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チャリダー、7000mを行く。

80年代、冒険旅行において「自転車担ぎ上げ」というのがあった。
早い話がサイクリングの一環として、山道を自転車担いで登ってしまうというものである。
代表的な記録として、日本アドベンチャーサイクリストクラブ事務局長の池本元光氏によるキリマンジャロ登頂、瀬戸啓祐氏によるロッキー山脈、カラコルム山脈ウルタル氷河の担ぎ上げ(当初、瀬戸氏は自転車担いでのモンブラン登頂を計画していたが地元ガイドに止められたらしい)、そして九里徳泰氏によるアコンカグア登頂が挙げられよう。
 私個人的な感想としては、いずれの記録も過剰ともいえる愛車への思い入れが目立ち、何もそこまでしなくても・・・というのが正直なところである。(サイクリストの皆様ごめんなさい)
 
 で、自転車担いだ登山の記録は九里氏のアコンカグアが最高高度記録かと思っていましたが・・・
 広い地球には、やはりいました変わり者あいや、冒険者が・・・

 Mustagh Ata: Biking to a World Record by Dirtworld.com 8/22
 舞台はムスターグアタ峰7546m。
 西洋の担ぎ上げチャリダー、ジークフリード(Siegfried Verheijke)氏は九里氏と思われるアコンカグアの記録を意識し、目標の山を傾斜の緩いムスターグアタに選定したと述べている。
 記事中、しっかりと雪の中、標高7000mで自転車こいでますな。さすがにダウンヒルは無理だったようですが。
 さーて、次にチャリンコ担いで8000m峰に登るのは誰なのか?

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コメント

大滝勝さん

こんにちは。
久しぶりにWWWをぶらぶらしていたら、懐かしい自分の記録を見つけました。アコンカグアMTBダウンヒルは1988年のことです。ムスターグアタは私も98年に登頂しましたが、自転車をもってゆく価値のある山ではありません。ダウンヒルなどできる状況ではありません。アコンカグアは、MTBダウンヒル実際できる山です。とても気持ちよくなにものからも「解放」された気分です。これに近い体験をしたいならば、5月の富士山をお勧めします(自己責任で)。このMTBダウンヒルもターンが決まったときは格別です。
では。

投稿: 九里徳泰 | 2005.09.07 02:45

はじめまして。
ご本人から直接コメントをいただき大変恐縮です。
九里様の初期の著作本には大変影響を受けておりました。
御指摘のとおり、「ムスターグ峰にMTB乗れるところあったかな」というのが記事を読んだ最初の感想でした。
 アコンカグアでは「解放された」気分でしたか。少し、アドベンチャーサイクリストへのイメージが変わりました。
 話題は変わりますが、私達が91年にチベットで登山した際、九里様と共にイムジャツェに登ったキルケ・ラマ氏がサーダーを努めてくれました。
 大学の方がご多忙のことと思いますが、卓越した見識によるアウトドア界への論評、今後も楽しみにしております。

投稿: おおたき | 2005.09.07 21:39

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