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セクシー下着

かつて、視るテレビ番組といえば
 『NHK特集』の紀行物
 『テレビ朝日』の世界紀行物
 日本山岳会ナムチャバルワ峰遠征のビデオを流しながら、エアロバイクを漕いだりしていた。
今は、
 『すくすく子育て』 
 今日の特集は「授乳」。
 取材先の若い奥様の下着は黒・・・

 は、さておき、番組コーナーで世界の赤ちゃんのあやし方をやっていた。
 今日はパキスタン。
 アラホーと独特の声をかけながら、両足に赤ちゃんを載せ左右に揺らす。
 番組がおわった後、娘がニコニコしながら「今のテレビと同じことさせろ」と言わんばかりに寄ってくる。
 はいはい、アラホー、アラホー。
 
 妻曰く、テレビで親子体操などやっていると、娘はテレビをじっとうらやましそうに視ているという。
 普段あまりかまってないことを反省。 

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やりすぎだぜハリウッド

飯豊体育館から帰宅、遅い夕食をとる。
いつものように、娘が膝の上に乗る。
新聞のテレビ欄を見ると、リメイク版猿の惑星を放映しているらしい。
ちょうどクライマックスの時間帯だ。
どれどれ、とテレビをつけてみる。
いきなり、猿の軍隊が押し寄せてくる場面になった。
「ほらほら、お猿さんいっぱいきたよ~」と娘に言う。
振り向くと、娘は顔をこわばらせ私の背中の陰で小さくなっていた。
よくよく見るとリメイク版の猿の惑星、旧作よりも猿のメイクがいきなり凶暴な感じである。
「ごめんよ~」
と、チャンネルを変えるが、うっかりして元のチャンネルに戻してしまった。
おつぎはいきなり猿の軍隊のリーダーらしき、すんごい凶暴そうな猿の顔がどアップになってしまった。
膝の上に乗っていた娘が再び背中の陰に走って隠れる。
「ご、ごめん~」
いやいや、ハリウッドの特撮技術もやりすぎだぜ(責任転嫁)

旧作 性格良さそう↓
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新作 性格悪そう↓
20724tokusyu

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痛いでちゅ

約20日ぶりに飯豊体育館を訪れる。
会社を6時30分前に出て、速攻で飯豊に向かう。
行きの車中で人工壁を何度もイメージし、体育館を訪れるが・・・
あれ?
人工壁のルーフがイメージよりもすんごい高く見える・・・
こんなにこの壁でかいっけか?もう雰囲気に呑まれてるよ、とほほ。
とほほ状態で小野さんにビレイしてもらうが、ルーフ脇で行き詰まる。
「クリップしようとするロープ持ってホールド持たない!」
「それZクリップ!」
と、遠藤さんに下からアドバイス受けながら、登っている時もとほほ状態。
2回テンションかけて御休憩。
「最初にテンションて言葉覚えちゃ駄目!」
壁の上部でセミの如く体が固まり、フォール。
遠藤さんからは
「下と上とでムーブが全然違うんですよね~登り込まないと」
とアドバイス。
小野さんからはクリップのかけ方を実地で教わり、
「今月の岳人で「初めてのフリークライミング」特集があるので読んでみてください」
と言われる。
飯豊の帰り、まっすぐ帰宅せず山形市内の書店に直行。早速岳人誌を購入。

最後にフォールした際、ルーフ角に内股をぶつけた。
アイダーのズボンがぱっくり裂けた。
あとで見てみたら、ナニの脇の内股が黒く腫れ、毛穴から血が滲み出している。
ふー。
まずは体で覚えなくちゃ。

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似非科学を、憎む。その2

 ブナに耳をあてると、水を吸い上げる音が聞こえるという人がいる。
 実際には、植物が水を吸収する速度は音として捉えられるほどのものではなく(注1)、風等の影響を受けた振動が音として聞こえるものである。
 誤認が多いようだが、私が受けた某県ネイチャーゲーム講習でも初めからそう教えられた。
 ウェブサイトで検索すると、水を吸い上げている音が聞こえていると誤解している人は多い。個人ならまだしも観光協会など公の団体でも、そう表現するサイトもある。
 木の幹に耳や聴診器をあて、そこから聞こえる音から自然を「命」として感じることは、自然体験の手法として優れた手法である。私も好きな手法なので、ブナ林ガイドの時は聴診器を借りてザックの中に入れていた。
 だが、水を吸い上げる音が聞こえるというのはれっきとした誤りである。

