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年齢

読売新聞のローカル欄で楽しみにしているコラムがある。
山岳写真家、高橋金雄氏の執筆する欄だ。山で思うこと、山に思うことが書いてある。
15日朝刊では「年齢というヤツは」と表題がついていた。
所用で昨年末に高橋氏とはメールのやりとりをしていたのだが、メールには年末年始に八甲田に行くとあった。
その八甲田山行を通じて、登山と年齢に関するエッセイを寄せている。
文章のサビ、とても印象に残ったので(読売には勝手に)抜粋

『 若い時期、困難を追いかけるのはいいことだと思うし、そうやって自己を高める必要はあろう。が、それがいつまでも続かないのも事実である。そして体力がどんどん低下するにつれて視野は広がり、若い時期には見えなかったものが見え始めてくる。
 年齢を重ねるに従って、何の変哲もないような雑木林の山の良さ、大いなる大自然の中で息づく小さないのちに、ようやく眼を向けることができてくる。』
 以前某クライマーの「クライミングに挫折した者はハイキングに身をやつす」という趣旨の文章に触れた。
現実そうだと思いつつ、クライミングやってる人って、ずいぶん傲慢ですねえ。
 いや、訂正しよう。私が接するクライマーってすべて謙虚な方だけど、過去に「自分の傲慢さにすら気がつかない」そういう人メディアで多いけどね。
 大ベテランである高橋氏に「年齢を重ねるに従って・・・ようやく眼を向けることができてくる」と、あーなるほどなーと少し考えがすっきりする。
 「老猛クライマー」をめざしている偉い先生方もおられるけど、自分に見合った登山を模索することも大切か。またそれをオーガナイズできるようになるのも、山岳ガイドの使命かもしれない。

 もっとも、この文章で一番納得し、高橋氏は「岳人」なんだなあと思ったのは最後の締めくくりにある。
『ただ、そう簡単に老けたくはない、と思うこのごろである。』

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