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雲を食べたい

日曜、妻は息子の面倒、私は娘を遊びにつれていく。
蒸し暑い。
あまりの暑さに西蔵王に連れていく予定を変更、再び山形市営プール「ジャバ」に連れていく。
予想はしていたが、凄い混雑。
暑いので屋外の波の出るプールに娘を連れていく。
プールの様子は・・・米を研いでいるコッヘルの中身そのもの。
大勢の人と押し寄せる波に娘は最初おびえていたが、浮き輪でユラユラ水面を漂うと、もうご機嫌。
今日は暑いだけあって、大胆ビキニのおねえちゃんや若い奥様方も多い。
娘よ、お父さんも良い眺めにご機嫌だよ、うふふ。

浮き輪で漂いながら、娘が眠りかけてきたので「アイス食べよう」とプールから上がる。
「プールでいっぱい遊んだ?」と娘に聞く。
「遊ばなかったー。」と、正直な答え。
「おとうさんは遊んだぁー?」と娘に逆に聞かれる。

uniはい、遊びたいです。

プールを出て、大好きなアイスクリームを手にした娘と私。
夏休み、たくさんの子供たちが遊ぶ滑り台を眺めながら、二人でベンチに座る。
「滑り台で遊ぼうか」
「遊ばない」
娘は人見知りが激しいのか、気が小さいのか、他の子がいる遊具には近づこうとしない。
別の話題を探す私より先に、娘が口を開いた。
「くも、くも」
娘は雲や太陽、月などに強い興味を示す。
見上げると、さきほどまで空を覆っていた厚い雲は消え、ぽつりぽつりと雲が漂っている。
「はな、雲食べたい?」
「うん、食べたい。」
「お父さんも食べたいなー。」

お父さんも雲食べたいな。
日本ではない、遠い国の、高い所にある雲をね。

kumo

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温故知新

将来の目標への布石として、ヒンズークシュの資料を読む。
インターネット上で1970年刊長崎大学山岳部「KOE-E-BANDAKA」が600円、1961年刊京都大学山岳部「ノシャック登頂」が相場より安い1300円で売りに出ていたので逃さず購入。
前者は中部ヒンズークシュ最高峰コー・イ・バンダカー東稜初登、後者はアフガン最高峰ノシャック初登の記録。
山域の概念を知るには、過去の登山隊報告書に勝るものは無い。
後者の京都大学ノシャック隊、同時に入山したポーランド隊に先んじて登頂した際、「ショパンの国から来た同志たちへ。桜の国から来たボーイズより」というメモを残した逸話はなんとなく覚えていたのだが・・・
この隊の初登者、岩坪五郎氏(元京都大学名誉教授)とは、一度だけだが用事で数年前にメールのやりとりをしたことがあった。
 あ~こんなことなら当時もっと山の話聞いとけば良かった。
 しかも隊付きの地質学者として同行した澤田秀穂氏、もちろん面識はないが、私がタイ北部をマウンテンバイクで走った際、地質調査所発行「地質ニュース」でよく澤田氏が書いたタイ北部の地質記事を参考にしていた。
 そうそうたる京都大隊の報告書だけあって、登山記録だけでなく、キャラバン中の風物の記録も丁寧だ。

 もっとも心うたれたのは登頂者・岩坪氏の記録。
 行動が相前後したポーランド隊とのやりとり。

 きょうは敗戦の日だ。あのころ、わたしは一個のジャガイモに、目の色をかえる栄養失調の小学生だった。いま、7500メートルの頂上をめざして、氷河のモレーンのうえを、あるいている。ポーランドの連中に見送られて。平和とはありがたいものだ。こいつだけは、山登りのためにも、なんとか守らなくては、とおもう。

 今回入手した報告書の中には、平和な頃のアフガニスタンの様子が輝いている。
 その後のアフガニスタンの不幸な歴史を思うにつれ、岩坪氏の言葉が突き刺さるように印象に残った。

noshaq-for-jm-articleノシャック遠望(Poject Himalayaより)

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主夫業の日

飯豊下山の翌日、妻の帰省中に汚れきったアパートの掃除。
風呂、トイレの掃除を終え、台所にたまったペットボトル、紙パックを洗浄、整理する。
数十本貯まった(貯めるな!)ペットボトルを洗浄、表のビニールを剥がし、キャップはプラスチックゴミへ、本体はペットボトルゴミに分別。紙パックは切り開いてまとめ、ペットボトルといっしょにベランダに出して乾燥させる。

主婦業は大変だ~
一連の作業をしながら、時々拝見している
かしわすみこさん
大久保由美子さん
恩田さん
などなど、既婚の女性クライマーの皆さんって凄いエネルギーの持ち主だよなあ・・・と改めて思う。

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妊娠って。

来る自然の家行事にむけて、少しずつ準備。
行動食として利用しているパワージェルをトライアスロンショップに注文。
腰・脚部の張りが消えないため、実家とアパートを往復する隙間時間を利用して、スーパー銭湯で冷水浴と高温サウナの交互浴、それからマッサージを受ける。
私がよく行くマッサージルーム、BGMにヒーリングミュージックが流れているのだが、たいてい客待ちのマッサージ師がテレビを見ているため、テレビの音であまりヒーリングにはなっとらん。

私がマッサージを受けているとき、テレビでは何やら夏の犯罪実録番組を放映していた。いつもの○○警察24時!!のような番組らしい。私の大嫌いな福留アナが進行役で、脱法ドラッグについて何やら特集している。

ナレーション「脱法ドラッグを常用している○子は複数の男性との援助交際で生計を立てている。」
○子「ぶっちゃけ~、気持ちいいしぃ~」

パーカ、薬とオトコでさっさとくたばりやがれ、この腐れ○○コ女!!と思いつつ、肩甲骨をほぐしてもらう。ふがー。
福留がその女へのインタビューで聞く。
「いつドラッグを止めるの?」
女は答えた。
「妊娠したとき。」

ああそうなんだ。
女性にとって、やっぱり妊娠って、自分をみつめる一大事業なんだな。

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飯豊で熊に遭う

休みが取れたので急遽、日帰りで飯豊に入山。
大日杉から飯豊本山手前の御秘所の岩稜・鎖場の支点等を確認後、また大日杉に下山。
自分に鞭を入れるため、12時間ぶっ通しで歩いてみる。
だいぶ脚力・基礎体力が低下したことを思い知らされる。

地蔵岳を下山する頃には4時を過ぎていた。
ヒグラシの声を背景に、夕暮れの登山道をひたすら下る。
ちょっとした急斜面を降り、顔をあげたとき、約50メートルほど先の曲がり角に誰か休んでいる。
黒い厚手の服、このクソ暑いときに・・・と思ってよく見ると、ツキノワクマだった。
感激!!
高校の時に山を始め、就職後は仕事でも山に入る日々だというのに、私は野生のクマを目にしたことが無い。
足跡や糞、熊棚、ブナのひっかき傷などの痕跡は何度もあるのだが、クマ本体に出会うのは初めてだ。
当のクマ、登山道の真中で何かムシャムシャ食べている。
持っていたストックの金属音でクマは私に気がついた。
次の瞬間、クマは藪の中に飛び込むように逃げてしまった。
逃げるように去ってしまったのが、私には少し寂しかった。

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妻は留守、洋モノビデオ買っちゃった。

妻は実家に帰省中。
またまた洋モノビデオを買う。うふふ。
タイトルは『Staying Alive!』

v_climb15

ニュージーランド山岳安全評議会推薦のビデオで、ニュージーランド・アルプスを舞台に氷雪の山を登るテクニカル・スキルを紹介している。
内容は氷雪上の歩行、登攀、下降、確保、クレバス・レスキューなど。
ジェフ・ロウの『アルパインアイス』に比較して、基礎的な事項が中心である。
映像の中で、スタンディングアックスビレイでもイタリアンフリクションヒッチを使っている・・・う~む。
このビデオの特徴として、最後にイメージトレーニングのテストがある。
黒い画面にテロップで「氷河歩行時にパートナーがクレバスに落ちた。さてあなたはどうする?」という画面が現れ、数秒後に解答として適切な行動の画面が流れる。

うちの大学山岳部出身で現在専業ガイドで活躍しているOBがニュージーランドに修行に行ったと聞き、以来このビデオが見たかったのだ。
畳の上の水練じゃないが、さて練習練習。

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脂肪遊戯

アチョー!!!!!

death

通院先で先日行った血液検査の結果・・・
中性脂肪だけ異常値を示してた。
しかも標準値の3倍・・・
あまりの突出値に医者もあきれ顔。
いろいろ日常生活について話をしていく。
朝晩は麦飯炊いて質素な食事しているのに。しかも私は一切酒は飲まない。
思い当たるのは昼飯。
ついつい「手作りパン屋」で
チーズポンとか
きなこポンとか
カレーパンとか
あんドーナツとか
買い食いを始めて久しい・・・
医者からは、007のスペクターの首領のように冷酷非情な宣告を受ける。
甘いものはひかえるようにね

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ブナ林死闘編「今はショウキランに語らしめよ」

今日のブナ林ガイド、新婚ホヤホヤ新妻の「森の住人」さんと一緒になる。
ラッキー!ラッキー!

