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Boyfriend

日程調整のミスから、ガイドの師匠のお手伝いをキャンセルせざるをえず、朝から鬱状態。
自分を責め続ける鬱々な気分ながら、「あんたは男だよ」という記事発見。


先日当ブログで取り上げた、先鋭女性ペアのフォーレイカー峰遭難。
地元マスコミ(CBSnews)は、行方不明となったコロラド出身スー・ノットの「ボーイフレンド」のコメントを流しました。

Missing Climber's Boyfriend Returns To Vail Alone by CBS4denver.com

Friend

スー・ノットのボーイフレンド、ジョン・ヴァルコ氏。
アラスカでは捜索隊に加わり、捜索空しく、一人コロラドに帰ってきました。
タイトルの「Returns To Vail Alone」が悲しさを呼び起こします。
彼氏であるヴァルコ氏の証言によれば、
「スーは世界最高峰に行きたがっていた。クライミングコンペで成長したが、それほど競争心の強い人間ではない。登山で30日もシャワーを浴びずに過ごし、街に戻ればヴォーグ誌片手に買い物に出かける人だった」だそうです。

この記事、タイトルが「Boyfriend」となっている。
アメリカでは、彼女・彼氏って家族同様の扱いなんですかね。
日本の遭難記事で彼氏・彼女の存在って取り上げられないよな・・・
話かわって、昔読んだアラスカ・サンフォード峰登山の記録でも、アメリカの女性登山家が大氷原のど真ん中のテントで読んでいたのは「ヴォーグ」でした。
北米の女性クライマーはみんな「ヴォーグ」を読んでいるのか???

ヴァルコ氏のコメントで一番印象に残った言葉
"It wouldn't be a tragedy at all for Sue to go in the mountains, even though for the rest of us left here, it is. But, that's when she was at peace and she was happy."
「スーが山に消えて私達が取り残されたのは悲劇じゃない。彼女には幸せだったでしょう。」

こういう言葉は、なかなか言えないと思います。
スー・ノット、安らかに。

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コメント

世のすべての男性に見習ってほしいですね。笑
そして日本の山をやる女性にも。
色気ないよな、ちゃめっけないよな。といつも
会話においてもギスギスが多いので
おちゃらけ登山初心者としては驚くばかりです。
柔軟性と余裕をもてよ。つまんねー。
ストイック=地味じゃない。

登山していたって現代に生きる人間なのにと
思うと地上での生活に疑問を抱かざるを得ないことが
多々あります。


こんなこという私は山岳会では珍しい存在扱いです。
苦笑

投稿: POP | 2006.06.18 21:39

<<世のすべての男性に
う、耳が痛い・・・

<<会話においてもギスギス
以前に某避難小屋で、シュラフで寝るスペースを巡る「女の戦い」に遭遇したときは、避難小屋から避難したかったです。

投稿: 聖母峰 | 2006.06.19 19:09

女の醜い争いには関わらない主義の私
なぜ貴重な仲間を大切にしないのだろうと不思議です。
女友達より目の前のちょっと良さそうな男(ヘタレ)をゲットしようと必死な山女にも憐れみの感情を抱くこの頃。

こんな私はオッサン呼ばわりされています。

投稿: POP | 2006.06.20 20:21

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