韓国やま修行の旅 総括
5月1日。
早朝、お世話になった申東勲氏にお礼を述べてからクライミングジムを出て、高速バスで仁川国際空港へ。
早めにチェックインし、のんびり買い物でもしようかと思ったら・・・
今回利用した航空会社は撃墜・テロ爆破でおなじみの大韓航空。
私は11時発なのだが、いきなり9時発の便に乗ってくれませんかと言われ、そうする。
GWの真っ最中、日本行きの午前便のため、9時発便の内部はガラガラ。
中心5列にはほとんど客がおらず、私はのんびりリクライニングを倒して成田まで過ごす。
今回の韓国行き。
成果としてはシュイナードB1本だけという、コストパフォーマンスの低い山旅である。
それ以上に、申東勲氏のお計らいもあり、京畿道山岳連盟の数多くの登山者と出会えたことは、金に換えられない出来事だった。
東洋のヨセミテという呼び名もあるが、仁寿峰は仁寿峰。
ハイカーにもクライマーにも愛される素晴らしい山でした。
もう次の行きたい山を考えているが、さらにトレーニングを重ねて韓国に再訪したいと考えている。
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コメント
楽しませて頂きました。昔話ですみませんが、懐かしいです。
Bのアンダークリングは記憶にあるような。西壁のスラブだか?の岩質と高度感も忘れられません。当時は国内で仲間がEBシューズをヨセミテから持ち込んだ時期で、ここでも日本側はビブラムのクレッターシューと運動靴、韓国側はK2と言う韓国製を履いていました。私は運動靴を使った覚えがあるのですが、今でも他の地域と比較出来ないほどの摩擦係数の高い岩肌と豪快さは驚きでした。まだボルダリングも日本での創成期でした。
現在のフラットソールで登ると足元が随分と確りするだろうなと想像します。当時入国管理のお姉さんに目的地インスボンと言って笑われて、ソラク山に言い直さなければならなかったのですが、確かに改めて見ると規模はそれほど大きくないですね。
仁寿峰は仁寿峰。マッコリと聞くと余計にその感が強いです。事務所の床がオンドルに変わる写真を見ると色々と思い出します。
投稿: pfaelzerwein | 2006.05.05 20:31
読破!
充実した日々だったようですね。
韓国ってパワーあふれていますね。
韓国の子が山岳会にはいったものの
なじめずにやめてしまって残念。
もっとオープンな環境にする努力が日本の山関連のヒト
には必要と改めて感じます。
投稿: POP | 2006.05.05 22:38
re: pfaelzerwein様
だいぶ以前にこのブログで書きましたが、昨年訪れたソウルの岩場でスポルティバ社シューズを履いたところ、誇張表現抜きに消しゴムのように靴底が減っていきました。消しゴムのように、とは減っていく度合いではなく、すり減る黒いゴムがポロポロと目に見えたことです(笑)
学生の頃に読んだ古い「岩と雪」の記録投稿欄では、若い日本人クライマーによる「仁寿峰単独登攀」などというのを見かけておりましたが・・・いずれにせよ、登った感想として、素晴らしいルート開拓に先人への尊敬の念を抱いた次第です。
投稿: 聖母峰 | 2006.05.06 14:28
re:POP様
<<韓国ってパワーあふれていますね。
空港からの高速バスの運転もパワーにあふれてて、ちょっと怖かったです・・・
投稿: 聖母峰 | 2006.05.06 14:41