さんげさんげ 祈りの夜

12月7日、山形県 鮭川村の庭月観音で行われる年中行事「さんげさんげ」に参加。

「さんげさんげ」とは出羽三山信仰に由来し、唱え文句の「さんげさんげ」は「懺悔懺悔六根清浄」に由来する。

地元住民が集い、「さんげさんげ」と読経を唱え、翌年の家内安全・五穀豊穣を祈願する年越し行事である。

現在は山形県の最上地方、鮭川、真室川、新庄、大蔵村に残る行事である。

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庭月観音 祭壇には、前もって祈願依頼された方々の蝋燭が幾本も灯されている。

18時30分、ご住職の吹く法螺貝で始まり、読経開始。

この日集まったのは親子連れ二組、おばあさんと孫らしい女子高校生、私含め11人。

祭壇脇には地元関係者らしき男性3名が並ぶ。

初めに般若心経を読経、それから「懺悔文(ざんげもん)」と呼ばれる「さんげさんげ」独特の経を皆で読む。

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幼稚園年長か小学1年生くらいか・・・のお友達同士。この子たちが大きくなる頃には、この行事は残っているだろうか。

懺悔文は、

『懺悔懺悔六根罪性、御住連八大金剛童子一時礼拝』(さんげさんげろっこんざいしょ、おしめにはちだいこんごうどうじのいちじらいはい)

「さんげさんげろっこんざいしょ」の文句の後は「天照大神」「愛染明王」など様々に言葉が入れ替わる。

「羽黒三者権現」「補陀落三所の権現」などの言葉もみられ、そもそもは山岳修験の行事であることがうかがえる。

ご住職のお話では、もともと庭月観音は羽黒山系の寺院とのこと。庄内の「モリの山供養」のように本来の行事が仏教寺院の行事へと変化・受け継がれたものだろう。

読経は19時過ぎに終わり、それから前もって申し込みしていた方々のご祈祷、名前が読み上げられる。

もっと年配の住民が参加する行事と思っていたが、今日は若い親子連れが参加しており、それゆえ地元の方々の厚い信仰心がうかがえる。

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ご住職の短い法話の後は、子供達お楽しみ、御護符のみかんが撒かれ、皆で楽しく拾い集める。

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近年、映画化でも知られた「むかさり絵馬」

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行事後、寺院で用意したおもちゃの「あてくじ」を楽しむ子供達。ご住職のお話では、単に子供達のためのくじではなく、かつて「さんげさんげ」行事が盛んだった頃、露店も出店していた頃の名残だという。

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私がゲットした御護符のみかんとお餅。今年は山仲間の死、自分の車両事故、様々ありました。

「神頼み」を嘲笑するほど私は無神論者ではなく、何かにすがりたくなる時もある。

仕事仲間、ガイド仲間、家族、ブログをご覧の皆様の安全、欲張りにも沢山の祈願をさせていただきました。

「さんげさんげ」は、本来は2~3日かけて行者姿で「お籠もり」をして祈願する宗教行事。いつか機会を得て、こちらも見学してみたい。

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ピオレドール・ロシア2019ノミネート

ロシア山岳連盟によって公開された、2019年ピオレドール・ロシアにノミネートされたクライミングは次の通りです。

 

1.キャゾ・リ(6186m) 西壁「ドラゴンの道」初登 ネパール・ヒマラヤ 2019年10月2~9日 6B

アンドレイ・ヴァシリエフ イワン・オシポフ、ドミトリー・リバルチェンコ、ヴィタリ・シピロ

Kyazo

 

2.タングラタワー 5820m 初登 6B 2019年7月30日~8月2日

デニス・プロコフィエフ、マリーナ・ポポワ、ニコライ・マチュシン

Tang

 

3.トライデント峰 初登頂 5780m 6A
マルケピッチ・コンスタンチン、デニス・シュシュコ、ヴァレリー・セミョーノフ

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4.ブロクピーク峰 初登頂 5239m 6A パミールアライ・トルキスタン山脈 2019年8月6日~10日
 アレクサンダー・パルフィヨノフ、ヴャチェスラフ・ティモフェフ、アレクセイ・スハレフ

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5.ジャヌー東壁(山頂には到達せず)

