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韓国やま修行の旅その6 

大韓山岳連盟・京畿道連盟本部に帰着。
そこはスポーツ会館という、10階建てビルの一室だった。

S3ガッシャブルム2登頂場面の大型パネルが飾ってある。

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京畿道山岳連盟事務室の様子。
連盟の副会長は韓国最高齢の8000m峰サミッターでガッシャブルム2に登頂、申氏のお計らいで挨拶させていただく。
スポーツ会館(様々な種目の連盟事務室がある)といい、山岳連盟事務室といい、地方組織にしてこの施設の充実ぶり・・・
日本のスポーツ界が束になっても、韓国になかなか勝てない理由の一端が見えるような気がする。

申氏に導かれ、京畿道登山学校の卒業式を後で見守る。
卒業生は約20人ほど。
一番心うたれたのは、ちゃんと受講生のご父兄・ご家族が花束持参で同席していたこと。
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 テレビ通販でトレッキングシューズ売っている程登山が盛んなお国柄とはいえ、登山学校卒業式にご家族が来てくれるなんて・・・素敵だなあ・・・
 この後は登山学校の打ち上げパーティー。
 もちろん、 焼 き 肉 です。

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約60名の韓国の皆さんに、たった一人の日本人で私も存分に飲み食い致しました。
誰だ!
京畿道の人たちに「イッキ」などという日本語を教えた奴はっ!!

もちろん私は部外者のため、出入り口の下座を陣取り飲んでました。
関係者が帰るたび、理事の申氏はきちんと起立して握手し一礼して見送ります。
さすが儒教の国、礼儀の国、韓国です。
大学体育会山岳部出身の私には、むしろ清々しい宴会でした。

山岳関係者の酒席。
一次で終わるはずがありません。
この後、申氏のクライミングジムに場所を移し、二次会です。

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左から2人めがお世話になった申東勲氏。欧州三大北壁を経てナンガパルバット遠征後はフリーに転進、現在は韓国・水原市でクライミングジムを経営中。

しこたま酔ったまま、人工壁にとりつきポトポト落ちるのを楽しんだ後、また酒です。
「これはイルボン(続寿美代女史のことと思われる)が作った記録映画だ」
というアイマックス「エベレスト」をみんなでテレビで見ながら、あれがエベレスト、あれがマカルー、と深夜まで盛り上がってました。
俺は明日帰国できんのかな・・・まあいいや・・・
と、再びシュラフに潜り込んで眠りにつきました。

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韓国やま修行の旅その5

13時に下山を開始。
登山学校の皆さんは大型バスで水原市へ。
申氏、高さん(今秋チョーオユー遠征予定)、私の3人は申氏の車に便乗して水原市へ。
仁寿峰の登山口トソンサからしばらく歩いて下山。
仁寿峰の登山口には数多くの登山用品店がある。
行ったことはないけど、シャモニとかもこんな感じなんでしょうか。

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社屋のマネキンがなかなかですな。

申氏がフレンズの修理を依頼していた O2 Worldに立ち寄った。
ここで、噂の「人工氷壁」を見学させてもらった。
大型ビルの一室であるが、冷凍庫を改造したアイスクライミング・ジムである。

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アックス、アイゼン類は貸し出し可。私が訪れたときはカシンのアックスが無造作に置かれていた。

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正式名称は知らないけど、アイスクライミングコンペでみかける、ぶら下がった木柱がみられる。コンペを意識した造りになっている。

このO2worldジム、仁寿峰の登山口のすぐ近く(タクシー乗り場周辺)に位置している。
おそらく多くの日本人クライマーは知らずに通過していたのではないだろうか。
同ビルにある登山用品店はクライミングギアも充実。日本ではみられない、カシンやカンプのギアが置いてある。書籍も洋書がそろえてあり、ハリシュ・カパディアの本なんかもある。
マニアにはたまらない品揃えのお店です!(アダルトグッズ風表現)

見るモノ全て珍しくキョロキョロしながら、私達は水原市に戻った。
京畿道登山学校の卒業式に参列するためである。

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韓国やま修行の旅その4

翌朝は小雨まじりの天気。
テントサイトでぼーっとしていると、見知らぬ方から誘われて(笑)朝食タイム。京畿道山岳連盟・登山学校の皆さんと朝食を共にする。
申氏は担当する学校生徒と仁寿峰の登攀へ。
私は申氏の知り合いグループ6名と登ることになった。
と・こ・ろ・が。
このグループ、なぜか朝遅くなっても動く気配が無い。
どうやら全くの初心者をまじえたグループで、近くの岩場でトレーニングとあいなった。
かなり遅い時間まで、なぜか再び酒が入る(笑)

昨年過ごした登山学校でもそうだが、韓国の人の中に入ると、まず先に年齢を聞かれる。
年齢から始まり、結婚しているか、子供がいるか、に話題が進む。
韓国人A「クライミングをする上で、奥さんは心配していないか?」
私「山に行く目的で、韓国に行くと言ったら怒ってた」
一同爆笑。
おおっ受けた受けた!
口下手な私も少しは日韓友好に係われたかな?
韓国人A「ここにいるみんなも同じですよ・・・」
韓国人B「いや、韓国の夫はstrongなんだっ!妻は家で心配しているもんだ!」
韓国人A「あー、彼はこの中で唯一の独身です・・・」
結婚生活に希望と幻想を抱くのは、日本も韓国もおんなじね、うふふ。

などなど、高尚な山の話題とは程遠い内容の会話が日韓両国人の間で繰り返される。

10時も過ぎたところで、みな登攀具を身につけ、キャンプ場裏の緩い傾斜のスラブを登り詰める。
登り詰めたところは、仁寿峰のグレートスラブを正面に見据える、眺めの良い場所だった。
ここで「あそこがキバェC」「あそこがウディキル」など、経験者のルート解説に皆で聞き入る。

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小雨まじりのガスの中、仁寿峰のにぎわいは晴天の昨日と変わりなし。

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全くの初心者とともに、懸垂とスラブ登高のトレーニング。韓国人も、最初から上手いわけではないのだなあ・・・と当たり前のことを考えてしまう。

