大うちわ専属でやらせてほしいんですが・・」
と交渉。

実は「大うちわ」をやる人がいなくてPTAでも困っていたので、すんなり私の申請が通る。
あーこれで踊り間違いを気にせずに済む。

この大うちわ、隊列や見物のお客さんめがけて巨大なうちわでひたすらあおぐ、という役。
実際に持ってみると、「これお母さん方に持たせるの無理でしょ」というくらい巨大で重いうちわ。

8月に入り、踊りの日程が決まる。
8月6日、第一集団の6番め。
この日は山形県朝日少年自然の家の「最上川」イカダ下り」の手伝いをする日。
日程をギリギリ調整して、自然の家職員のJさんには午前中だけの参加としてお願いする。
最上川イカダ下りの手伝いから急ぎ帰宅し、一時間ほどで食事と休憩をすませて花笠踊りに出場することになる。

8月2日、隊列を組んでの練習。
私は大うちわを手にして、隊列に風を送る役。
昇龍舞連の会長さんから、「大うちわ、たまにお客さんにむけてあおぐと喜ばれるんですよ。」などなど、直接アドバイスをいただく。

8月4日、大事な最終練習日。
この日は朝日少年自然の家の月山登山引率のため、欠席。
練習する息子に立ち会っていたカミさんから情報収集。

そして8月6日。
午前中は少年自然の家の最上川イカダ下りのサポートに集中。
子供たちの昼食休憩をサポートしたところで、職員の方々に挨拶し退出。
帰宅して急ぎシャワーを浴び、花笠踊りの恰好に着替え、いざ出陣。

体育館の出発式では、「休憩時の給水時間が2分半しかない。このときを逃したら熱中症になる危険が高い。かならず給水するよう、踊り手は給水係にアピールすること」
と、かなりしつこく言われる。
最終練習の8月6日はわざわざ給水係の練習までやったらしい。
私はぶっつけ本番となる。どうなることやら。

大型バス3台に分乗し、スタート地点に近い山形市民会館に乗り込む。ここがパレード出場者の控室となる。

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市民会館は踊り手でいっぱい。

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そして定刻。市民会館から徒歩で移動し、山形市の七日町大通りにスタンバイ。
ここから1.2kmの距離を踊りながら移動。

なにぶん自分は「大うちわ」なんで、あまり緊張せず本番開始を迎える。
この日は涼しい強風。
大うちわの存在意義もあまりなさそうな日。

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花笠踊りパレードで「大うちわ」をふるう筆者

本番の花笠踊りパレードが始まり、中間地点あたりで最初の休憩。
給水係のお母さんが凄い勢いで走ってきて、担当エリアの踊り手に飲み物を配る。
配るはず・・・なのだが、なぜかしゃがみこんだまま、何も渡される気配がない。
駆けつけてみると、ドリンク類が完全凍結していて、まったく飲めない状態になってましたw

不幸中の幸い、この日は涼しい強風が吹いていたので、水分補給なしでもなんとかこなせる状態。
休憩時間はまたたくまに過ぎ、次の踊りが続く。

進めば進むほど、沿道の観客が多くなる。
私も景気づけに子供たちにむけて大うちわであおぎながら、ゴール地点の山形旧県庁に到着。

そこで記念撮影後、再びバスに乗り小学校に戻り、解散。
役員の皆さま、参加された保護者の皆さま、子供たち、本当にお疲れ様でした。

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正直、私は山形の花笠踊りにはあまり思い入れは無い。
無いというよりも、あまり好きではない。
今回参加したのは、「息子と一緒の時間を過ごしたい」ただそれだけだった。

花笠踊りに強い思い入れをお持ちの方々の「思い」を否定するつもりはまったくないのですが、山形新聞社というローカルメディアが自治体と癒着して作り上げた観光イベントに「祭り」としての魅力はさほど感じない、ということです。

とはいえ、今回実際に参加してみてわかったのは、花笠踊りって「眺める」よりは「参加する」方が楽しいもんだなあということ。

花笠祭りは「東北四大祭り」と言われ、人によっては「東北三大祭りを無理やり「四大祭り」にしたてあげた」という。
実際のところはどうなのだろうか。
息子の学年行事に関わったついでに現在の「花笠踊り」の歴史を調べてみる。

