さすらいの作業員、南へ

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日々、多くの方々にアクセスいただき、ありがとうございます。
富山から心安まらぬ休日を経て福島県某所に転戦。

またまた現場作業の日々のため、更新テキトーになります。

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山頂エレジー

月山、霧雨。

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 山は、秋色。

 もうすぐ山頂神社、というところで一組の中年夫婦とすれ違う。
 
 女性「ふつう、山頂って頂上示す標識があるものなのよ。あなた見落としたんじゃないの?

 旦那さんらしき男性は「あ、ちょっと足場気をつけてね」とさりげなく話題をそらしている(笑)

 地元のガイドとして言っておかなければと思い、立ち止まって振り向いたが、健脚なご夫婦らしく、濃いガスの中をあっというまに下っていった。

 かなり昔の記事でも紹介しましたが、

 月山山頂で熟女を激写したい方へ。

 月山は最高点に神社が鎮座している関係で、他の山のような「○○山山頂」という標識はありません。

 ガイドとして引率した際は、月山神社の入り口(中は御神域のため撮影禁止です)、または標高の数字が入っている山頂小屋の看板前を撮影ポイントとしてオススメしています。

 初めて月山に登る皆さん、山頂標識が見つからないからといって夫婦喧嘩しませんように・・・

 さて、本日の月山は、

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ハクサンイチゲがまだまだ見られます。

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笹藪の中にひっそりと、今シーズン最後のハクサンフウロかな。

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昔、山形県自然博物園でブナ林ガイドやっていたときに紅葉生成の仕組みを教わったのですが・・・
紅葉の成因となる糖分が集まるんでしょうか、カエデの実ばかりが鮮やかに深紅に染まっています。

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山だけじゃありません。
月山・八合目駐車場に至る県道月山公園線沿いに、ウメバチソウの群落が花を咲かせていました。
花びらも長雨の影響で半透明になりかけながら、花開いています。

本日の月山は、山頂で気温を測定すると9.6度。
9月・10月に東北の山に赴く皆様、天気予報は晴天でも、防寒対策はしっかりとしてお出かけ下さい。

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富山滞在日記 2016年9月 その2

9月×日

今日もしつこく「とろろ昆布おにぎり」
現場の帰り、先日より大きいショッピングセンターに立ち寄る。
そこでようやく、見覚えのあるおにぎり発見。

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「とろろ昆布おにぎり」

 コンビニのファミリーマートの販売データでは、「とろろ昆布おにぎり」は富山・石川・福井のみの限定販売。
 北陸の中でも、富山、そして福井の敦賀地区で特に売り上げが良く、石川県におけるそれの1.5倍を誇るという。
 仕事帰りのローカルラジオでも、富山県人ならではの食として「とろろ昆布おにぎり」の話題。
 やっぱり美味しいです。
 参考文献: 読売新聞富山支局編 『富山なぞ食探検』 2008

9月×日

現場作業の昼飯はコンビニ食。
近所のセブンイレブンで買い出しするのだが、いつも気になっているのが、販売コーナーの一角を占めている「おわら風の盆」グッズ。
富山特有の盆踊りの一種らしいのだが、カレンダー、楽曲のCD、踊り方DVDなどが販売されている。

富山市内あちこちのコンビニで買い物したが、「おわら風の盆」グッズを売っているコンビニはそのセブンイレブンだけだった。

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気になってみたので、手ぬぐいを1枚購入してみました。

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こんな柄です。

 コンビニエンスストアは、「識者」と呼ばれるセンセイ方には画一的な店舗・商品として地方文化の破壊者のような扱いをする人もいるようだが、はたして本当にそうなのだろうか。

 日本各地で伝統行事や風習が廃れているのは現実である。 
しかし、先の記事でアップした「とろろ昆布おにぎり」もそうだが、地域の文化というものは私たちが想像する以上にしぶとく生き残るものなのかもしれない。

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ロシア隊、テレイ・サガール北壁を完登

 セルゲイ・ニーロフ、ドミトリー・グリゴリエフ、ドミトリー・ゴロフチェンコら、ロシアを代表するアルパインクライマー3名からなるロシア隊が、9月17日午前9時30分(モスクワ時間)、インドの難峰テレイ・サガール(6904m)北壁の登攀に成功しました。

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 セルゲイ・ニーロフら3名は過去にもキジル・アスケルなど辺境のビッグウォール登攀を手掛け、数々のピオレドール・ロシアを手にしている猛者。
 