昼にはキャンプ場に戻り、再び
17_1焼 き 肉 で す 。

昼食をとっていると、仁寿峰の登攀に行っていた登山学校の皆さんが戻ってきました。
他の仲間が帰ってくる間、ボルダリングに興じている子供達もいます。
2

キャンプ場の裏の緩いスラブで、大人がズボンの後を握ってあげ、子供達がスラブ下降の練習をしていました。
こうしてスラブ最強の韓国人クライマーが養成されていくのでしょうか。
さらに、ハイカーらしきお父さんに連れられた3~4歳くらいの男の子が、お父さんの制止を振り切ってスラブを登り始めました。
・・・山野井泰史も認める「スラブ世界最強」韓国人。
それは「血」という資質なのかもしれません。

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韓国やま修行の旅その3

日本のネット上でみられる仁寿峰の記録、ほとんどの方は白雲山荘(ペグサンジャン)に宿泊されていますが、私は京畿道山岳連盟の面々と共にテント場泊でした。
食事はもちろん、

17 焼 き 肉 で す 。

初めて知ったのですが、韓国の岳人達は鍋を囲んで食事するときは、酒を回し飲みします。
「山に酔うというか・・・この雰囲気が良いんですよね」
と、申氏はつぶやく。
今秋、チョーオユーに遠征予定の方から
「パッチギって映画知ってるかい?」
と聞かれる。
うぅ・・・私は井筒監督が大嫌いなのだが。
「じゃあ、スイングガールズって知ってるか?女の子が楽器演奏する映画。あれ好きなんだよなー。」
おおっー、わたしゃその映画撮影したトコから来たのだよ、と少し映画の話で盛り上がる。
酔いつぶれ、2日めが終わる。

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韓国やま修行の旅その2

S2_1
ちゃん!オイラを置いてどこ行ったんだよう!!

その頃不良オヤジは・・・
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仁寿峰・シュイナードBにとりつき中。

関係者1500人が出動したという報道をよそに、仁寿峰はクライマー、ハイカーでごったがえしてました。
なんとか無事、入山です。
早速、申氏、高氏、私の3人でシュイナードBにとりつく。
アンダークリングからレイバックを繰り返し、スラブにクラックと変化に富んだ良いルートでした。
このルートを拓いたシュイナードは、もっとスマートに登ったんだろうな・・・と先人に思いを馳せ、ふーふー言いながら最終ピッチのダブルクラックを抜ける。
終了点から仁寿峰頂上に続くスラブ、横から飛び移るようにスタンスに乗るのだが、下がスッパリ切れ落ちているのでメチャメチャ怖い。トップが登った後はユマーリングで続く他パーティーもいる。

1日2ルート程度登るとは聞いていたが、なんとなく体が続かないのでキャンプ場に下山。
途中の白雲山荘で飲んだマッコリの美味しいこと。
私達は、日本人クライマーにおなじみ白雲山荘には泊まらず、キャンプ場で一泊です。
夜からは申氏が関わっている大韓山岳連盟・京畿道連盟の登山学校の生徒達も登ってくるとのこと。
楽しい楽しい、韓国の皆様とのキャンプ生活の始まりです。

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韓国やま修行の旅その1

クライミングなんて嫌だよー。
どうせ上手くなんねーしよー。
フリークライマーって性格悪い奴多いしよー。
だいたい俺の愛読誌は「新ハイキング」なんだよー。

とぼやきつつ、行ってきました韓国・仁寿峰。
昨年知り合った大韓山岳連盟・京畿道連盟理事の申東勲氏を頼り、5000円の格安夜行バスで成田に移動、ソウルへ飛んだ。
日本のクライマーには安・近・短でおなじみの仁寿峰。
私は全く意識していない山だったが、昨年グォンギョル登山学校でトレーニング中、申氏がしきりに私を連れて行こうと誘っていたのが仁寿峰だった。
その時はスケジュールが合わず仁寿峰には行けなかったのだが、「それだけ申氏が強く誘う仁寿峰。韓国の岳人の姿を垣間見るためにも、自分の経験を積むためにも良いのでは」と考え、今年の連休に予定を組んだのだった。

んでもって、初日は仁川国際空港からソウルを素通りして、水原(スウォン)市にある申氏の経営するクライミングジムを訪ねた。
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申氏は昨年から脱サラでクライミングジムを開いていた。
「日本のPUMPみたいなジムが目標です」
と語る申氏。ジム内は会員で結構なにぎわいである。
私はクライミングジムというものをあまり知らないが、ここの特徴は腰より下には小さいホールド、上にはガバホールドがとりつけてある。指先の力を試すようなシブいホールドはそれほど無い。
会員たちは、ひたすらトラバースをくりかえす。
時折、指揮棒を持った申氏が歩いて回り、会員達にムーブを享受する、という形式だ。
足使いにはあまり口出しせず、がに股同様の初心者も多いが、上半身に関してはクロスムーブを多用しているようだ。申氏の指導のハングル語にも時々「・・・クロス」「・・・クロス」と聞こえる。
徹底して反復練習を繰り返している。
韓国のインドアクライミングの秘訣は、「公文式」のような徹底反復練習にあるのだろうか。
ルーフにもホールドが付いているが、皆さんの持久力は凄まじい。二度三度、両手でぶら下がる格好になっても気合いと共に体を持ち直し、再び壁にとりついている。凄すぎる・・・

山形の飯豊体育館の人工壁の話をすると、「(人工壁の)高さがあるのはとてもうらやましい」と申氏は語る。
今夜はここにシュラフで寝、明日早朝に仁寿峰に出発。
・・・の予定が、テレビニュースで仁寿峰のある北漢山国立公園で大きな山火事が発生と報じた。
関係者1500人が出動、消火に当たっているという。
深夜まで申氏は各所に電話、私はネットで韓国マスコミの最新ニュースを探る。
我々が心配するのは、山火事で北漢山一帯が入山禁止になること。
結局、確たる情報は得られず、明日とにかく仁寿峰に行き、ダメなら仙人峰(ソニンボン)に行こうということになった。
さてさて、明日は何が待つのだろう・・・と考える間もなく、シュラフの中で眠りについた。