 『神々の指紋』という本がある。
 少し前にベストセラーになった、各地の古代遺跡等を題材にした「超科学」の方であるが、中身は嘘(いいかげんを通り越して悪質な)に塗り固められたインチキ本である。この本を擁護・肯定する人間の言い方に多いのが
 「ロマンがある」
 という言葉である。
 ロマンという言葉で、現代の科学で解明できない現象をオブラートに包んだり、自然現象を根拠無く解釈する考え方は嫌いだ。そのような姿勢が、結局はオウムのような凶悪なテロリストを台頭させたことに気がつかない人がいるのは残念である。私自身が超自然科学とやらに騙された経験から、いわゆる似非科学をまきちらしている人間は、私にとって憎悪の対象である。
 野外教育に関心を抱き、ウェブサイトを通じて日々膨大な量の野外活動・環境教育の情報に接している。その中には明らかにカルトに近い団体もある。もっとタチの悪いのは本人に悪気はないまま、あやしげな活動に荷担している人である。
 巷ではますます野外活動・環境教育の機会は増えるだろう。 
 多くの情報に触れ、取捨選択し、多くの人に会い、常識的な価値観を持ちたいと思う。
 (注1 北大農学部西口親雄助教授によれば1時間に1~3m)

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似非科学を、憎む。その1

日本女子大の調査で、小中高生を対象に「人は死ぬとどうなるか」という質問をしたところ、約2割が「生き返ることもある」と回答したという。

 小学生の頃、学研の「ムー」という月刊誌を愛読していた。『超自然現象』を扱う雑誌である。
 雑誌「ムー」はあるときから「空中浮遊」「謎の金属ヒヒイロカネ」などを説くあるグループ、ある人物を取りあげ始めた。
 その名前は麻原彰晃、グループの名前はオウム真理教である。
 後に大学進学のため上京した私は、中野駅前で選挙活動中のオウム真理教を目にすることになる。
 おそろいの象の帽子、麻原のマスクを頭につけた女の子達が踊り、麻原彰晃の歌を歌っていた。
 最近読んだオウム関連の記事によれば、筑波大をはじめ最先端の研究環境にいた学生達も、おなじ「ムー」を読み感化されてオウム真理教に身を投じたという。後に彼らは有毒ガス開発や殺人に手を染めることになる。
 バリバリの理系出身でありながらオウムに入った彼ら。
 文系出身で優柔不断、他力本願な性格でありながら、オウムに関わることもなかった私。
 この違いはなんだったのだろう、と今でも考える。
 そのたびに、それはわずかな偶然の積み重ねに過ぎなかったのでは、と思う。

 もともと私の家の商売が深く仏教に関わっていたこともあり、新興宗教に対しては距離を置いていた。
 学生時代、世はバブル時代、宗教の勧誘も多かったが食欲と性欲は野獣並みの若かかりし頃、山岳部のY先輩と「宗教の勧誘に来る女の子で可愛いのいるんですけど、ホテル連れ込んだらやばいっすかね?」程度の即物的かつ脳天気な人間だったことも幸いしたのだろう。(注1)

 さて、雑誌「ムー」。
 オウムや麻原の言われるままに取材発表したことについてマスコミ上で弁明はしていたが、害毒ともいえる情報を流し続けていることについては何の反省もないようだ。
 断層崖を「宇宙人の工作跡」、なんらかの小動物の巣穴または水路トンネルを「小人型宇宙人のトンネル」等々と称し、木村鷹太郎の自説や東日流外三郡誌などの「偽書」をなんの検証もなくとりあげる。
 有害性に関してはムーだけでなくテレビ局も同じ。
 以前のUFO特集に代わり、年末年始のゴールデンタイムの特番で環境問題をネタに「人類が滅亡」と堂々ととりあげる。権威付けのつもりなのか、中身のないイオンド大学の『先生』がワサワサ登場する。

 その一方でニュースキャスターは子供達の一般科学常識のレベル低下を訴える。
 マスコミの皆さんも厳しい入社試験をかいくぐってきた割には、
 お ま え ら 支 離 滅 裂 だ な