 テレイ・サガール北壁には、1999年に故アレクセイ・ボロトフ含むロシア・ウラル隊が北壁中央を直上する「ロシアン・ダイレクト」という強烈なルートが開拓されています。
 今回のロシア隊のラインの詳細はまだ明らかにされていませんが、セルゲイ・ニーロフらが挑んだからには当然新ルートからの登攀と推測されます。
 なにぶんロシアのクライミングサイトで公表されているルート図がこれなもんで↓

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 この赤いラインから判断するに、北東稜と2003年に開拓された北壁を直上する「One Way Ticket」ルートの中間を開拓したものと思われます。

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テレイ・サガール北壁に成功した3名
左からドミトリー・グリゴリエフ、ドミトリー・ゴロフチェンコ、セルゲイ・ニーロフ

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9月10日、登攀中のセルゲイ・ニーロフの様子

 幾多ものルートが拓かれたテレイ・サガール北壁ですが、今回のロシア隊の詳細発表が待たれます。

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富山滞在日記 2016年9月

9月×日
 今日から富山で現場仕事。
 ヨレヨレになってビジホに帰る。
 本日の憩い。
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 こし餡ですが水分の少ないサラッとした餡なので合格。

9月×日
 今日も疲れて帰る。

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 富山駅前で、素敵なバリスタお姉さんのいる店でのんびりする

 というのは妄想で、冷たい現実↓
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 今夜もビジホにこもって資料の読み込み。

9月×日。
 富山に来て、ずっとコンビニで探していました。
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 ファミリーマート、「黒とろろ昆布おむすび」。
 
 以前に金沢に住み込んだ時、とろろ昆布おにぎりの大ファンになりました。
 全国各地を出張で廻ってますが、「とろろ昆布おにぎり」は北陸独自のメニューらしい。

 しかし、日本でも昆布消費量トップクラス富山のセブンイレブンでも、最寄りのスーパーでも、意外なことに「とろろ昆布おにぎり」に巡り会えず。
 あれは金沢だけの販売だったのか・・・とあきらめていた矢先、ようやく富山市内のファミマで発見。
 ビジホに戻って休息を取り、美味しくいただきました。

 お仕事の方は大どんでん返しがあり、予定は未定状態。
 どうも大学受験の時と同様、富山は私にとって何かと「うまくいかない」土地らしい。
 
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 ますの寿しも喰って明日もがんばろう。

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月月火水木金金

9月10日、土曜日、公休。
所用のため午前は山形市内をかけずり廻る。

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カミさんと子供は実家に帰り、家には私一人。
近所のパン屋で塩パンを買い、歴史書とコーヒーで静かな昼。

9月11日、日曜。
さすらいの現場作業員、本日より短期ですが富山市滞在。

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日中はお仕事なもんで、富山の街並を楽しむ機会は無さそう。
北アルプスも雲の中です。

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アレックス・オノルドの頭はおかしいのか? 【Medical investigation into Alex Honnold's brain】

フリーソロ・クライミング(ロープ、ギア等を一切用いないクライミング)で知られる、アレックス・オノルド。

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センデロ・ルミノソ(高さ500m、難易度7C)をフリーソロで登るアレックス・オノルド

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アレックス・オノルド近影

 彼の幾多もの驚異的なフリーソロ・クライミングを目にして、クライミングを知らない人はもちろん、クライマーでも「こいつの頭の中はどうなっているのか?」 興味津々な方もおられるでしょう。
 2016年3月、脳医学者、神経学者、心理学者共同によって、アレックス・オノルドの脳の医学的・科学的調査が行われました。
 その結果が非常に興味深いものとなっています。

Estudian el cerebro de Alex Honnold: "No experimenta miedo como nosotros" by Desnivel 2016.8.26(アレックス・オノルドの脳の研究 「我々のような恐怖を経験していない」)

スペイン・Desnivelの元記事となった、Nautilus誌ウェブサイト記事はこちら。
興味のある方はぜひこちらを精読ください。↓

The Strange Brain of the World’s Greatest Solo Climber by Nautilus 2016.8.11
(世界最高のソロクライマーの不思議な脳)

 結論を当ブログ流にいえば、
Hokuto
 アレックス・オノルドのような驚異的なクライマーって、普通の人間が発揮できない潜在能力を発揮しているのかと思いきや・・・