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修行

Water

修行の旅に出ます。(予定)
5/2まで、皆様ごきげんよう。

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子供達の退院・出迎えを終えた後、私は単独でお出かけ。
雪国に住む者ならば、誰もが行う『春の行事』、タイヤ交換をする。
それから登山用品店マウンテンゴリラにて、GWに向けてウェアを補充する。
以前にアイダー社パンツの在庫を問い合わせたのを覚えておいてくれたのでしょうか。
店長誉田氏の奥様が「入ってきてますよ」と、まだ段ボール箱に入ったアイダーのパンツを出してきてくれた。ふだんはろくに買い物もしてないのに、すみません。
今回は別の用品が目当てであったが、アイダー入荷となれば話は別。
早速、今年も一本購入。

店から山形市内に戻る。
気温は20度近くに上昇、車内ではノースのTシャツ一枚になる。
山形盆地のまわりは蔵王、月山、朝日連峰、白い山々が連なっている。
Tシャツ姿で白い山並を眺める。
おお、ここ山形はシャモニかカトマンズかっ!!という陽気の一日であった。

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退院。

日曜、高気圧に覆われて午前中から気温がぐんぐん上がる。
うちのチビ助ども、下痢も治まり、ようやく退院。

妻子が入院中の我が家の様子↓
Sizuka

元気回復した娘、息子が帰ってきた我が家の様子↓
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また、やかまし・・・もとい、にぎやかな日常が続く。

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ブータンと中国 観光開発の陰影 

『第三の極地』と呼ばれたヒマラヤ山脈も、今や観光客でいっぱい。
ふたつの対照的な国をとりあげてみる。

九寨溝のいまひとつの観光スポット、「達古氷河」が秋から観光客の受け入れを開始 by 中国網(日本語版)

記事引用開始
 中国の著名な景勝地・九寨溝のいま一つの観光スポット・達古氷河が今秋から観光客の受け入れを始めるすることになった。 (中略) 永年雪に覆われている多くの山峰が聳え立ち、雪山の北麓と南麓には厚さ60から200メートルの現代山地氷河が形成している。特に面積が8平方キロをも上回る三段氷河は、この景勝地の観光スポットの目玉と見なされている。
(中略)
 達古氷河の観光開発には、5億元が投下されており、海抜3600メートルの一帯を起点とし、4800メートルの一帯を終点とする全長3700メートルのロープウェーも整備されることになっている。
記事引用おわり

そしてもう一つの国はブータン。
 Trekking: a long way to go by Kuensel online 4/17
 上記記事によれば、昨年ブータンを訪れた観光客13629人のうち、トレッキングの客は613人。もともと観光客受け入れを制限しているブータンですが、トレッカーを受け入れるキャンプ場等の基盤整備の不備が主要因とされています。
Chomolhari_bhutanブータンの名峰チョモラリ

 さて、達古氷河の観光開発に投資されたという5億元(→約75億円)という数字。
 ブータンの国家予算の約1/7という莫大な額であります。(しかもブータンは財政の半分以上をインドからの融資に頼っている)
 以前、梅里雪山の記事でも触れましたが、ヒマラヤ、特に横断山脈周辺の観光開発は凄まじいものがあります。
 地元住民が社会資本整備の便益を享受するのは平等の権利であり、懐古主義に根ざした「古き良き風景が失われる」の類の考えは外国人のエゴ、と私は考えます。
 それをおいてもなお、中国各地ではあまりにも急進的な観光開発が進められているといえるでしょう。
 かつて世界の岳人が目指した玉龍雪山にあっさりロープウェイがかけられたのはその一例。
 しかし中国人はロープウェイ大好きだね。
 中国人も聡明な民族、自然をありのままに保存しようという考えはあると思うけど・・・
 桂林で見学した鍾乳洞、変わった形の鍾乳石にやたらと動物名や人物像をこじつけ、ケバケバしいライトアップする中国テイストにおじさんは辟易しているだよ。
 かたやブータン。
 財政不足で観光整備が追いつかないというのが実状と思われるが、はたして10年、100年後、美しい山河を保ち続けるのはどちらなのだろう・・・と二つの記事を読んで思う次第でした。

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鬼畜パパの主夫生活

子供が二人とも入院のため、妻は病室のベッドから離れられない。
会社に行く前の早朝、オムツやら何やら必要物資を届けるのが日課。

こんなときに、めでたく私は職場のバドミントン大会・懇親会の幹事になっていた。
今日は夕方5時、山形市役所幹部なみの正確さで5時きっかりに会社を飛び出し、懇親会に使うオードブルを弁当屋に取りに行く。
私生活はしっちゃかめっちゃかなわけで、空いた細かい時間に各山岳団体へのメールやファクス、クライミングギアの発注などを済ませる。
車に乗っている時が数少ない息抜きの時間。
最近は好んでトム・ジョーンズの「007サンダーボール作戦」の主題歌を聴く。
トム・ジョーンズとはこの人↓
042284462822素敵な胸毛から、せくしーな歌声を想像してくだされ。

どうも娘から私にも感染したのか、微熱っぽい。
それでも会社員、職場に忠義を尽くさねばなりません。
粛々とバドミントン大会と懇親会をこなし、夜10時帰宅。
余ったオードブルは全て持ち帰ってきた。
自分以外誰もいない自宅の台所。
オードブルの料理を冷凍パックに小分けにし、冷凍・冷蔵保存する。
よし、これで当分は夕食のオカズはバッチリだ・・・。

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鬼畜パパ、考える。

10ヶ月の息子、ロタウィルスにて入院中。
会社がおわり、夜8時過ぎ、娘をあずけたジジババの家に向かう。
3歳の娘も、体調を崩し始めたという。
もう3度も吐いたらしい。
娘は泣いた勢いで吐き出すときがある。
泣いた結果なのか、弟のウイルスに感染したのか。
オムツを確認すると下痢便。
ロタウイルスを疑い、夜の八時だが、医者に連れて行くことにする。
夜8時。
娘のかかりつけで、息子が入院している某病院の夜間救急に運び込む。

診察室で待つ間、水分補給のためにスポーツドリンクを飲ませる。
本人は美味しいと飲むが、やがてそれも吐いてしまった。
診察が始まる。
幸運にも、かかりつけの医師が駆けつけてくれ、診察してくれた。
点滴を打ち、様子をみる。
だいぶ嘔吐を繰り返すので、娘も入院決定。
息子、娘、看病役の妻と、こんな感じで↓病院のベッドに寝ています。

