中央蔵王を歩いてみる。
多くの登山ガイド本で
「観光客でさわがしい」
「開発されつくした」
などと悪評の蔵王連峰中央部。
本日、久々に歩いてみる。
甥っ子の通う山形市立第三小学校6年生の学年行事「蔵王登山」のお供である。
「ガイド料はお安くしておきます」
「はぁ?昼の弁当は自分で持ってきてね、よろしく頼むわよっ!」
と、甥っ子の母→姉から押し切られる。
A隊が蔵王スキー場のザンゲ坂~地蔵~熊野~刈田レストハウス。
ちょっと体力に自信のない親子はB隊としてロープウェイで地蔵山頂まで上がり、以後A隊と同行動。
甥っ子と私はもちろんA隊、姉はB隊。
親子合せて約100名がうつむきながらザンゲ坂を歩く姿は・・・例えは悪いが、ユーゴ動乱の難民の行列そのまんまである。
ザンゲ坂を登らせる意図がよくわからんが、私も参加者の一人としてPTA役員の皆様の指示に従い、子供たちと歩く。
地蔵岳~熊野岳の間はタラタラと木道が続く。
コバイケイソウが満開。
ごくわずかだが、コマクサも花を開いている。
Tシャツで肌寒い風の中、熊野を越えるとガスの中にお釜が見えた。
みんなザンゲ坂の登りが辛かったのか、早くお昼にしたかったのか・・・
馬の背の分岐では誰も刈田岳に目もくれず、みんな躊躇無くレストハウスに向かっていった。
子供たちに山の魅力に触れさせるのは、難しい。
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