自分の山
お世話になっている旅行社様のご紹介で、某新聞社の登山ガイドの依頼が来た。
残念ながら日程が空いておらず、丁重にお断りする。
ガイドのお話がいただけるのは、大変ありがたいことである。
依頼の山は、私が高校山岳部の頃から登っていた山だった。
海外登山から帰国後、真っ先に向かう山だ。
美味しい水場もある。
多くのガイドブックの説明には載っていないが、7月上旬になるとユリが咲き乱れる。人の好みは分かれるが、ユリの匂いに包まれるくらいに多くのユリが咲く山である。
高校山岳部の頃は体力が無く、その山を登ってバテた時には先輩から
「ここ女子高の山岳部も登るコースだぜ」
と、嘲笑された山だ。
怨念もこもっているからこそ、海外遠征の前にはこの山をあえてランニングコースにした。
お断りしたものの、その山がガイド登山の対象となっていることを知り、嬉しいような悲しいような、自分でも区別できない、複雑な気持ち。
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コメント
泣かせるね~、同級生。でもやはりここでの新人合宿は忘れられないよ。
投稿: rasserumann | 2005.09.30 06:33
でもなー、昔何かの自然観察会で観光バスで乗り込んできた団体を見たことあるけど・・・笹谷峠からの山形神室もツアー登山の対象となっているとは知らなんだ。
ここに来ると、コッヘルで炊いたメッコ飯の香りをなんとなく思い出すときがあるんだよ。
投稿: 聖母峰 | 2005.09.30 21:20