10401
病院のベッドに眠る妻、息子、娘(模式図)

入院の諸手続を終え、誰もいない自宅に戻ったのは11時30分過ぎ。
それから溜まった洗濯を行う。
深夜の洗濯。

少子化問題の話題で、たしか北陸だったと思う。
ある県で、親子連れには飲食店の料金割引サービス開始、これで育児のしやすい環境を、と報道されていた。
その報道に違和感を感じていたのだが、今日はっきりわかった。
やはり、医療機関がしっかりしていることが、安心の第1である、と。

先日、山形にこの人が来た。
センス最悪青ドレスのおばちゃん↓
Inoguchi2

曰く、地方の企業も育児休暇に理解を示せ、とか。
やはり青ドレスおばちゃん、どっかズレている。
まあ、大学教授→国会議員といえば、世間知らずの大道まっしぐらであるが。
地方の企業の景気動向の実態もわからず、言うだけ言うなら誰にでもできるわな。

今日、診察室でかかりつけの医師が駆けつけてきてくれた時はっきり思った。
医療機関の充実。治安の安定。
ところが、少子化問題対策として行政が示すのは結局は「カネカネカネ」である。
以前仕事で訪れたこともある隠岐島。
産婦人科医がいなくなったため、妊婦は島外に行って出産しなければならない。
行政は島外での滞在費補助を打ち出したが、しょせんは行政の爺の考えることである。
妊婦がどれだけ環境の変化にナーバスになるか、まるでおわかりになっていないのだろう。地方公務員試験突破した優秀な方々は。
例は隠岐だけではない。東北でも、特に岩手・釜石地区では産婦人科医不足は深刻な問題だ。

とりあえず今夜は、スムースに適切な処置を受けられたことに感謝しよう。
時計を見ると、もう日付が変わっている。
脱水を終えた洗濯物をとりだし、物乾し場に並べながらそんなことを考えた。

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エイリアン回収にみる、アメリカという国

クライミングのプロテクションギア、エイリアンが今年初めにリコールとなったことはクライマーの皆様には周知の事実。
昨日4月18日、アメリカ消費者製品委員会の通達を受け、アメリカのマスコミ各社が一斉に「エイリアン回収」を報道しています。

Alien

CCH Inc. Recalls Mountain Climbing Camming Anchor Due to Fall Hazard by YahooNews4/18

エイリアンの欠陥・回収自体の報道は今頃か、という感じですが、注目すべきはあらゆるメディアがこの情報を取り上げていること。
上記リンクもヤフーのニュース欄、しかもFINANCE部門だったりする。
最初にエイリアンの回収が公表されて以来、いや、登山用品のリコール問題で、日本のマスメディアでこれだけ広範囲に情報をとりあげたことがあっただろうか?
ここに、アメリカにおけるクライミング・・・それはレジャー全般と置き換えても良い・・・の社会における認知度を感じる。
イラクやアフガンで間違えて民家を爆撃したり、ホテルに滞在していても共産国家より「いいかげん」なアメリカ人気質を感じるものだが、それと相反するようなきめ細かい消費者対策。
欧米人という人種の、コミュニケーションに対する意識の違いだろうか。

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月山朝日ガイド協会入会しました。

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本日、縁あって月山朝日ガイド協会に入会しました。
ガイド活動を志した当初から、月山・朝日山域を強く意識しておりました。
かといってすぐ地元の皆様にとけ込める訳でもありません。
引っ込み思案でコミュニケーション下手な私はなおさらです。
ガイドの師匠のお計らいで、NPO法人エコプロの白田さんや山形県自然博物園の横山さんに面会させていただいてから5年。両団体での活動を通じ、少しずつ知己や知識を広げ、今回の入会とあいなりました。
もともと各地の山でガイディングしたいという理想はありますが、関東圏のお客様と山行を共にした昨年の経験から、もっと地元密着で活動し経験を蓄積しなければ、と考えました。

時折、元気づけの意味で拝見している、アウトドア学校のウェブサイト。
新人の春、デビューする人たちも、張り切ってるんでしょうか。
今季はまた初心にもどって、ガイドとして郷土の自然に触れていきたいと思います。

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鬼畜パパ、走る。

10ヶ月の息子、熱下がらず。
本日、ロタウイルス感染により入院決定。
娘は実家にお預けとなる。

鬼畜パパは会社を退出後、病院に寄らず西川町へ。
月山朝日ガイド協会の総会に参加する。
入会挨拶のある、大事な総会である。
とはいえ、息子のことが気に掛かる。
「まー、俺が行っても熱下がるわけでもないしなー
と自分に言いきかせ、会場を目指し高速道をぶっ飛ばす。
ベック・ウェザースの著書を読んだ感動・反省が生かされていない私である。

月山朝日ガイド協会総会。
見知った顔は多いが、改めて挨拶するとなるとメチャメチャ緊張する。
総会の内容は「ガイド単価」「運営資金」等々、マネジメントに関する話題。
自然が好き、自然に触れたい、だけではガイドとして通用しないことを認識させられる。
短絡的・瞬間湯沸かし器的な私と違い、自営でガイドやっている方は長期的な視野がある。
それから我がガイド師匠による、ある事案の提案。
以前に昼飯を共にしたとき聞かされた、師匠の将来の目標。
着実に実現にむかって歩んでいるな・・・

総会後は懇親会と称して飲み会。
皆シュラフ持参で来ているのだが、私は総会のみ参加で帰ることとする。
帰る間際、懇親会会場に向かう師匠とすれ違い、立ち話。
立ち話が終わった後帰ろうとすると、
「え、帰んのかよ。飲まないの?帰っても子供の熱下がらないだろ。」

さすが幼い我が子を奥様に預けてエベレスト・サウスピラーを狙った我が師匠、言うことが極道です。

1時間後、自宅到着。
いつもはにぎやかな我が家。
今日は自分以外、誰もいない。
謎の乗組員失踪を遂げたマリー・セレステ号のように、洗いかけの食器、娘の食べかけのお菓子が残っている。
あまりに寂しいので、NHK教育テレビ「テレビで留学!コロンビア大学初級英語講座」と「ハングル講座」を視ながら軽い夕食をとり、深夜の皿洗いをする。

