山形の「だし」

よく拝見しているブログ『やまやなぶろぐ』で話題になっていた「だし」。
『やまやなぶろぐ』の管理人てるさんがゴマ油を用いており、それが地元の人間としては目新しくて、早速試してみましただ。

Pa0_0165「だし」という料理。
当ブログの読者は圧倒的に東京・神奈川の皆様が多いので簡単に説明すると、茄子・キュウリ、シソ、ミョウガなどの夏野菜を細かく微塵切りにして、醤油、納豆昆布などで味付け、ご飯にかけたり冷や奴にかけたりして食べるもの。
家庭の数ほどバリエーションがある、山形の郷土料理です。
以前関東某県でレオパレス暮らししていた時に、スーパーで「尾花沢のだし」なんて既製品が売られていたので、関東でも召し上がったことのある方は多いと思います。

んで胡麻油ですが、なかなか合いますな。
もともと冷や奴に醤油+胡麻油かけて食べたり、私の実家では「だし」にゴマを入れてたりしたので違和感なし。
夏のさっぱり料理です。

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ショック!野口啓代さんは25歳だった!?

いつも明るいブログで、私も元気をもらっている野口啓代さん。
ええ!?
野口さんって25歳だったの!?

IFSC世界杯抱石賽第六站結束 日本女選手今年首次奪冠 by 中国戸外資料網7/7
証拠画像↓
25

つか、下にゃちゃんと1989年生まれって書いてんじゃねーかよ!
反日教育だけじゃなくて足し算引き算もしっかり勉強しましょうね。

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ここは、うんちっちけんきゅうじょ

Pa0_0159山形県内の女性だけによる環境保護団体「エコトーン山形」の武浪秀子女史による『ここは、うんちっちけんきゅうじょ』を読む。
NHKkのローカルニュースで同書に関する武浪女史のロングインタビューを拝見し、早速山形県立図書館にて取り寄せ。
山形県立図書館も、ネットで検索・予約が可能になり、しばらくしてメールで貸し出し可能の返事が来た。世の中便利になったものだ。
同書の内容は、熊のうんちに人間の食べ物が見つかった!この異変に森の生き物たちは・・・という内容で、熊と人間の関係を通じて、「子供も大人も"変わりゆくやまがたの自然"のことを少しでも考えてもらえればと思います」(同書あとがき・おとなの方へ より引用)というものである。

 もともとエコトーン山形とは、様々な自然保護協議の場で女性の声が反映されにくい・女性の肩身が狭いと感じた武浪女史が立ち上げた団体。
 まあ同書の奥付を見ると、エコプロや自然博物園でお世話になっている見知った女性の名前がずらり。
 女性が元気なトコは、みんな元気なのかも。

 同書は山形県各地の幼稚園および図書館に寄贈され閲覧可。山形県自然博物園、西川町大井沢自然博物園でも入手可能(800円で頒布)

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ネパールに『も』いるバカ女

ま、世界中に「フェミ」がはびこっているという記事。

Maoists affiliate vow to disrupt Miss Nepal 2008 by TelegraphNepal 7/15

ミスコンは女性を営利目的に利用するだけざます!
と、マオイストならびに 左 翼 女 性 活 動 家 の26もの団体が抗議文提出、要請を無視してミスコン開催ならばよりデカい抗議活動するざます!
と、いう記事でございます。

この左翼女性活動家っつーところが笑いのツボですな。
ネパールにも田嶋ナントカとか福島ババアみたいなのがいるんですね。
てか、少年少女を拉致してゲリラ兵士に利用していた共産主義者がどのツラ下げてミスコン批判できるんでしょうかね。
え?
私ですか?
おじさんはもちろん美人の味方です。

マオイストやキチガイ女性活動家に狙われているミスコン団体のウエブサイトはこちら↓
‘The Hidden Treasure’

