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ニコン、フィルムカメラ事業縮小

ナンガパルバット峰にて、人類初の8000m峰単独登頂に成功したメスナー。
帰路、疲労困憊したメスナーは多くの装備を放棄したが、カメラは決して手放さなかった。
かように、山とカメラは因縁深い。

ニコンがフィルムカメラ事業を縮小。
デジカメに専念するためコンパクトカメラ生産中止。
一眼レフも二種以外は生産中止とのこと。

学生時代、東京に移り住んで初めてのバイトで買ったのが、ニコンF301だった。
ニコン初のオートワインダー、自動フィルム巻き上げの、入門用マニュアルカメラ。
買った理由は単純、当時は戦場カメラマンの沢田教一に憧れていたのだ。

初めての遠征登山でも、スポンサーとしてカメラを貸与してくれたのはニコンだった。
成田空港で早くもコンパクトカメラはお釈迦になるというアクシデントはあったものの、マニュアル一眼レフは堅牢だった。
その後、冬季の知床を目指し、再び8000mを目指した私は、新たにニコンNEW-FM2を購入。
極寒地で作動する完全メカニカルシャッター搭載のカメラを必要としたためである。
山から離れた後、私のズボラな性格により時折カビだらけにしてしまいながらも、ニコンはよく働いた。
私の勤務先は、冬季の道路に関する仕事が多い。
吹雪の中、工事現場用に開発されたコンパクトAFカメラは低温で作動せず、車に備えていたFM2で急場をしのいだこともあった。
私のメカニカルシャッター信奉は、これらの経験による。

時代は変わった。
8000m峰登山の先端を走る竹内君もデジカメ愛用。
ニコンは営利企業である。
フィルムカメラ生産中止は正直ショックではあるが、とくに感傷はない。
これも時代の流れである。

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