森の住人さんはとにかく動く。
博物園前に車が多くなったとみるや、すぐに飛び出して車両整理を始める。
先頭きってブナ林ガイドの集客のため声かけしている。
森の住人さんと私を生物にたとえると・・・

image_mitsubachi森の住人さん

namakemono

午後のブナ林ガイドに私が出動!
岩手から来たという中高年5人組、夫婦1組、地元旅館客の参加者2名、エコプロ会員の女性の方1名の計10名を引率。
この岩手の5人組のお客様・・・
ブナ林を案内していると、一人のおばさんから、
「ずいぶんオオバコ生えてきてますねぇ」と言われる。

kuro不吉な予感。

 オオバコの様子から外来植物の侵入に気が付いているとおり、岩手からいらっしゃった5人組の方達、メチャメチャ植生には詳しい人たちだったのだ・・・
 案内中、鳥の鳴き声の主に関する質問、野草の質問、へっぽこインタープリターの私・・・いい加減には答えられないので、正直にわからないものはわからないと答えたが・・・やはり志津の博物園のクオリティが問われそうで歩きながらどんどん落ち込む。
 起死回生の一発、ショウキランを案内する。
 この日の朝、しっかりとランの位置を把握していたのだが、緊張のあまり群生の位置を見落とし、私が案内できたのは2株だけ。うしろの人たちやけに遅いなーと思ってたら・・・しっかり彼らは私が見落とした群生を見てきたのだった。あーあ。頼りないブナ林ガイドだ・・・
 最後のクライマックスにと冬虫夏草の生えている場所に案内するが、派手派手なショウキランの後では反応も今ひとつ。
 昨年のボーイスカウトに続く、打ちのめされるブナ林ガイド。
 岩手5人組のリーダーらしき男性からは、
 「素晴らしいショウキラン見せてもらいました」
 と言っていただいたが・・・
 事務所に帰り着いたときにはボーッとしていて、地元旅館から参加した方のフォローを忘れ、森の住人さんに旅館へ連絡してもらう始末。
 この次はがんばるぞ、と思う気力もなく、小野リサの曲を聞きながら自分を慰めとっとと家路につく。

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韓国発 アウトロールック

韓国は京畿道から、マスコミの経済欄も登山ブームに注目だ。

登山人気は爆発的 by 京畿日報 経済欄 7/23

韓国でも最近は週休2日制が増え、これに伴い健康・スポーツに関心が高まっていると京畿日報は分析している。

記事引用開始
ロッテデパート安養店によれば、アウトドア商品の売上げは前年比 23.6%を記録した。
最近の登山は、各種同好会によって「中高年の」雰囲気を一蹴、若者達のスポーツになろうとしている。
このごろ流行の ‘アウトロールック’とは、登山服のアウトドア(outdoor)と、都市日常メトロ(metro)ルックの合成語で、登山服を日常生活で着ることを言う。
アウトロルックは煩わしく着替えなくても良いし、軽く、実用性のため、その人気はますます高くなっている。
素材はクールマックスと柔軟なスェルロ素材が主に使われている.
最近のアウトドア企業はデザインを強化しながらカジュアル, スポーツウェアの長所を活用した多機能衣類を登場させ、マーケットーシェアを高めている実情だ。

記事引用おわり

以前は韓国某紙でアウトドア業界も厳しいと報じていたが、なんか景気いいんじゃな~い。
韓国ではクールマックスが爆発的に流行っているのか・・・私が通ったグオンギョル登山学校のユニフォームもクールマックスのTシャツでした。
校則で、生徒は必ずこのTシャツを着用しなければならず、疲労した体で毎晩洗濯はキツかった・・・
ふりかえって日本、私が山始めた頃にくらべりゃカリマーはじめとして登山用品メーカーもメジャーになったよな。
もう解散したSPEEDのねえちゃん達がノースフェイス着ていたのには隔世の感がして目が点になったな。
アウトロールック、韓国のファッション紙を検索するとこんな感じらしい。

outkorea1アウトロールックその1

outkoreaアウトロールックその2

う~む。近所の山大の学生と変わらんような。
まあ、日本人にも韓国人にも、登山用ウェアの快適さをご理解いただけることは嬉しいこった。

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インド・登山大国への道

Mountaineering expedition by KanglaOnline インド7/22

インド・マニプールのYouth Adventure Forumという団体が、ガルワールヒマラヤのスダルシャン・パルバット(6507メートル)むけて登山隊を組織しています。同山は日本からは富山山想会が遠征した記録があります。

このYouth Adventure Forumという団体、1997年にはヒマチャルプラディシュのディオ・ティバに登頂しています。
参加条件は登山探検経験「A」等級で、25歳から35歳の若者・・・・と記事中にはありますが、最近のインドの登山熱はめざましいものがあります。しかも若手育成に熱心。
あれだけフィールドに恵まれた国土を擁し、中国に次いで次世代の経済大国といわれるインド、どれだけの人がどんなレベルで登山を展開しているのか、とても興味が尽きません。

deotibba2ディオ・ティバ(右)とインドラサン(左)

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暗黒面

child眠いんだず、と言いたげな息子

 生後1ヶ月、だいぶ顔が丸くなる。
 カミさんの実家にあずけているので、まだ接する時間は短いが、よく笑う。
 性格がどす黒い父親に似ないよう、祈るばかりである。

 子供が産まれ、育児を重ねるに連れ、思うことがある。
 先日、3歳の娘を「なぶり殺し」(毎日新聞の見出しによる)した女性の裁判判決の記事が掲載されていた。
 私の2歳の娘、最近は体をよく動かして遊んでいるせいか、よくご飯を食べるようになった。
 それ以前は、「お料理する」と言っては茶碗のご飯にジュースや水をぶちまけ、スプーンでかきまぜ、部屋を散らかしておしまい、というパターンだった。
 見守ることと、叱ることの判断に迷っていた私は、ときおり「じいちゃんが作ったお米でなんで遊ぶのっ!!」と激怒しては別室に押し込んだこともある。
 娘が産まれた直後、幼児虐待のニュースに敏感になっていた。犯人はたいてい若い母親。「男とヤルだけやって、あとは人殺しか、バーカ」と思っていた。
 そろそろ娘が3歳になる今・・・これからもっと大変なのだろうが・・・幼児虐待で我が子に手を掛けた人間と、そうでない人間との境界は紙一重なのではないか、と思うようになった。
 その境界の一線を越えさせるものは何か、わからないし知ろうとも思わない。
 だが確かに、それはほんのわずかな違いであると確信している。
 
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ま、誰しも人間の暗黒面をかかえてるっつーことで、育児に励むお父さん、がんばりましょー!!

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飯豊連峰に氷河は存在しなかった。

と、挑発的なタイトルで書いてみる。

 先に山形で開催された「マタギサミット」に関する記事を検索中のこと。
 ある方のウェブサイトで
 「最も驚かされたのは、氷河地形が小国の地形で初めて確認されたという事実。」
 というくだりに「驚かされた」。

 2003年のマタギサミットにおいて、明治大学講師(地理学)の長谷川裕彦氏が「小国の山地地形」と題して飯豊の氷河地形について講演したものらしい。
 その方のウェブサイトの記事では、「・・・石転ビ沢の2段構えのU字谷。この特異な景観を写真で見せられれば、素人でも氷河の侵食が作った美を直感できる。」と書いてある。
 なるほど、飯豊・石コロビ沢周辺の地形を眺め、かつて日本に氷河があったといえば、ロマンかきたてられる方々も多かろう。
 さて、日本の氷河研究は大きな問題を抱える。
 地質・地形・地理・気候・地球物理など、各方面の研究者がバラバラに研究を進めていたことだ。 
 日本に氷河が存在したとする「肯定派」の研究者はおおむね、地形判定→周辺地質の年代測定で氷河地形と判定している。
 たしかに、約1~2万年前のウルム氷期は現在よりも6~8℃平均気温が低いとされ、日本は亜寒帯~冷温帯に属していた。
 しかしながら気候学の見地では、当時の日本海は湖状になっており、降積雪をもたらす対馬海流が遮断されているため、当時の日本列島は氷河を涵養できる気候ではなかったのではないかと疑問視している。
 また、1930年代に日本の学会で氷河論争が起きた際には、氷河存在の根拠ともなるモレーン地形、氷河擦痕は雪渓によっても発生可能と実証された。
 氷河地形を主張する多くの地理・地形学論文には、気候学からの検証が全く欠けているものが多いのだ。
 かくして、私は大学時代に教わった新井正教授(地理学・水文学)の影響で、日本の研究者は氷河を「作りすぎている」説に傾いている。
  