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【山岳ガイド立ち寄り処】ゆみはり茶屋

大人数のツアーを見送り、精神的に疲労した私。
月山山麓にできた待望のカフェに立ち寄り、心の洗濯。

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ペンションポレポレエコプロでお世話になっている田作さん経営のカフェ「ゆみはり茶屋」。

Pa0_0158
39名ものクライアントをガイドした後のアイス・ブラックコーヒーがメチャメチャうめぇ~
団子は「ぶた団子」。
三種類の違った味わいの肉団子なのだ。

まわりは見知った顔ばっか。
向いは鍛冶月光ですれ違った山仲間のYさん家族。
斜め向かいは月山のヌシ、あかねずみさんがおしゃべりしている。
月山の帰りにゆっくりできるトコが増えました。
月山登山の帰りにぜひどうぞ。

ゆみはり茶屋ウェブサイト

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1984mの孤独

月山の縦走登山ガイドのオファーを受けた。

山行前日。
予定では二名でガイド予定だったのが、もう一名のガイドS氏が体調不良を理由に行けない、ということになった。
夏山繁忙期の今、代わりのガイドが見つかるはずもない。
私が単独で引率する決意を固める。
前夜判明したのだが、このツアー、蔵王、鳥海とハシゴしてきているらしい。
いわゆる百名山駆け足ツアーである。
普通、山岳ツアーで知られるA社などは参加者の疲労を考慮し、鳥海往復→月山縦走→最終日に軽く蔵王、といった難→易というパターンなのだが、今回の某旅行社は最終日に月山縦走をもってきた大胆なプラン。
参加者の疲労度が心配、様々なリスクに思いを巡らす。

体調不良のS氏、JMGAの試験・検定を受検中の方で、とてもマジメな方。
大変申し訳ないとのことで、月山庄内側の羽黒国民休暇村まで送ってくれ、さらに仏生池小屋まで、あくまで個人行動として同行してくれることになった。私の精神的な負担もいくばくか助かる。
んで、当日朝、宿で添乗員と打ち合わせ。
その結果、

・参加者は当初聞いていた34名ではなく39名。
・本日中に仙台空港から飛行機で帰るので、絶対に行程は遅らせたくない。

すなわち、昨日まで蔵王、鳥海を登って疲労した中高年39名を、一人で率いて月山越え。しかも飛行機の時間が決まっているため、一人の落伍者も許されない。
今回のツアー、添乗員が二名なので、彼らにもうまく動いてもらうしかない。

軽く体操を終え、歩き出す。
隊列が長い。長すぎる。
月山の庄内側ルートでは、休憩ポイントは決まっているのだが、人数が多すぎる。
私がよく最初の休憩に利用する、広いガレ場。
大人数なので道の端にクライアントを寄せていると、講(山岳信仰の行者さんの集団)の隊列が嫌がらせのようにクライアントの真ん中を歩いてくる。
近くで休み始めた、講の法被を着た爺が「道の真ん中で休むなよ」と、誰にいうともなく、声をあげる。
こんなに踏み跡が無数にある広い場所で、一方に隊列を寄せているのに?
「どこに目ぇつけてんだ糞爺、てめえこそ蹴躓いて死ね!」
と、叫びつつ(心の中で)、ジェームズ・ボンド並に紳士な私は
「あ、すみません!ありがとうございます!」
と、謝罪と感謝の意をわざと大声かつ笑顔で返しサラッと受け流す。
39名の大人数を引率する大事の前に、小事に関わり合っているヒマはない。