 MRIを用いた医学的調査の結果、人間が恐怖を感じる脳の部分 「扁桃体」 が、通常のクライマーに比較して機能していない、早い話、通常の人間よりも恐怖を感じていない可能性が推定されました。

 今回の医学調査は、サウスカロライナ医科大学の神経学者ジェーン・ヨセフ(Jane E. Joseph)によって進められました。MRIによりアレックス・オノルドの脳の断面画像を撮影、脳の各機能について調査が行われました。

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 技術者ジェームズ・プールと神経学者ジェーン・ヨセフに見守られ、脳の恐怖反応をしらべるためMRIに入るアレックス・オノルド。彼曰く「どうにでもなれと思いました」

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MRIによる脳のスキャン調査の結果。
左がアレックス・オノルドの脳、右が同年齢の男性被験者の脳。
白線がクロスした部分が、脳において「恐怖」感の生成に関与する部分「扁桃体」。
アレックス・オノルドの「扁桃体」は不活性であることが判明。

この結果をうけ、神経学者ジェーン・ヨセフはさらに本質的な疑問を抱きました。
「なぜ彼はフリーソロクライミングを行うのか?」
「(フリーソロが)生命を脅かす行為であることは彼も認識しています。非常にやりがいのあるスリルのような、何か強い動機づけ、心理的報酬があるのかもしれません。」

 今回のMRI調査では、アレックス本人もだいぶ気にしていたようですが、脳そのものは医学的に異常ではない、しかしジェーン・ヨセフいわく「非常に興味深い脳」だそうです。

 さらに調査はアレックス・オノルドの人格調査(心理調査)も行われました。
 その結果がこちら↓

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元図は Nautilus より http://nautil.us/issue/39/sport/the-strange-brain-of-the-worlds-greatest-solo-climber
日本語は筆者加筆。

 人格調査結果もジェーン・ヨセフを驚かせるものでした。
 クライミングの最中は、非凡なまでに冷静で高い集中力を発揮するにもかかわらず、危険への衝動を持っていることが示唆され、平均的なクライマーよりも 「刺激への追求性」 と 「脱抑性(刺激によって抑制が効かなくなる状態)」 でより高いレベルを示しました。

 なおアレックス・オノルド自身は
 自分は大胆不敵な性格ではない。
 自分のクライミング動画を見ていても手に汗をかいてしまう。
 極端にシャイな性格なので、ビレイヤーを探すのが難しくて1人で登るようになった。
 などと証言しています。

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アレックス・オノルドの大胆さを示す代表的な画像。
ヨセミテ・ハーフドーム北西壁、サンクスゴッドレッジに立つ姿。

 スペインのDesnivel誌などはセンセーショナルに「アレックス・オノルドの脳は恐怖を感じない」と報じていますが、前述のジェーン・ヨセフは薬物・アルコール・ギャンブル依存症などを研究している科学者。
 危険の真っ只中にありながら危険をコントロールしているクライマー、アレックス・オノルドを知り、学術的観点から今回の調査に至ったようです。

 アレックス・オノルドの自伝『ALONE ON THE WALL』は残念ながら私まだ未読なのですが、フリーソロ・クライミングに関する彼自身の想いはそちらに書かれているんでしょう。
 第三者によるソロクライマーの医学的調査が、社会的に役に立つというのであれば、前々から自身の限界を押し上げるフリーソロクライミングの意義を説いているアレックス・オノルド自身にとっても、有意義なものではないでしょうか。

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Как мы провели этим летом

8月×日
 福島の帰宅困難地域にほど近い山中でお仕事。
 背負子に機材を積み、藪の中で数十匹の蚊に襲われつつ、除染土のフレコンの写真撮影して偉そうに語るだけのアウトドアライター氏と違い、福島の明日のために汗を流してのお仕事。

 帰りはもう日没。
 親方が「もう帰り遅いし、福島で晩飯喰っていきたいなー」と言う。
 そこで福島駅前の『西華』へ。

 前にも幾度か来た店、なんか盛りがいいような記憶があったんですが、3人とも結構腹へってたので 何も考えず 西華定食大盛りを注文。

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 全員『え゛え゛~!!』

 1名は完食、親方と私は御飯半分喰ったところで「ごめんなさーい。」

 笑顔のご主人に聞いたら、御飯は「三合メシ」でした。
 三合メシなんて、立正大学体育会山岳部の現役部員だった時に一度完食した経験しかございません。
 お代わりする猛者もいるとか。