 明大の長谷川裕彦氏には面識は無いが、日本地理学会の氷河地形研究グループでの発言や、日本自然保護協会で若者達を対象に、進路としての研究者の道を講義するなど、真摯に活動されている研究者と思われる。また最近の知見では、氷河時代の古気候についても新たな見解が出ているようだ。私も勉強中。
 冒頭に紹介したウェブサイトで思ったのは、飯豊の氷河地形の真偽よりも、マタギサミットの講師に地理学者を招いた主催者の英断、長谷川氏のように積極的にプレゼンしていく姿勢が大事なのだと思った。
 前々からこのブログで主張しているが、アウトドアの世界では植物に詳しい人は沢山いるが、地質・地理に精通した人間は少ない。私は後者を目指している。
 全国にその名が知られるサイト「飯豊朝日連峰の登山者情報」の井上氏でさえも階状砂礫を氷河地形と書いている程であるから、山岳関係者の地学関連知識の混乱は相当なものである。私もマジメに勉強しよう。

 ところで、ウェブサイト「飯豊朝日連峰の登山者情報」、今週の表紙には笑顔がとても素敵な女性が写っている・・・普段は色気の 全く 無いサイトだけに要チェ~ック!!

 追記:飯豊連峰の氷河地形に関しては、昭和45年の山形県学術調査報告「飯豊連峰」において、存在の証拠は確認できないとしながらも「氷河擦痕と思われる」岩の写真を掲載、氷河地形の可能性を示唆している。

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鋭鋒ウシュバの悲劇

コーカサスの鋭鋒・ウシュバで遭難事故発生の模様。
グルジア、アゼルバイジャン両国メディアが事故の模様を報じています。

Two Georgian climbers die on Mount Ushba

Two Georgian climbers die on Mount Ushba

Two Georgian Climbers Die on Mt.Ushba

遭難したのはグルジアとオランダの合同パーティーで、登山当初にオランダ人1名は体調不良で登山を断念、その後悪天候が続き、オランダ人2名は先に救助されたものの、グルジア人2名は亡くなっていた模様。亡くなった2名はベテランで、うち一人は1999年にエベレスト登頂も果たしている。
ウシュバには約50の登攀ルートがあり、今回の事故は最も困難なルートで発生したという。2000年2月にはロシア人4名、イギリス人3名のパーティーが亡くなっているとか。

 ウシュバといえば、若い方にはチタン製クライミング用品メーカーをイメージされるのでしょうか。
古い方なら、RCCⅡや京極紘一氏の著作などに知られるコーカサスの鋭鋒を思い浮かべるでしょう。
残念ながら悲しい話題ですが、久々にメディア上で山の名前が出ていたので、あらためて山容の画像を見ると大変美しい山です。
 日本人の記録は、昔のRCCⅡ隊の記録から時を経て、最近はアースデスクの倉岡氏率いるパーティーがスノーボード滑降も兼ねて入山した記録以外、あまり見かけません。
 コーカサス(カフカス)めざす日本人といえば即エルブルースなのでしょうが・・・記録に目が向く方には、この美しさは伝わらないんでしょう。(今日はちょっと辛口)

ushba 月とウシュバ峰

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救急隊員は、忙しい。

か、韓国から涙無しには読めない記事が・・・

読者の手紙・検断山にて by 朝鮮日報7/21

記事引用開始

[読者の手紙] 検断山で足をくじいて骨折した際、登山客が背負ってくださいました
ギムギョングスン・主婦・ソウル江東区
去る10日、主人と一緒に京畿道河南にある検断山へ行った。
1時間ほどで登頂し、頂上で写真を撮ろうと足を踏み出した瞬間, 足首をひねった。とても痛くて歩くこともできなかった。後で分かったが足首骨折でした。
スリングとカラビナを使って主人に背負われ、下山をはじめました。リュックも重く何回も倒れるところでした。
今年で66歳になる主人に「ごめんね、119番で救急隊員を呼びましょう」と言いました。
しかし主人は「こんな事で忙しい人々を呼んではいけない」と自分がずっと背負って下りると言いました。
記事引用おわり

その後、このご夫婦は通りすがりの登山パーティーに助けられる。その方々の名前を確かめることもできず別れて後悔しているが、このような方々がいてまだまだ良い世の中だ、と投稿を締めくくっている。
しかし、この投稿者の66歳になる旦那さんのガッツに涙がとまりません・・・。
「こんなことで忙しい人々を呼んではいけない」

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66歳のヒマラヤ

石巻市の66歳の主婦の方がパルチャモピーク登頂。
66歳主婦ヒマラヤ登頂 by 三陸河北日報7/21

 登頂おめでとうございます。
 記事中より、旦那さんいわく『日本の良さを知るには日本を出てみるのもいい』とのことですが・・・ええ旦那さんですなあ・・・・

 記事引用開始
 黙々と登り続ける笈原さんらのパーティーが、パルチャモの頂上に迫ったのは五月四日。
 記事引用おわり

 黙 々 と
 以前に暴風雨の南アルプスを緊張しながら縦走中していたときのこと。
 コンビニ袋を手にした中高年おばちゃんパーティーとすれ違った。
 暴風雨の中、
 「うちの嫁はさぁ・・・」
 と、楽しそうにおしゃべりしながら暴風雨の南アを登るおばちゃん達。

 そのうち、NHK教育で「趣味悠々・楽しいヒマラヤ登山」が放映される日も、近いと思ふ。

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アイガー遭難報道におけるマスゴミの暴走その2

アイガー遭難報道において、先の項では遭難者の身元調査「のみ」に奔走するマスゴミの姿勢に疑問を提示した。
マスゴミの報道姿勢においてはもう一点、先走った報道姿勢がみられる。
問題の記事は、産経新聞。早々にリンク削除される可能性があるため、あえて全文掲載する。

スイス 登山の61歳邦人死亡 クレバスに転落2人重軽傷 by 産経新聞夕刊7/19
記事引用開始
 外務省に十八日入った連絡によると、スイス中南部にあるアルプスのアイガー(三、九七〇メートル)で山歩きをしていた日本人男性三人が、氷河の割れ目に転落するなどして一人が死亡、二人が重軽傷を負った。
 事故が起きたのは、十七日昼で、AFP通信などの報道によると、一行は子供を含む六人でスイスを訪れ、うち大人三人が山歩きをしていた。三人はロープで体を結び、アイガー南壁の三千百四十メートルの地点で岩登りの最中、二人が深さ四十メートルのクレバスに転落。うち、六十一歳の男性が死亡、一人は重傷を負った。残る一人もけがをしているという。三人が遭難しているのをガイドが見つけ、ヘリコプターなどで捜索した結果、転落した二人を発見した。一人は既に死亡していた。
 外務省は、家族の要望として死傷者の身元を明らかにしていない。三人とも西日本在住といい、旅行代理店のツアー客ではなかったという。現地大使館員が病院に駆け付けた。入院中の二人は医師に状況などを説明している。
 アイガーはアルプスを代表する山の一つで、特に北壁は険しく、アルプスで最も困難なルートの一つとされる。
 ≪増える中高年遭難 ツアー人気海外に拡大≫
 中高年の登山ブームの中、旅行業者が山小屋や現地への交通手段を手配し、参加者を募る「ツアー登山」が増えている。旅行会社などによると、アイガーをはじめヨーロッパアルプスをめぐるツアーも人気を集め、ツアー登山は国内から海外へと広がりをみせている。
 人気の背景には、海外旅行のツアー料金が安くなったことや、体力や登山技術のない人でもトレッキングシューズで気軽に歩き回れるハイキングコースが設けられていることがあるという。一方で、山岳雑誌「山と渓谷」編集部の担当者は「氷河はハイキングコースとはまったく次元の違う世界。ピッケルやアイゼンといった装備をしていても転落の危険はある」と指摘する。
 海外でも日本人が山岳遭難などに遭うケースも増えていることから、外務省はホームページなどで中高年向けに注意を呼びかけている。
 国内ツアーにかぎれば、旅行業者七十社が加盟する「旅行業ツアー登山協議会」(事務局・東京都千代田区)の加盟社が扱うツアー参加者は年間約二十六万人で、うち約八割が中高年だという。
 日本山岳協会(東京都渋谷区)の八木原圀明事務局長によると、中高年の間で登山ブームが広がったのは数年前。「体力は年齢とともに衰えているため、遭難の危険性は増す」と指摘する。
 また、若いころに登山を経験した中高年の場合、以前と同様に体力があると過信しがちなため、未経験者が始めるよりも危険性が高いといい、八木原事務局長は「体力を過信せずに計画を立てることが重要だ」と説いている。
 記事引用おわり