 セルゲイ・ニーロフ、ドミトリー・ゴロフチェンコ

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6.ガッシャブルムⅡ峰 新ルート「ハネムーン」開拓・単独登頂 2019年8月1日

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 補足します。

 タングラタワーとトライデント峰は、ロシアの若手クライマー達が集い、パキスタンのハーン渓谷の未踏の壁・峰を登る「ハーンプロジェクト」として入山、めぼしい壁を登ったものです。

 デニス・ウルブコは新婚の奥様と入山しましたが奥様がアプローチ途上で負傷したため、単独で登山を敢行したもの。

 今年のピオレドール・ロシアは、ゲストに8000m峰14座最速登頂で話題の人となったニルマル・プルジャを招いて12月7日に開催されました。受賞結果はまた後日。

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メンタルの弱さ、強さ

10月某日。

諸般の事情で詳細は書けないが、運転していた車両が横転。

そこは立正大学体育会山岳部のターミネーター(自称)たる私、外傷は全く無く済んだのだが、周囲の勧めで整形外科で検査した結果、

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背骨の横に飛び出ている「横突起」が3箇所折れていた。(画像右は事故直後、左は約2週間後のレントゲン画像)

身体よりも精神的ダメージの方が大きい。

普段、若い社員に「運転気をつけてね~」と言ってるのに、メンツ丸つぶれである。

職場では若手社員の皆から「身体大丈夫ですか?」と言われるが、親方だけは報告の電話からして

「おい、気をしっかり持て!」

「家帰っても、カミさんと子供には普通に接するんだぞ!」

と、精神面の叱咤激励の嵐。

数日経過すると

「大滝、気分転換に山でも行ってこいよ」

と、メンタルの弱さが親方にはバレバレである。

 

医師からは骨がつながるのに要する3ヶ月は安静に、と言われているが、現場作業員なもんでバリバリ鉄骨解体作業にでて気を紛らわす。

寝る前には『魁!!男塾』を読んで寝る。そのためか(たぶん)、痛みも一週間ほどで消えた。

 

1979年、当時未踏峰だったリンクサールに遠征した山岳部の大先輩から、「リンクサール峰の頂上の写真って無い?」と問い合わせをいただく。

そういえば、Rock and Ice誌やClimbing誌、世界各国のクライミングサイトを閲覧しても、登攀ルートは公表されているが山頂のショットはみたことが無い。

リンクサール峰を初登したアメリカ隊のGraham Zimmerman氏に連絡したところ、山頂に立った時の動画を保存しているファイル共有サイトのURLを紹介してくれた。Zimmerman氏いわく「カメラが凍りつき、ピントがぼけているので公開していなかった」という動画を拝見する。

それは、狭い山頂で歓喜の声を上げるクライマー達の姿だった。わずか20秒のピントが合っていない動画は、その登山の厳しさを物語るものだった。

幾度も繰り返し動画を視て、山頂で喜ぶクライマー達のテンションの高さに「彼らはどんなに過酷なクライミングを経て頂きに立ったんだろう」と直感する。その趣旨でZimmerman氏に御礼のメールを送る。

その動画をご覧になった大先輩は、私とは異なった感想を伝えてきた。

技術も装備もあらゆるモノが進化したけど「最後は気持ちの強さ」と感じたとおっしゃる。

「気持ちの強さ」。

実際にリンクサール峰を経験した大先輩が語る「気持ちの強さ」という言葉が、頭から離れない。

背骨がまだ治ってない身体をかかえ、なんとなく気力も低下していた。今冬から来年にかけて実現したいと思っていたことも、カネや身体を言い訳に次々と考えるのも止めていた。

山岳部の大先輩からのメール、Graham Zimmerman氏からのメール・動画を幾度も見直す。

さて、まずは明日の仕事を頑張ろう。

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韓国人は山女で日本を知る

日韓関係が最悪といわれる今、大石明弘著『太陽のかけら』が韓国で出版されることになりました。

“그녀의 에너지가 여러 사람들에게 전해지길” by mountainjournal 2019.10.18

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上記リンク記事では著者の大石氏が訪韓、インスボンやソニンボンを出版関係者らと登り交流する様子が報じられています。