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中国的茸鑑別法

野外飲食的技巧 by 四川日報

野外飲食的技巧という、あんたは海原雄山かといわんばかりのタイトルに惹かれて記事を読む。
要約すると、
1.夜間に人体は水分を多く失っているので朝は水分をたっぷり摂れ。
2.夕食時には美味しい物を食べて自分をねぎらいましょう。
3.小さいチョコレートを沢山用意しよう。高カロリーの食べ物だ。
4.ジャガイモはどこでも入手できる。熾き火の中に放り込んでおくと、香りが涎を誘う。
5.森の中には食用のシダや茸が生えている。
6.缶詰はとても有効な食品だ。
などなど。

中村保氏の名著「ヒマラヤの東」で、横断山脈の旅に同行した中国人スタッフが食事の度、火の通った料理を欲するので時間が惜しい、と嘆く場面があったと記憶してますが・・・
注目すべき記事は5番。
以下、記事引用開始

 森の中には多くのシダ植物と野生の茸がある。これらはすべておいしい食べ物(ただし、茸を採取する時は注意すること。色の鮮やかな茸は有毒の可能性がある)だ。茸をハムソーセージと一緒に焼いて、それをインスタントラーメンのスープに浸してコショウを加えると新鮮な美味しさだ。

記事引用おわり

美味しそうな本場中国風の茸&ハムラーメンです。
色の鮮やかな茸は有毒の可能性がある』ということは・・・
もしかして中国にも
「縦に裂ける茸は食える、縦に裂けない茸は食えない」
とかいう迷信があるのでしょうか。

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『死者として残されて』

稀ではあるが、「自分にとって読むべき本を読んだ」と思う本がある。
私にとってこの本は、その稀な一冊となる。

『死者として残されて』
ベック・ウェザース、ステファン・ミショー共作
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1996年春のエベレスト大量遭難における、ロブ・ホール隊に参加したベック・ウェザース氏の、奇跡の生還とその人生を描いたノンフィクション。

この本は以前から読みたいと所望していた本だが、なかなか手が伸びなかった。
もう10年以上も前の出来事だというに、当時の自分と向かい合うことは、私には困難である。
ある登山隊のバックアップのため、幾つかのエベレスト隊報告書を読まざるをえなかったが、苦痛であった。
一度思いきってクラカワー氏の「空へ」を手にしたが、生々しくて読了することはできなかった。
(「空へ」以外のクラカワー氏の著作は好きだ)
私の心を深く捉えたのは、大量遭難時の記録よりも、家族を置き去りにして登山に打ち込むベック氏の過程、そして遭難後の家族の様子である。

ベック・ウェザース氏と私には、共通点がある。
一つめは96年春に世界最高峰を目指し、登頂を逃した事。
二つめは、鬱の苦しみを知っている事である。
この本を読んでみようと思ったのは、後者の理由による。

『私は自分に自信のない人間だ。人生の大半をそのことで悩みながら過ごしてきた。だが山をうろついているときだけは、そのことに直面せずにいられたのだ。』
この言葉に共感せずにいられない。
もっとも、登山を通じて鬱を克服したベック氏とは異なり、私はガイド協会の研修などでかなり鬱鬱になりますが。
ベック氏同様、昔の私もなりふりかまわず。
遠征と会社・家族を天秤にかけりゃ答えは当然「遠征」であり、「家族と絶縁別居してでも遠征に行く」と公言していた。

ベック氏の行動と共に、克明に記された妻の言葉。
いるべき時・場所に、子供達の傍に父親がいない現実。
登山者として身につまされるというよりも、山に向かう人間として受け止めなければならない言葉である。

この本が私にとって「稀な本」である理由とは。
それはベック氏へ共感を抱くだけではない。
ベック氏をとりまく家族の姿に、本来あるべき人生観・価値観について省みさせてくれる本だから。

一読後まず私がした事は、目の前で遊んでいる息子を抱きしめる事だった。

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どっちのペミカンショー

映画「マイライフ・アズ・ドッグ」みたいなタイトルに引かれて読んだ記事

A dog's life for polar explorer byBBC4/7

記事引用開始

極地探検家の、犬の生活
あなたは気が狂ってると思うかもしれませんが、イギリス人の冒険家はドッグフードを食べています!
コンラッド・ディキンソンはカナダ北極圏775kmの長旅において、高カロリーの食品を食べ続けています。
遠征にはハスキー犬はいません。
彼は犬のために開発されたPemmicanと呼ばれる食物を食べているのです。
よりおいしくするため、フランス人シェフによって調理されました。

記事引用おわり

54日かけて、300キロ近い重荷を引いて徒歩で北極をめざすディキンソン氏。
しかしこの記事、ペミカン=犬のエサと書いてやがる。
食生態学者・西丸震哉先生が読んだら激怒するであろう。
ペミカンを愛する日本の伝統的登山者のみなさん!
怒りの拳を振り上げよう!
フィッシュあんどチップスのまずいメシの国、イギリス人に言われる筋合いはないっ!!

今は昔の昭和時代。
戦後間もない時代、関係者が尽力して派遣した日本の南極観測隊に、食糧として用いられたのが西丸氏開発の「西丸ペミカン」。
しかし、隊員のレクレーションで『犬も食わない西丸ペミカン』というカルタが作られ、それを知った西丸氏は激怒、以後、観測隊への協力拒否となった次第(ペミカン話は西丸氏の著書に詳しい)
ペミカンの正確な由来は不明だが、インディアンの食糧にも「ペミカン」がみられる。
日本の登山者のそれは各種食材を脂で固めたもの。
うちの大学山岳部ではラードで固め、カレーやシチューに使ってました。
大場満郎氏はチョコでナッツ等を固め、行動食にしていた様子

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アメリカのサイトでは「ペミカンバー」なんてのもありますな。
しかしイギリス人にとっちゃ「ドッグフード」かよ・・・
フランス人シェフが作ったとはいえペミカンは所詮ペミカンだと思うのだが・・・食べてみたいな。