仏生池小屋に到着。
ここで後尾を守ってくれたS氏と別れる。体調もよくない中、来てくださったS氏に感謝。
小屋の前で一人の男性参加者が近づいてきた。
「月山の一等三角点に触れてみたいんですが・・・」
大きなマップケースを首から下げ、三角点好きな方らしい。
今の大人数を勘案して、とても対応は無理に思える。
月山の三角点は山頂から北側に少し離れた稜線にあり、登山道からは外れているのだ。
山稜の植生保護のためにも、とてもこの大人数で三角点を訪れることはできない。
かといって、ホスピタリティという点で、一人のクライアントのリクエストを無碍に断っていいものか。
私も地理学科出身、三角点を見たいという気持ちはよくわかる。
「一等なのでどうしても見てみたいんですが・・・」
そうつぶやく男性に、まず現地で立ち寄れるか判断しますので、隊列の先の方についてください、と指示する。
また一つ、プレッシャーが増える。

山頂に近づいてきた。
私のかすかな記憶にある三角点の位置に、他のパーティーが休んでいた。
幸い、我が隊列は先頭と後方の間隔が空いていた。
後ろの隊列を待つ口実でいったん先頭の数人を待たせ、私は走って稜線に登り、三角点を確認。
三角点マニアの男性に位置を教え、写真撮影が済んだら隊列の後方に戻るよう指示する。
これで一つ、クライアントの要望をパス。

頂上には10時前に到着。
山頂神社前の広場は私たちのパーティーだけでいっぱい。
ここで休憩の指示。
トイレの位置など細かい指示を与える間にも、クライアント達からは
「次のトイレはどこですか」
「リフトまで休憩とります?」
「飯豊山どれですか?」
「あの山はなんですか」
と、息つく間もない問い合わせ。
ああ、聖徳太子になりたい。
山の眺望の質問にしても、今回の関西からのお客様はよく勉強しておられ、「船形山ってどれですか」とか「摩耶山は見えますか」とか、えらいマイナーな山名を聞いてくる。どうも日本200名山というやつで勉強されているようだ。
休憩とはいえ、ガイドの私は 全く 休む間もなく出発。
月山山頂のクロユリは萎みかけていた。
一昨日は風雨の中、さりげなくその黒い花を咲かせていたのに。
もう今年のクロユリは終わりである。

月山縦走のキーポイントともいえる鍛冶月光の下り。
急なだけでなく、時間帯からいってどうしても大混雑になってしまうのだ。
登ってくる集団とすれちがうたび、
「すみません、40人の集団です」と声をかける。そのたびにギョッとされる。
下山途中、以前北アルプスの山行に同行させていただいたY氏と遭遇。
こんなに大勢の集団の先頭に立っているのに、知り合いに出会うとホッとする。
ガイドとは孤独な業務なのか、私の修行が足りないのか。

登山道の別れ道である「牛首」で休憩兼早い昼食。
一人、ペースが遅く息の荒い女性の脇に座り、積極的に話を聞いてあげる。
そしてこのツアー最後の山頂、姥ヶ岳。
ここで月山仲間のI氏と姥ヶ岳頂上で出くわす。
姥ヶ岳を下山、歩けば5分程度の短い雪渓があるのだが、最後のツメで気を引き締めさせるためにも、全員にアイゼンを装着させる。
「はい練習です練習、せっかく買ったアイゼンに月山の雪を味わせてくださ~い」
そしてリフト駅から姥沢へ。
姥沢で待つバスに乗り込み、めでたく私の役目は終わる。
車中での挨拶で、ガイドが一人減ったことをお客様達にまず詫びる。
下山が当初の予定時刻どおりだったこともあり、添乗員の稲葉氏からは
「じゅうぶん2人分働いてくれましたよ!」と笑顔で言われる。
それはそれで嬉しいが、ガイドは添乗員を喜ばせるのではなく、安全を確保した上でお客様に喜んでもらうべきだろ、と心の中で自戒する。

姥沢でツアーと別れ、デポしていた自分の車に乗り、クライアントがレンタルしていたアイゼンを返却するため自然博物園に行く。
偶然、姥ヶ岳山頂で出会ったI氏も事務室を訪れていた。
「いやあ、ガイド一人だけで大変そうでしたよ」
と、 し み じ み と 言われる。
他者から見て大変そう、と感じるほど、私は動き回っていたのだろうか。
大変なことを大変だと思わせるようでは、ガイドとしてまだまだ、とも思う。