 「年齢をわきまえる」という言葉を肝に銘じた夜でした。


8月28日
 某山へ。

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 紅葉の気配はまだありませんが、空気の冷たさはもう秋の気配でした。

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イワショウブ

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私の好きなヤマハハコがあちこちに咲いてました。

8月29日
 二ヶ月前から、8月29日から31日まで、会社の夏季休暇制度を利用して休暇を確保。

 この三日間、東京外国語大学で開催される『ウルドゥー語初級Ⅰフォローアップ講座』に参加すべく、盆休みも最低限の休暇にして日程を調整。
 ウルドゥー語(インド、パキスタンで用いられている言語)を学べる機会なんて、東北に住んでいる限り百万年待ち続けていても機会は巡ってこないだろう。
 東京に行くしかないのだ。
 ウルドゥー語受講をひかえ、動画サイトで子供向けのウルドゥー語学習動画を探し、簡単なアルファベットや数詞の予習を少しずつ続ける。

 月末に急な仕事が入りそうになり、「俺行きます」と手を上げて志願したところ、親方から「お前は休みとれ!」と上げた手をパシッとはたかれる。
 周囲からも御協力いただき、確保した休暇だったのだが・・・・

Tenki
 台風10号がいきなり方向転換。
 休暇の翌日は既に現場作業の予定が入っている。
 台風で帰れなくなった、というのは絶対に避けなければならない。東京外国語大学のウェブサイトでは、29日から開催されるオープンキャンパスは台風を理由に中止を決めている。
 台風襲来のタイミングで上京すると、交通機関がマヒしておそらく帰れなくなると予想。
 そう判断した私は受講のキャンセルを決断。
 授業も宿泊も、全てキャンセル。

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 手元に残ったのは、購入したばかりのウルドゥー語教科書。
 ぼつぼつ、独習することにします。

8月29日
 ウルドゥー語講座はキャンセルしたものの、ある資格試験をひかえているので、自宅にいても勉強する時間は惜しい。
 そんなおり、自宅炊飯器の内鍋コーティングがボロボロになっていることに気がつく。
 貧乏な我が家、カミさんはなかなか買い換えなかったらしい。
 泣く泣く、以前にスマホを買い換えた時のキャッシュパック、タブレットを買うべく貯めておいた電子マネー1万円分を放出。
 普段、休日は勝手に過ごさせてもらっているので、少しは家庭に還元しよう。
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8月30日
 台風接近。
 自宅で試験勉強。
 老母が住む実家の警備員として、日中に幾度か実家を往復。
 ところどころ窓のカギかけ忘れもあり、母の「老い」を実感する。
 幸い、山形は夕方遅くには穏やかな天候になる。
 
 尊敬する岳人は、北陸で染め物作業を手掛け、地元の盆踊り行事に参加した様子。
 いい夏過ごしているなあ。

 今回の台風10号で被害に遭われた地域の皆様には、心よりお見舞い申し上げます。

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ブラックベリー

 歳なので、休日は休養。

 の、つもりだったが、そこは地方都市の長男の悲しさ、盆の挨拶の返礼のため、老母を連れて親戚周りの休日となる。

 天童の親戚から、とくに私あてにと頂戴したのが、

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 朝穫りのブラックベリー。

 朝穫りといっても日中は高温続きの日々、じゅうぶんに熟しすぎたブラックベリー。
 自宅に持ち帰り、カミさんに調理してもらう。
 砂糖を加えて軽く煮詰め、絞ってジュースに。

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 夕食後の一杯。

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 娘とカミさんは、ソーダ水が無かったので三ツ矢サイダーで割って飲んでました。
 サイダーで割るとちょうどいい甘さになったようです。
 サイダーの泡も見事なまでの紫色。

 あいかわらず残暑厳しい下界ですが、夜半の涼しい風に夏の終わりを感じる山形です。

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真夏の石段

盆休み、息子と2人で羽黒山の石段を登りに行く。

 7月から8月にかけては現場作業、休日は山に入っていたため、ふと気がつくと息子の夏休みに全然つきあってないのである。

 息子曰く、「夏休み宿題の作文の題材になるところに行きたい。どんなところに行けばいいのかわからない。」

 以前、育児のことでガイド仲間のOさんに悩みを吐露したところ、「男の2人旅いいですよ」と返事を頂戴した。Oさんは息子さんと一緒に登山にでかけたらしい。
 昨年の山寺の階段登りの経験もあるし、「よし、はぐろさんという山へ行こう!」