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登れなかった尾根

山の情報を仕入れるため、マメに書店を覗く。
時折、地方出版社ならではのガイド本が出ているのだ。
今回見つけたのは岩手日報社の岩手山ガイド本。
先の火山活動で現地状況が不安定なため、最新のガイド本が欲しいところ。
その本のとなり。
山積みになっている、岳人編集部発行の『日本の登山家が愛したルート50』を手にした。

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偉い先生方のクライミングルート集。
どこぞのオッサンのお勧めだろうが、クライミングにさほど興味はない。
ただ、私が注目する山岳ガイド・黒田誠さんの思想に触れたくて頁をめくる。
黒田さんお勧めルートは・・・

 戸 隠 ・ 本 院 岳 ダ イ レ ク ト 尾 根

渋い・・・
渋すぎる・・・
霧雨の日本庭園で、茶をたしなむようなものだ。
黒田さんは、ブログで御自身の文章を「がんこな」と表現しているが、
これが本来のルート紹介ではないだろうか。
ビレイピンの本数まで書いてある「ガイド本」を手にしたクライマーに、
クライミングは創造的うんぬんなどと語られると、なんだかな、と思う。
ビッグウォールクライマーを自認する黒田さん、甲斐駒あたりのロングルートを紹介するかと予想していたが、ダイレクト尾根とは・・・

彼女もいない19歳の春。
私達は春山合宿として、いけどもいけどもキノコ雪の本院岳ダイレクト尾根を進んでいた。
当時、エベレスト無酸素に冬のナンガとまだ全盛期だった山学同志会がやはり春山合宿で登っていた戸隠。
名だたる会と同じ山で合宿することに、まだまだ未熟な私は畏怖と期待の念が交差していた。

初めて見る険悪な山容に、こんな山が、ルートがあるのか、と新鮮な気持ちだった。
集塊岩の険悪な壁で行き詰まる。
1年後輩のA君(現・専業プロ山岳ガイド)がやる気をみなぎらせて壁にとりつこうとするが、
私の山の師匠であるY先輩の「おまえにゃ登れねえ!」の一喝が飛ぶ。
私達の春山合宿は、その壁を越えられず、そこが最高到達点だった。

自身を高め、限界に挑む登山から離れた今。
再び戸隠に向かう気力も体力も能力も全くない。
この本を手にするのにふさわしい人間は、私のような山の落ちこぼれではなく、今もなお少数ながら気を吐いている若きクライマーさんなのだろう。

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午前中、休みを戴いて

Fukei
パパラッチだっ!!

・・・ではなくて、娘の幼稚園の入園式。
男親は皆、撮影に必死です。
凄い人はサム・ペキンパーの映画に出てくる悪役ガンマンのように、ビデオにデジカメ左右たすき掛け。
ホール前方には、母親と子供達が座ってます。
おかげさまで、うちの子も今月からA幼稚園に入園。
娘は、大勢の新入園のおともだちにドキドキ。
お父さんは、アイドル系・人妻系・お水系の素敵な保母さんたちにドキドキ。

男親というものは、嫁姑の火花をかいくぐり、ジジババと孫との楽しい時間も演出しなくてはいけない訳で・・・
ピカピカの鞄と制服に身を包んだ娘と歩かせ、入園式後は自宅で息子に離乳食を食べさせる。
うちのジジババにとって、孫に食事をさせている時が幸せな時。

子供達を巻き込む不幸な出来事が多い現在。
こうして入園式を迎えることができ、私達の周囲全てに感謝します。

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いまだに

いまだに、「パーティーに一つはツェルトを備えましょう」と指導するバカもとい、偉い先生方がいる。
登山用品の店頭や広告で、ビール缶と並べて超軽量・コンパクトを強調している最近のツェルト。
最近の素材の軽量化に伴いコンパクト化したツェルト、個人装備であると指導してないのが不思議でならない。
最近の事故を省みるに、『パーティー』の概念が薄れつつあるのは明白。
軽量化コンパクト化が著しい各種装備、だからこそ体力の弱い中高年の皆様には、バカでかいデジタル一眼レフカメラよりも、より重要な装備にお金をかけてほしいものである。

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家族一緒の山登りで業務能率2倍

あー、春らしい温かな話題が韓国から。

家族一緒の山登りで業務能率2倍 by 文化日報

記事引用開始

 山が好きな人に悪人はいないという話がある。
 この言葉のように、善良な人々が家族と一緒に山を登る山岳会がある。80人余の会員を誇るSK建設山岳会は、毎月第2週土曜日毎に山に向かう。
 去る 3月には北漢山に行き、今月には京幾道豆川市にある消遥山に行く計画だ。山岳会は社内で一番大きい同好会でもある。
(中略)
 SK建設山岳会は単に社員同士だけで山行をするのではなく、家族も一緒に行くという特徴がある。家族と同じ趣味を共有することができ、会長であるイソングフィ(55) 非常計画チーム部長は、山行をする度に妻と一緒に山に登る。
 部長は「妻と共に山を登れば、簡単にできない話もするようになり、その間の葛藤を解決したりする」「家庭問題解決は、会社業務能率とも直接つながりがあります」と同好会を誇った。「家族を一緒にして、会員たちはいろんな人に出会い、多くの助言を求めることも少なくない」と言う。多分、こんな長所のために先祖たちは『山が好きな人に悪い人がいない』と言ったかは、分からない。

 記事引用おわり

韓国にも「山が好きな人に悪人は・・・」という言い回しがあるのでしょうか。
昔雪崩講習で出会った、某仙台市の山の会のベテランの方とか、性格悪そうですが・・・・
(ボク何か悪いこと書きました?)