 注1:現在、筆者は一児の父親として清く正しく日々の家庭生活を送っております。

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冬のソナタ、冬の彼方

先日の仕事中、携帯が鳴った。メールでなく電話だ。
ウインドウを見ると、見たこともない電話番号である。
「あやしい」
と思い、電話にでない。数回コールして電話は切れた。
直後、自宅から電話がかかってくる。妻からだ。
「韓国から電話あったんだけど」
「はぁ?」

実は、あるプランのため、昨年末から韓国の某登山団体宛にメールを送っていたのだ。
携帯を見直して調べると、最初にかかってきた電話番号、韓国の国番号と市外局番だった。
肝心の送信先の番号は表示されていない。
これではリダイヤルできない。
何度も何度もメールしてようやくコンタクトがとれそうなのに~
冬のソナタ並みのすれ違いである。

夕方、再度携帯が鳴った。
いったん職場のデスクを離れ、電話にでてみる。
「あ・・・韓国からですが・・・」
と、低い日本語が聞こえてきた。

一本の電話で人とつながる。
コミニュケーション能力は人様より著しく欠ける私だが、こんな時は意志を伝えるありがたさを痛感する。


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感動

前にも書いたように、私が所属していた大学山岳部のサイト管理も手がけている。
OBから、ある後輩の度の記録がメールで寄せられた。
この後輩、「徒歩」という手段で日本各地を歩き回っている。
記録をほとんど公表していないが、日本列島縦断も果たしている。
その彼のメールの、あるくだりに目が止まった。

『今は知内の道の駅にテントを張っています。
 なぜ歩くのか?・・・・・僕にはそれしか出来ないから。 』

 彼の言葉を目にしたとき、不思議な感動・・・「心を揺さぶられる」と書けばいいだろうか、批評を受け付けない、できない・・・を覚えた。

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理解不能

子供ができてから、子供が関わるニュースに敏感になる。

『3歳女児、餓死』
20歳のかーちゃんと23歳の同居の男逮捕。
ショックだったのは「カラオケに行きたいのに(子供が)邪魔」などのコメント。
妻いわく、「男ができりゃ、子供は邪魔になるのかね」
身近でも、あるところで「おめえがいるから飲みにもいけないんだよ」と幼児を罵倒する若い子を見たことはある。
自分も、時折山に行けなかったり本が読めなかったりするときに
「あ゛~うぜえ!!!」
と思うときはある。
だが命ある子供を餓死とは・・・理解不能。
餓死しかけてる娘ほったらかしでカラオケ、男とヤってさぞ楽しかろうな。

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さすまた

出張中のこと。
宿でテレビを見ていると、どっかのキチガイが小学校に侵入、女の子を張り倒したところを副校長にとりおさえられるという事件を報じていた。
お手柄の副校長、インタビューの中で、
「男を『さすまた』で取り押さえて・・・」と答えていた。
さすまた?刺又?
さすまたって、あの時代劇の捕り物に使うアレ????
不思議がっていると、同僚いわく、「池田小の例の事件以来、今はどこの学校にも置いているみたいですよ」
し、知らなかった・・・
学校に刺又・・・男組か???

男組↓

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昔(80年代後半)、池本元光というサイクリストの本に影響を受けたのだが、池本氏が自転車による日本一周中、よく宿泊先として利用したのが「学校」だった。
現在ではもう不可能なんだろうな。

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冬の雷

出張の2日間、雷がすごかった。
冬の雷・・・暖冬のせいか、現場に立つ間、大きなあられが激しく降ってきた。
朝現場に徒歩で向かう途中、後ろから重機がやってきた。
歩道に寄った瞬間、周辺がカメラのフラッシュをたいたように明るくなった。
重機のパッシングか?と思った瞬間、爆発音のような轟音が響いた。近くに落雷があったらしい。
雪の中の雷というのも、何か味わい深い。
実は、雷が好きだ。
思えば数々の自然現象の中でも、雷はもっとも美しく壮大で、激しい現象だと思うのは私だけだろうか。

以前の出張で札幌に滞在した際、収容人数500人はあろうかという大型クラブに行った。
建設会社のろくに仕事もできないリストラ候補の私としては、同行の取締が行くとあれば、たとえ火のそば水のそば、ススキノでもどこでもお供しなければなりません。
そこのお店、お一人様につき一人ホステスがつくのだが、そこは人様とお話するのが不得意な私、コミニュケーションの練習として可愛らしいホステスとお話 しなければ なりません。
で、雷が好きなんだよな~と言うと、彼女は雷が嫌いだそうで、かなり不思議がられました。

