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お気持ちお察しいたします。

中学生の頃、剣道部員だった。
全国大会をめざす強豪クラブで、顧問の指導方針は「同じ中学生と練習試合していても実力はつかない」。
つーわけで、練習試合や出稽古は高校、しかも日大山形高、左沢高、仙台育英高など全国レベルの高校剣道部とやらされていた。
そんな剣道部の中で私の腕前は下の下、いつも肩身の狭い立場であった。

ある年の、山形の地区大会。
消去法で仕方なく、私はBチームの主将を任された。Bチームとは、私以外は下級生の、いわゆる2軍である。しかもこの下級生達、私より強い。
学校対抗の団体戦2試合め。
剣道の団体戦とは、先鋒、次鋒、中堅、副将、大将の5人で試合をする。
大将である私の番・・・もう3人負けててウチの敗北決定してんじゃねえか。
私の剣道、へたくそな上に、さらに気の弱い性格が負の相乗効果を発揮している。しくしく。
おずおずと試合に向かう途中、視線を遠くに向けると・・・
当時、(笑うなよ)文通(笑うなってば)していた女子テニス部の彼女がいた。
このときの私の精神状態↓
funka

敗軍の将、とりあえず頑張る。
試合場で向かい合う相手校の大将、前の試合で奴の戦いぶりを「おれは鉄兵」なみに偵察していたが(剣道やってる人にしかわからないネタ)、籠手狙いが目立つ。
そこで「籠手抜き面」をもくろむ。
わざと隙をみせて相手の籠手技を誘い、相手の竹刀を瞬時にかわして面を打つ。
小心者で試合の駆け引き下手な私には、かけがえのない必殺技である。
で、やってみた。
相手はうまく私の誘いに乗り、籠手を打突してきた。
私の籠手に竹刀で打たれる手応えはあったが、かまわず相手の面に竹刀を叩き込む。もちろん馬鹿でかい声で「メーン」と気合いを入れる。宿題は忘れても、審判にアピールするのは忘れません。
審判全員、相手に旗を挙げていたが、即座に私の方に旗を挙げ直した。
やった。
勝った。
やったんだぁー(ロッキー・バルボア調)

後日、彼女からの手紙。
「試合に出てたの?気が付きませんでした。」

その後しばらくの私の気持ち↓
tuyu

最近視たカルピスのテレビCM。
憧れの女の子の前で張り切るバッターが、他の男と一緒になる彼女の姿に狂乱するCMがある。
それを視るたびに、なぜかあの試合の事を「パブロフの犬」状態で思い出してしまう。
中学の恋の思い出なんて、私の人生の中では金魚のウンコ程度の意味合いしか無いというのにね。

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