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隊員志望です。

娘が熱を出し、自宅待機を決めたおかげで、見たかったテレビ番組を視る。
それは、
 藤岡弘、探検シリーズ 伝説の野人ナトゥーを追え!!

一緒に視ている妻が聞く。
「・・・こういう番組、好きなの?」
私は答える。
「・・・うん。お 笑 い 番 組 としてね。」

ミャンマーのジャングルを舞台に、サソリが、丸太が、大蛇が隊員達を襲う!
襲われる瞬間も常にカメラが回っている絶妙なカメラワーク!!
洞窟に仕掛けた罠を破られ意気消沈する隊員達めがけて、突如巨大な岩が転がってくる!!
すげえ!
大変だよなあ・・・大 道 具 さ ん 達も!
ナトゥーらしき謎の生物を映像に納めても、学会にすら発表しない・・・
そんな謙虚なテレ朝「探検シリーズ」が私は好きだ!(私はカラオケで「川口浩探検隊」が歌えるのだ)
何から何まで ツッコミどころ満載の探検番組、サイコーっす。
「皆様のNHK」が国民から巻き上げたカネで製作あそばされた『秘境ムスタン』などと違い、探検シリーズははじめっから「冒険エンターテインメント」ですからっ!

番組中、印象に残ったのはジャングルに現れた熊。
温帯に住む私にとって、ジャングルに熊の組み合わせは今ひとつしっくり来ない。
だが、この番組を視ていてフラッシュバックのようにある本の一節が思い浮かんだ。
1980年代後半、ミャンマーで武装闘争を続けていた少数民族・カレン民族同盟軍に、日本人を含む外国人義勇兵が従軍していた。
その日本人義勇兵が残した著書の中で、食料調達の場面がある。
カレン兵が下手な英語で「ビィアー、ビィアー」と言う。
日本人義勇兵がビールの事かと聞き返したら、熊だったというやりとりだ。
肉は硬いが、貴重な蛋白源らしい。

私が何度も読み返したその本の著者。
最前線に従軍の後、銃を記録用カメラに持ち替え、カレン族難民キャンプを巡る医療ボランティアとして活動するが、後にマラリアで病死する。同じ日本人義勇兵のある者はミャンマー軍との戦闘で戦死、ある者は傭兵としてボスニアに転戦した。
イラク三バカ人質は日本で大騒ぎとなったが、平和憲法で庇護された日本を飛び出し銃を手にした著者達は、一部のドキュメンタリー番組を除き、大々的に取りあげられることはなかった。

何はともあれ、同じミャンマーの地でロケした、たのしいたのしい番組を、ゆっくり堪能いたしました。
これも、平和があってこそである。

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