そんな事を思いながら、湿った防寒着の寒さに耐えながら現場に向かう。

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すてきな女子高生

2日間、出張に行っていた。
大雪の中、じっと道路脇に立って通行車両の速度を計測する業務である。

今担当しているのは、公共事業の効果を具体的な数値として算定する業務だ。
狂信的な環境保護団体やプロ市民、久米某がキャスターをつとめたような似非マスゴミは何かにつけて「無駄な公共事業」と呼ぶ。それでは反語として公共事業の「効果」はどのようにして表されるのか?
ある種の公共事業の効果、便益(べんえき)を数値として算出するため、近年は環境経済学でも用いられるCVM法やヘドニック法など様々試みた。便益研究の第一人者である東北大学大学院の森杉先生のアドバイスも受け、我々が対象とする公共事業の効果を求めるため、積雪時の交通速度調査が必要になった訳である。

 雪が降り、除雪車が道路脇に雪を除ける。
 それで車道幅が狭くなり、通行車両も速度を落とす。
 それだけなのだが、こんなデータ、過去に秋田県某地区で計測事例があるだけで、他に無い。
 実際に計測しようとした例も無いのだろう。東北大の森杉先生も、「数字があったら、みんな使いますよ」というくらいだから、おそらく誰も計測してないのだろう。
 そりゃそうだ。好んで猛吹雪の中、あまり車の来ない道路脇で通行車両の速度を計るなんてことは。
 降雪・積雪を求め2日間、山形県北部の町村を転々とする。

 2日めの朝6時、朝食前に測定する。
 山形県真室川(まむろがわ)町というところだ。
 会社のヘルメットをかぶり、同僚と共に道路脇に立つ。
 降りしきる雪の中、高校生達が駅方面から歩いてくる。
 女子高生から「おはようございます」と言われる。
 同僚と顔を見合わせ、「ここの女子高生って、礼儀正しいんですね~」と話す。
 また一人、女子高生から「おはようございます」と言われる。
 えええ~真室川高等学校の女子生徒は礼儀正しいなあ~
 そんな子ばかりでなく、携帯に夢中で何も言わない子ももちろんいるのだが、ちょっと感動でした。
 
 挨拶きちんとできる女の子って す て き だ な あ ~

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ゆきかき

今朝の会社での会話
「昨日何回?うちんとこ2回」
「いやー、3回もやったよ」
夫婦生活の回数ではない。除雪した回数の会話で、雪国の一日は始まる。

昨日は家庭サービスの日。
妻が免許書き換えのため、免許センターへ妻を送っていく。
もう朝の段階で重く湿った雪がモサモサと降っている。
腰を痛めた父に代わり、実家前をゆきかき。
午前中いっぱい実家で娘をジジババと遊ばせ、昼に迎えに行く。
妻の要望で「牛角」ランチを食い、アパートに戻る。
予定では飯豊体育館に行く予定であったが・・・・アパートは丘の上、大家の私有地の奥にある。積雪に阻まれ、妻の車(デュエット)は入れなくなっていた。
妻と娘を部屋まで歩かせ、私は角スコとスノーダンプを出して除雪にあたる。
そんな私をみて、大家さんが窓から顔を出し「今濡れた服乾かしてっから、後で行くよー」と声がかかる。
管理人である大家はエンジン付除雪機を持っており、午前中も除雪していて休んでいたらしい。
大家の奥様まで駆り出され、駐車場を樹脂スコップで雪かきしている。
自己中心的で思いやりのかけらも無く、金に汚い関西の人間なら、
「なんのために管理費払っとるんや!」
というところだろうが、私は東北の人間である。
50過ぎた管理人夫婦が大雪の中除雪しているというのに、部屋に帰る訳にいかない。
大家さんがエンジン付除雪機で車の通路を除雪している間、私は市の除雪車がアパート入り口にうずたかく盛り上げていった雪と氷の塊を角スコで崩し、排除する。その後は大家さんの奥様と一緒に、日没まで駐車場の除雪を行う。
 こうして雪国の『休日』は日が暮れる。