山頑張っても、会社の仕事はさっぱりの私はコレ如何に。

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雨の日。
職場のコーヒーサーバーの置いてある窓際から外を見る。
桜の枝が、丸く脹らんだ蕾と、丸い雨雫で飾られている。

朝のニュース。
インターネットを用いて、「処分」前の捨てられたペットの里親捜しを某保健所が始めたという。
足の不自由な猫を引き取った若い女性を取材していた。
(結局、それってただの同情じゃないの?)
と批判的に思いつつ見ていると、引き取られた後、その猫はすっかり回復。
毎日、その女性が帰宅するのを玄関で待っているのだという。

『縁』って人間同士だけじゃなく、人と動物にもあるんだなあ・・・と思った次第。

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人民の皆様のための山岳保険

日本の中高年登山者の皆さ~ん、
ちゃんと山岳保険入ってますかぁ~。

私が知っている範囲で、アジアで「山岳保険」がある国は日本、韓国、インド(旅行保険)。
13億人民の皆様お待ちかね、中華人民共和国にも「山岳保険」誕生です。

北京推出"登山健身卡保険" 登山人吃下定心丸 by 中金在銭(中国体育報より転載)

んで、中国登山協会関係者も推奨のこの保険、掛け金は・・・
掛け金(1年間)20元(約300円)で、
死亡に際しては最高8万元(約120万円) 
負傷に伴う医療費は最高3000元(約4万5千円)とな。

医療費4万5千円・・・
過去の渡航歴から、中国のお医者様というと、こういうイメージしか無いのだが。↓

11054000年の歴史を誇る「脈診」

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野 外 診 察

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奥入瀬渓流事故裁判に判決下る

7日、へなちょこ野党党首選挙でマスコミは大賑わい。
この報道の陰に、野外活動に携わる者にとって重要な裁判の判決が下った。
03年、青森県の奥入瀬渓谷において、地上約10メートルから落下した国有林のブナの枯れ枝(長さ約7メートル、直径約18−41センチ)の直撃を受け、観光客女性が下半身麻痺の大怪我を負う。
この事故を巡り、遊歩道を管理する国・県に対し損害賠償を求める裁判となったものである。

この裁判については、地方紙・デーリー東北社が特集を組み、前日には裁判の行方を注視する記事も掲載している。
デーリー東北社は以前より「岐路に立つ国立公園」と題して、本件事故を含め、八甲田の登山道「不法」伐採事件などを取り上げ、広い視点から国立公園管理の是非を問う特集を組んでいる。
地方紙の面目躍如たる秀逸な特集といえる。
7日の落木裁判の判決は、原告夫妻に1億4800万の賠償金支払いを国と県に命じる判決であった。
私自身、訴訟文・判決文の詳細を分析していないので、細かいコメントは避ける。
落木の可能性の予測を巡りトンデモ判決になる可能性があるが、事故被害者の救済という観点から、妥当な判決だと私は考える。

私がお世話になっている山形県自然博物園では、「自然のままの様子を見学者に提供する」を旨として、観察コース上の倒木の類も原則として手を加えないことにしている。
今回の判決は、国立公園内の遊歩道においても高等な注意義務を求める判決となっている。
ひいては、野外において他人を引率する立場の人間にとっても、十分な注意を求められることとなろう。

デーリー東北社特集「岐路に立つ国立公園」

第1部 南八甲田で 責任 国、県ともに賠償を拒否(奥入瀬落木事故の経緯)

さらに同社は、山形県朝日連峰・平岩山の「不法」伐採問題についても記事を組んでいる。

第3部 疲弊する山々 7 違法行為(磐梯朝日・朝日連峰)

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マムート新型ビーコン、アラスカ山岳ガイドが採用決定

この新型ビーコン、2月に開催された展示会で、既にスキー関係者には周知の製品のようですが・・・
バックカントリーで知られるガイド・ブルークリフのブログにも、展示会の記事が掲載されています。
マムート社製の新型ビーコンMammut Pulse Barryvox Avalanche Beaconは、埋没者のバイタルサイン(英文記事からは、パルス・脈拍と思われる)を発信する今までにない機能を備えています。
 アメリカの紹介記事では、(いささか縁起の悪いシチュエーションですが)、生存者を優先して捜索するというメリットを紹介しています。
 この新型ピーコンを、アラスカの山岳ガイド(Alaska Mountain Guides & Climbing School, Inc)が採用を決めました。もともと以前からマムートのバリボックスを使用していた同組織、引き続いての新型採用になりました。

Alaska Mountain Guides Adopt New Transceiver by MountainZone.com4/6

Barryvoxpulse

なお、マムートの新型ビーコンを含む雪崩対策用品、ボルボ社主催のスポーツデザイン大賞を受賞したようです。

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早春よ、何処へ。

会社業務の積雪断面調査の人足として、朝から蔵王に入山。
出発前、会社駐車場の桜のつぼみも脹らんできていた。
Sakura

下を見れば、オオイヌノフグリの小さい花が沢山。
オオイヌノフグリ、雑草として嫌われているが、私は小さい青い花が好きだ。
春だよ、春。
で、蔵王ロープウェイ地蔵山頂駅から降り立つと・・・


Yuki
厳 冬 の 世 界 で す た 。
(注・NHKドキュメント「北朝鮮」の集団労働の画像ではありません)

ロープウエイ駅横は風の吹き抜けになっており、前進できないほどの強風。
気温は-8度。強風のため、体感温度はさらに下がる。
積雪深は3m40cm。2月の調査時より深い。
硬い雪を皆ヨレヨレになって下まで掘る。

帰路のロープウェイで窓からカメラを向ける。
Todomatu

おそらく先日の温暖な気候の後、さらに寒気が来たのだろう。
樹氷はほとんど落ちているが、木々は霧氷で飾られている。
初冬のような美しい光景を通り過ぎて、私達は下界に戻った。

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登山学校、赤字です。

北海道、トムラ登山学校レイク・インが3000万の赤字だそうです。

レイク・イン 赤字で支援要請 by 新得メール

記事引用開始

レイク・イン 赤字で支援要請
 今年度約3000万円の赤字が見込まれる第三セクター「トムラ登山学校レイク・イン」(新得町屈足546、杉山稔社長)の臨時株主総会が7日午後、同社で開かれ、赤字補てんを町に要請した。
 この日の株主総会では、杉山社長が「責任を痛切に感じている」と陳謝。売り上げを維持し、人件費などコストを削減する新たな改善計画を示し、町、町議会に赤字分の支援を要請した。
 同社は今年度決算が約2880万円の赤字が見込まれるため、町は3000万円の融資、支援について議会側に理解を求めている。先に開かれた議員協議会では売り上げ1割増とする経営計画を示したが、「経営計画に無理がある」と理解が得られず、株主の意向を聞いてから再度検討することになっていた。

