« 【ヒマラヤ】チョモランマBC、堂々の第7位! | トップページ | 乳頭温泉遭難騒ぎ »

野心家・野口英世

日帰り出張で福島、猪苗代町へ。
まだ雪が多い山奥で、一件の雑貨屋を見つける。
赤地に白文字で「たばこ」の古ぼけた看板。
ガラス戸の向こうは、暗い店内にカップ麺、スナック菓子から調味料、文具、洗剤等の日用品が置いてある。こんな店が、この集落全体を支えていたのだろう。
山村の雑貨屋に、静かな暮らしをかいま見る。

仕事が終わり、日没の国道を走る。
いつも立ち寄る道の駅で、なにげなく土産物コーナーに立ち寄る。
野口英世グッズがやたらと増えている。野口英世チョコまである。
お札を模したチョコを見て、英世グッズ増加の原因が新札発行であることに気がついた。
途中通過した喜多方の街にも野口英世ポスター。
仕事柄、自治体のウェブサイトをよく視るが、福島県のサイトには野口母子の画像が表示されている。
自治体のサイトで個人の肖像が掲げられているのは、異例ではなかろうか。
その野口英世。
伝記では幾多の障害を乗り越え努力の末医師となり人類に貢献した・・・とあるが、近年マスコミでは野心的な一面が強調される場合が多い。
私も小学生の頃、野口の伝記に感動したクチである。
ところが、ある日新聞で野口英世の実像を知り、子供心にだいぶ傷ついた思い出がある。
それは私が「子供」だった故であり、今思えば、俗世間を知る通過儀礼の一つだったのだろう。

もう10年以上も前。
遠征登山を控えた私は会社から帰宅後、深夜零時頃までランニングをしていた。
「くそったれー、最初に登るのはこの俺だー」(※) と、人のいない川原で叫びながらのランニングだ。
人のやらないことを実現するために野心は必要であり、良き香辛料である。
今の私は断然、野心家で図々しいまでの野口英世が好きだ。


(※)当時、東根市在住の高村氏が94年に愛知学院大隊としてエベレスト南稜に遠征、96年に立正大隊の筆者がチョモランマ北稜に遠征予定であった。当時のエベレストは山形県人未踏である。後、2000年に遊佐町の今野一也氏が山形県人初登を果たした。

|

« 【ヒマラヤ】チョモランマBC、堂々の第7位! | トップページ | 乳頭温泉遭難騒ぎ »

日常」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/21370/3483604

この記事へのトラックバック一覧です: 野心家・野口英世:

« 【ヒマラヤ】チョモランマBC、堂々の第7位! | トップページ | 乳頭温泉遭難騒ぎ »