職場登山in韓国
以前、日本では「職域山岳会」というのがありました。
会社単位の社会人山岳会で、その活躍ぶりは労山の「山と仲間」誌とかでよく拝見していたものです。クライミングジャーナルなんかで「会社不況のため遠征計画を中止」なんて記事読むと、なかなか大変だよなあ~と当時学生の私は思ったものでした。
もちろん、現在も不況や若手減少の荒波を乗り越え活動しているグループがおられます。
で、お隣の韓国は・・・
夜明け山行で身心爽快・登山同好会「サンサモ」 by 中道日報6/12
韓国のデパート「セイ」の登山同好会サンサモは、営業部長が半強制的に始めた登山がきっかけとなったグループで、職場全員が会員。
日曜朝6時から2~3時間かけて近郊の山を登る。
職場がデパートなので、当然下山後に出勤となる。
結成から3年、会員は40人に増え、現在は会社の後援を受ける同好会となり、名前も「山を愛する人々の集まり」という意味のサンサモになったとのこと。
記事引用はじまり
同好会創始者の張部長は、「登山は単純に山を登るのではない。職員たちの間に友情と自信、仕事に対する情熱を与えた」「今年下半期には漢拏山登頂など、全国の代表的な名山に登りたい」と抱負を明らかにした。
記事引用おわり
もう、張部長さんべた褒めです。
しかもこの記事、社会面ではなくて経済面で報じられていることに注目です。
韓国の社会に登山って根付いているんだなー。
「ねえあなた、今日も登山なの?」
「しょうがないだろ、金係長も行くんだから」
とか、
「つきあいの登山と家庭と、どっちが大事なの?」
「登山も仕事のうちだろ」
なんて会話はないんでしょうか。
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