ブナ林死闘編「今はショウキランに語らしめよ」
今日のブナ林ガイド、新婚ホヤホヤ新妻の「森の住人」さんと一緒になる。
ラッキー!ラッキー!
森の住人さんはとにかく動く。
博物園前に車が多くなったとみるや、すぐに飛び出して車両整理を始める。
先頭きってブナ林ガイドの集客のため声かけしている。
森の住人さんと私を生物にたとえると・・・
午後のブナ林ガイドに私が出動!
岩手から来たという中高年5人組、夫婦1組、地元旅館客の参加者2名、エコプロ会員の女性の方1名の計10名を引率。
この岩手の5人組のお客様・・・
ブナ林を案内していると、一人のおばさんから、
「ずいぶんオオバコ生えてきてますねぇ」と言われる。
オオバコの様子から外来植物の侵入に気が付いているとおり、岩手からいらっしゃった5人組の方達、メチャメチャ植生には詳しい人たちだったのだ・・・
案内中、鳥の鳴き声の主に関する質問、野草の質問、へっぽこインタープリターの私・・・いい加減には答えられないので、正直にわからないものはわからないと答えたが・・・やはり志津の博物園のクオリティが問われそうで歩きながらどんどん落ち込む。
起死回生の一発、ショウキランを案内する。
この日の朝、しっかりとランの位置を把握していたのだが、緊張のあまり群生の位置を見落とし、私が案内できたのは2株だけ。うしろの人たちやけに遅いなーと思ってたら・・・しっかり彼らは私が見落とした群生を見てきたのだった。あーあ。頼りないブナ林ガイドだ・・・
最後のクライマックスにと冬虫夏草の生えている場所に案内するが、派手派手なショウキランの後では反応も今ひとつ。
昨年のボーイスカウトに続く、打ちのめされるブナ林ガイド。
岩手5人組のリーダーらしき男性からは、
「素晴らしいショウキラン見せてもらいました」
と言っていただいたが・・・
事務所に帰り着いたときにはボーッとしていて、地元旅館から参加した方のフォローを忘れ、森の住人さんに旅館へ連絡してもらう始末。
この次はがんばるぞ、と思う気力もなく、小野リサの曲を聞きながら自分を慰めとっとと家路につく。
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