昭和38年に開催された「蔵王夏まつり」に端を発する花笠パレードが、現在の「花笠祭り」の原型である。
そもそも「東北三大祭り」とは、当時の国鉄が誘客企画として考案したフレーズだった。
昭和39年、花笠パレードの可能性に賭けた実行委員会が国鉄東北支社山形出張所を訪ね、「どんな手続きをすれば「四大まつり」に採用してくれるか」打診したのが嚆矢と思われる。

国鉄側は東北支社に話を廻し、さらに上層の秋田鉄道管理局に話が廻る。
そこで出た回答が「急な話で今年や来年ですぐ「四大まつり」とするわけにいかない。国鉄が関係する以上、一日だけの祭りでは意味がない。少なくとも三日開催してもらいたい」という回答が返ってくる。
今現在の「花笠まつり」が三日間開催される由来はここにあるらしい。
実行委員会の方では、うまく成功すれば「四大祭り」として認められる、と前向きに考え、さらに当時の東京オリンピック選手村慰問団もからめて花笠祭りの開催を継続。
昭和40年の第3回花笠まつりから、「東北四大まつり」が「認知」されたとのこと。

ちなみに当時、関係者が宮城県庁・仙台市役所に挨拶に行ったところ、「四大まつりとは何事か、三大まつりの「七夕」だから仙台に観光客が泊まる。四大まつりで花笠などとなれば観光客の泊りは全部山形になってしまう、とんでもない話だ」と猛反発を受けたという。
現在では、山形自動車道・各種交通網の発達により、山形での宿泊数が減っているのだが。

「四大まつり」という呼称を嘲笑するのは容易だ。
しかしその呼称の陰に、幾人もの人々の労苦があることも知られていいのではないだろうか。

参考文献 山形花笠まつり30年史刊行委員会 編 『紅の里に笠が舞う 山形花笠まつり30年のあゆみ』

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River of No Return

8月6日、山形県朝日少年自然の家・夏季キャンプ「最上川イカダ下り」の手伝いに出動。

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あちこちにクルミが実る夏、今年も子供達のアシストに最上川へ。

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子供達手作りのイカダ。
川岸に運びスタンバイする作業から1日が始まる。

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諸注意を受け、ライフジャケットで水に浮く体験後に出発する子供達。

サポーターは数班に分かれ、私と職員Jさんペアは先回りして浅瀬でイカダを引っ張り・押し、進ませる役割。

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雨の少ない日々が続き、今年の最上川は水位が浅い。
時折現れる急流に「(イカダに)つかまれー!」と注意を促しながら見守る。

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途中の補給地点にて。
籠の中身はクーリッシュ(アイスクリーム)。

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彼方から流れてくるイカダ、子供達。

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子供達も上手く差し入れを受け取りました。

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昼食会場の設営、後片付け。

昼食会場の後片付け、それから人手が足りなくなったので急遽、昼食後に出発するイカダの手伝い。
今年は都合により、私の夏キャンプの手伝いはここまで。
ペアを組んでいた職員Jさんは午後の準備に奔走のため先に出発。
残った職員Tさんらに挨拶して私は退出。

なお、子供達は皆無事にゴールできました。
朝日少年自然の家・2017チャレンジキャンプに関わった職員の皆様、スタッフの皆様、サポーターの皆様、お疲れ様でした。

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曇天を突き抜けて。

山形県朝日少年自然の家主催事業「チャレンジキャンプ2017」の月山登山引率を、今年もご指名いただく。

あいにく7月下旬から日本海岸某所の現場に日帰り・通いで勤務。
朝6時に家を出て、帰宅は20~21時という生活。
息子の通う小学校のPTA行事の準備、息子にせがまれカードゲームの対戦相手等々をこなすと、平日の自分の時間は約1時間。
その間に月山登山の準備を進める。

今年はここ数年に比較して残雪が多い。
7月30日、ようやく確保できた休日に月山に下見に入り、雪渓の様子を確認。
雪渓の状況により、歩くコースを変える必要があるためだ。
子供達が感じるであろう高度感などを確かめるため、他の登山者には怪訝な顔をされながら、姥ヶ岳、牛首各所の雪渓を何度も登り降りして確かめる。