今回のツアー、JMGAのガイドレシオを大幅に超過した人数を引率せざるを得ない状況に追い込まれての登山だった。
私は以前から当ブログで主張しているように、ツアー登山については肯定的な立場である。
しかしながら、さすがに今回の登山では大人数のあり方を考えざるを得なかった。
最近は私もある程度のガイドスタイルを確立しつつあるのだが、その基本である「声による指示」が全員に行き渡らないのだ。
それよりももっと重大な問題がある。
登山中、女性客がこうおしゃべりしていた。
「月山には樹林帯がないのねえ」
そう、月山の庄内側から縦走してバスに乗り込んでしまえば、月山の目玉の一つである豊穣なブナ林の存在にも気がつかず、帰って行ってしまう。
限られた行動範囲の中で、どうやって月山の魅力を伝えればいいのだろう。
ツアー登山の限界と可能性について、改めて考えさせられる一日であった。

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社会保険庁に行ってみた

年金特別便というやつが届いて数ヶ月。
ほったらかしにしていたら「ちゃんと確認せんかいワレ」という催促ハガキも届いたので、社会保険庁に行ってみる。
金曜は休みが取れたので午前中は月山の頂上往復、午後から社会保険庁。
平日なのですいているかと思ったら、建物前には交通整理員がいる盛況具合。

ちなみに私の年金特別便。
同封の記録には、今の勤務先に就職してからの保険記録しか記載されていなかった。
学生時代に国民年金の支払いを免除してもらい、20歳以降就職するまでの分を親が一括払いしていたのだが、その記録が見事に抜け落ちていたのである。

さて、社会保険庁の自動ドアをくぐると、案内の女性が立っており、相談受付用紙に記入するよう促される。
役所とは思えぬ低姿勢な対応。
銀行みたいな受付番号用紙を機械から受け取り、順番がまわってきたので相談窓口に座る。
相談にのってくれるのは社保庁職員ではなく、委託された社保労務士。
私のようなケースは多いのか、ある程度説明するとその社保労務士はさほど時間も要さずに、抜け落ちていた記録をオンライン端末からプリントアウトしてきた。
これにて一件落着・・・というか、私の場合年金手帳を紛失したという大チョンボがあったので、これについて相談に乗ってもらう(笑)。

他に年金特別便で相談に来ている人も、いたって冷静。
興奮していきりたっているオヤジとかいねえのかよ・・・と思ってたら、
「だから、これは何質問すればいいわけ!」
と、窓口のねーちゃんに突っかかっている中年オヤジ発見!!
いかにも「不動産業自営」(推定)といった風の我の強そうな不機嫌オヤジ。
そのオヤジ見た瞬間、猪木の「炎のファイター」のメロディが頭を流れましたね。
いやいや、屑役人の矢面に立っている勇敢な社保労務士の皆さんに敬礼。

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乾杯

日本人最多とか10座めとか、タイトルはどうでもいいこってす。
本人が想いを遂げられたということ、そして無事にBCに戻ってきたことが、同じコッヘルの飯喰った人間として何より嬉しいことです。
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今夜は飲めない私も乾杯。

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梅雨

本業では蒸し暑い中、外仕事の毎日。
山形盆地を取り囲む近郊の山でさえも、高湿な空気で霞んで見えない。

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ガイド仲間のS氏の奥様より、梅の実を戴きました。
梅雨ですね。
山歩きをされる皆さん、こんな高湿な時期こそ、日差しは強くなくても水分はしっかり取りましょうね。

