« あ~あ | トップページ | 飯豊ツアー登山日記 »

「ツアー登山を考える」を考える。

大日杉から飯豊本山往復コースを、東京からのお客様21名引率してきた。
何度も下見を重ね、ペース配分や休憩地、危険箇所を確認して臨んだ山行。

今、山形ではこんなサイトで飯豊ツアー登山の是非が問われている。↓

http://www.ic-net.or.jp/home/iide/yamawo-tua.htm

意見を募集するとしながらも、実際はツアー登山に対する 人 民 裁 判 となりかけているが。
該当サイトで問題とされている、事故が発生したA社のツアー、実は私にもガイドのオファーが来ていたのだったが、日程の都合がつかず、お断りしていた経緯がある。
全く人ごととは思えない。
何度も何度も、添乗員やガイド、参加者各々の立場の心労を思わざるをえなかった。

私自身は、「ツアー登山」は時代の変化が生み出した登山の一形態として、育てていくべきものだと考える。
多くのウェブサイトはじめ、かの岩崎元郎氏でさえも「ツアー登山の事故が増えている」と表現するが、その根拠となる数字は存在していないことをお気づきだろうか?警察がツアー登山事故件数を統計としてまとめたのは極最近、しかもわずかな地域のみである。
 多くの方が自分の経験の範囲内で「ツアー登山は危なっかしい」という意見を寄せているが、同様に「自分の経験の範囲内」で言わせてもらうならば、未組織かつ単独で入山している中高年登山者の方がよほど危険であると感じている。

 多くの方が「飯豊はツアー登山には向かない」「飯豊はランクが上」とおっしゃる。
 はたしてそうだろうか。
 私個人はツアーに向く山、向かない山があるのではなく、対象となる山に向く人向かない人がいるのであり、そういった方々が「ツアー登山」パーティーとして混在することに問題がある、と考えている。

 かくいう経緯から、大日杉コースのオファーを頂いた際、どうしても成功させたい、と思った。
 その思いとは裏腹に、台風17号が進路を変えて迫ってくる。
 その顛末やいかに。(つづきは次号エントリー)

|

« あ~あ | トップページ | 飯豊ツアー登山日記 »

山岳ガイド日記」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/21370/6126740

この記事へのトラックバック一覧です: 「ツアー登山を考える」を考える。:

« あ~あ | トップページ | 飯豊ツアー登山日記 »