朝日少年自然の家・夏キャンプ月山登山の場合、私は前日入りを原則にしている。
参加する子供達の様子を確認するためだ。
当日も現場作業を終え、帰宅したのは19時40分。
それから家族と夕食を共にし、装備を再確認して出発、高速道路を使ってチャレンジキャンプ会場の月山・志津キャンプ場に到着できたのが21時45分。
ちょうどスタッフ・ミーティングの真っ最中で子供達の様子を伺うことができた。
この日は現場疲れもあり、用意していただいたテントに1人で爆睡。

翌朝4時半、いつものように観天望気のため外に出る。
月山は灰色のガスの中。
熱中症対策を前提にした装備に、手袋など子供達の防寒対策のスペアを加える。

キャンプ場を出発。
姥沢リフト下駅にバスが到着すると、灰色のガスが晴れて強い日差し。
私たちは雲海の上に来たのだ。
スタッフみんなで急遽、日焼け止めを塗りまくる。

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雲海の上を行く姥沢リフト。もう子供達は大興奮。

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姥ヶ岳山頂の木道で休憩。庄内側に流れ落ちる雲海をみんなで眺める。

「あっ!天使の羽根みたいだっ!」
子供達には、絹層雲はそう見えるらしい。

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サポーター仲間、学生サポーター、自然の家職員の皆様、多くの方々のおかげで今年も無事登頂を果たし、時折冷たい風が吹く山頂でお昼。

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キャンプ場に戻ってからも、大事そうに雪渓の雪を手にしていた女の子達。

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今日の夕食は豚汁に豚丼だよ!

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子供達もおなかぺこぺこです。
昨年、一昨年はキャンプ場帰着後、トイレで吐いていたりテントに横になる子供達がいたので注意深く観察していたが、今年の子供達は皆元気で一安心。

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毎夏恒例の写真。
大鍋一杯の豚丼具材は、子供達の食欲でこうなりました。

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ボンファイヤーにて。
子供達とマイムマイムを踊り、元職員の工藤さんにお誘いいただき、「肝試し」の脅かし役にまわる。

今年もおかげさまで子供達と一緒に月山から無事下山できました。
不慣れな登山で班付サポーターの大任を果たしてくれた学生の皆様、サポーター仲間、職員の皆様には深く感謝申し上げます。

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ロシア隊、ラトックⅠ峰北壁へ

今夏特に注目すべき登山隊として、ロシア隊が難攻不落のラトックⅠ峰北壁に挑みます。

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信頼できるロシア情報筋によれば、メンバーはタムセルク南西壁中央バットレスを初登したアレクサンドル・グコフ、冬のナンガパルバットを経験しているワレリー・シャマロのペア。
7月27日、2人はロシアを出国、パキスタンに向かった模様。
ルートの詳細は明らかにされていませんが、ジム・ドニーニ、ジェフ・ロウらが挑んだラインが挙げられています。

ロシア隊によるラトックⅠ峰北壁のトライは2012年に続く試み。このときは6200mに到達したところでメンバーの体調不良もあり断念という結果でした。

アレクサンドル・グコフ、ワレリー・シャマロはいずれもロシアのアルパインクライミングにおけるトップクライマー。
幾人ものクライマーを退けたラトックⅠ峰北壁に、この2名がいかに挑むのかが注目されます。

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山形県朝日少年自然の家・夏季長期キャンプ行事の登山下見のため、月山・姥沢口へ。

到着時は無風、ガスによる視界不良、気温18℃。

自然の家職員の方々が来る直前、上空から雷の音。

職員の皆さんが集まったところで協議、雷のリスクを考え、本日の登山は中止を決める。

どうも朝日少年自然の家行事に雷というと、2014年のトラウマが残っているのだが、山岳ガイドとして選択肢は一つ、下山しかない。

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ちょうど雨も強く降り出した。
自然の家職員の皆様は、そのまま長期キャンプの会場となる志津キャンプ場の下見へ。
私は車の中で、実家絡みの問題でお世話になっている司法書士さんのアポをとるため電話。

電話中に外をみると、さきほど駐車場を出て行った某登山団体様のマイクロバスが戻ってきてリフト駅へと向かっていった。彼らも登山中止を決めたのだろう。
雷鳴はまだ続いている。

会社勤めの人間には貴重な平日休み。
月山から下りて、午後は司法書士事務所、それから郵便局に行き、本人でないとできない保険の手続き。

一日延ばした「連休」は、雷に終わる。

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きゅうり天王祭(山形県河北町 谷地八幡宮)

