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フジサワ原理主義

私の父は家族を養うことを第一に生きてきた。(その苦労に反してバカ息子が育ったのは大変申し訳なく思う。)
そのため、趣味というものが無い。
強いてあげれば、読書である。
時代小説、特に藤沢周平が好みだ。
著作は、全て読了している。
さて、昨今の藤沢ブームでテレビや映画にも藤沢作品が取り上げられるようになった。
しかしながら父は一切、映像になった藤沢作品には触れようとしない。
父いわく、余計な演出が気に入らないという。
とくに、二つの小説をまとめて一つの番組にしたドラマは最低らしい。
一度、NHKの藤沢ドラマを二人で見始めたが、オープニングの曲の演奏の段階で
「うるせえな。さっさと始めろよ」
ドラマが始まり、主人公がヒロインと二言三言会話したとたん、
「これだよ・・・なんで勝手に話つくるんだよ・・・」
と、あっさりテレビは消されてしまった。
その光景はまさに時代小説の海原雄山と呼ぶにふさわしい。

思うに、どんな名監督・名演出家・名優が関わったとしても、父の満足する映像作品は作れないだろう。
父が思い描く藤沢周平の世界は、あくまでも活字の中、父の頭の中だけに存在する世界なのだ。

そのバカ息子は、くの一忍法帖が楽しかったりする。
上野正希子!上野正希子!上野正希子!
B00005F5VR.09.MZZZZZZZ

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コメント

月山ブナ林探検,お疲れ様でした。先頭でのラッセルは本当に大変だったと思います。
別件,お父さんと私は気が合うと思いました。藤沢周平大好きです。しかも、映像にしないほうがいいという点でも同じです。映像は,他者を意識し,脚色しなくてはなりませんが,藤沢作品は,庶民・平家士に焦点を当てているのでギャップが生まれてくるのかと思います。

PS 実はくの一忍法帖のビデオは好きだったりします。(笑)しかし,マニアですねぇ~。(笑)

投稿: りょうパパ | 2005.03.10 16:28

Re:りょうパパ様
お世話になっております。
 本当は前夜視た「その時歴史は動いた」に感化されて三国志ネタで書くつもりだったのですが、又の機会にします。
 すてきなウェブサイトを持ってらっしゃるじゃないですか!少し過激な記事はやめて他のブロガーの方とも交流したいと思う今日この頃です。
 次年度のわくわく広場でもよろしくお願いします。

投稿: おおたき | 2005.03.11 17:43

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