韓国の翻訳者は、日本の登山界に精通したキム・ヨンド氏。

氏は韓国では「親日派」と呼ばれています。まことに残念ながら、韓国で親日とは、日帝時代に協力した裏切り者という蔑称。

キム・ヨンド氏は大島亮吉の本で登山に目覚め、韓国初のエベレスト登山隊隊長を務めた韓国登山界の重鎮。日本の山岳書に関しては古典から山野井泰史氏の著書まで熟知。韓国の冒険家が史上初と銘打ってグリーンランド縦断を行った際には「日本の植村直己が既に達成している」と韓国メディアで主張した気骨ある、日本の良き理解者。これ以上の翻訳者はおられますまい。

 この韓国語版『太陽のかけら』を出版する「ハルジェクラブ」なる団体。

 以前から韓国ではベルナデット・マクドナルド女史の著作はじめ、ジョン・ポーターによるアレックス・マッキンタイアの伝記『One day as  a tiger 』などの山岳書が凄いペースで韓国語訳されており、版権取得などどうなっているのか不思議でした。

 このハルジェクラブなる団体は大韓山岳連盟のメンバーを中心に会員制で資金を集め、その資金を元に欧米で出版されている優れた山岳書、古典、最新本問わず次々と翻訳、韓国国内に送り出していました。

 韓国には山岳書を専門に扱う「韓国山書会」も存在します。日本人と韓国人の気質を巡って「集団戦は日本人が得意」などと言われますが、山の本に関して日本人は韓国人に一歩も二歩も遅れをとっていると言わざるをえません。

 さて日韓関係が悪化し始める2019年始め、日本のメディアではチョ・ナムジュ著『82年生まれ、キム・ジヨン』という小説がとりあげられ、韓国社会の様子が話題になりましたが、同時期に韓国メディアで話題になっていたのは、韓国語版が出版された湊かなえ著『山女日記』。

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私は『82年生まれ・・・』は未読ですが、山女日記の方は再読してみました。

 アマゾンでも賛否が両極端に分かれた「山女日記」、読んで私も「女はめんどくせえ」と思う一方、兼業ガイドの私でもツアー中の女性たちの様々な人間模様をみてきたので「まあ、あんな話もあるよな・・・」とも感じています。何より、山のフィクションでありながら自分のロープ切ったりせず(笑)誰も死なないところがいいです。

 ちなみに湊かなえ氏は、この「山女日記」韓国語版出版のため、渡韓し韓国メディアからインタビューを受けています。

 来年初め韓国で出版予定の韓国語版『太陽のかけら』、そして既に話題の韓国語版「山女日記」。

 韓国の一般市民が登山に関わる日本女性を通じて、フィクション、ノンフィクションの両方で日本社会を知るというのは興味深いことです。

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【悲報】ミック・ファウラーが

癌を克服し、人工肛門を付けた身体でヒマラヤの困難な峰に挑むミック・ファウラー。

今秋、ビクター・サンダースと共にインド・シッキムヒマラヤChombu(6362m)に2度目の遠征に赴きました。

経験深い二人ですら「今までにない」と言わしめる長い悪天続きに悩まされながらも、山頂260mと迫ります。

そこで二人が襲われた災難、それは

To

食 中 毒 による下痢と吐き気でした。

Food poisoning stymies Mick Foler's and Vic Saunders's second Chombu attempt   by grough 2019.11.11

 

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2度目の遠征となるChombu北壁(中央左の壁)

 二人は9月末にイギリスを発ち現地に飛びますが、「モンスーンのような」悪天続き、さらにアプローチ途上の橋が流されるなどの障害が発生。それらを乗り越え、10月10日に北壁に取り付き、4日かけて6100m地点に到達。

 山頂までは容易な斜面を残すのみとなったところで、口にしたフリーズドライ食品が原因の食中毒と思われる下痢・嘔吐に襲われたとのこと。

幸い二人は無事にベースに帰還、2日間の休養で回復。既に二人はイギリスに帰国しました。

ミック・ファウラーいわく、

「天候も、コンデションも、許可証取得の雑事もひどいものでしたが、不思議なことに、私達はいつかまた再訪すると感じてます。シッキムにはとても特別な想いあり、チョンブにはとても思い入れがあります。

