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ちょっと気になるロープの話題

世界遺産関連で大台ヶ原のウェブサイトをみていたら、ちょっと気になる点にひっかかった。

奥駈道釈迦ヶ岳事故に関するブログ「山道を行く」について
(大台ケ原・大峰の自然を守る会 様のウェブサイト)

この頁で話題になっている、奥駈道釈迦ヶ岳の遭難死亡事故。
中高年パーティーの在り方についてブログ山道を行くで論じられているが、ここではロープについて注目いただきたい。
この記事の後半、こんなくだりがある。

引用開始
 谷側には細いトラロープが張ってありましたが、行政の責任回避のために張ったもので、転落者を支えるためではありませんでした。転落者がバランスを失って思わずロープを握ったのか、ロープをかけてあった細い木が根から引き抜かれて転落場所を示すかのように現場にぶら下がっていました。幸い転落したガレの傾斜がゆるく、砂地であったため一命を取り留めたのは好運でした。
引用おわり

 Mains
 トラロープ。
 あくまで記事を読んだ上での推測であるが、記事をそのまま受け取るならば、現場のトラロープまたはトラロープの設置方法は、遭難者の転倒に耐えきれなかったと推測される。
 よく整備されたメジャーな山域はそうでもなかろうが、私が住む東北のような、マイナーな山域では結構切り立った道にトラロープが張ってあるのをよくみかける。老人の早朝登山が盛んな、里山でもそうだ。
 あらためて、危険を示すトラロープの「危険性」を認識させられる。

 登山道整備において、手軽さ、コスト、耐水性、黒と黄色のその色から、これからもトラロープが各所で用いられると思われる。トラロープを張るな、またはトラロープを耐久性のあるロープに張り替えろ、と論を進めるつもりはない。
 むしろ我々に要求されているのは、トラロープの張ってある箇所では注意を促すということだろう。
 トラロープの強度は論ずるまでもないが、疲労した年配の方や登山初心者の方に、その認識を期待してはいけないのである。

 それから、最近よく話題にのぼる「ダイニーマ」などの細くて強い新素材ロープ。
 昨年あたり山岳雑誌で流行った補助ロープ特集で、軽い利点を強調して細い径のロープ携帯を勧めていたけど、それでいいのかなあ。
 ダイニーマは摩擦係数が低いから摩擦熱が発生しにくいといわれているが、熱そのものには弱いと聞いていたんだが・・・レスキュー時の補助ロープなんて、ムンターで懸垂・確保したりカラビナを滑車の代用にしたりとか、めちゃくちゃ摩擦ズリズリしてるよね。
 労山のオタクっぽい方とか、ダイニーマの摩擦強度実験してくれないかなと思う今日この頃です。

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アウトドア」カテゴリの記事

コメント

うちの会でネタにしてみようかな。。笑
山でお米を炊くときの沸点計測と対策とかを出していた人がそういえばいたっけ。。。

投稿: POP | 2006.06.06 00:55

そういえば、小学校の自由研究で月山で沸点調べたヒトいたっけなあ。
 対策????
 美味しいお米の炊き方なんでしょうか???
 手抜き主夫の私、山ではもっぱらアルファ米食べてるので気になる・・・

投稿: 聖母峰 | 2006.06.06 17:09

昔の会報に掲載されていたので後ほど詳細をお知らせします。
確か山の上での沸点は地上と違うようで、おいしいお米をたくコツともされて記載されていたような。。

それはそうとガイド論というのに興味あります。
いつも「俺たちはガイドじゃないんだタダで教えてやってるんだ」とか「ガイド登山なんて。。」ということを聞かされてうんざりしています。

きっちり学習してきっちり言い返して差し上げたいものだ。
ふん。

投稿: POP | 2006.06.11 23:57

<<タダで教えてやってるんだ
はー、そういう事を言う方って、実際にいるんですね。学校山岳部出身の私には、そういう考え方ってちょっと引いてしまいます。

<<「ガイド登山なんて」
よく欧州アルプスの記録で「ガイドレスで登った」とか誇ってる方いますよね。それはそれで素晴らしいと思いますが、地元の人と登る楽しみもあって良いのではと思ってます。
実際にクライミングガイドやネイチャーガイドと楽しい時間を分かち合えた私にとって、あまりガイド登山って抵抗ないんですが・・・
ソウイウ ガイド二 ワタシハ ナリタイ(宮澤賢治風)

投稿: 聖母峰 | 2006.06.13 19:35

うんうん。

ま、そういうことを初心者に言ってるようなおばかさんにはわからないのでしょう。
文句いうなら金をとれ。と突きつけて差し上げようと思っています。

私も自然を色んな角度で楽しむ心の豊かさが大切だと思います。実際自分が山にいくのはそのためかも。
ステキなガイドさんでいてくださいね。

投稿: POP | 2006.06.13 23:29

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