 というわけで朝早く息子と2人で自宅を発ち、羽黒山石段のスタート地、随神門へ。
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ここから2446段の石段が始まります。

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樹齢千年以上といわれる「爺杉」も、

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国宝・五重塔も、

「おとうさん、階段行こうよ」
と、関心まったく示さず_| ̄|●

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一の坂、二の坂と、石段は急勾配になっていきます。
普段はカードゲームばかりに夢中で運動不足の息子、「いそがない、いそがない、ゆっくりな」と歩調をリードしてゆっくり歩かせる。

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二の坂おわりかけにある茶店、「二の坂茶屋」。
実は私がここを訪れたかったのでした。
汗まみれになって登る息子に、「かき氷たべるか?」ではなく、「かき氷食べるぞ」と言って茶店に立ち寄る。

だいぶお疲れの息子はブルーハワイのかき氷が大好物。

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二の坂茶屋のかき氷、たずねてみれば、味は自家製シロップの「みぞれ」一択。
みぞれのかき氷一杯を買い求め、息子に差し出す。
そもそも「みぞれ」を知らない息子、
「おとうさん、みぞれって何!みぞれって何味なのっ!?」
と、すっごい不安そうに聞いてくる。
「みぞれって、雨と雪がまじったもの。透明なシロップかけて似てるから「みぞれ」なの。」

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あまり納得してない息子だったが、氷の冷たさの誘惑に勝てず、みぞれのかき氷を完食。

さて、私の狙い目は、
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二の坂茶屋のあんこ餅。
店のおかみさんから「黄な粉&あんこ餅」800円を進められましたが、粒餡原理主義の私は「単品でいいです」とあくまでもあんこ餅500円にこだわる。

 私が初めて羽黒山の石段を登ったのは、今から数十億年前の学生の頃。
 大学山岳部の夏合宿を終え、キャンパスのある熊谷市から自転車で札幌まで走り、そこで折り返して山形の庄内を放浪した時に立ち寄ったのだ。そのとき二の坂茶屋で庄内の田んぼを眺めながら餅を食べたのが思い出だ。
 羽黒山の石段そのものは、空手でお世話になった極真会館山形支部の夏合宿で毎回登っていた。しかし空手の合宿中にあんこ餅を喰う余裕は無い。
 
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お腹が空いた息子は、私が持ってきた大好物のピーナツパンをぱくつく。
私は数十億年ぶりに、二の坂茶屋から庄内の水田を眺めながら、あんこ餅を食べる。
都会の上品な甘味処で食べる餅とはひと味違う、自然に囲まれた中でのひととき。

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お盆の繁忙期、ミシュランにもとりあげられて、私が過去に訪れたときには想像もできない人の数。
賑わいでお忙しい中、息子のために「羽黒山石段踏破証明書」を出してくださいました。
二の坂茶屋のお店の皆さん、いつまでもお元気で。

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 二の坂を越え、三の坂へ。見事な杉並木が続きます。

 汗だくで石段を登り続ける息子。
 彼は周囲のあふれる自然にも文化財にも興味を示さず、ひたすら歩き続ける。
 何を考えているんだろう?
 突然、息子が口を開いた。

 「おとうさん、今度「おたちゅう」に行けるの、いつなの?」

 「おたちゅう」、とは「お宝中古市場」という玩具・ゲームソフト・カードゲーム用カードの中古品を扱う大型リサイクルショップの名前である。
 羽黒山登っていて、君の関心事はそれですか・・・・

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祈り。
 参道沿いには多数のお社が建ち並んでいるのですが、子宝・安産・良縁祈願の埴山姫神社は願掛けの紐で真っ赤になっていました。女性の願いはなにより強い・・・

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1時間以上かけて、私と汗だくの息子は羽黒山山頂・三神合祭殿に到着。
ここで家族の健康を祈願、お守りを買い求めました。

羽黒山の石段、登っても約1時間なので歩いて下山する方が多いのですが、息子の様子を見てちょうど出発間際だったバスに乗り込み、車を駐車している「いでは文化記念館」に戻りました。