 遠征で最も重要な、そして勇気づけられたことは、オストメイト(訳者注 : 人工肛門を付けた人)であることは、まったく妨げにならないということです。

 前回の遠征は天候に登山活動を妨げられましたが、今回は高高度で十分な時間を過ごしました。いつものようにバーグハウスのギアは非常に優れた性能を発揮し、人工肛門を使用しても支障ないことがわかりました。ですからチョンブについての失望はさておき、ヴィックと私はもう将来のエキサイティングなプランを決めています。」

 オストメイトでありながら食中毒もなんのそのでヒマラヤの壁に向かうミック・ファウラー。次の計画が期待されます。

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後ろを振り向いてはならない。 真室川町 病追い(やまいぼい)

11月9日夜、山形県 真室川町 ふるさと伝承館へ。

真室川町平枝地区で現在も続けられる伝統行事『病追い(やまいぼい)』を見学させていただく。

家の中に「病」が入らないように、家の中の「病」を追い払うために、餅をつき、餅を入れた藁人形を集落外れの水田に置いてくるという伝統行事です。

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 真室川町教育委員会を通じて地元区長様にもご紹介いただき、行事が始まる18時に訪れてみると、大人たちによる餅の杵つきが始まる。

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大人たちの手であらかた「こね」「杵つき」が終わってから、子供達による餅つき。

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つきあがった餅は藁つとに入れ、藁人形に背負わせる。

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 藁人形は2体作られ、子供達が持つ。

 この集落の子供達が行列を作り、一度集落の端まで移動。

 それから番楽の演奏と共に夜の集落を練り歩きます。さすが番楽の盛んな地区、先ほどの餅つきで「腰が痛い・・・」「明日筋肉痛だな・・・」とつぶやいていた若いお父さん方も、行列ではキリッとした表情でお囃子の横笛・太鼓を鳴らしていて格好いい。

 カメラが不調のため完全に収録できなかったが、餅つきから行列が練り歩くまでを動画に記録しました。

  夜の闇の中、刈り取り後の水田に棒を立て、藁人形を固定します。

 皆が「ほーっほーっ」と叫び、誰かが「ああ、これで病が飛んでった」とつぶやきました。

 それから大人達が子供達に

 「戻るぞー、絶対 う し ろ ふ り む く な よ ー!

 そうです、藁人形をたてた後は後ろを振り向かずに戻らなければならないという禁忌があるのです。私は見学のため、行列の最後を歩いていましたが、皆一斉に振り向かず、ふるさと伝承館にもどっていきます。

 「病」という「悪いモノ」を集落の外に追い出し、絶対に振り向かずに戻ってくるという習わしに、黄泉の国を訪れたイザナギの神話を連想させられます。

 地元の方に伺うと、藁人形はそのまま朽ちるに任せて放置しておくとのこと。基本的に「病」を封じ込めた藁人形なのであまり縁起の良いものではないらしく、地元の慣習を知らない新任の若い先生が、歩くスキーの授業で藁人形の立つ水田に近寄りそうになり、みんなが慌てて止めた、なんてエピソードもお話してくださいました。

 今回の行事、餅つきで用いた餅米は5升。行列が戻ってからは地区皆さんの直来となり、私は行列の見学にとどめさせていただき、退出。

 古い伝統行事が地区総出で大事にされている姿に感銘を受けた夜でした。

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神田神保町 ろしあ亭 

平日に公休取得、セックスと暴力に彩られた街・東京へ。

午前中に野暮用を済ませ、午後からは所属するガイド協会の会議。

その前に神田神保町でランチ。

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白いビーフストロガノフでエネルギー充填。丸いのはライスではなく蕎麦の実。

 中学生の頃からオストロフスキー『鋼鉄は如何に鍛えられたか』やレルモントフ『現代の英雄』に親しんでいた私は、社会人になって東京に行く機会の度、ロシア料理店に通った。