 一読いただければおわかりのとおり、この記事は
  取材による事実の記述
  「増える中高年遭難 ツアー人気海外に拡大」と題する論評
 の2部構成となっている。
 ここで、筆者は次の疑問点を提示したい。
 1.前半部で「旅行代理店のツアー客ではなかった」と報じながら、後半では「ツアー登山が増えている」とし、山と渓谷誌編集部担当者のコメントを引用、ことさらに登山の危険性を強調している。その意図は何なのか。
 2.八木原氏のコメントとして「若いころに登山を経験した中高年の場合、以前と同様に体力があると過信しがちなため、未経験者が始めるよりも危険性が高いといい」「体力を過信せずに計画を立てることが重要だ」というコメントを引用している。八木原氏のコメントは全くの正論である。しかしながら、遭難者の身元がまだはっきりしていない段階、すなわち登山経歴や技量も判明していない段階、まして事故の本質的な原因も確定されていない段階で、八木原氏の論評を持ってきた新聞記者の姿勢は正しいのか。

 本件の産経新聞の報道姿勢、ずばり
 60代登山者の遭難→無謀登山といいたくて仕方がない姿勢がかいま見える。
 私、産経新聞のはっきり物言う論調は好きだが、暴走はいけないな。
 三浦雄一郎氏のエベレスト登頂の際には、いずれのマスゴミも高齢者の行動力をもてはやしていたが、無名の人物の遭難は攻撃の対象となるらしい。
 この記事、かつてクライミングジャーナル誌で公開質問が掲示された、朝日新聞社によるメルー峰遭難に対する人権蹂躙・無責任記事および武田文男氏の無責任答弁と同類といえよう。
 マスゴミの登山に関する報道姿勢は、ここ20年まったく変わっていないのだ。

 不思議で仕方がない。
 マスゴミ関係者は優秀かつ切れる方が多いのに、まともな登山関係の報道が少ないのは何故なのか。
 かくいう私自身、正確には私の所属する大学山岳部の先輩方が以前、遭難騒ぎに直面して押し寄せるマスゴミの対処に追われた。
 現地(山)にいた私は伝聞でしか知り得ないのだが、伝聞であってもマスゴミの横暴な態度には驚かされた。
 マスゴミの使命は権力の監視などと称しているが、自分達がもはや第四の権力と呼ばれ恐れられていることに未だ気が付いていないのだろうか。

 話は変わって、若かりし頃、遠征登山と会社の狭間に揺れていた頃、短い会話でしたが八木原さんにはピシッとムチを入れていただいたことがありました(ご本人はもうお忘れでしょうが)。お元気そうで何よりです。
 

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アイガー遭難報道におけるマスゴミの暴走その1

17日、スイスのアイガーで邦人パーティーが遭難、60代の男性が亡くなられた。
故人の冥福を祈る。
さて、この事故について私が最初に知ったのは海外メディア(Forbesのウェブサイト)だったが、続く日本国内マスコミの報道の姿勢には首をかしげざるを得ない。
 ここで発信別に整理する。

【共同通信】
 (筆者途中省略)・・一行は子供を含む6人でスイスを訪れ、うち大人3人がアイガーの南側で山歩きをしていて事故に遭った。同大使館は家族の要望として死傷者の身元公表を拒んでいる。
 アイガーはアルプスを代表する山の一つで、ユングフラウ、メンヒと連なる。特に北壁は険しく、アルプスで最も困難なルートの一つとされる。日本からはアイガーなどの山歩きを売り物にした観光ツアーもあり、人気がある。

【TBSニュース】
外務省に入った連絡によりますと、スイス中部にある標高3970メートルのアイガーで、登山りをしていた日本人男性3人が深さ40メートルの岩の割れ目に落ちたということです。この事故で福岡県久留米市の嘱託職員の62歳の男性1人が死亡、久留米市職員の2人がけがをしました。日本大使館は、家族の希望で氏名など詳細については公表できないとしています。アイガーはアルプスを代表する山の1つで、日本からは山歩きを売り物にしたツア-があり、人気だということです。(19日14:03)

【読売新聞】
スイス・アルプスの氷河で久留米市嘱託職員が滑落死
 (筆者途中省略)・・・・死傷した3人は、子どもを含む6人のグループでスイスを訪れていた。大使館は、家族の希望で、氏名などを公表していない。◇関係者によると、転落死した男性は福岡県久留米市職員OBで嘱託職員、負傷した2人は同市職員。家族らと旅行中で、3人は登山、家族らは観光と、分かれて行動していたという。

【徳島新聞】
3人は久留米市職員 アイガーの遭難
 スイス中南部アルプスのアイガーで日本人男性3人が登山中に転落し1人が死亡した事故で、福岡県久留米市は19日、3人がいずれも同市職員であることを明らかにした。

時系列に並べてみたが、新聞地方紙はほとんど共同通信の記事を配信している。
注目されたいのは、次の表現。

【共同通信】 同大使館は家族の要望として死傷者の身元公表を拒んでいる。
【TBSニュース】日本大使館は、家族の希望で氏名など詳細については公表できないとしています。
【読売新聞】 大使館は、家族の希望で、氏名などを公表していない。

 共同通信は「拒んでいる」と強い表現を用いている。
 拒んでいる、ということは、記者が公表を「要求した」ことは想像に難くない。
 ここに、共同通信の記者に尋ねたい。
 そこまでして遭難者の氏名をさらす必要があるのか?
 それは何のため、誰のためなのか?
 さすがはイラクの香田証生氏殺害事件の際に先走って遺体発見と報じた共同通信といえよう。 

 遭難事故において遭難者の氏名を遺族の希望により公表しない、というのはこれが初めてではない。
 数年前、マッターホルン登山中の邦人が滑落死した際も、氏名の報道は遺族の希望で控えられた。(この時の日本の通信社は「ガイドレス登山は無謀」というピントはずれな報道をしたが、これは次の項で論ずる。)

 そして続く徳島新聞。
 この情報が徳島新聞独自のソースかは不明であるが、ここから読み取れるのは、遭難者の勤務先である福岡県久留米市が、遭難者の身元を明らかにした、ということである。
 想像されるのは、次の状況。
 1.山岳遭難という騒動を起こした「社会的な責任」から市が自ら身元発表に踏み切った。
 2.遭難者の身元を調べるマスコミによる問い合わせが殺到(かどうかは知らないが)、結果として久留米市に圧力をかけた形となった。

 ここで筆者がマスゴミに対して主張したいのは、
 あなたたちはワイドショーのレポーター程度の報道しかできないのか?
 遭難事故で報道されるべき本質的な問題は、他にあるのではないですか?ということである。
 登山に真摯に向かう者であれば氏名などは二の次、本質的な問題である「遭難の原因」が知りたいはずである。
 今回のアイガー遭難報道から推察されるのは、真に明らかにされるべき問題がさしおかれ、氏名の判明という点に重きが置かれているという点である。 

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【18禁】 西洋人って・・・

以前に上京した際、茗渓堂書店の存在を先輩から教えてもらった。
和洋あわせて山岳書がいっぱい。
う~む、神田古書店しか目の向いてなかった私にはまさに灯台下暗し。
で、私がそこで立ち読みした本は・・・・

ss

砂地のキャンプ場では砂まみれにならないよう注意してね、と、ご忠告が書いてありました。

アマゾンで捜したら、こんなのもある・・・・

ss2

西洋人って、アウトドア  で エンジョイしてるんだね。

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永瀬忠志氏との出会い

午前中のうちに地蔵岳から下降し、娘と息子がいるカミさんの実家をめざす。
国道13号を北上、上山市に入る。
国道脇の歩道を、リヤカー引いている男性がいた。
東北地方は夏になると浮浪者が増える。
新手の浮浪者かと一瞬思ったが、リヤカーにはビデオカメラらしき物がついており、スペアタイヤもきちんと付いている。
まるで、リヤカーの徒歩旅行で有名な冒険家の永瀬忠志氏のようなオッサンである。
私も若かりし頃は自転車旅行で多くの方々にお世話になった。
チャリダーや徒歩旅行者をみると差し入れしたくなる。
車を途中でターンし、コンビニで飲料品を買った後、再び北上、国道脇の空き地でリヤカーの男性を待つ。
ほどなく、男性がやってきたので話しかけてみる。
宗谷岬からスタートし、これから鹿児島に向かうという。
マウンテンゴリラのウェブサイトで紹介したいと思い、携帯で写真を取らせてもらう。
名前を聞くと・・・・
なんと。
こんなことってあるのだろうか。
私がかつて高校生の頃、何度も何度も著作を読み返した、リヤカー徒歩旅行の永瀬忠志氏ご本人であった。
リヤカー「田吾作号」を引き、徒歩で日本列島縦断、オーストラリア大陸横断、アフリカ横断、サハラ砂漠縦断、南米大陸縦断を果たした永瀬氏。

