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迷うインタープリター 歴史は世代を越えられるのか

宿のロビーで読売朝刊を読む。
社会面に興味引かれる記事があった。

戦跡の見学に来た女子高生が、正直に感想を漏らした。
「心に伝わらないんだよね」
いわゆる戦争の語り部・・・沖縄や広島・長崎など・・・の高齢化・死去に伴い、若い世代の語り部を育成しようという動きがあるのだが、それ以前に、語り部の育成が行き詰まっているという。
すなわち、実際に体験していないのに、どれだけ他人に戦争の現実を訴えることができるのか。

ブナ林ガイド・山岳ガイドを目指した動機が「他人に自然を伝える」が理由の一つである私にとって、とても印象に残る記事であった。
自然は人間の歴史を越える遥かな時代にわたって存在を続ける。
四季の変化を、何年もかけて経験をつみ、先人の記憶や文献で知識を得ることが出来る。
戦争という史実はどうなのだろう。
目の前に呈示できる戦跡も少なくなりつつある今、語り部というインタープリターの手腕に、その存在意義がかかっているのだろうか。
自然ではなく社会というフィールドで未来を模索する「史実のインタープリター」達にエールを送りたい。

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コメント

伝える伝わるとは簡単なようで難しい。
事実をタダ並べて伝達することはできても、
おそらく目的とすることとしてのメッセージを伝えるには
共感が必要ですね。

何事に通じることだな。っと痛感。

以前親友社員のコに「言われていた意味を理解できた。ありがとうございます」って改めて言われたとき嬉しかったです。
仕事をこなす方法ではなく、意味や姿勢について理解すれば仕事はこなせるようになるはずだと思っていた。
伝えていたことがはじめは伝わらず、食い下がられたり、なかば八つ当たり気味な愚痴を聞いたりしていたが。。

損得ではなくてその壁を乗り越えてほしいなと思ったから伝えたことだったから、やっぱり結果が返ってきてしかも感謝のお言葉まで予想せずに言われたことが自分の喜びになりました。
きっとそのことに気が付かずにいるよりも、気が付くといいことってある。自然の素晴らしさしかり、歴史の教訓しかり。。

大切なことは何なのだろうと考えるためのきっかけやヒントとは、うまく出せないものですが、出してみたいものですね。

そんな私は成長してないぐれてるサラリーマンです。。汗

投稿: POP | 2006.08.15 14:37

あ゛ー
必要な事を伝えることの拙さで人生負け組みまっしぐらの私です。
でも思うに・・・
日本の社会(または会社)って、伝えることよりも「人の腹を読み取る」ことに長けている人が幅利かせてる様な気がするのです。

投稿: 聖母峰 | 2006.08.15 20:54

いんや。

いかに流れを読み、自分をもちあげ他人を蹴落とすかに長けているか。物事いい方向にあるべきだなんてことも屁理屈で曲げ通し、上に厚く下に薄い。つまりは空気を読み同化する能力が問われるのかもしれません。
これを実行できる冷徹さ?と勇気も必要ですね。

勝ち組か負け組みかにもこだわらないで、ただ生きることを目指すが良しですよ。(笑)

人生終わるとき、最後に笑ったもの勝ちだろうと思いつつ、なかなか平穏な日々がこないサラリーマンです。苦笑


投稿: POP | 2006.08.15 21:39

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