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柏澄子著『ドキュメント 山の突然死』を斬る

Totu柏澄子著『ドキュメント 山の突然死』を購入。ツアーで御老体を引率する身としては以前から気になるテーマであった。
ちなみに、私は『突然死』という表現は不適切だと考えている。人間が死に至るには、必ず何らかの前兆・予兆がある・・・論理的な根拠は無く、今まで触れてきた東洋医学からの憶測にすぎないのだが、そう考えている。

さて、柏澄子女史渾身(たぶん)の一冊を読む。
称賛記事は軽薄短小山岳雑誌が紹介してくれるであろうから、ここでは疑問に思ったことも含め感想を書いてみる。
結論からいえば、同書の高所登山に関する事例と記述は混迷を極めている。
何故、突然死の事例にチョーオユーとチョモランマの事例が入っているのだろうか?
前者はおそらく筆者・柏女史自身も登頂し、なじみのある山域ゆえ(著書に協力している橋本しをり医師は当時の隊長)、チョモランマの事例は日本のメディアでもセンセーショナルに取り上げられた事例ゆえだろうか。
日本の登山人口約600万(レジャー白書による)のうち、8000m峰や高所登山に向かう人間がどれだけいるのか?
筆者は近年の海外登山ツアーにみられる高所滞在を指して、巻末に『高所登山に縁のない方にも、どうか読んでいただきたい』と結んでいる。
それならば、海外登山ツアーにおける事例を引用した方がより身近でわかりやすく、多くの中高年登山者にも臨場感をもって読まれるのではないだろうか。
労災現場などでよく唱えられる「ハインリヒの法則」でいけば、数例の高所登山の事故例の陰には、おそらく数え切れないほどの(顧客の健康における)危険な問題がキリマンジャロやチベットなどを訪れるツアーに存在していたはずである。マス・ツーリズムの会社の連中は取材してもダンマリだろうけど。
さらに、同書の高所登山に対する見解の混迷。
チョーオユーの事例で橋本しをり医師による「・・・疲労は感じているだろうが、多くの場合、高所登山はたいした運動量ではない」という見解を紹介する一方で、次のチョモランマの章では平田恒雄氏の事例を紹介して「高所登山による疲労」を説く、ちぐはぐな構成。
医師の多くのコメントも「可能性」「推定」である。
ここからは、未だ高所医学の未解明な部分があまたあるということが読みとれる。
そして同書に欠けている視点は、登山隊における人間関係である。
高所登山を経験した者として体験を挙げれば、チョモランマBCで激しい咳、視野狭窄、そして就寝中に激しい胸の痛みに襲われたことがある。登山隊にはドクターがいるのだが、私は一切その事は口外しなかった。言えば、登頂メンバーから外れるためである。実体験からいえば、国内外の登山でそのような人間関係がもたらす疾病の隠蔽は少なからず存在する、と考える。
同書の冒頭に記載された国内登山での実例では、自分の健康状態を他人に伝えぬまま「突然死」を迎えた事例が実際に報告されている。しからば、海外登山という少なからず様々な「プレッシャー」がかかる登山では、類似かつ表に出ない事例が多いのではないか、と私は推測している。

同書の高所登山2例を読み、高所のリスクを改めて思い知る。
チョモランマ北稜やその他8000m峰の「一般」ルートを「歩くだけ」とネット上で書いているアルパインクライマーの糞爺が散見される。ま、ここは中華人民凶悪国や北朝鮮と違い日本ですから何書こうが自由ですが、高所のリスクに対する鈍感さには恐れ入る。

 さて話題は『ドキュメント 山の突然死』に戻る。
 著者が後半で再三強調しているように、山の突然死に対応していくためには、組織の垣根を越えた連携が必要となろう。
 とはいえ、今や団体に所属しない個人の登山者が数の上では圧倒的に多いのが現実。各個人に求められるのは普段からの摂生とメディカルチェック。登山という行為の性格上、体力自慢の人間が多い世界で、必要なのは自分の体との対話(トライアスロンでよく使われる言葉ですね)、より謙虚に自分の体と向き合うことだろう。
 その危機意識の向上と啓蒙に、この一冊はぜひ一読いただきたい。
 中高年と登山を共にする機会の多いツアーガイドは必読である。