私は、60年代から80年代にかけて海外に飛び出した日本の若者の冒険旅行の本は、ほとんど読んでいると自負している。
その中にあって、リヤカー田吾作で日本、世界を巡った永瀬氏のことは今も印象に残る。
「冒険旅行」を果たした若者の多くはその後、普通の社会人に収まっていった。(このことは、地平線会議の記録本に詳しい)
永瀬氏は韓国縦断行を除けば「リヤカー・徒歩」というスタイルを貫き、その旅を今もなお継続させている。
山形は初めてですかとお聞きしたところ、30年前の日本縦断コースを再びたどっているとのこと。
あれだけの旅を達成したからには威圧感のあるオーラを発する方を想像していたのだが、永瀬氏は話し振りはトツトツと朴訥な方であった。
 私が登山以外にMTBを使った旅を好むのは、永瀬氏の影響も少なくない。その感動を伝えたいのだが、うまく表現できない。旅の安全と成功を祈り、握手して別れた。

nagase山形県を南下中の永瀬氏

 縁とは不思議なものである。
 偶然の積み重ねで、私は永瀬氏と出会うことができた。
 気分の浮き沈みが激しい今、永瀬氏に出会い、元気をもらえたのは、本当に偶然なのだろうか。

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飯豊でばったり

下見のため飯豊連峰へ。
さすがに娘・息子を放り出し2日連続で家を空ける度胸は無く、本日は飯豊前衛峰、地蔵岳の往復。
さすがに飯豊は遠い。
とはいえ、自宅を出て2時間後には準備を終え大日杉登山口を歩き始めているわけで、関東・関西の登山愛好者にこんな愚痴をこぼしたら殴られそうだ。
大日杉から地蔵への登りは出だしがきつい。
鎖場の支点、休憩場所、注意を要するところを確認しながら登る。
尾根筋にあがると涼しい風が吹いてきたが、一気に高度を稼ぐためだいぶ汗を絞られる。
ふーふー言いながら登ると、上から下山者が来た。
顔を上げて挨拶すると・・・
京都に住んでいるはずの、冬季ローツェ南壁隊副隊長の鈴木正典さん!!
あまりにびっくりして、「ごぶさたしてます~」と言うのがやっと。
鈴木さんいわく
「オガタさんも来てるよ」
え゛え゛~
鈴木さんがオガタさんといえば・・・
パーティーの最後尾についてきたのは、もちろん緒方拳ではなく、冬季エベレスト南西壁完登の立役者、尾形好雄氏であった。緊張した私は「こんにちわ~」と言うのがやっと。
飯豊の前衛峰で、冬季8000m峰の岩壁登攀の雄2人と出くわすとは・・・もう、

yumiじゃなかった、

mito
ご一行様にでくわした町人の気分である。
やっぱり常に気合をいれて登らなきゃ。
先達との出会い、今日はこれだけではなかったのだ・・・。

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神社主催の学生登山は政教分離に反するか?外伝

本日の蔵王登山。
お釜をバックに子供たちの写真をとり、後は下るだけ。
姉と学年登山の話をしながら、ゆっくり馬の背を歩く。
「熊野岳の刀剣奉納も、しなくなったのよねー。」
「それ知ってる、石川県で神社の登山が政教分離で反対とか騒がれてたけど、そういう影響でしょ?」
「いや、ここの場合は、毎年の刀剣奉納でいっぱいになるから、環境問題とかで止めたらしいわよ。」
「あ、そうですか・・・環境問題ね・・・」

誰かさんが手にしてたニンジンよりも、刀剣は腐りにくいわな。

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落雷警報機ストライクアラート

ガイディングに伴う装備として、「思い切って」落雷警報機「ストライクアラート」を購入した。
本日の蔵王登山でその試用してみた。
昨年からあおば屋さんのウェブサイトでその存在は知っていたのだが、正直あやしい器械かなと思って購入は全く考えていなかった。
今年お世話になった某旅行社が、登山ガイドに貸与しているという情報を得、購入に踏切ったものである。
山形という土地は、実は全国でも雷が多い場所。
夏山登山とは関連は無いが、冬の雷発生数は全国一といわれる。
ガイドの師匠も朝日連峰でガイド中かなり怖い思いをしたと聞き、落雷被害も考えるようになった。
実物はマッチ箱大で、落雷の距離に応じて5つのLEDが光るというもの。
落雷時に発生する電磁波をキャッチする仕組みである。
その仕組みゆえ、近くの車のエンジンや携帯電話でも作動する欠点がある。
(これを利用して、作動チェックのため近くで携帯電話を使用してみることは説明書に書いてある)
本日の蔵王行動中、時折LEDが反応してくれてはいるのだが・・・
天候は濃いガスに強風で雷の音は察知できず、周囲の落雷と器械の反応との関連は不明。
しばらく山行のお供を命ずることにする。
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中央蔵王を歩いてみる。

多くの登山ガイド本で
「観光客でさわがしい」
「開発されつくした」
などと悪評の蔵王連峰中央部。
本日、久々に歩いてみる。
甥っ子の通う山形市立第三小学校6年生の学年行事「蔵王登山」のお供である。
「ガイド料はお安くしておきます」
「はぁ?昼の弁当は自分で持ってきてね、よろしく頼むわよっ!」
と、甥っ子の母→姉から押し切られる。
A隊が蔵王スキー場のザンゲ坂~地蔵~熊野~刈田レストハウス。
ちょっと体力に自信のない親子はB隊としてロープウェイで地蔵山頂まで上がり、以後A隊と同行動。
甥っ子と私はもちろんA隊、姉はB隊。
親子合せて約100名がうつむきながらザンゲ坂を歩く姿は・・・例えは悪いが、ユーゴ動乱の難民の行列そのまんまである。
ザンゲ坂を登らせる意図がよくわからんが、私も参加者の一人としてPTA役員の皆様の指示に従い、子供たちと歩く。
地蔵岳~熊野岳の間はタラタラと木道が続く。
コバイケイソウが満開。
ごくわずかだが、コマクサも花を開いている。
Tシャツで肌寒い風の中、熊野を越えるとガスの中にお釜が見えた。
みんなザンゲ坂の登りが辛かったのか、早くお昼にしたかったのか・・・
馬の背の分岐では誰も刈田岳に目もくれず、みんな躊躇無くレストハウスに向かっていった。
子供たちに山の魅力に触れさせるのは、難しい。

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ベビーベッドがやってきた

ベビーベッドを、カミさん方の親類から借りることにした。
本日、カミさん実家で組み立て前のベッドの入ったダンボール箱を受け取る。

でかい!!
重い!!
娘の寝相が「極悪」「凶悪」なため、長男のためにベビーベッドの購入を考えていた。
ヤフオクで安価に購入しようと思っていたが・・・
この大きさ・重さでは、送料で金額がかさむと思われる。
入札は控えておいてよかった。
考えるに、ベビーベッドほど金額の割にすぐ使えなくなる道具もないのではないか。
ネットで検索するとレンタル業者もあるにはあるが、レンタル料も安くはない。
育児の同志のみなさん、ベビーベッドは親類・友人のツテで借りるに限る。
ヤフオクなら近場の出品者、直接手渡しで送料を節約できる取引が狙い目です。
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ナンガパルバート・ルパール壁陥つ

韓国隊がナンガパルバート峰ルパール壁登攀に成功した模様。

韓国の登山隊、ナンガパルバット・ルパル壁登頂に成功 by 東亜日報

記事引用開始
ルパル壁はエベレストの南西壁で、ローツェ(8516m)南壁などとともに、「登路主義」の代表的なコースだ。「登路主義」とは登頂の結果より、どのようにして登ったかに重きを置く登山の精神のことだ。
記事引用おわり
登路主義?
登頂主義の対義語としての言葉でしょうか?
東亜日報の記者も頭ひねって考えたんでしょうが、読んで字の如しで簡潔明瞭な訳語ではある。

日本隊6名も登頂した模様です。
Nanga Parbat SUMMIT - Korean Traverse and 9 summits on the normal route by K2climb.net

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いまどきの高校生は。

山形の教育:日大山形高、修学旅行を断念--ロンドン同時爆破テロ受け by 毎日新聞7/15

今どきの高校生の修学旅行は海外か?!
しかも1学年600人以上で?!
その他、中国予定していた高校も沖縄に振り替えとか。

私の頃は修学旅行と言えばもちろん「奈良・京都」。
班行動の自由時間では仲間にお願いして「嵐山美術館」に行きました。
この嵐山美術館、マサイ族の槍から戦国時代の刀剣、火縄銃、メインは太平洋戦争の各種兵器を展示している軍事博物館。特攻兵器「震洋」(注)を見ては戦争の愚かさに思いを致すのでした。
で、修学旅行といえば夜の街。
うちらの同級生も他校のヤンキーと揉め事になり、学ラン取り上げられてしまったのでした。
その夜のミーティングでは、生活指導の教師が「学ラン取られながらも、よくぞ相手の挑発に乗らなかった。それでこそ漢(おとこ)だ」と誉めておりました。(私の通っていた高校は女の子のいない学校)

