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韓国やま修行の旅その1

クライミングなんて嫌だよー。
どうせ上手くなんねーしよー。
フリークライマーって性格悪い奴多いしよー。
だいたい俺の愛読誌は「新ハイキング」なんだよー。

とぼやきつつ、行ってきました韓国・仁寿峰。
昨年知り合った大韓山岳連盟・京畿道連盟理事の申東勲氏を頼り、5000円の格安夜行バスで成田に移動、ソウルへ飛んだ。
日本のクライマーには安・近・短でおなじみの仁寿峰。
私は全く意識していない山だったが、昨年グォンギョル登山学校でトレーニング中、申氏がしきりに私を連れて行こうと誘っていたのが仁寿峰だった。
その時はスケジュールが合わず仁寿峰には行けなかったのだが、「それだけ申氏が強く誘う仁寿峰。韓国の岳人の姿を垣間見るためにも、自分の経験を積むためにも良いのでは」と考え、今年の連休に予定を組んだのだった。

んでもって、初日は仁川国際空港からソウルを素通りして、水原(スウォン)市にある申氏の経営するクライミングジムを訪ねた。
S1

申氏は昨年から脱サラでクライミングジムを開いていた。
「日本のPUMPみたいなジムが目標です」
と語る申氏。ジム内は会員で結構なにぎわいである。
私はクライミングジムというものをあまり知らないが、ここの特徴は腰より下には小さいホールド、上にはガバホールドがとりつけてある。指先の力を試すようなシブいホールドはそれほど無い。
会員たちは、ひたすらトラバースをくりかえす。
時折、指揮棒を持った申氏が歩いて回り、会員達にムーブを享受する、という形式だ。
足使いにはあまり口出しせず、がに股同様の初心者も多いが、上半身に関してはクロスムーブを多用しているようだ。申氏の指導のハングル語にも時々「・・・クロス」「・・・クロス」と聞こえる。
徹底して反復練習を繰り返している。
韓国のインドアクライミングの秘訣は、「公文式」のような徹底反復練習にあるのだろうか。
ルーフにもホールドが付いているが、皆さんの持久力は凄まじい。二度三度、両手でぶら下がる格好になっても気合いと共に体を持ち直し、再び壁にとりついている。凄すぎる・・・

山形の飯豊体育館の人工壁の話をすると、「(人工壁の)高さがあるのはとてもうらやましい」と申氏は語る。
今夜はここにシュラフで寝、明日早朝に仁寿峰に出発。
・・・の予定が、テレビニュースで仁寿峰のある北漢山国立公園で大きな山火事が発生と報じた。
関係者1500人が出動、消火に当たっているという。
深夜まで申氏は各所に電話、私はネットで韓国マスコミの最新ニュースを探る。
我々が心配するのは、山火事で北漢山一帯が入山禁止になること。
結局、確たる情報は得られず、明日とにかく仁寿峰に行き、ダメなら仙人峰(ソニンボン)に行こうということになった。
さてさて、明日は何が待つのだろう・・・と考える間もなく、シュラフの中で眠りについた。

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コメント

スケールが違う
さすが

クライミングジムに私もひさしぶりにいってきました
外岩のほうが登れるの
なーんか苦手 ジムの独特な雰囲気
だけどやっぱりうまくてかっこいいのをみると
自分がいかに適当に人生生きているのかと思い知らされます

やっぱりクライマー性格悪いのかな。。。
山登るヒトって静かで深い優しさをもっている
と思っていた私はどんどん自分がなんて世間知らずだったのだろうと思わされます。汗

いきなり、「自分はくそ真面目で頑固で完璧思考なんです」といわれても。私は何をどう返事したらいいかわかりませんでしたよ。涙(そんなのわかってたけど別にいわないでいただけなのに、沢山いいところだってあるのになぜそれをいう???と???ばかり)

投稿: POP | 2006.05.04 19:00

ご無沙汰です。ボルダータイプだと上体が鍛えられそうですね。

インスボンへの道の続きを期待しております。尤も私は古典的なショイナードルートぐらいしか知りませんけど。

投稿: pfaelzerwein | 2006.05.04 23:58

re:pop様
<<やっぱりクライマー性格悪いのかな。。。
あー、すみません、私のつぶやきをあまり真剣に受け取らないで下さい。
私が思ってること・・・フリークライマーさんのウェブサイトやブログって、「○○ができなかった」「ダメだった」っていうネガティブな表現が多くて、読んでる自分まで鬱々になってきてしまうような気がします。人工壁を登っている時、「もっと楽しいはずなのにな・・・なんで楽しめないんだろうな・・・」なんて自問する時もありました。
 他の実力派クライマーの「初心者は努力が足りない」という言葉を何度も聞くうちに「なーんかそれって指導する立場としてちがうんじゃねーの?」と開き直ってきたのが、今の歪んだ私の成因でしょうか(笑)。
 最近はそういう姿勢に飽きて、楽しい面に集中するようにしています。

<<自分がいかに適当に人生生きているのかと思い知らされます
クライミングです。
楽しむためのものです。
popさんも私も、少し肩の力抜いて、クライミングシューズ履いてみましょうか。

投稿: 聖母峰 | 2006.05.05 17:02

re:pfaelzerwein様
 韓国の方は兵役経験しているせいか、体が締まってますよね・・・とはよく聞かされたのですが、ジムでの驚異的な持久力には見ていて腰が引けました(笑)
 もちろん私は下から見ているだけでしたが、5.12のルートにトライ中のクライマーもおりました。ご存じのリッジクライマーはじめ、ハイカーさんも凄いところまでノーザイルでやってきて、本当に愛されている山だなというのが実感です。

投稿: 聖母峰 | 2006.05.05 17:07

私は「好きこそ物の上手~」のタイプなので
自分ひとりであれば常に楽しさをみつけていくのですが
ほどほどに楽しもうとすると「ネガティブ」な言葉ばかりでゲンナリとつまらなくなるのです。

しかしいつものんきに楽しそうにしているようですので
ご心配の点は大丈夫ですよ。苦笑

山関係ではヒトに楽しくモノを訓えるのが上手じゃないヒトが多いのかもしれないぐらいにはおもいます。
それを言うと「俺たちはガイドじゃないんだ」「タダで教えてやってるんだ」という言葉を使う方が多いです。
教える楽しさ、教えたことの喜びを知らないのかな?とおもいまする。ガイドだから教えるのがうまいとか、じゃないとおもうし。

教えるのが職業でなくても、うまくみんなと楽しくやるヒトもいますので、インドアスポーツ暦長い私としてはカルチャーショックですが、厳しい言葉も状況をみて必要なのだろうとは感じます。

GWカヌーで水とはじけて楽しんできます。

投稿: POP | 2006.05.05 22:25

re:POP様
<<ご心配の点は大丈夫ですよ。苦笑
あ、それは何よりでした。
< カヌーいいですねっ!!
こちら山形、雪解けの増水で見ていて怖いくらいですが・・・、もう少しすると最上川もカヌーに良い季節になりますね。どうぞお気を付けて。

投稿: 聖母峰 | 2006.05.06 14:34

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