カヌーイベントの帰り、山形県河北町で行われる「きゅうり天王祭」を訪問してみる。

「きゅうり天王祭」とは各地でも行われているが、名前の通り、きゅうりを「スサノオノミコト」に献上して疫病除け、健康祈願とするものである。

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「夏越の大祓」と共催されており、神社関係者だろうか、老人が親切にくぐり方を教えてくれる。
健康祈願のためだろう、乳児を抱えた若いお母さんも幾人か来られていた。

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谷地八幡宮本宮を飾るたくさんのベニバナ。

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本宮左脇のお社にテントがたててあり、お供え物のキュウリを受け取ってくれる。
他の「きゅうり天王」では二本のキュウリを持っていき、一本を持ち帰る、という風習が多いようだが、ここ谷地では献上のみのようだ。
 私も保冷材とともに持ってきたキュウリを差し出し、家族、仕事仲間、ガイド仲間の健康を祈る。

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境内で、小学生高学年だろうか、少女二人が老人から正式な手水の使い方を教わっていた。

別にエロティックな意味合いは無いのだが、なぜかその様子がとても美しいものに感じられる。
一瞬だけ記録した動画がこちら↓

この「きゅうり天王祭」には、「豆奴(まめやっこ)」の行列が花を添える。
「谷地どんが祭」でも奴行列が披露されることもあり、河北町谷地の祭りといえば私には「奴(やっこ)」行列のイメージが強い。
豆奴を演じるのは、河北町立中部小学校の児童たち。

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この日は最高気温30度。
長時間かけて街を練り歩く子供たち、そして休憩の飲食で子供たちやスタッフの大人たちを支えるお母さんたち。

河北町・谷地の伝統芸能は、お母さんパワーで支えられてます。

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カヌーであそぼう in 月山湖

 先月の下見を経て、山形県朝日少年自然の家7月のイベント「カヌーであそぼう in 月山湖」にサポーターとして出動。

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子供たちを指導するカヌー講師は、月山朝日ガイド協会のガイド仲間である細谷さん

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ライフジャケットを身に付け、パドルを配り始めると子供たちのワクワク感が伝わってきます。

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最初はパドル操作に悪戦苦闘していた子供たちも、次第に慣れてスイスイと四谷川源流へ。

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遅れた子供たちをフォローするため、子供たちのしんがりを務めて四谷川源流に上陸。

しっかり者の子供たちは、配られたポカリのペットボトルを流されないよう、石で囲んで冷やしていた。
もぉー大塚製薬がCMに使いたいような光景。

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月山山麓・四谷川源流にて遊ぶ子供たち。
雪解けの冷たい水流、ただそれだけなんですが、子供たちにはそれでじゅうぶん。

四谷川から月山湖埠頭にカヌーで戻る途中、慣れたせいか「沈」する子供たちが続出。
サポーター同士でカヌーに乗ったまま、沈したカヌーの「水抜き」を試みるが、これが大仕事。
元職員の工藤さんの剛腕をもってしても、水が入ったカヌーは重い。
サポーターのカヌー5艇が集まり、三国志「赤壁の戦い」敗北前の曹操の水軍なみにお互いのカヌーをがっちり掴み、固定して水抜き・子供のピックアップを行う。
この作業を細谷さんは一人でこなす。
さすがカヌーガイド、私も山でこうありたいものだ、と改めて思う。

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四谷川源流から引き返し、月山湖の埠頭で飛び込み遊びに興じる子供たち。

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今日の私達サポーターの主な仕事は、カヌーの荷卸し、運搬、返却。
スタッフの皆さま、お疲れ様でした。

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ひまわり

会社帰りに少し寄り道して、夕暮れのひまわり畑へ。

ひまわりといえば、
Sun
ソフィア・ローレン。
異論は認めない。

帰宅すると、食卓には
Su
スモモの「大石早生」。
ピンポン球くらいの小粒ですが、とても甘い果実。
蒸し暑い夏の日の、口福。

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大統領がアウトドアメーカーを手なずける日

 意識高い系パタゴニア社のこめかみをピクピクいわせ、LLビーン社を名指しで推奨し波紋を広げているドナルド・トランプ大統領。

 個人的に予想していましたが、トランプ大統領は貿易関税の緩和という形で、アメリカのアウトドア産業に貢献することとなりました。

Trump

Trump Announcement on Trade Saves Industry Millions by outdoorindustry.org 2017.6.29