海外に行く今どきの高校生は、やはり地元のヤンキーとか相手にしてるんでしょうか。

もしかして
neonazi

ネ オ ナ チ とか相手にしてるんじゃねえだろうな。

注:特攻兵器震洋 太平洋戦争末期の特攻兵器。船首に火薬を積み敵艦に体当たりするモーターボートで、ベニヤ板製の粗末な造りのため、流木などに接触しただけでも爆発するという代物であった。震洋特攻にかかわる戦没者は約1300名。

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北朝鮮の登山『道』

在日外国人参政権には絶対反対。
朝鮮総連は北朝鮮のテロ支援組織。
と考える私にとって、朝鮮総連の機関紙ともいえる朝鮮新報の閲覧は、同志社大の浅野健一教授はじめとする反日知識人の動向を把握するには欠かせない。

この朝鮮新報、ごくたまに北朝鮮の山の紹介記事を載せることがある。
今回は、
朝鮮7大名山を踏破 妙香山・毘盧峰登攀記 外勢に抵抗した闘い刻む山河 by 朝鮮新報7/15

韓国の登山サイトにもよく名称が挙がるのだが、朝鮮半島を縦断する「白頭大幹」の縦走登山が朝鮮半島の人々、とりわけ北朝鮮に入国できない韓国の岳人達には悲願ともいえる目標らしい。
記事中には「祖国の案内人」という人が登場するのだが・・・北朝鮮には登山組織は存在するのだろうか・・・謎だ・・・。
今回注目したのは、従来の記事と異なり、北朝鮮の山の紹介だけに終わらず、在日朝鮮人の登山愛好者の素顔が拝読できること。
記事中には「在日本朝鮮人登山協会」なる組織名が記載されている。
ウェブサイトを検索すると・・・こんな組織があったとは不勉強で知りませんでした。
日本全国で登山を楽しむ在日朝鮮人の方々がいらっしゃるようだ。
東京同胞山友会ホームページ
こんなにある同胞登山クラブ/各地に7000人以上の愛好家

山友会ウェブサイトの写真を拝見すると、登った山で皆さんが見せる自然な笑顔にほっとする。

政治思想は保守的な私だが、山形の山に在日朝鮮の方々や北朝鮮の方々が来たならば、いつものように美しい風景を見せてあげたいなとあらためて思う。

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よく見りゃ似てる

kitachoサッカーに負けて怒る北朝鮮の皆さん

news000_2栃木・大田原市で扶桑社の教科書採択決定、教育長の車を取り囲む「プロ市民」

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ティルマン

迷ったときは。
人生も、文学も、登山も、古典をふりかえるに限る。

所用のため実家に立ち寄った際、書棚からティルマンの伝記を手に取る。
『高い山 はるかな海』J・R・L・アンダーソン著、水野勉訳の本書は、ハロルド・ウィリアム・ティルマンに関する邦書としては最もまとまった書籍である。
 強い意思と決断力で、現代とは比較にならない粗末な装備でアフリカや中央アジア、ヒマラヤの山河を渡り歩いた探検家。高校生の頃から偉大な先達・・・ヤングハズバンド、ロングスタッフ、シプトン等々、文献を漁ってきたが、最も惹かれたのがティルマンである。
 実家に滞在した短い間に遠征記録を走り読む。
 ティルマンは小麦粉、イースト菌、焚き火と空き缶で、パンを焼くのはお手のものだったらしい。
 いいなー。
 
 情報にまみれ価値観が多様化した現在、過去の先達のスピリッツを見失いがちな現在だからこそ、登山の古典文献は興味深い。
 もっとも、小難しい言葉で飾らずとも昔の探検家達のシンプルな登山は抜群に面白いのだが。
booktilmanmnt晩年のティルマン近影


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神社主催の学生登山は政教分離に反するか?

さて本日最も気になるニュース。
白山市教委が宗教行事後援 白山登拝 『今後、慎重に対応』by 北陸中日新聞7/12
配信は中日新聞社であるが、なぜか早々にリンク切れのため、北陸中日新聞のリンクを示す。
コトの概要は次のとおり。
記事引用開始
宗教法人の白山比め(しらやまひめ)神社(白山市三宮町=旧鶴来町)が、八月三、四両日に主催する白山の“登拝行事”を、石川県白山市教委が後援していることが、分かった。行事には白山信仰の学習や神事が盛り込まれ、国や地方公共団体に対して「宗教教育その他いかなる宗教的活動もしてはならない」と求める政教分離の原則に抵触する可能性がある。市民からは「特定の宗教を後押ししている」と批判する声も上がっている。
記事引用おわり

これはあくまでも私の想像であるが。
記事中の市民って、市民は市民でも「プロ市民」じゃないのか?
現実の教育の現場では、宗教行為と教育活動の関わりにナーバスになっているのか?
教職の現場を知らないのでコメントはできないのだが。
しかし、今回の件の批判が成り立つのならば、いわゆる郷土教育なぞやりにくくてしょうがなかろう。
私が小学生の頃、学校のまわりには「鍛治町」と呼ばれる鍛冶職人の町があった。(あった、と過去形で書くのは、昨今の自治体の地名改悪により地区名が無くなってしまったからだ)
学校登山では、同級生の父親が作った刀剣を蔵王山頂に背負い挙げ、山頂神社に奉納したものである。
熊野岳山頂にいけば小学校が奉納した刀剣が多数飾られている。
現実には、宗教活動と郷土教育活動の区分けなど教育の現場にとっても困難に違いない。
そこに政教分離とくればピンとくる左寄り「市民」がかみついたのであろう。
あえて言う。
日本の山岳宗教は、揺るぎない「文化」である。

話題の青少年登山主催神社のサイトはこちら↓
白山比め神社

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夏の香り

妻は出産直後のため、実家に帰省中。
私は今、アパートで一人暮し。
会社帰り、自炊の食材を買うべくスーパーに立ち寄る。
ふわっと甘い香りがする。
スモモの匂いだ。
店頭に並んでいたのはプラムに大石早生。
私はソルダムが好みだ。
皮は青くて果肉が赤く、父は山形弁で「すいがんすもも(すいかすもも)」と呼ぶ。
両親の実家は農家のため、季節になればダンボール箱いっぱいにスモモをもらってくる。
幼少の頃から、夏の香りとして記憶に刷り込まれたわけだ。
仏壇にあげてしばらく経ち、熟したスモモを父と二人でかぶりついたものである。
よく現代の食生活から季節感が失われたといわれるが、ここ山形では自宅でもスーパーでも、季節を感じ取ることができる。
sumomo2ソルダム

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消えたい

日曜夜。
ついつい日テレのテレビドキュメンタリーを最後まで見てしまう。
今日の特集は「ネット集団自殺」。
みんな悩んでる。
「この子の親としてがんばらなければ」
「私のような者がこの子の親なんて」
と、相対する思考に挟まれる人たち。

大西宏さんという、登山界のスーパースターがいた。
実際にマカルー報告会にも出席したが、華やかな雰囲気の人だった。
91年、ナムチャバルワ峰にて雪崩で亡くなる。
ほんの十数㎝の雪に覆われていたらしい。
同時期、私は某峰の氷河でヒドンクレバスを踏み抜いたが、無事だった。
たまたま、クレバスの幅が狭かったのだ。

周囲から将来を期待され、その期待に見合う能力を持った優秀な人があっさり死ぬ。
一方で、自分のような棒にも箸にも引っかからない人間が生き続ける。
番組の取材を受けた若者が言う「消えたい」という言葉に、とても共感してしまう。

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今日一番の笑い話

ライヴエイト。
20年前、死にかけていたアフリカの女児の映像を大画面で見せ、次はステージに成長した当の女性を披露する。
そして主催者が誇らしげに言う。
「我々の努力は無駄ではない」
その映像を報道番組で見た私は、感動よりも先に
「巧いね」
と直感的に思った。

無関心を装うよりもまず行動、として共感する若者が多いようだ。
で、その結果がこれか?
アメリカの会場のライブ後、
2 ト ン ト ラ ッ ク 7 0 台 分 の ゴ ミ が出たそうです。
(情報ソースは7/10NHK海外ニュース)

