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そば粉

山岳写真家の高橋金雄氏のウェブサイトをみた。
そば粉を使った料理のレシピがアップされていた。

そば粉で条件反射的に思い出すのが、ヘミングウェイの短編「二つの心臓を持つ大きな川」
ニック・アダムズを主人公とする短編小説の一編である。

私が山登りを始めた理由の一つに、幾つかの文学作品が絡んでいるのだが、
「二つの心臓を持つ大きな川」も、特に影響を受けた。
もっとも、ストーリーは登山ではなく、バックパッキング(徒歩旅行)の様子を描いている。
そのキャンプの様子で、「そば粉」でパンケーキを作る場面があったのだ。
そば粉でパンケーキか・・・どんな味がするんだろう・・・アメリカ人もそば粉を食うんだ・・・
と、初めて読んだ当時中学生だった私は感心しきりだった。

気になったので帰宅途中書店に寄り、ヘミングウェイの短編集を探してみる。
私が愛読していた新潮文庫、私の気に入っていた大久保康雄氏の訳本ではなく、高見浩氏の訳になっていた。
しかも、以前の版と異なりニックアダムズ物は時系列的にきちんと収録されている。
ほほう、と思いぱらぱらと主人公がキャンプしている場面を探すと・・・・
「そば粉」の場面は「スパゲティ」になっていた。あれ?
インターネットでテキストを検索してみると、やはりスパゲティだ。
大久保康雄氏訳の「そば粉」は、いまだ強烈な印象のまま、残っている。

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コメント

ニックは夕飯にスパゲティを作って、そば粉のパンケーキはその翌日の朝食に作ってますね。

投稿: たま | 2019.06.01 21:59

たま様

 返信が遅れましてすみません。
 コメント、ご指摘ありがとうございます。

 このコメントをいただいた翌朝、子供達とのキャンプでスパゲティ作っておりまして、このコメントとも併せて御縁を感じた次第です。
 またお気づきの点ありましたらコメントいただければ幸いです。

投稿: 大滝勝 | 2019.06.09 10:01

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