以下引用開始
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 トランプ大統領は本日、バックパック、ダッフルバッグ、その他旅行用品製造メーカーのコスト削減に貢献する声明を発表、アウトドア業界に大きな勝利をもたらしました。

 本日の声明は、特定の途上国で商品を調達することを促進する一般特恵関税制度(GSP)の拡大に関するものであり、 バックパック、カバン、旅行用品など幅広い製品を含み、現在はタイ、インドネシア、スリランカ、フィリピンなどが対象国となっている。

 OIAの政府担当副部長であるアレックス・ボイアン氏は、
「アウトドア産業協会(OIA)は、バックパック、スポーツ・旅行用バッグのすべてのGSP対象国に免税を拡大するというUSTR (訳者注:アメリカ合衆国通商代表部) の決定を賞賛する。」
「これらの製品は、アメリカ人がアウトドアを楽しむために必要な装備であり、多くのアウトドアメーカーにとって必要不可欠なビジネス部門です。4%から20%にわたる輸入税を撤廃することでコストを削減し、技術革新を促進し、アメリカ人の雇用を産み出すことに役立ちます。」

 OIAは、2015年にGSP新法、GSPの対象となるバックパックや旅行用品を適法とする法律制定を目指しましたが、オバマ政権は製品の適用範囲、GSP対象国を限られた国に限定しました。
 OIAは適用される対象国を拡大するため複数の請願書を提出したが、決定は後継のトランプ政権に委ねられた。
 本日の大統領の発表では、2017年7月1日土曜日の時点でGSP対象国から供給されていれば免税適用となる製品のリストが公開されています。

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 大統領選挙直前は、組織のバックアップに民主党議員を担ぎ出していたOIA、この記事のコメントではすっかりドナルド・トランプ大統領の方針を賞賛してますね。
 アウトドアギアに詳しい方ならピンとくると思いますが、インドネシア、フィリピンといえば有名アウトドアメーカーのバックパックなどの生産国。
 今回の輸入税撤廃によって、米国アウトドアメーカーのトランプ大統領に対する態度がどうなるものやら。

 私は興味があるので大統領選前から候補者2人のアウトドア業界に対する態度を傍観してきましたが、地球温暖化をはじめとする環境問題に関してはネタしかばらまいてなかったトランプ大統領。
 そんな大統領が、こうした政策を打ち出すあたりにアメリカのアウトドアメーカーの「存在感」を感じる記事でした。

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夕暮れの贅沢

三月に長期の沖縄生活から戻った後、通常の現場作業員生活に加えて、

老母の白内障の手術
老母の介護保険申請・介護ランク認定
老母の生活の面倒
亡父の営んでいた店舗・土地に関して不動産屋との交渉
不動産に絡む司法書士との交渉

などをこなしつつ、

山岳ガイド活動、それに伴う資料収集
山形県内の民俗行事の情報収集

も、同時にこなす。
会社では要領の悪い不良社員だけど、とにかく目の前の課題を処理しなくてはならない。

沖縄で長く続いた現場作業で、電話としてのスマホの使いにくさにウンザリしたためガラケーに変えようとしていたが、同時進行でやることがありすぎるため、スマホのスケジュール帳・調べもので使うブラウザが欠かせない。とほほ。

今日は会社が終わってから、お世話になっている不動産屋を紹介してくれた叔母のところに菓子折を持って挨拶に行く。

今日も猛暑、積乱雲のような雲の陰に丸い太陽が沈むころ、叔母の家に到着。
挨拶の後、
「大根とササゲもっていけはー」
と言われ、叔母を車に乗せて近所の畑に行く。

「わたし大根とるから、勝君はササゲ好きなだけとってけろ」
と言われる。

やってみると、ササゲって、どこから折って摘み取ればいいんだろう?
そうこうしているうちに、大根を掘り終えた叔母が
「勝君ササゲとるなて慣れてねーべ」
と、さすが農家仕込みの摘み取り。

私のササゲ摘みのスピード↓
Hinawa_2

叔母のササゲ摘みのスピード↓
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野菜をいただき、叔母と別れ、車を走らせて帰宅したのは20時過ぎ。
「夏の大根だけど、おろしても煮ても美味しいよ」
と、こうして採りたての野菜をいただけるなんて、地方都市の贅沢だよね。
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日暮れてなお道遠し