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偶然であった人

ある講習会で呼び止められた。
その方はウェブサイトを視てました、とおっしゃる。
さらに話をきけば、最近私がよく視ているサイトの管理者の方だった。

蔵王坊平 平倉山荘

ウェブサイト、不特定多数の方に視られていることを実感した次第です。
人間のクズのはきだめ「2ちゃんねる」のようなバーチャル交流は嫌いなのだが、
こうして偶然出会うネット関係の縁は嬉しいものである。

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年齢

読売新聞のローカル欄で楽しみにしているコラムがある。
山岳写真家、高橋金雄氏の執筆する欄だ。山で思うこと、山に思うことが書いてある。
15日朝刊では「年齢というヤツは」と表題がついていた。
所用で昨年末に高橋氏とはメールのやりとりをしていたのだが、メールには年末年始に八甲田に行くとあった。
その八甲田山行を通じて、登山と年齢に関するエッセイを寄せている。
文章のサビ、とても印象に残ったので(読売には勝手に)抜粋

『 若い時期、困難を追いかけるのはいいことだと思うし、そうやって自己を高める必要はあろう。が、それがいつまでも続かないのも事実である。そして体力がどんどん低下するにつれて視野は広がり、若い時期には見えなかったものが見え始めてくる。
 年齢を重ねるに従って、何の変哲もないような雑木林の山の良さ、大いなる大自然の中で息づく小さないのちに、ようやく眼を向けることができてくる。』
 以前某クライマーの「クライミングに挫折した者はハイキングに身をやつす」という趣旨の文章に触れた。
現実そうだと思いつつ、クライミングやってる人って、ずいぶん傲慢ですねえ。
 いや、訂正しよう。私が接するクライマーってすべて謙虚な方だけど、過去に「自分の傲慢さにすら気がつかない」そういう人メディアで多いけどね。
 大ベテランである高橋氏に「年齢を重ねるに従って・・・ようやく眼を向けることができてくる」と、あーなるほどなーと少し考えがすっきりする。
 「老猛クライマー」をめざしている偉い先生方もおられるけど、自分に見合った登山を模索することも大切か。またそれをオーガナイズできるようになるのも、山岳ガイドの使命かもしれない。

 もっとも、この文章で一番納得し、高橋氏は「岳人」なんだなあと思ったのは最後の締めくくりにある。
『ただ、そう簡単に老けたくはない、と思うこのごろである。』

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はんだごて

15日土曜日、午後からの所用のため休みを取った。
ゆっくり寝ているというわけでもなく、別件のため朝5時に起床する。
別件とは、娘のおもちゃの修理である。
キティちゃんのプラスチック製の提灯、電球のリード線が切れてしまい、先日は「なおして~なおして~」と号泣されてしまった。
キティちゃんお医者さんに行くんだよ、と説明して時間を稼ぎ、先日は実家にはんだごてを取りに行った。
娘が起きているうちにはんだごてを操作すると危険なので、朝5時起床となる。
薄い煙をあげてはんだを溶かし、リード線を接着する。
このおもちゃ、広東省の山奥で安い賃金の女の子が作り上げたのかな・・・と根拠のない想像をしながら、提灯を組立てできあがり。
小学生の頃、ラジオ製作キットを父親と一緒にはんだごて握って作っていたことを思い出す。
この提灯、修理しても娘はすぐに飽きちゃうんだろうな。
それでも修理して娘の喜ぶ顔がみたいのは、父親の特権か、それとも悲しい性か。

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悪知恵

娘と入浴。
娘は浴槽のお湯を飲みたがるので、私から「ポンポン痛くなるっ!!」と叱られてばかりいる。
今日はしきりに「おとうさん、寝んこ、寝んこ」と言い、浴槽の縁を指さす。
浴槽の縁に寄りかかって寝ろ、と言っているのである。
疲れていたので縁によりかかり、眼をつぶる。

ふと目を開けると、娘が私の顔をうかがいながら、私が眠っている隙をついて、浴槽のお湯をがぶがふ飲んでいた。
う~む、2歳にして悪知恵の働く奴だ・・・

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今日は何かが違う街

山形県北部のドライブを終え、山形市に戻る。
「気が利かない」
「ボンクラ」
と、いわれる鈍感な私だが、今日の山形市内は何かが違う。
対向車の社内に、やたらと可愛い若い女の子が目につく。
はて?
私の好みは年上の女性なのだが(注1)。
交差点で左右から来る車、
対向車、
若くて妙に綺麗な女の子が目立つ。
う~む。
信号待ちで隣接するゲームセンターに目をやると、袴姿のあんちゃんが盛り上がっている。
袴?
おおっ、今日は成人式か!!!
どうりでどうりで、ばっちりメイク決めたおねえちゃん達がいっぱいいるわけだ。
雪の中、着飾った彼女達は記念写真のフィルムを手に、私は現場写真のフィルムを手に、カメラ屋に入った。