あ~お菓子喰って、じゃなかった可笑しくって腹いてえ。
まずは自分の足下みてみようや。

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装備の新調

昨年からガイド山行を重ねるうち、装備の新調を考えるようになった。
貧乏性の私、91年に購入したアルマディラのフリースジャケットをまだ大事に着ていたり、ICI石井の初代バルトロクッカーとか、EPI社の初代BPバーナーとか、いわば寄せ集めの古い装備、時には山行に対してオーバースペックだったりする。
今年の装備新調のテーマは「ガイド山行を意識してのシステム化・軽量化」。
今日はまず無線機の新調。
約15年前に購入したアイコムのハンディ機を使用していたが、現在の製品を見てピックリ。
もうお父さん浦島太郎状態。
軽量化・小型化はもちろん、今の無線機はAM・FM・短波放送も聞けるらしい。
当初考えていた予算をオーバーしながらも、バッテリーで4.5W出力、防水、オプションパーツで乾電池利用や高度・気圧計測が可能となるスタンダード社のVX5MDを購入。
vx5md

続けて野遊び道具舎マウンテンゴリラでバーナー、クッカーの調達。
ガイド装備といわずとも、きちんと登山を学んだ者なら、非常時に備えて一泊できる装備は常識であろう。
使用の予定はないが必ずザックに入れている装備、これをよりコンパクトにできないだろうか。
あれこれバーナーの前で悩んでいると、店長の誉田さんから、パンフではわからない実体験も含めてアドバイスを受ける。
私があれこれ悩んでいるので、しまいには誉田さんに
「何考えているんだ?軽量化か?」
とズバリ指摘されてしまった。
バーナーは後々の大人数でのガイディングも意識し、火力を優先して選定、かつコンパクトなプリムスのバーナーを購入。
クッカーは非常時の使用を前提とした小型のソロクッカー。
誉田さんといろいろ話をしていると、EPI社独占時代しか知らない私はやっぱり浦島太郎状態であることを認識する。
やはり山の店にはマメに行くものである。

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はなちゃん危機一髪!!

カミさんの実家に娘を迎えに行く。
今日は私が娘を遊びに連れて行く日。
行き先は山形市のプール施設「ジャバ」。
温水プール、ジャクジー、屋外には波の出るプール、食事施設もある。
肌寒い雨の日ゆえ、屋内の温水プールは人で満杯。
お天道様は見えないのに、若い奥様方の水着がまぶしいぜ。

水泳着に着替え、娘と二人、プールに入る。
娘は水遊びが大好き・・・なのだが、あまりに沢山の人がいて緊張気味。
プールにはスーパースライダーという巨大滑り台があるが、2歳の娘にはまだ無理。
手前に、黄色く小さい幼児用の滑り台があった。
「はな、滑り台しよう」
娘を抱きかかえ、滑り台へ連れて行く。
はしごを上り、娘は水流のある滑り台をシュルッと勢いよく滑っていった。
派手にジャボン、と水に沈んでいく。
おお、これで娘も大喜びだ・・・
あれ?
娘が水中に飛び込んだまま浮かんでこない・・・・
2歳の娘、まだ泳ぎを知らない。
やべえっ、と思いつつ急ぎプールに飛び込み、娘を抱き上げる。
ゲホゲホ、とセキをしながら娘はパッチリ目を開けた。
え~ん、と声をあげて泣いてしまった。
児童用プールとはいえ、ちょうど娘の肩くらいの深さがある。
水深10センチ程度の浴槽でも幼児の溺死事故があると学んでいたのに・・・
ごめんよ~お父さんが悪かったよ~
UMAnewnes1
私の不注意で娘がこんな風になるとこだった。反省。

しばらく休み、娘はまた喜んでプールに入ったが、滑り台はもうやらなかった。
プール遊びを終え、さてジャスコにでも行こうと思ったが、早起きとプール遊びの疲労だろう、肩車していても私の頭の上で眠りかけている。肩車から下ろし、両腕で抱きかかえるとすぐに目をつむってしまった。
寄り道せず、眠りこけた娘を車に乗せ、カミさんの実家に戻る。
抱きかかえた娘の重いこと。
続けて抱いた生後3週間めの息子の軽いこと。
ふと思う。
抱きかかえられないくらいに子供達が成長するまで、私はどんな苦労をするのだろうか。


ところで、お父さんも遊びたいんですが。
syugou

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山の恵み

本日、休みを利用してガイド山行の下見に行くつもりが・・・
妻からやんわりと言われ、娘を遊びに連れていく予定。
朝、食事前に久々に経塚山へ登る。
山は盛夏の装いになっている。
クルミが丸々と実を付けていた。
東北の山、いろいろと食べられる実が成るのだが、クルミを見るとなぜか特別に「山の恵み」と強く感じる。
正確には実ではなく、種子の核を食べているわけだが、あんな濃厚な植物性脂肪が実るなんて、まさに山の恵みである。
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食糧事情の乏しい大昔を思えば、山形の山村各地にクルミを多用した菓子や料理が残っているのも、偶然ではないと思う。
帰路はいつものように入場料80円の温泉へ。
風呂上がり、畑で満開のジャガイモの花を見ながらアパートへ帰る。

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テロは犯罪です。

日曜朝、反米左翼偏向番組「関口宏のサンデー・・・」をみる。
毎回、コメンテーターのキチ・・あいや、トンデモ発言が日曜の朝をますますまったりさせてくれる。
ロンドン爆破テロをとりあげ、関口宏もコメンテーターも結論としてアメリカ・日本・各国政府への悪口雑言の大合唱。
今週も予想に違わず、反米反日路線で楽しませてくれます。

地元では「山形出身」でもてはやされる佐高信。
売国反日雑誌「週刊金曜日」でも知られているが、今日もスゴい発言でした。
「テロリストと呼ばれているが本当に悪いのか」って・・・・
その台詞、
ロ ン ド ン の ど 真 ん 中 で 言 っ て こ い !

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追悼その2

1

がんばろう、ロンドン。

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追悼その1

串田孫一氏、逝去。
学生時代、山のパンセだか読んだなあ。
内表紙の、岩場に立つ串田氏のベレー帽姿が印象的でした。
串田氏は太平洋戦争中、山形県新庄市に疎開しており、山形に縁のある方なのだ。

時折、いろんな大学山岳部のサイトを拝見するけど・・・
みんな、たまには古典も読もうよ。

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あの人は今 チェザレ・マエストリ

マッキンリー登頂・星子さん(74) 最高齢記録を更新 by 大分合同新聞社7/6
 なーんてニュースを見ているうちに・・・
 やはり50過ぎてデナリ南壁やヒリシャンカ登ったカシンは偉大だ。
 ところで、イタリアの登山家と言えばチェザレ・マエストリ。
 私は悪役と呼ばれる人が好きだ!!
 ハーディング万歳!!
 マエストリ万歳!!
 パタゴニアの難峰セロトーレにズコバコとボルトを打ち込み、世界中の登山家から非難を浴び、その後の人生については全く日本語メディアでは取り上げられなかったマエストリ。
 調べりゃ、2002年に74歳でシシャパンマ行ってるではないか。
 ちょうど山岳雑誌読んでなかった頃だから話題になってたのかな~。
 岩雪誌掲載インタビューで
 「腕を鍛えるため、女を抱くときも上にして・・・」とか答えたマエストリ。
 さすがイタリア人!!
 好色一代男!!
 
 好敵手ブールはチョゴリザで早々に世を去り、宿敵メスナーは世界の頂点に躍り出た。
 その陰でマエストリはどんな人生・登山を歩んでいたのか、とても気になる。イタリア語が理解できればなあ・・・
 高齢とはいえポピュラーな8000m峰を目指したことを知ったとき、思った。
 マエストリはとにかく山が好きなんだろうなあ・・・と。

252現在のマエストリ

conpre問題のドリル・コンプレッサーと共に

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にっぽん料理はぁ~?