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ホタルを見に行く

不味い焼き肉屋を出て、山形市の郊外・蔵王ダム方面に向かう。
子供達に「ホタル」を見せたい。前々から考えていたテーマである。

ここ山形市でホタルのスポットといえば東沢地区。
先週、東沢地区のホタルスポットを管理する『東沢ほたるの里づくりの会』に電話を入れたところ、
・昨年の台風の増水でホタルの住処が流失し、今年の発生状況はなんともいえない。
・観光客で混み合うので平日の夜がおすすめ
・ホタル発生のピークシーズンは七夕前後だが、年によってなんともいえない。まあ見に来て下さい。
という回答をいただいていた。

蔵王ダム方面に車を走らせる。
東沢の集落が途切れ、山道に入りしばらく走ったところ、交通整理の方がいた。地元のボランティアの方である。
ご苦労様、と感謝しつつ、指示に従って駐車。
「ホタルの里」は少し川岸に歩いたところにありました。
Pa0_0151考えてみれば、今の子供達は「完全な暗闇」に慣れていないのだろうか。ほんの少しの距離だが真っ暗闇で娘が怖いと泣き出した。
ぼんやりと光る「ホタルの学校」という提灯を辿り川岸に降りると・・・・
そこには乱舞とまではいかないが、多くのホタルが山中を舞っていた。
ホタルを初めて見る娘と息子も「お星さまみたいだねっ」と大満足。

若かりし頃、井戸からどれくらい水を汲み上げられるか、という試験のために山中の古寺跡地に一人で泊まったことがあるのだが、そのとき一匹だけホタルが目の前に飛んできた。
まあ心の和むこと。
弱々しく淡い光だけど、明かりって人の心を捉えますな。

この東沢ホタル生息地、見学者は家族連れの他、結構若いカップルも多い。
お見合いでデートスポット検索中のそこのアンタ、意外と穴場ですぜ。
くわしい情報はこちら↓
山形市観光協会

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どうした牛角!

家族を連れて焼き肉チェーン店『牛角』桧町店に行く。
半年ぶりに来たのだが、

付け合わせの刻みネギが有料化。
レモン好きの娘が楽しみにしていた付け合わせのレモンが廃止、
Pa0_0152レモン汁が置いてあるだけ。

まあそこはチェーン店。
3歳の息子にまで『おしぼりでございます』と頭を下げおしぼり差し出すバイトのにいちゃんの、板門店の北朝鮮兵士なみの格式ばった行動もまあ許す。
しかし、野菜の 激 マ ズ い のは、いかんだろ。
野菜盛りのトウモロコシがえらい不味い。
カミさんいわく冷凍ものというが、すえたような味わい(笑)までする。小さく切ったトウモロコシ、あまりの不味さに全部喰えず。

小市民な私としては、いつかは春香苑(山形でも上位ランクの焼肉屋)と思いつつ店を出るのでありました。

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ローカル線の旅

日本全国の土木関係者の皆さんこんにちわ。
6日は例の某資格試験日でしたね。
え?
試験の結果ですか?

Hananoposter 討 ち 死 に で す 。

というわけで、日曜は山形・仙台を結ぶローカル線、仙山線を楽しんだ日となる。
Pa0_0153

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グランドジョラス北壁に忍者現る

尊敬する山形の岳人であり朝日連峰鳥原小屋の管理人、鈴▲正○氏がヒマラヤ遠征の際、インドのイミグレで職業を聞かれ

『忍者。』

と答えたという笑い話がありますが(『侍。』バージョンもあり)
Ukclimbingのサイトを見たら忍者発見!