(注1:ここでは35~39才を指す)

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はずれ

朝5時前に起き、パソコンを起動する。
気象庁のアメダスデータを確認。
山形北部の降積雪量が増えている。
交通量調査の現場確認のため、車で山形県北部に向かう。
祝日だが、自然条件が暦に合わせて雪を降らせるわけではない。
自然を相手にする業務、休日が潰れるのは気にしない。

ひととおり現場を確認した後、そのまま山形県某所に向かう。
アイスのシークレットエリアにならないかと、以前から目を付けていた場所だ。
山形のような豪雪地帯は、クライミングの対象となる氷瀑が生じにくい。
過去に山形クライミングクラフトをはじめとする偉大な先達が県内あちこち氷瀑を探し回っていたことは想像に難くないが、『灯台下暗し』のたとえもある。
で、行ってみたその場所は・・・黒い岩壁をむき出しに流水がザーザーでした。
いや、仮に氷瀑が発達していたとしても、傾斜が強すぎて私には手も足もアックスも歯がたたないだろう。
そんな滝でした。

帰路、業務打ち合わせの際にいつも上司と一緒に立ち寄る蕎麦屋に一人で入る。
今日は一人。
上司のいないテーブルでのんびり蕎麦を食べ、不発に終わった偵察の憂さを晴らす。

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似合わない。

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あるスポーツ用品を買うべく大型スポーツ用品店に行く。
店内はウインタースポーツ一色。
そこで帽子売場が目に付いた。
いつも愛用しているFILAのニットキャップも痛んできたな・・・と、前から欲しかった南米の民族衣装風のニットキャップ(耳まで覆うタイプ)を手にする。
かぶってみて鏡の前にたつ。
似合わねぇぇぇぇぇぇ!!!!!!
下ぶくれの顔にかぶると、まさにインカ帝国の石像みたいである。
しかし、今までいろんな登山用品を手にしてきたが、
『顔に合わない』
という理由で買えない用具はなんともくやしい。
私の顔の輪郭↓

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油断できん

娘はどちらかというと引っ込み思案である。
デパートの遊び場で他の子供がいると、遊びたい滑り台でも「あとで」と遠慮してしまう。
その娘が今日は他の子供と遊んでいたという。
妻から話を聞けば、相手が娘の手を引っ張って遊びに誘ったという。
妻いわく、
「相手は3才くらいの男の子でね~」
「他にも女の子いたのに、はなの手を引いてつれてったのよ」

ぁああ~ん!?
お と こ だっ てぇぇぇぇぇぇぇ!?
「なんで、はなだけ連れていくのかしら・・・」
「うちの娘がかわいいからにきまってんだろ!きをつけろ!」
と、自分で言っておきながら、はて何に気をつけるんだか。
あ~でも2才のうちから、もうお父さんは心配だ。
近づく男は年齢問わずぶちのめそうかな。

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マネジメント、駄目社員の場合

シャクルトンのドラマを視ながら、こう考えた。
もし自分が遠征隊の一員だったら誰にあてはまるのだろう。
結論はこうだ。

 「食料難のため、隊員に喰われる橇犬。」

 登山では、山岳ガイドはリーダーたらねばならない。
 単独登山では、自分自身に対してリーダーシップをとらなければならない。
 リーダーの素養が全く無い自分は、山なんかむいてないんじゃないか、とも思う。
 そう思った後、それは学ぶことが沢山あるということだ、と前向きに考え直す。

 探検は事業に近い。結果をださなければならない。
 劇中、シャクルトンがスポンサーの必要性を王立地理学協会に訴える場面があったが、彼の明快な論理はとても新鮮だった。
 一方、登山は自己内省的な行為だ。学術登山という方式も存在するが、成果をあげた隊は実際には少ない。
 登山に組織論やビジネスのお手本を求める風潮が、実は私は嫌いだ。
 登山に求められるのは、組織の枠にはめる事のできない個性の発露じゃないのか。
 特に右ならえ縦社会の好きな日本人にとっては。これは大学山岳部だけでなく社会人山岳会も同じ穴のムジナだ。