 でも、パミール高原で高所登山の経験があるTさんいわく、「ロシアの黒パンは最低だ。あれだけは二度と喰いたくない。」と私の夢をぶちこわしてくれた(笑)。

 そのTさんもK2登頂を夢見ながら病に倒れ、世を去った。

 東京のロシア料理で腹ごしらえしてから、重たい課題が待ち受ける午後の会合へ出発。

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ロベール・パラゴ逝去

フランスの名登山家、ロベール・パラゴ(Robert Paragot )氏が10月24日、癌のため亡くなりました。92歳の生涯でした。

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ロベール・パラゴ氏近影

日本では『ザイル仲間の二十年』という書籍でその存在を知った方も多いかと思います。

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 1927年フランス・パリ近郊のビュリオン出身、農家育ちで14歳から山を始め、フォンティーヌブローの岩場で技術を磨いてきました。

 1950~60年代にかけてリュシアン・ベラルディ二という素晴らしいパートナーを得てグラン・カピュサン東壁・北壁にルートを拓き、アコンカグア南壁登攀、さらにはムスターグ・タワー、ジャヌー登頂を果たします。

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ジャヌー山頂に立つロベール・パラゴ 

1971年には隊長としてマカルー西稜(ウエスト・ピラー)にトライ、ヤニック・セニュール、ベルナルド・ミュレを山頂に送り込みました。

その後はフランス山岳会会長などの役職をつとめ、2012年にはその高所登山におけるクライミングの成果からピオレドール生涯功労賞(ワルテル・ボナッティ賞)を受賞しました。

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グラン・カピュサン北壁を登攀中のロベール・パラゴ

 その逝去をフランス各紙がとりあげていますが、その多くが「パリジャン」パリを愛した山男として報じています。

 フランス・シャモニを拠点に活躍する仲間達とは異なり、パリという街を愛した彼は山岳ガイドの道を選ばす、自動車修理工を経てタイプライター職人として生計を立て、数々の岩壁を陥していきました。

 偉大な登山家の逝去に、哀悼の意を表します。

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ヤマガタダイカイギュウと化石掘り 2019

山形県朝日少年自然の家の企画事業『ヤマガタダイカイギュウと化石掘り』にサポーター参加。

Dsc00823 今年も山形県朝日町のヤマガタダイカイギュウ発掘現場の見学から始まる。

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山形県立博物館の小林先生をお迎えして、珪化木の解説。この後、子供たち皆でチゼルハンマーで珪化木を叩いてみました。

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周辺の地質状況解説の間も、「化石掘りまだ?」と待ちきれない子供たち。小林先生から安全面の注意を受け、露頭に移動。さあ、子供たちのお待ちかねの時間。でも毎年思いますが、子供たちより親子参加のお母さん方が化石採掘に夢中になってます。

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 掘り出した化石は小林先生にその場で鑑定してもらいます。軍手も外し、子供たちの手(右)は泥だらけ。小林先生はどんな化石でも、たとえそれが化石ではない、火砕流に巻き込まれた岩石でも、掘り出した石の意義・意味を解説してくれるので小さな子供たちも保護者の方も喜ばれていたようです。

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 私の掘り出した化石の一つ。二枚貝の稚貝が多かったです。所員の工藤さんはハマグリ級の大物二枚貝をゲット。たとえ一部でも、巻貝の化石は子供たちも大喜び。

Dsc00833 化石掘り終了後は、参加者の皆さん親子同士で弁当昼食。

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 昼食会場の一本松公園からの椹平の棚田を望む。亡き人をめぐる出来事が多すぎた今月、久々に子供たちを相手にして精神的に生き返る思い。化石もまた、死んだ生物の「生痕」なのだが、まあ難しいコトを考えるのはよそう。曇りがちの空から差し込む日差しの下で、私達は穏やかな時間を過ごした。

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  例年、朝日少年自然の家でも最も人気のある企画事業の「化石掘り」。今年は受付開始直後から自然の家の電話が鳴りやまなかったとのこと。申し込み希望の方は受付開始後に速攻で電話するのが吉です。

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米とパン

田沢湖の帰り、国道46号線を走っていると『みそたんぽ』の文字。

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おおっ我慢できん!