息子と過ごした羽黒山の石段。
どんな夏休みの宿題になるのやら。
そして、どんな風に彼の記憶に残ってくれるのだろう。

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おしごと日記【2016年8月編】

8月5日
 山形県朝日少年自然の家・チャレンジキャンプ2016の月山登山は無事下山。
 下山のバス車中は子供達も凄いはしゃぎよう。
 子供達にとって、月山登山はそれなりに緊張していたのかな、緊張をやわらげる配慮が足りなかったよな・・と反省。
 ザックからスマホを出して着信の確認。
 勤務先の親方から『電話請う』のメールが入っていたので、はしゃぐ子供達の声を背景にバスの中から会社の親方に電話。明日早朝、工事資材を積んで福島に走ってほしいという。
 今職場には大型車両を動かせる人間が少ないため明日OKと即答。
 兼業ガイドの悲しさ、今夜の子供達とのボンファイヤーはキャンセルし、スタッフの皆さんと夕食を共にした後、帰宅。

8月6日
 福島県某所で、私の勤務する部署総力挙げての業務が進行中。
 相方のYさんは12tのロングボディの大型車、私は7tの大型車で福島某所へ早朝出発。
 コースは、最近開通となった常磐自動車道を走っていく。
 高速道、浪江~富岡間の電光掲示板には「線量4μSv/h」の表示。
 以前も通って道を知っているYさんからも、「車のエアコンは内気循環で行きましょう」と言われる。

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 鳥の海PAに掲示されている電光掲示板。

 高速道は帰宅困難地域を通過する。
 緑あふれた里山、河川がみえるのだが、人家はさびれ、除染で詰められた土が満杯の黒いフレコンが文字通り山のように積まれている。

 昨日まで子供達と山の中を歩いていた私には、こたえる光景だ。

8月7日
 休むまもなく、大型トラックに工事機材を積んで札幌出張。

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 仙台から苫小牧までフェリーで行くのだが、世間様は夏休みシーズン。船内も家族連れでいっぱい。

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 私たちはトラック運転手ということで、業務ドライバーのための「ドライバーズルーム」に宿泊。
 一般の乗船客とは船室・トイレ・風呂も別になっている。
 家族連れでにぎわう船内からドア一つ隔てて、静かな寝床に横になる。今の私には、移動時間が休息の時。

8月某日
 現場作業が予定より進まず、一気に食欲減退。
 帰りのフェリーは決まっているし、盆の旅行シーズンのため変更もほぼ不可能。
 滞在先のビジネスホテルで作業のための策を練る。
 札幌滞在中に行きたい店はあったが、夢のまた夢。
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 結局、札幌滞在中のごちそうはローソン弁当とユンケル錠剤でごわす。

8月10日
 帰りのフェリーの時間に間に合うよう、ゴルゴ13の如く作業を完遂。
 仕事相方のYさんも疲れているので、札幌市内は私がトラックを運転、高速道にのったところで運転を代わってもらう。
 助手席の車窓から眺める、広大な北海道。
 実ったトウモロコシ畑が延々と続く。
 山岳ジャーナリスト柏澄子さんがツイッターで書いた、 『北海道は、いつ来てもいいところです。』 を思い出す。

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 折しも接近していた台風の影響で、苫小牧港で長い長い乗船待ち。

 明日は『山の日』、私は海の上で過ごします。

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おしごと日記【2016年7月編】

7月某日
 雪渓の状況を把握すべく、羽黒側から月山へ。
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 月山・弥陀ヶ原はキンコウカで黄金色。

7月某日
 山形県朝日少年自然の家職員の皆様と、夏季チャレンジキャンプの下見として月山登頂。
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 本番では晴れてくれますように・・・

7月某日
 愛用のプラティパスが水漏れ。
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 普段から折りたたんだりしないように使っているのだが、口元のシワが経年劣化で切れてしまったらしい。
 早速、天童のマウンテンゴリラに駆け込み、新品を補充。
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 これからの山行の相棒です。

7月某日
 勤務先の部署で、諸般の事情でついに作業用雨具が支給となった。
 今回支給となったのは、
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 エントラントの雨具。
 あらためて調べると、ゴアテックス全盛の現在においても、エントラントは低コストの透湿防水材として開発され続けていたんですね。
 普段の現場作業環境は、金属片にひっかけるは、グリスがべっちょり付くはという過酷な条件。
 みんな安価な完全防水の雨具を使用していました。
 当ブログでも書いているように、私は汗っかきなもんで透湿防水の生地ってあまり信用してないんですが、久々にエントラントの雨具を試してみたいと思います。

