テレビ東京Goodjob!!
テレ東といえば、「地獄の女囚コマンドー」とか「地獄の女囚プリスン 官能の鎖」でおなじみ木曜洋画劇場を条件反射的に思い浮かべてしまう私。
ところが、
「ガラスの仮面」をアニメ化 テレビ東京系で深夜放映へ
アニメ大手のトムス・エンタテインメント(名古屋市)は30日、女性に人気の長編漫画「ガラスの仮面」(美内すずえ作)を、テレビアニメ化すると発表した。松竹など5社と共同で1年(51話)以上のシリーズとして制作しており、4月からテレビ東京系で深夜に放映する。
「ガラスの仮面」は平凡な中学生だった主人公北島マヤが、演劇界のサラブレッド姫川亜弓と激しく競い合いながら大女優に成長していく物語。76年の初巻から04年12月発売の42巻まで、計5000万部以上のロングセラーとなっている。 (たまには私も朝日の記事を読む)
テレビ東京Goodjob!!
渡辺えり子を輩出した山形西高演劇部で活動していた姉の影響を受け、演劇は少し関心がある。
『ガラスの仮面』連載の初期に、こんな場面がある。
劇団の練習の一環として、限られた言葉「はい・いいえ・すみません・ありがとう」だけを用いて即興劇を演じる場面。
仲間達が次々と脱落する中、主人公の北島マヤは天賦の才で即興劇を演じ続ける。
ライバル・姫川亜弓がマヤを打ち負かそうと、「好きなレコードは?」と問いかける。
マヤが使うことのできる言葉は「はい・いいえ・ありがとう・すみません」のみ。
マヤはパントマイムによって、探し出したレコードを姫川亜弓に手渡す演技をして、「はい」と応える。
美内すずえの筆力もさることながら、この場面によって「言葉の妙」というものを深く印象づけられた。
かくいう今、その言葉が巧く使えないで悩んでいるんだが。
なお私は美内すずえ作品では『ガラスの仮面』よりも『聖アリス帝国』という馬鹿馬鹿しくかつ痛快な学園ものが一番好きである。
くだらん山岳小説よりよっぽどおもしろいな。
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