というわけで1本お買い上げ(300円)。長四郎・森の駅店にて。

注文すると、店のおばちゃんが囲炉裏にぶっ刺してある「みそたんぽ」をあらためて炭火でこんがり焼いてくれます。

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串はぶっとい(たぶん)秋田杉。食べているとほんのり杉の香りがします。みそたんぽの米も結構なボリューム。

さらに山形に帰る途中、腹が減ってきたので、秋田県大仙市に6月オープンしたばかりのブーランジェリー ルロンに寄り道。

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 食パンが店のウリらしく、私の後から来た若い夫婦は「食パンありますか?」「すみません、売り切れで次の焼き上がり1時になります」というやりとり。

 私は「焼きカレーパン」と「粒三昧あんパン」を購入。

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 粒三昧あんパンはパンというよりも小ぶりの饅頭という印象。なんかパン生地が薄いのだ。大手メーカーヤマザキのあんパンって、大量生産食品だけど、あんとパンのバランスが絶妙だとあらためて思う。

 激ウマだったのは「焼きカレーパン」。売り場に「甘辛カレー」と書いてあったけど、そのとおり、食べた瞬間は甘口カレーの味わいなのだが、後からジワジワと辛くなる不思議なカレーパン。最初は甘いが後から辛い。まさに秋田美人のようなカレーパン(え?僕何か変なこと書いてます?)

 ぶっちゃけ、最近巡ったパン屋のカレーパンって「山形牛」だの「米沢牛」だの具材で勝負するパンが多い中、ここのカレーパンは肝心のカレーが美味いのでお勧めです。秋田の山帰りにどうぞ。

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生者と死者の間

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19日、大雨・暴風の中、田沢湖へ。

JMGA加入以来、18年組織を共にしたガイド仲間が山で亡くなる。

兼業ガイドの悲しさ、捜索にも葬儀にも駆けつけられず、ようやく今日、弔問。

 今月は高校山岳部の先輩のお父様が亡くなり、さらに亡父の七回忌を迎え、法要は家族だけで済ませるべく、父方の親戚への根回し、寺の法要手配等々。メディアでは台風19号で亡くなった遺族の話題が連日続く。

 その一方で、娘は進学に備えて美術系予備校の講習会に通うため、私が毎晩迎えに車を走らせる。

 逝く命、見送る死者と、開かれた未来がある世代の間を、私はウロウロするだけの1ヶ月。

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【レビュー】ストームゴージュアルパインパンツ

ファイントラック社のストームゴージュアルパインパンツを購入。

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左が従来愛用してきたストームゴージュパンツ、右がストームゴージュアルパインパンツ

 FT社のストームゴージュアルパインパンツを購入。
 以前はフランスのアイダー社のパンツを登山用だけでなく普段着としても着用していた。アイダー社製品が日本から撤退、入手できなくなり、生地もゴムも劣化してしまった。

 アイダーのパンツにとって代わったのがFT社のストームゴージュパンツである。生地がゴワゴワするという方もおられるが、私は登山用だけでなく普段着としても利用している。さすがに傷みが目立ってきたので、今回はストームゴージュアルパインパンツを新たに購入。

 早速、悪天下の古寺鉱泉~大朝日岳往復で使用してみた。

 驚かされたのが、生地の撥水能力。

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 登山口から歩き始めて6時間後のパンツ生地をマクロ撮影したもの。天候は小雨~霧雨の繰り返し。風が吹いていたため、常に雨粒が身体に吹き付ける状態だった。

 新品ということもあろうが、雨粒を一切通さない撥水能力を保つ。

 私は登山において、よほど強い雨でないかぎり雨具のズボンは着用しない。ガイド山行ではお客様から「ガイドさん、下履かないんですか」と心配されるほどだ。理由は単純、汗かきな私は雨具のズボンを着用しても結局身体が発する汗でずぶ濡れになること、足回りがブカブカするのが嫌だということに由来する。

 これだけの撥水能力があれば、雨具の下を履かない私には大変便利なパンツとなる。

 さらに特筆すべきは、ストームゴージュパンツに比較して太股のベンチレーターが大型な点である。

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左がストームゴージュパンツのベンチレーター(FT社の用語ではリンクベント)、右がアルパインパンツのベンチレーター

