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自分を受け止めるということ。

「トリノが終わり、どんな結果が待っていようとも、私はそれを受け止めて生きていく」 上村愛子

 トリノ五輪、連日の報道。
 マスゴミには「まさかの敗退」という言葉が飛び交っているが、そもそもマスゴミのバカ共による過剰な期待と過大評価が一因ではないのかね。五輪めざして人生賭けて努力しているのは、日本人だけではないというのに。
 
 ここ一番の勝負
 絶対に負けられない勝負
 などとよく言われる。
 敗北した者はさっさと舞台から降りろみたいな視点にあふれている、ビジネス本なんかそうだよな。

 あるサイトで、上述の上村愛子の台詞を読んだ。
 素敵ですね。
 試合結果をさっさと吐いては捨てるジャーナリスト面したキャスター連中には発想できないでしょう。
 偶然でしょうか、山の世界でも同様の言葉を口にした人がいます。

 テレイ・サガール北壁。
 クライマーを拒絶しつづけたインドヒマラヤのビッグウォールとして、ヒマラヤに詳しい者なら誰もが一度は耳にした大岩壁。かつて大学山岳部の雄であった横川幸司氏が亡くなった場所である。

韓国のヒマラヤニスト、キム・ヒョンイル。
弟がテレイサガール北壁に挑み、転落死。
それを契機に会社を辞め、弟の死んだテレイサガールを目指し、隊長として2004年、テレイサガール北壁に遠征。
出発前、朝鮮日報紙のインタビューにおける言葉。

「もし失敗しても、これ以上テレイ・サガールには登りません。自分の能力と限界を受け入れるつもりです」

 人生賭けてひたすら山を目指す人もいる一方、このキム・ヒョンイル氏の言葉に、不覚ながら涙こぼれそうになった。
 「逃げ」ではなく、自分を受け入れるということも又、困難なことだろうなあ、と。

 sagarテレイサガール北壁

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