 
記事引用おわり

経営計画に無理がある・・・
サイト検索すると、議会議事録がよくひっかかります。
経営方針について、いろいろ注文つけられているようです。
温泉施設なんだから、和服の女性女将を出せ、とか。
「登山は文化」と私は思うし、声を大にする人は多かれど・・・
やはりまだまだ日本では登山中心のレジャー拠点は難しいのでしょうか。

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ダメ営業マンでした・・・

「人生と山」の関係について、いつも参考にさせていただいているウェブ、「ようこそ越後の山へ」のブログ。
筆者のよしださんが勧めていた週刊ダイヤモンド特集「営業入門」を読んでみる。

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記事中のアンケートで、よしださんは「スゴイ営業マン」。
で私は・・・
 ダ メ 営 業 マ ン
でした・・・。
やはり人間関係から遠ざかりたい小心者な性格が災いしている・・・。
このアンケート、解説だけでなく丁寧な対策が載っているのでなかなか参考になる。

この手の本、
「内気な営業マンこそよく伸びる」
とか、
「売れる営業の話し方」
とか、良く読んだなー。
今でも書店で手が伸びるけど。

口下手で仕事上も大失敗のリストラ寸前社員の私、
もう仕事で会社人生挽回しようなどというド根性は毛頭ありませんが、
山岳ガイドやネイチャーガイドにとっては、やはり「うまく」話す技術は必要だと思っている次第。
案内する山の魅力は何か。
それを伝える方法として、より優れている手法、自分に適した手法は何か。
ビジネス本には、多くの興味深い示唆がある。
ガイドにとって、山は一つの商品といえる。(こういう表現を嫌うナーバスな方が山岳関係者に多いけど、これ以上の表現は思い浮かばない。)
晴れの山でも、雨の山でも、また登ってみたいと思わせたい。
難しい課題ではある。

で、話題は戻ってスーパーダメ営業マン。
よしださん曰く「企画力が大切」とのことですが、やはり私は人様とのコミュニケーションが欠けてるな・・・。

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固形燃料

不定期更新を楽しみにしている、愛知県の登山用品店「穂高」の『すーさんのひとりごと
今回は昔懐かしい、スイスメタの話題。

高校生の頃、使っていたのは灯油コンロ。
プレヒートが必要であり、常用していたのはスイスメタ。
このスイスメタ、火を点けるとモサモサッという感じの青い炎が可愛らしい。
で、この炎、風か何かで消えると燃えかすが綿のようになって空気中に飛散する。
この燃えかすが有害有毒と言われており、コンロのプレヒート中に狭いテントの中に飛散すると、皆一斉にイナバウアーの如くのけぞったものである。

ガイド装備として小型クッカーとガスコンロ、ボンベは携帯しているが、他に非常用として私が常時携帯しているのはエスビットの簡易ストーブ付タイプ
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実は、スイスメタ独特の鼻を突く匂いが苦手だったりする。

そういえば、昔よくカタログでみかけたメタクッカーってまだあるのだろうか。
アルコールバーナーもそうですが、音のしない静かなコンロもまた、乙なモノです。

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風邪でヨレヨレ

金曜からの風邪、日曜日になってさらにひどい。
微熱が続き、起き出してもフラフラ。
昨晩は会話にも差し支える程の酷い鼻づまり。
日中、気分転換に娘を連れて外出するが、近所の古書店に車運転しただけで体がゾクゾク。
午後からは再び寝込む。
どうも代謝がうまくいかないのだろうか。
夜、寝ていて汗をかき出してから少しずつ快方に向かう。

フラフラながらも、日章旗を身にまとった荒川静香のウイニングランを放映しなかった売国放送局・犬HKのドキュメント「北朝鮮」は逃さず視る。

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あー、どっかの山岳団体の酔っぱらい爺も同じ。

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おいでませクライマーfromカトマンズ

東京都内のクライミングジムは混んでいるとお嘆きの皆様。
ぜひこちらのクライミングジムにっ!!

Driving us up the wall by NepalTimes

記事引用開始

4年前に作られたときには、1日につき最高10人のクライマーがやってきました。
しかし、今は関心が薄れてしまい、この頃は閑散としています。
「試験シーズンです」と、ペンパ・ヤンジ・シェルパが説明しますが、このクライミングウォールにはPRが必要です。

記事引用おわり

と、いうわけで、せっかくのクライミングウォールに閑古鳥が鳴いているという記事であります。
記事に依れば、人工壁のホールド・スタンスはシンガポールからの輸入品。
壁はこんな具合です↓
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やはり泣き所は下に敷くマットで、これが高価とのこと。
この施設のマットは常連さんのパレッシュ・クリシュナレスタさんの私費で整備されました。

さてこの施設があるPasang Lamu Mountaineering Foundation。
ネパール女性初のエベレスト登頂を果たしながら、悪天候で亡くなったパサン・ラム・シェルパニを記念する財団で、観光開発・子供・女性のための各種助成を行っている団体です。
財団のウェブサイトを読んでわかりましたが、昨年ハンス・カマランダーが初登頂したJasenba峰は、現在パサン・ラム峰と彼女の名前が付けられています。
さて、偉大な先駆者の名を冠したクライミングジム。
所在地はちょっと郊外にありますが、カトマンズを訪れるそこのアナタ、ぜひどうぞ。
外国人の利用料金は250ルピー/日、年間利用料金9000ルピーでございます。
年間利用料金9000ルピー→日本円で約15000円。PUMPやT-wallも真っ青料金だ!
怪しげな左翼偏向慈善団体に募金するより、こういうところに応援しませう!!

Pasang Lamu Mountaineering Foundationのサイトはこちら(英文)

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年度初めにさいして

Special Danger for New Mountaineers by The NewYorkTimes4/1

上記記事より引用
The beginning of a mountaineer's career, when energy and enthusiasm outpace experience and judgment, is said to be the most dangerous part. And I was no exception.

山登りの始め~情熱と意欲が経験と判断力を越えるとき~が一番危険だと言われています。私もそうでした。
by ARLENE BLUM(アメリカ人初および女性初のアンナプルナ峰サミッター)

私もより用心して山に向かいたいと思います。

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