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前衛クライマーか、環境テロか。

アーチーズ国立公園のクライミングが物議をかもしている、ディーン・ポッターの続報。
ポッターが登ったのは「デリケート・アーチ」というオブジェのような岩。

Delicatearchデリケート・アーチ

「地球の歩き方」なんて調べてみたら、その岩の下で結婚式したりと、同公園およびユタ州の象徴的な岩だったりする。
幾つかのメディアは批判的な報道をする中で、スポンサーのパタゴニア社はポッター擁護の声明を発表。

Patagonia Statement on Potter Climb by MountainZone.com

この声明で同社は公園当局規則が曖昧であること、クライミングに批判の声があることを認めた上で、CEOのCasey Sheahanはコメントします。
『あらゆる世代のクライマー達は、表現の自由を制限しようとする体制側と対決してきました。(中略)ディーンはフリーソロ・クライミングの頂点に立っており、彼の意志を支持するものです。』

ま、創業者がシュイナードですから、さもありなん対応です。
マスコミで叩かれるとすぐ引っ込む、日本のへなちょこ一流企業とは違いますな。
これに対し、地元ユタのソルトレーク・トリビューン紙は『ポッターの環境テロ』と厳しい表現で批判。

Potter's ecoterrorism by The Salt Lake Tribune
記事引用開始
ディーン・ポッターの行動は無責任で、利己的である。ポッターの環境テロを容認するパタゴニア社は恥を知るべきである。誰もが自然の造形美を楽しむための規則を、ポッターに尊重させなさい。
(中略)
チョークを使用しないことは、傷跡を残さなかったことを意味するものではない。定められたクライミングの場所は、公園の内外にあるのです。ポッターはクライミングのオルガナイザーとして、法律と土地を尊重するべきである。
記事引用おわり

Shame on Patagonia・・・と、なかなか厳しい表現。
所詮、海の向こうの話で詳細は不明だけど、公園規則が曖昧だとはいえ、公園当局はじめ地元関係者が不快に思っているのが報道から読み取れる。
日本のクライマーをみても、かなり地元の方々との意思疎通には気をつかっているようだ。(同じくらい、初心者に気を遣えと言いたいが。)
体制反抗は結構だが、地元関係者との意思疎通って、アメリカのクライマーはしないのかなー。


ちなみに、こんなモノをアメリカでは売ってます。
Delicate20arch
子供向けオブジェは登るのは自由なのにね。

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