91865

しかもこの忍者、いきなり

91762
グランドジョラス北壁の、コルトン・マッキンタイアルートを登ってますが。

忍者の正体はこちら↓
Secrets of the Alpine Ninja - Advanced Alpine Techniques by UKClimbing

Rich Cross氏、イギリスの国際ガイドでフレンドリーな人らしいですが、こういうノリは筆者のツボにはまりますな。
月山には正真正銘のマタギはいるからな・・・
よぉ~し、おいらは月山朝日ガイド協会の『 傾 奇 者 』めざすぞー。

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パタゴニア仙台・横山勝丘講演会 ラインを引く

上司よりも、女の子よりも、会社を速攻で退出。
杜と汚職の都・仙台に向かう。
犯罪者集団シーシェパードやグリーンピースを支援しているパタゴニアの門を断腸の思いでくぐる。
2日20:30より、パタゴニア仙台で開催される横山勝丘氏の講演に出席。
まあせっかく仙台まで来たので、
Imgp0496鯨 大 和 煮 缶 詰 で 記 念 撮 影 。

は、さておき、日本のみならず世界の登山界のキーパーソンと私は考えている横山勝丘氏の講演は聞き逃せない。
んが、定員40名に対して集まったのは30数名。
若いクライマー達で満杯になったという関東の講演会に対し、これがイナカ東北の実態ですよ。
てめえの山域を熟知していることに満足し、新しい世界を知ろうともせず、古井戸の蛙に裸の王様。
一番登りやすそうなルートを探してはい、世界初登頂でございってが。
まあせいぜい酒飲み田舎山岳会の爺は、山小屋で酒に浸って若い衆に自慢話でも永遠にしていてください。
一方、ここ東北は猟奇連続殺人鬼がウジャウジャいる大都会東京と異なり、「田んぼの手入れで忙しい」とか「さくらんぼの世話で忙しい」とか事情があって来られない有志の登山者もいるであろうことを信じて、以下に講演内容の記録を掲載する。
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横山勝丘講演 ~ラインを引く~
Imgp0500すごく好きな写真、として画像の風景が講演の最初に映し出される。アラスカ・ベアートゥースに向かいラッセルしている写真。横山氏自身の心象風景だという。
難しいだけでなく、格好良い山(壁)を登りたい。この山には心を鷲掴みにされる感銘を受けた。
こういう壁は何かしら凄いエネルギーがある。それを登るクライマーも、それだけのエネルギーを込めなければならないのではないか。この二年間の原動力はこの壁の光景だった。

○ベアートゥース北東壁
 幾つかラインを見出したが、やはり壁のど真ん中を登りたかった。自分の心にぐっとくるラインを登りたい。
 壁の基部で、普段はノリノリの一村、佐藤が(壁に対して)冷めていたので、『営業活動』を開始。(登るか登らないかの)協議に30分ほどかけたが、この時間が大事。皆の意識を一つのラインに集中させるということ。
 同行の佐藤裕介はアルパインクライミングに関しては世界的なレベルに達している。あるピッチで佐藤が人工で行くと言った。アルパインクライミングで重要なのはどれだけ瞬時に的確な判断を下せるかということ。(←この点を横山氏は特に強調)どれだけのグレードをこなせるかなど、役に立たない。

○アルパインクライミングの面白さ
 どういうライン取りで行くか、自分をとりまくロケーションに浸ること

○ハンター北壁のクライミング
 ハンター北壁ムーンフラワーバットレスを登った。既成ルートとしてはこれまでに経験したことのない非常に質の高いルート。アルパインのスタンダードなルートを登り、自分達に何が足り、何が不足しているか知ることが出来た。アルパインクライミングに必要なのは『途切れることのない怒濤の体力』(←横山氏強調)
 ムーンフラワークライミングの目玉として、徹底した軽量化を図った。3人で全装備の重量6kg。ザックの雨蓋を改良し、ウエストポーチの様な形で荷物を収納、クライミングに専念できた。
 ただし、最近ライト&ファーストという言葉は日本国内で安易に使われていると考えている。大きく、時間のかかる壁で使われるべき言葉ではないか。

