軍事転用 真に追求されるべき問題は何か
マネーゲームに狂った若造の逮捕劇より、こっちのニュースに興味あるんですが。
学生時代、中国を登山の舞台としてエンジョイ(笑)した私。
その中国を共産国家として強く意識したのは、会社入って2年目の頃。
当時は地質調査部門に携わっており、上司が業務提携先の中国に行くことになった。
そこで問題になったのが調査機材。
カナダ製の放射能探査機が、ココム規制(対共産圏国家への軍事技術転用可能となる物品輸出の規制)に該当するのではと社内で問題になったのだ。
結果的には中国持ち込みは支障ないと判明。
むしろ問題だったのは、中国でその機材がぶっ壊れ、中国語辞書首っ引きでFAX文を作り、中国にいる上司とやりとりしたのも、まあ思い出ではある。
先日からマスゴミの片隅で報道される、ヤマハ発動機の無人ヘリ不正輸出疑惑。
最初は盲目的に利益追求するヤマハ発動機の暴走かと思ったが・・・
私の正直な感想は青柳様のブログA day in the life of Nagoyaに近い。
本当に「軍事的脅威」が理由か?A day in the life of Nagoya
報道では「生物兵器の散布可能」などと強調されてるが・・・
青柳様同様、この程度なら何でも軍事転用可能だろ、と思ってしまうのだ。
軍事政権とズブズブの関係の議員のセンセイ方のおかげで日本のマスコミは一切報道しないが、むしろミャンマーに輸出されているトヨタ社トラックがそのままミャンマー軍に転用され、少数民族虐殺・弾圧に利用されている方がよっぽど問題だろうが。
浅学な私はまだ陰に潜む問題の想像すらできないが、しばらくこの問題は注視したい。
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