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『キャラバン東ネパールを行く』

Bookoffで川村明夫著・北海道新聞社1996年発行の『キャラバン東ネパールを行く』を見つけ即購入。
定価1600円、古書店での相場1000円前後の同書を105円でGET。
これだからBookoff通いは止められない。

Kyara
同書は、北海道の酪農学園大山岳部チャムラン遠征に同行したドクター、川村明夫氏による記録。
遠征隊の隊長は北海道アウトドア界のご意見番、現在はカヌーエクスペディションで知られる新谷暁生氏である。
私がこの本を捜し求めていたのは、同書第二章に記されているカラコルムの名峰ラカポシ登山の記録が読みたかったため。
遠征にありがちな隊員同士の人間関係の描写はなく、ドクターらしい淡々とした記録と、著者自身の思い入れが入り混じる、個人的な遠征記録である。
私自身、ヒマラヤ遠征のキャラバンといえばチベット高原の砂漠のような環境の記憶だけだ。
同書を実際に読んでみると、亜熱帯のキャラバンからチャムランBCに至る、タイトルを成すキャラバンの記録は心そそられるものが非常に大きい。

今やヒマラヤは一般化されたというが、それはメジャーな山域の話であって、ヒマラヤにはまだまだ探検心くすぐる地域があることを認識させられる一冊。

子守の間に『プルターク英雄伝』も読む。
人生、悩んだときには古典で息抜くに限る。

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