「料理のまずい国は…」仏大統領が英米に皮肉 by 読売新聞7/6

 メシまずい国はダメ!!
 と、シラク大統領がのたまったのが問題になってるらしい。
 うふふ。
 こういう、しょーもない話題で盛り上がる国際ニュース好きである。
 記事引用開始
  プーチン露大統領はハンバーガーを米国になぞらえて、「ハンバーガーはどうだろうか」と質問。シラク大統領は「いやいやハンバーガーも全く駄目だ」と答えたという。
 記事引用終わり

 あ~。
 ハンバーガー馬鹿にしたな~。
 どうぞ召し上がれ、日本女性の愛人がいるエロ爺。
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嫌。

古賀元幹事長:採決欠席は「小泉政権批判の集大成」
 自民党の古賀誠元幹事長は6日、津市で講演し、郵政法案の衆院本会議採決で欠席したことについて「小泉政権の危うさに対し、私の意見を発信し続けてきたことの総決算であり、集大成だった」と述べた。さらに、政策に関し「小泉構造改革の優先順位はおかしい」「日米関係はうまくいっているが、近隣国との関係はうまくいっていない」など小泉純一郎首相を強く批判した。
by 毎日新聞7/6
 ああ゛!?
 欠席だぁ!?
 悩んだ末に反対票入れた若手議員がいる一方で・・・
 mn040425深海魚メガマウス

 こういう口だけ達者な爺 だ い き ら い

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はな語録

「お父さん、すいかのタネとってようー」
命令口調の娘。
「(タネは)みんなかくれんぼしているよ。」

朝、娘を車に乗せて走る。
市内の大がかりな造成地の脇を走る。
ブルドーザーが盛土している最中だ。
「いっぱい砂遊びしているよっ!!」

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職場にて

某営業所長から、部長を訪ねる電話がかかってきた。
部長が外出していることに気づかず、うっかりして部長戻り次第伝えますと言って電話を切ってしまった私。
営業所にかけなおし、所長に部長留守の旨を伝える。
「そうか、携帯にかけなおすよ。」
「すみません。」
「・・・ところで、もう大きい山に行かないの?」
「いやあ・・・子供も小さいですし、もう行かないです。」
「夢は諦めちゃだめだよ~それじゃ。」

今の私には無味乾燥な職場の中で、

mizuba

ちょっとこんな感じ。

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嗚呼、まぼろしの役場職員への道

それは、就職シーズン真っ盛りの頃のこと。
山形県学生寮に住む私に、ワンゲルの先輩から一本の電話がかかってきた。
その年、私は遠征登山に行っており、大学4年というのにほとんど就職活動していなかったのだ。
「ねえ、東京都の職員募集してるんだけど、申し込んでみない?」
「ええ~?」
当時はマハラジャとかいう電球チカチカしたところで体ピチピチの衣服を身につけたお姉様達が踊り狂っていた時代。そんな時代でも、公務員募集なんて美味しい話ではある。
で、よくよく聞けば、場所は・・・・
ao20020905
絶 海 の 孤 島 、 青 ヶ 島 役 場 。

周囲を断崖に囲まれているため港に恵まれず、物流や人の行き来が困難な島として知られる。
「青ヶ島ですか・・・」
けっこう島暮らしというものに引かれるものがあったが、紹介してくれた先輩の話では人間関係も結構覚悟してねというお話、そして何よりまだ登山を続けたいという気持ちがあり、この話はお流れとなった。
あのとき島に移り住んでいたら・・・
30代半ばになり、家族を持った今、時々考える。

青ヶ島役場は現在、職員募集中です。↓
青ヶ島村役場職員募集
島特産の焼酎が有名になったり、
役場助役が女性職員を婦女暴行未遂したりと、
時々話題にのぼる青ヶ島。
職員めざす方がむばってね。

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失格試験

せっかくの日曜だっつーのに、
本日は失格試験・・・あいや、資格試験受検のため、杜と汚職の都、仙台市に行く。
試験は一級土木施工管理技士。場所は東北大。
敵前逃亡(注)を決め込むつもりだったが、職場でひょんなことから私も受検することがバレバレ、仕方なく仙台へ。

山形から仙台への移動手段は人様ざまだが、私は好んでJR仙山線を利用する。
車窓の光景が好きなのだ。
山形盆地ののどかな農村から、山寺の山村、北蔵王連峰の渓谷、宮城に抜けて突然現れる新興住宅街、そして仙台市内へと、約1時間の乗車時間、風景は変化に富む。
山寺を過ぎ、天候は霧雨となる。
うっそうと暗い杉林の中に、ぽつんとツルアジサイが花を咲かせている。
私は蓮のような、派手な花が好みなのだが、こんな風景にも心奪われる。

で、試験は・・・

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討 ち 死 に で す た 。

注:敵前逃亡(てきぜんとうぼう) 筆者が勤務する会社で用いられる俗語。資格試験において受験票が届きながら、受検当日に試験会場に現れない行為を指す。技術士二次試験で特に顕著である。

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生の地帯

う~む。
やはり息子もめんごいな。
(めんごいな→山形弁で「かわいいな」)

資金が貯まり次第、次の長期休には野暮用でパ○ス×ンに行きたいが・・・ちょっと延期。
子育てに専念しよう。

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続・がんばれぼくらの岡田党首

民主・岡田代表、外交で存在感狙う 政権担当能力アピールby 北海道新聞6/27

おお、ぼくらの岡田党首が中国に媚び・・・もとい、アジア、世界平和のために外交の最前線に乗り出すべく、中国首脳と会談かっ!!

と、思いきや。

 民主党の岡田代表が今月下旬に予定していた中国への訪問が中国側の事情で延期されたことが明らかにしました。岡田代表は中国の胡錦濤国家主席、もしくは温家宝首相と会談するため、今月下旬に中国を訪問する予定で中国側と調整していました。しかし、今週になって、中国側が他の国との外交日程などが立て込んでいて、胡主席、温首相との会談を実現することは難しくなったという理由で、会談の延期を伝えてきたということです。
 TBS NEWS 7/1より抜粋 現在なぜかリンク切れ

他 の 国 と の 外 交 日 程 な ど が 立 て 込 ん で い て

smile

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鬱々の僕も、おかだ党首のように め げ ず に がんばるぞ。

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罪の告白

大連空港で日本人学校の教科書没収!!
さっそく産経新聞が「エロ本の類と一緒にするな」と怒っている。

・・・昔々、海外登山に私が持っていった本。
wegener
ウェゲナー著「大陸と海洋の起源」
まだまだ学問を志していました。

tibet
河口慧海 著「チベット旅行記」全巻
やっぱり、偉大な先達の記録を読みたくて。

そして↓

dera
デ ラ べ っ ぴ ん。

若い勢いで北京空港、成都空港の税関突破して持っていきましただ。
こんな有害図書を中国に持ち込んだ私は、品行方正清廉潔白な人民の皆さんに謝罪しなければなりません。
後日、当該有害図書はネパールのシェルパの皆様が
「こんな素敵な本は我が国にありません。」
と言ってお持ち帰りされました。
日ネ親善には一役買ったと思う。
たぶん。

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鬱々日記その4

相変わらず鬱々。

今日、妻が退院。
会社から私用外出の許可を得、妻と義母、息子を病院からピックアップ。
実家で娘がじっくりと弟と対面。
「おねえちゃんなんか嫌」
「あかちゃんないない」
などと否定発言を繰り返していた2歳の娘も、弟の寝姿をニコニコしながら、恥ずかしそうに見ている。
少しホッとする。
爺婆は孫娘と過ごし、元気になったように見える。
娘も、祖父母と生活して少し成長したように見える。
私は、相変わらず十年来の鬱々に苦しみ、自己否定を続けている。
やれやれ。

『カレン人の奥さんをもらったら、日本人の俺にも明確な戦う理由ができるな・・・』(注)
ミャンマー政府と武力闘争を続けるカレン民族同盟軍に、日本人義勇兵として参加したI氏の言葉。
祭りの最中、カレン族の少女から求愛のダンスに誘われた際に漏らした言葉。
 冒険心と義憤にかられて銃を手にした彼が、家族の存在に心を留めたことがとても印象的だった。
 自己否定が激しかったというI氏は後にマラリアに倒れ、この世を去る。
 家族って、なんなのかね。
 I氏は亡くなったが、私はまだ生きている。
 そして生後間もない息子を抱いている。

注:出典『カレン民族解放軍のなかで』 西山孝純著

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鬱々日記その3

今日も会社で鬱々。
帰宅後、書棚から山の本を探る。
手にしたのは日本ヒマラヤ協会の冊子、
「グレート・ベント ナムチャバルワ」
巻頭の稲田定重氏の文からは、90年代初頭、未踏峰として世界最高峰だったナムチャバルワを巡る熱い人間模様が伝わってくる。

エージェント頼みの登山と異なり、まさに人生を賭けて粘り強い交渉を繰り返し、未来を見据えた登山活動を行っている。

元気出さなきゃ。

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鬱々日記その2

会社で気が重い。
物事を手順立てて考えるのが困難になっている。
まわりがとても優秀にみえてくる。

今の心境を、過去の登山家の言葉にたとえると。

『みなさん、さようなら。私は今、死んでいきます。』
~パミールで悪天のため全員遭難死した旧ソ連女子登山隊の最後の無線通信~

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鬱々日記その1

鬱だ。
仕事で行き詰まるのは今日に始まったことではないが・・・
今回は久々の鬱々。
考え方がもうこんな↓
exo01
(前向きな考えができないと言いたげな画像)

CAD操作してても、間違ってパソコンのデリートキー押した日にゃあ、5分くらいがっくりきている。

妻と息子がいる病院に行く。
娘のいる実家に帰る。
一応、子煩悩なパパになるのだが・・・
会社じゃ役立たずなんだよな。
そんな二面性が息苦しい。

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