 ニコラス・オコネル著「ビヨンド・リスク」でもっとも好きな部分がジェフ・ロウに対するインタビューだ。
 長年優れたクライミングを続ける一方、事業に失敗し、離婚も経験したジェフ・ロウ曰く。
 「クライミングに成功したからといって、ほかのことにも通用すると思ってはいけないのだ」
 私がこの本を開いてこの言葉に触れる時、とて救われた気持ちになり、安心もする。

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マネジメント、経営者の場合

年を追う毎に年末年始のTV番組はつまらん。
そんな中で、NHK教育のシャクルトンのドラマ番組は興味深く視た。

 勤務先の営業本部長、まだ若いのだがサッカー協会の役員をしており、日韓W杯の際にはベッカムを擁する英国チームの日本滞在中のマネジメントを担当していた。
 英国チームの「お土産を買いたい」という要望のため、ベッカム目当てのファンが殺到する中、某デパートを英国チームのために完全貸切りにしたりと、一般民間人の想像を越えるご苦労があったらしい。
 そんな凄腕の営業本部長、出張の際に同行させていただいたが、社内一の駄目社員である私にとっては勉強になる機会も多い。
 その営業本部長と飲んでいる時のこと。
 本部長「山岳小説とかよく読んでるんだよ」
 私「どんなところがいいんですか?」
本部長「やはり主人公が決断を迫られる場面かな」
 私の遠征登山の話に話題が及ぶときも、本部長はたいてい「おまえはどうしてああいう決断ができたんだ?」と聞かれる。
 ああ、やはり経営陣のトップにいる人は、そういう視点で山岳小説や探検の記録に触れているんだな、と感じる。

 先のシャクルトン、南極探検に失敗しながらも隊員を全員生還させた、その優れたリーダーとしての手腕が取り上げられ、ブームに近い形になっている。私の持っている「史上最強のリーダー・シャクルトン」も、具体的にリーダーとしての手法に着目した内容となっている。(出版社はPHPというのがこれまたビジネス本らしい・・・)
 しかし、当時スポンサーの資金繰りに苦労したシャクルトンが、経営者達のお手本になっているというのも、なんとも皮肉な話ではある。
 テレビドラマでも、シャクルトンの隊員の扱いに注目して視てみたが、優秀なリーダーにはやはり有能な副官がいたのだなということも、改めて認識した次第でした。

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正月の朝に

2日朝6時に車で家を出発。
現場下見のため、山形県北部の真室川(まむろがわ)という町に向かう。
気温は-6度、国道はツルツルだ。
山形県というところ、国道を北上して大石田町というところを過ぎると格段に積雪量が増える。
朝7時前、沿道の家並みや商店ではローダーやエンジン付除雪機が出動している。
関西の人間にはとんと理解できぬだろうが、雪が降れば年末年始も関係ない。

国道を北へ向かう途上で夜明けとなる。
建設業という本業を持つ山岳ガイドである私にとって、
フルタイムでガイドしている方々とは活動形態を異にせざるをえない。
そんな中で、2005年はさらに自分なりの手法で山の魅力を発信していきたい。

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野生の王国

031102m
私の住む上山市は、人口3万7千人の地方都市である。
自宅アパートは市役所近くの丘の上にある。
名産である「柿」畑を切り拓いてできた造成地だ。

月山からの帰り、アパート敷地内に入ろうとした時だ。
宅地の間にわずかに残っている柿の木の根本に、小さい動物が飛び出した。
大型のネズミで、おそらく野ネズミだろう。
それを追いかけて、テンが飛び出した。私の車のそば、わずか1mほどのところで、テンが野ネズミに飛びかかっている。

道路の真ん中に車を止め、急いでザックから一眼レフをとりだす。
車のドアをあけた気配で、テンは遠のいてしまった。
まだ赤い柿がついたまま刈り取られ山積みされた枝の間にテンは逃げ込んだ。
小さな頭だけ出して私のほうを伺っている。
なかなかでてこないので撮影を諦めた。
枝の近くには、とどめを刺されて痙攣を起こしているネズミが横たわっていた。

住宅街となった今でも、我々の知らないところで生存競争が続いているんだなと認識させられた。

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