7月30日
 先日の親子登山の記事でアップするのを忘れてました。

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 7月31日早朝、御来光を月山山頂から眺めていた時、ふと反対側の西方を望むと、山形の大地に月山の影が映る。『影月山』。
 またひとつ、月山の見知らぬ姿を目にすることができました。

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月山 『山の日』 マイカー規制 【2016年8月】

 国民の祝日となった8月11日、月山・羽黒側登山口、八合目駐車場に通じる県道月山公園線におきまして、マイカー規制が行われます。


月山「山の日」マイカー自粛を 渋滞緩和検証  by 読売新聞2016.8.6

 8月11日は午前6時~午後6時の間、マイカー規制と同時にシャトルバスが運行され、中学生以上の利用者は「協力金」として500円(往復分)が必要となります。

 遠方からマイカーで月山登山を計画されている方、どうぞご留意下さい。

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More Than Friends

 8月4~5日、今年も、山形県朝日少年自然の家 『チャレンジキャンプ2016』 の月山登山で登山講師として参加させていただく。

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前日に行動食と飲料を子供達に配布。出発前に飲むなよ~

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出発前夜の夕食は自炊でカレーです。みんな上手にご飯炊けてました。

翌朝、皆より1時間早く起きて天候を確認。
快晴。湯殿山と姥ヶ岳がくっきりと見えた。
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月山山頂にて。
みんな頑張ってくれました。
土屋所長のお計らいで今年は班付サポーターも充実、安心して子供達を任せられました。
今年は全員おそろいの黄色いオリジナルキャンプTシャツ。
木道修復材の荷揚げに来ていた業者の方が、「歩くニッコウキスゲみたいだな」と笑顔で見送ってくれました。

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自然の家所員、サポーター皆様のおかげで全員無事下山。
リフト下駅では毎年恒例「水祭り」 みんな、水って美味しいだろ?

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西川町・水沢温泉で汗を流し、キャンプ場に戻ると、サポーターの柏倉さんが調理してくれた大鍋いっぱいの白飯、豚汁が待っていました。
 おそらく二日間のキャンプ場での自炊で苦労したのだろう、参加者の男の子が、
 
「こんなでかい鍋のご飯、米研ぐの大変ですよねっ!」

 と、柏倉さんにねぎらいの言葉をかけてくれていた。
 自分の体験から、人の苦労に思いを巡らす。
 そんな子供の何気ない一言に、感激させられました。

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 大鍋いっぱいの豚汁も、子供達の食欲に瞬殺です。

 今年は都合により、月山登山だけ子供達と一緒に過ごし、私は退出。
 「たっきー、今日帰るの~」
 男の子からのその一言が、私にとっての無形の報酬です。

 朝日少年自然の家関係者の皆様、サポーターの皆様、ありがとうございました。
 そして頑張り抜いた子供達に、おつかれさまでした。

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山小屋メシ in 月山

 山小屋の食事というと山岳メディアなどで北アルプスの小屋ばかりとりあげられてますが、ここ月山の山頂小屋でも素敵なおもてなしを受けました。

Dinner
月山・山頂小屋の夕食。
佐藤ガイドからは出発前にいただいた電話で「大滝君、岩魚の塩焼きがいいんだよ」と言われていたのですが、当日は月山筍をメインとする天ぷらと山菜白和え、右側手前の椀に入っているのがムキ蕎麦(蕎麦の実を挽かずにゆでたもの)。
佐藤ガイドは「この前は岩魚の塩焼き美味かったんだけどなあ・・・」と岩魚に未練があった様子(笑)
いえいえ、月山筍の天ぷらもじゅうぶん美味しいです。

Morning
朝は温泉卵に塩鮭の朝食ですが、ばっちり月山筍入りの味噌汁もつきます。
注目は手前の椀の酢の物。
山頂小屋のおかみさんが傍らにやってきて説明してくださったのですが、イタドリの塩漬けを刻んで、トマトと一緒に酢の物にしたとのこと。
塩漬けといってもイタドリの緑色がちゃんと残っており、トマトの赤と映えました。朝のさっぱり系でもちろん美味しいです。

一泊二日のガイド山行で、山頂小屋の皆様のおかげで大変快適に過ごせました。ありがとうございました。

※山頂小屋宿泊は要予約です。
月山山頂小屋ウェブサイト

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