大型ベンチレーターの効果だろう、風を受けると太股・膝周りの空気が動いていることを実感する。

これらの撥水能力、ベンチレーターのおかげで、先日の大朝日岳往復は一日中、雨具のズボンを着用せず、かつ快適に歩くことが出来た。

難点を挙げるとすれば、

Ft5 ベンチレーターが大型になったため、脚を曲げた際にシルエットが乗馬ズボン並みに横に広がってしまう。私は格好に無頓着な方なもんでさほど気にしないが、人によっては好みが分かれるところだろう。

 所有しての課題は、今後は幾度もラフに洗濯するわけで、どうやって新品同様の撥水能力を保持するか、になるだろう。

Ft2_20191002090601上がストームゴージュパンツ、下がアルパインパンツのバックル

 今後はこのパンツを存分に使い倒したいと思います。

※当初、記事中で別モデルの「ストームゴージュパンツ」を「旧モデル」と誤って表記しておりましたので修正しました。(2019.10.1)

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さよなら、古寺鉱泉・朝陽館

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今シーズン限りで営業を終える古寺鉱泉・朝陽館に泊まる。営業最後の年のためか、週末はツアー等で予約いっぱいのところ、空いている日曜宿泊で予約成功。明日は古寺鉱泉から会社に出勤である。

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2階の部屋に案内され、宿帳に名前と住所を記入。ご主人から、

「あれ、山形市の○○に住んでるの?おれ近くの△△出身なんだけど」

同じ学区の出身ということで話が盛り上がる。

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同じ学区出身ということで?にこやかに宿の説明をしていただく。窓に置いてある布テープは「カメムシ君」(ご主人談)対策。カメムシがでてきたら、手に触れないようにしてテープに貼り付け、備え付けの袋に入れる。

「まず入浴して汗流しましょう!」

ご主人に勧められ、入浴。

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源泉は7.3℃の含二酸化炭素ーナトリウム・カルシウムー塩化物・炭酸水素泉冷鉱泉。それを沸かしたお湯が幾人もの登山者を癒やしてきた。

一風呂浴びて、夕食までの2時間、のんびり過ごす。

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窓からの光景。古寺川の流れる音。

初めて朝陽館に泊まったのはだいぶ以前、ツアー登山がまだ盛んだった頃。

大朝日岳の日帰りツアーから下山し、朝陽館の前に到着した時のこと。登頂できて涙を流すお客様をみて、山岳ガイドという仕事の素晴らしさを知った。

宿泊しなかったものの、ガイド山行で前を通り過ぎる時、これから山頂を目指す緊張感、下山した時の安堵感。

昭和12年築造の朝陽館にいつも見守られてきた。

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1階廊下の様子

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2階の階段から玄関を望む

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黒光りする木造の階段、手すり

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2階廊下の様子

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部屋を仕切る戸は障子です

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アルミサッシの内側、元の木戸の鍵はネジ式

「ちょっと早いですが・・・」

と、ご主人の声がかかり、1階の広間で夕食。

本日の宿泊客は私の他に、ご高齢の夫婦とトレイルランやっているという元気そうな息子さんの親子一組。

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ご主人から料理の説明。左下から時計回りに、山ウドの煮付け、大根の山葡萄漬、ワラビおひたし、だし(山盛の中に豆腐)、キクラゲのポン酢あえ、ゼンマイ煮付け、ブナハリタケ煮付け、岩魚塩焼、キノコ味噌汁(すんませんキノコ名前忘れた)、御飯は山形のブランド米つや姫。

 お隣の親子連れは横浜からいらっしゃったとのことで感激しきり。山形県人の私にとってはなじみの食材だが、県外から訪れる山岳部の先輩後輩、お客様には、こういう料理食べさせたかったなあ・・・と後悔の思い。

 夕食を食べていると、女将さんがわざわざ私のところにやってきて、

「大滝さん、山形市から来て十分帰れるのに、お泊まりになるのは、営業最後とかお聞きになったからですか?」

と核心を突かれる質問をいただく。

月山山頂小屋ではガイドとして御厚意をありがたく戴いているが、普段はあまり「山岳ガイド」という身分を振り回したくない。今回も普通の登山者として泊まっていたのだが、話の成り行きで昔ガイド山行でお世話になったことを話す。

