復帰。
11日からの連休、トレーニング山行のため月山方面に行く予定であったが、10日から激しい鼻水の風邪。
しかも鼻の左側だけ激しい。
俺はもしやガンか?!
余命いくばくもなかったら、よろこんでプータロー→ヒマラヤ遠征に行くのだが。
連休は安静にすごすことに変更、10日の夜は飯豊体育館の人工壁に行く。
勤務先をなんとか7時に脱出。
飯豊までは約50キロ、車で1時間。
今は冬道なのでなんだかんだと時間がかかる。
シーズン初のクライミングですごい鬱。
なんでこんな思いまでして人工壁にいくんだろう。
猛吹雪の中、
「クライミングなんて嫌だーっ!」
と、叫びながら運転する。
心肺機能を向上させるため、風邪が完治した先月から水泳を再開、週4回泳ぐ程度に体力も回復させてきた。
これに併せて、クライミングにも体を慣れさせたい。
8時、飯豊体育館到着。
体育館は9時に閉館となる。
ストレッチやらなにやら含めると、実際登れるのは30分程度。
コストパフォーマンスは激悪だが、クライミングの動きを体にたたきこむ貴重な機会なのでいた仕方ない。
さいわい、人工壁には本田夫妻がいた。
シーズン最初のクライミング、
もうダメだからいいや。
つまんね。
人には向き不向きがあるんだから努力してもしょうがねえべ、パーカ。
と自分に悪態をつきつつ、本田さんにクライミングボード自作について相談。
性格最悪で自己中心的な人間がそろっているクライミングの世界で、本田夫妻はとてもわかりやすい、初心者の立場にたった説明をしてくれる。国体競技を通じた指導歴のたまものなのでしょう。
性格最悪で自己中心的な人間が多いクライミングの世界では、本当に貴重な存在である。
登った、というよりは人工壁を撫で撫でして本日の私のクライミングはおしまい。
飯豊から自宅までの1時間、今度訪問する国の言語CDをかけ、ヒアリングのおべんきょうしながらモチベーションを高める。
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コメント
聖母峰さん、遅い時間の飯豊遠征はご苦労様でした。
水泳を週4回、嫌いなクライミングにも通われ、次の遠征では陰の努力がきっとプラスとなられることでしょう。応援しています。
ブログ、リンクさせて頂きました。
投稿: やま・ゆり | 2006.02.13 13:12
はじめまして。
クライミングをする人。
という言葉にひかれてお邪魔しました。
というのは話を聞かないで突っ走って言いたい主張を通して人を傷つけることが多いってすごく感じているからです。社会人山岳会に入ってしまったのが間違いなのかと本当に不思議です。
深く人の話も聞かないで断定しちゃうの。不思議不思議で本当に話をしててつらくなるんです。
人間もっとみんなと仲良くできるのになんでわざわざつまらないことするのだろうっていう疑問とどう対処したらいいんだろうという悩みです。
また遊びにきます。
投稿: POP | 2006.02.20 00:25
はじめまして。
山の世界、たしかに個性の強い人が多いですね。
pop様がどういう経緯で山岳会に入り現在どのような状況かわかりませんが、うまくそういった方を避けていくことはできないものでしょうかね?
おそらく、人を傷つけるまでに自己主張の強い方っていうのはどこに逃避しても目に付くタイプなんでしょうけど・・・。
山登りは趣味、ほんとうに方向性があわないとなれば会を替えるのも一つの選択肢ではありますが、山の仲間は大切ですし、現在の山岳会に入っているのも何かの縁かと思います。
pop様にとって、良い方向に向かわれることを願ってます。
投稿: 聖母峰 | 2006.02.20 07:39
とてもやさしいお言葉。
ありがとうございます。
私が低山にしかいかなければかかわらないで澄みそうですがそうは行かないので。。
私は自分ではそう思ってはいないのですが山岳会っぽいかんじじゃない人間だとかで、目立つらしいです。
(茶髪。人見知りせず明るくはきはきみんなと話すなんて悪いことなんでしょうかね?)
大きなお世話と思いますが。。
他の人よりも何か言われやすいようです。
おっしゃるとおりですね。
同様に考え悩みました。
離れる・近づかないのが一番なのですが、本当に相手を思ったり、周りを考えたり何が正しいのかと考えるといろいろ口にするのは控えて、結局我慢してしまっているようです。
入会前にはきちんとフェアに状況は伝えて聞いてはいった会なのですが、入会時と言ってることが違う。建前とは違う会・人なんていくらでもありますよね。
うまくさらっとかわしておきたいところです。
楽しむためにはいったのに悲しい思いをするのはいやだし、山に行きたいのにいけなくなるようなことばかり言われるのがつらいです。
山岳会経験がながかったり、岩沢をやるひとっていうのが私にとっては偏見を持つほどのやり取りをすることが多いです。
ただ元はみんな山にいきたい。
そんな気持ちのはずなのにね。
投稿: POP | 2006.02.21 01:30
pop様とは状況が違うかもしれませんが。
かつて、ある登山隊のお手伝いをしていた時、近隣県の山岳組織の協力が 全 く 得られず、pop様と同様の言葉を痛感しました。
みんな山が好きなのに。
どうして快く送り出してあげられないんだろう、と。
どんなところでも、嫌な人、合わない人がいるのは世の常といったところですが、最近は「とにかく自分の人生・時間を無駄にしたくない」をモットーに割り切ってつきあうか離れるかしています。
せっかく好きでやっている山登り、我慢も時には必要ですが、たまには気の合う仲間やここのブログにでも吐きだしていってくださいませ。
投稿: 聖母峰 | 2006.02.22 18:43