福岡・TG社のお客様をガイドするため神室山へ。

先日のJMGA研修で学んだ、スパコンによる数値予報情報も利用しながら気象情報を収集。
当初は雨が予想されたため防寒対策を念頭に置いていたが、数日前から一気に猛暑が予想されたため、装備の見直し・入れ替え。

夜中の2時半に自宅を出て5時半、お客様たちと合流。
有屋口からの神室山往復。

今回のお客様は福岡、大阪、名古屋各地から集合した方々で、三日間で和賀岳、神室山、船形山(御所山)の三山を巡るツアー。
お客様は60~70代の男女半々。
昨日の和賀岳の疲労も考慮し、そして明日予定している船形山も考慮して、あまりお客様にダメージを与えないペースで登り、降りなくてはならない。

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七夕飾りのような花、ウリノキ。

とにかく暑い。
樹林帯を登るが汗がとまらない。
休憩中はお客様に話しかけながら体調を観察する。
「昨日は小野さんからもらったアミノバイタル聞いてます~」
小野さんとは、私が所属する東北マウンテンガイドネットワークの重鎮で、昨日の和賀岳ガイドを担当した秋田の小野ガイドである。
話を聞いても女性参加者の「小野さん推し」が凄い。

Live
女性参加者の小野さん推しはこんな感じ↑
うーむ、私も顧客の心情を把握する術を盗まなければ。。。

途中で足を攣った方もおられましたが、なんとか全員で神室山登頂。
稜線で少し涼しい風が吹きましたが、日差しがきつい。

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稜線に抜けたところで休憩中のお客様。みんなでわずかな日陰を求めて休憩中。

前述のように、明日は船形山登山を控えている皆さん。
ダメージを与えないよう下山しなければならない。
30分おきに休憩を入れて下降する。
と申しましょうか、この暑さで皆さんお疲れの様子、歩き始めて15分も経つと後ろから「ふー」 「はぁー」と疲労のため息が聞こえてくる。短めのサイクルで休憩を入れる。
しかし比較的険しい神室山、そうそうツアーの人数が休める場所があるとは限らない。
傾斜のゆるやかな場所を選んで休憩をいれるが、
「ガイドさん、日陰、日陰」と女性陣の皆さまに押されつつお客様を誘導。

お恥ずかしい話だが、稜線に至る尾根を下り、登山口も間近な沢筋の道で気分が悪くなる。
お客様の手前、意地と根性で苦しさは顔にださず下山。
体調不良の理由は明快、熱中症である。

ツアー登山での休憩中、私はあまり休まずに隊列の前から後ろまで往復する。
人数の多いツアーでは最後まで会話を交わさないお客様もいる。
お客様とコミュニケーションをとるためにも、また登山中の体調把握のためにも、休憩中のお客様を観察するための隊列往復は欠かせない。
しかし、ついつい自分の休憩がおろそかになった。
エナジー系ゼリー飲料を口にして良しとしていたが、今日の暑さはそれだけでは乗り切れなかったようだ。
あらためて自分の甘さ・休憩の重要性を認識する。
比較的年齢層の高いお客様だったものの、足並そろった方々で、ほぼ行程表どおりの時間に下山。

お客様のおひとりから、紅葉の時期に山形に再訪したいので個人ガイドをお願いしたい、と名刺を求められる。
まことにありがたいお話しではあるが、やんわりと名刺を渡すことは遠慮させていだたき、旅行社または所属ガイド団体にお問い合わせください、と対応。

旅行会社の業務でガイド中に名刺を求められた場合、あくまでも旅行社が募集したお客様であるため、仁義に反するので名刺は渡さず旅行社に問い合わせがいくよう誘導すべし・・・と、私がガイド資格をいただいた頃、大先輩から教えを受けていた。

身近でアグレッシブを通り越してエグい営業かけているガイドの話も耳にしますが、それ以前にまだまだ私、修行中の身でござんす。

15時半、笑顔で登山口をバスで発つお客様たちを見送り、本日の業務終了。

バスがみえなくなってから、自分のザックからお客様用に携帯していた経口補水液ゼリー二つを取り出し、飲用。
ようやく喉の渇きも収まる。
今日も課題の多いガイド山行が終わる。

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