女将さん「ガイドですってー!」

ご主人「なんだよー、それ早く言えよー!」

それからはガイド業、ツアー登山を巡る旅行業、朝陽館の今後、新設される登山センターの話で盛り上がる。ご主人の話から、横浜からいらっしゃった親子の方のお話から、いろんなお話。

朝陽館の夕食には、人との出会いがありました。

夕食後は部屋に戻る。

朝陽館の電話は衛星通信電話だ。電波の届かない楽天モバイルのwifiルーター、ガラケー、iphoneはポーチにしまう。気象情報を得るためのラジオも入りが悪い。普段はiphoneに録音しているエピック音楽を聴くのだが、それもここではやめる。

古寺川の水音、かすかに薪を焚く香り。通信手段から閉ざされた、静かな山の宿で、現代メディアの評論書を熟読。

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自家発電が止まる夜間、階段をほんのり照らすランプ

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しっかり睡眠をとった翌朝、布団をたたみ、ご主人らが朝飯の用意をする前に宿を退出。

さあ、これから会社。今週も現場作業に頑張ろう。

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早朝の玄関。さよなら、古寺鉱泉・朝陽館。

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紅と蒼

9月29日、古寺鉱泉から大朝日岳山頂を往復。

気象予報では雨だが、前線通過前に登り終えることを目論む。

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入山すると、霧雨、時々小雨。こんな日は登山者も少なく、紅葉シーズンにもかかわらず静かな山登り。

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ヒメサユリでにぎわった登山道は、今はリンドウが花盛り。所々でトリカブトの蒼色とアキノキリンソウの黄色のコラボ。

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稜線に出ると、登山道の周囲も紅葉で彩られる。

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ガスで全く眺望もない山は、登山道脇の紅葉を楽しむ。

P7_20190930223601大朝日小屋脇に残るマツムシソウ

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小屋に続く稜線は、チングルマの紅色に染まる。

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下山途中、ようやく山肌が見えてきた。

古寺鉱泉目指して下山中、足並みのそろった集団に追いつく。先頭のリーダーはブナ林で「樹幹流・・・」を説明している。大朝日のツアーはタイトなスケジュールのツアーが多い中、おおっ、いいなあーと思いつつ、最後尾の方が「追い抜きでーす」と声をかけてくださったので追い抜きしようとしたところ・・・

「大滝さん?」「あれ?」

その集団は毎度お世話になっている月山エコプロのツアー、先頭は近田郁子ガイドだった。

「下見ですか?」と近田ガイドに尋ねられる。

お客様もずらっと並んだところで「会社で精神的に疲れたので大朝日登りに来ました」とはこっぱずかしくて言えないので、

「そうそう」と答える。神様、女性に嘘つきました。ごめんなさい。

その後は私のペースで駆け足で下りる。

今日は自宅に戻らず、古寺鉱泉の朝陽館に泊まる。駐車場で濡れ物・汚れ物を着替え、お泊まり道具を揃えて朝陽館に向かう。

ちょうどそのタイミングで下山してきた近田ガイド一行とすれ違い。

「大滝さん、今日はお泊まりですか?」

近田ガイドに尋ねられ、

「 現 実 逃 避 で す 」

と素直に答える。それから私は今宵の宿、朝陽館に向かった。

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古寺鉱泉~大朝日岳 登山道情報

一服清水近辺に、9月24日頃の暴風でかなり太い倒木が4箇所にわたり道を遮っています。

乗り越えたりくぐったりして通行に問題ありませんが、倒れたばかりの倒木、手がかりになりそうな折れ残った幹がぐらついたり、足がかりとなる枝が滑りやすくなっていますのでご注意下さい。

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エナジーチャージ

あ~ブログ更新サボリにさぼった。

10月も世のため人のため、現場作業員に専念します。

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会社の偉い人のカナダ土産、メープルシロップキャンディ。職場のテーブルに置いて皆でつまむ。

本場のメープルシロップの素材を生かして、あまり甘くなくて美味。

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福島・会津に仕事で赴いた同僚から買ってきてもらった、おなじみ「堀ドライブイン」の馬刺し。

コレ喰って、今週来週の仕事乗り切ります。

しかし地球温暖化対策の前に、中年女性登山者の元気さを発電か何かに利用できないものか。

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