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あめりか日記その5 NBA観戦後編

今夜の視察団は、皆でNBA観戦。
夕食は各自勝手に食えというので、4ドルのホットドッグを口に押し込み、試合開始時間に合わせて観客席に急ぐ。
試合は国歌斉唱から始まる。
試合コート中央に少女達の合唱隊が集まり、国歌斉唱。
観客達は皆起立。
視察団で英語を解さない老夫婦参加者に起立をうながすのも、私達下僕の役割。

バスケには関心ないのだが、アメリカのプロスポーツの試合には関心があり、実際に見てみたかった。
思えば、日本の「山岳ガイド」とは、プロとアマの狭間で揺れている存在といえないだろうか。
昨年の飯豊連峰におけるツアー登山救出劇の際において、「山は商売の舞台ではない」という意味の情緒的かつナイーヴな意見が散見されたことに象徴されよう。

NBAは質素なアマチュアスポーツの対極、プロスポーツの極致に思える。
華やかなチアガールとDJによる進行、観客席と試合場頭上を彩る電光スクリーン等々、徹底したショー化により、観客席を埋め尽くす沢山の人々に支持されている。
そして試合を成り立たせる選手達は、厳しい生存競争を勝ち抜いた人々。
以前某番組でNBAに挑む田臥選手の様子を拝見したが、情け容赦無いともいえる選手選抜の競争が強く印象に残っている。
振り返って、山で他人を引率する私自身、自分にそれだけの厳しい姿勢で臨んでいたであろうか、という気がする。

NBA会場で驚いたのは、徹底したホーム応援。
会場全体がヒューストンロケッツのプレイに声援を送り、デンバーナゲッツのプレイに徹底してブーイングを送る。観客だけでなく、試合進行のDJまでが、ヒューストンロケッツの試合運びを盛り上げる一方、デンバーナゲッツが得点しても素っ気なくアナウンス、ナゲッツが攻撃に移ると「Defense!!(守れ!!)」と観客に声援をうながすのだ。
その徹底したホーム応援の背景にある「楽しむ」姿勢に、私は共感を覚える。
以前アメリカ人とザイルを組んだときも、常に「楽しんだかい?」と尋ねられるその姿勢。
NBAの試合観戦を通じて、ちょっぴりアメリカ人気質を垣間見た夜であった。

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