○デナリの継続クライミング
 『いかに山にどっぷり浸かれるか』で計画したのがデナリの継続クライミング。
 このデナリ継続クライミングのヒントとなったのは、日本の剱、黒部横断、穂高のパチンコから。冬の剱で死にかけ、山頂に立って思った。これは旅であり、サバイバルであり、第一線の登山だと。そこには完成されたストーリーがある。
 最近の登山は合理的・手軽に出来ることがもてはやされていると感じている。登山はもともと非合理なもの。非合理であればあるほど価値が高くなる。それをデナリでやりたかった。

○継続クライミングの意義
 どこでもいいから自分の行きたいルートを探してご覧なさい。
 (デナリ周辺の地図を示しながら)山はこれだけでかいのに、ここだけ(ルート)しか楽しんでいない。どれだけ山を骨の髄まで楽しめるか。継続登山はどんどん可能性が見えてくる。

○デナリのクライミングで思ったこと
 チェコダイレクト→デナリダイアモンドの方が難しいと思った。よくどのくらい難しかったかと聞かれるが、(グレードは)どうでもいい。カシンリッジを登って思ったのは「もっと登っていたい。」
 一番大事なのは「初登」。全然知らないところに突っ込む、自分にとってそれが一番大事。
 今回のクライミングが評価されるとしたら?そんなたいしたところは登っていない。既成ルートを繋げただけだが、「デナリを骨の髄から楽しんだ」この事は評価されてもいいかなと思っている。

○遭難した山田達郎、井上祐人ペアのこと
 彼等はカシンリッジの末端、カヒルトナピークを越え、前人未踏の完全な末端からカシンリッジをトレースしようとしていた。捜索ヘリが撮影した長大なナイフリッジにトレースされた足跡を見て、彼等の情熱にうたれ、身震いした。
 自分は(山岳雑誌などでクライミングを)語っているが、彼等の情熱に比べればまだまだである。彼等のようなクライミングを実現させたい。それくらい彼等は凄いクライミングを行おうとしていた。

○しめくくり
 モニターの写す画面は再び冒頭のベアートゥースに向かいラッセルするクライマーの風景となる。
 これが今の自分の心の風景です。再び皆さんに山のお話をする機会があれば、今度は頂上からの雄大な眺めを披露したいですが、たぶん又この写真で締めくくることになるでしょう。それが自分の生き方です。
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講演中、強調していた事の一つが「よく休み、よく食べること」。
スティーブ・ハウスの話していたこととよく似ているなと直感。横山氏やハウス氏のレベルになれば、当然行き着くところも収束されていくのだろう。
講演の締めくくりに明かされた裏話だが、横山氏はチェコダイレクトを登るに際し、スティーブ・ハウスとはメールで何度も情報をやりとりしていたとのこと。
そこでスティーブ・ハウスの言葉に「百聞は一見に如かず」とあったという。この言葉に、横山氏はクライマーとしての姿勢を自省したという。
今回の講演では参加者に横山氏手書きのベアートゥース北東壁のトポのコピーが配られたのだが、トポのタイトルは「Climbing is Believing」、百聞は一登に如かず、である。

Imgp0501横山氏とともに。

横山氏が常に強調していた言葉は『情熱』。
合理的なラインを引くことの強調といい、その姿勢は決して革新ではなく、クライミングの世界に古くから連綿と続く保守的なクライマーの筆頭であると私は考えている。
横山氏は今秋は再びカンテガ北壁、来春は新たな課題を抱いてアラスカ行を予定しているという。
シーシェパードやグリーンピースなど犯罪者集団を支援している企業ではあるが、パタゴニア仙台のスタッフの皆様には丁寧に応対していただき、また素晴らしい講演を企画していただき、ありがとうございました。

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