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トンデモ直木賞作家石田衣良は幼稚園に戻って数字を勉強しろ

私は二十代のひとときを中国で過ごしてきたし、自分の意志で韓国の登山学校に通った。
中国および韓国政府のやり方には一日本人として見過ごせないものがあるが、中国人、韓国人もお互いに尊敬すべき存在であると考えている。
それをふまえてなお、看過できないおバカさん毎日新聞で発見。

時折新聞紙上で評論活動をしているトンデモ直木賞作家・石田衣良の幼稚性については当ブログ05年4月30日付け記事でも取り上げたところである。
またまた石田衣良が腐れ脳味噌っぷり全開。

中国、韓国と仲良くした方がいい?しなくてもいい? by 毎日新聞10/30

中国、韓国と仲良くしたほうがいい?しなくてもいい?というアンケートを採った結果がこれ↓
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回答結果に対してバカの石田は、

記事引用
今回のこたえは数字のうえでは「しなくていい」派が圧倒的だったけれど、応募しなかった多数のサイレントマジョリティを考慮にいれて決定させてもらいます。中国・韓国とは仲良くしたほうがいい。
記事引用おわり

じゃアンケートする意味ねえべ。

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ダライ・ラマ来日

ダライ・ラマ師が来日というニュース。
なぜか私はVoice of Americaの中国語版で知りました。

达頼喇嘛第十二次訪問日本 by Voice of America 中国語版10/30

日本のマスゴミはスルー、共同通信社が小さく各紙に流している程度です。
アジアにはダライ・ラマそして李登輝という偉大な指導者が存在するのですが、そろって日本の馬鹿マスゴミは中国様の顔色を伺っての報道です。
これで「中立公正な報道」とは、今時の能無し芸人より笑わせてくれますが。
言論の自由とか平和を全面に打ち出している日共とか社民党のバカどもは、ダライラマ師や李登輝氏の来日問題にはとんとお静かなようで。まあ、中国や共産主義の犬どもに何も期待はしないけど。

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隣の団子は美しく見える

韓国では11月からテレビで「クライミングとトレッキング」という5回シリーズの番組が放映予定です。
出演予定者は2003 ミスユニバーシティ大会特別賞のゾン・セホンさん。↓
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韓国マスコミはやたらと「脚線美」と強調してますが・・・ロングパンツ履くから関係ないような気が。

対する日本の登山番組の顔はこちらです。↓
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韓国いいなー(すけべ親爺風)

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接待

業界紙の記者さんが取材のため会社訪問。
部署で下っ端の私も飲みに召集がかかる。
営業本部長、グループ長に囲まれ、緊張の飲食。
ふとしたきっかけで、私に「投稿」の命が下る。
「よし、決まりだな」
と、営業本部長の 力 強 い 断言の一声。

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↑こんな気持ちでつまみのカニコロッケを食す夜であった。

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強盗天国、寄付金天国

相変わらずネパール各地で強盗だかマオイストだかの話題は尽きませぬ。

More tourists robbed in Makalu area by e-Kantipur.com10/30

記事引用開始
 水曜日、 11人のオランダ人旅行者がマカルー地域で、さらに8人のフランス人とドイツの観光客が同地域で現金と貴重品60万ルピーを奪われました。
 トレッキングガイド、マン・バハドゥール・グルンに引率された観光客達は、マカルー地区のタシ村のホテルから現金と貴重品の35万ルピー相当を奪われました。
(中略)
 毛沢東信奉者は、犯罪者を追跡するために「調査を行っています」と公言しています。事件の結果、被害者はKhadbari村に戻りました。
 また、最近は「Kirat自治区」の名において、毛沢東信奉者が当該地域を訪問するあらゆる観光客から、5000ルピーの「寄付」を集めています。
記事引用おわり

 記事から類推するに、マオイストのフリした強盗がいること、マオイストは中央政権の及ばない地域で税収を得ていること、マオイストが犯罪者を追跡するほどの権益を握っているということでしょうか。
 ついでに、マン・バハドゥール・グルンって、以前遠征で一緒になったシェルパと同姓同名でちと心配。元気でいるのかな~。
 「trekking」で検索すると相変わらずマオイストの集金ぶりが話題になってます。
 まあ、10年前だって慈善団体を名乗る輩がロイヤルネパール機内で乗客にチラシ配ったり、うぜえんだよオッサン状態でした。慈善団体が銃持ったテロリストに取って変わったということでしょうか。
 どこにいっても寄付・寄付・寄付のネパールであります。
 聞くところによれば、日本共産党が糸を引く日本勤労者山岳連盟の面々が「登山者九条の会」なる政治グループを結成、かの近藤和美氏がマオイストをテロリスト呼ばわりすることに疑問を投げかけているらしい。
 ただ単に観光客に危害を加えないという一方、マオイストがネパール警察・軍と激しい武力抗争を繰り広げているのは衆知の事実。近藤氏のマオイスト擁護発言は極左キチガイ評論家佐高信のロンドン爆破テロ犯擁護発言と何ら変わりありません。
 マオイストがネパール政府と交渉に至る力と支持を得ている団体というのも現実ですが、それゆえマオイストを支持するということは、武力闘争支持と同義だと理解できないんでしょうかね、九条フェチの人々は。

Miss_teen_nepal_2006_01
マオイストの画像をネパール民主化運動のサイトで捜していたら、
なぜかミスコン「ティーン・ネパール2006」の模様を見つけてしまいましただ。
政治談義より、こっちのほうがよかよか。

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御影森・上倉山へ

しがない兼業ガイド、各社のツアー登山プログラムが終わる10月末から雪が降り出す11月始めのわずかな期間は、「自分の山」に行ける期間となる。

 飯豊連峰山麓に、倉手山という山がある。
 標高1000mに満たない山だが、頂上からの飯豊連峰の大パノラマが素晴らしい山で、最近は旅行社もツアーを組んでいる程に人気がある。
 朝日連峰にも同様に、手頃で眺望が良い山を見出すことはできないか。
 月山朝日ガイド協会に入ってから、それが私の考えていたことだった。
 
 朝日鉱泉から大朝日岳に至る御影森コースには幾つかのピークがある。
 そこの眺望を確認すべく足を向ける。
 御影森コースには二カ所の吊り橋があり、11月始めには橋板が撤去されてしまう。機会は今日しかない。
 
061029_071701登山口は紅葉真っ盛りでしたが・・・

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主稜線はもう落葉して山肌は灰色、「もう雪の季節じゃけ、覚悟しいや」(岩下志摩風)といいたげに大朝日岳は雲に隠れている。
小朝日岳(右のピーク)は意外と堂々としている。

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一時は雨がぱらついたが、おおむね日光が差して日差しは強い。
鉛筆ほどの太さの、ヤマカガシの幼蛇くんもひなたぼっこ。

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伐採された枝の切り口から新芽が・・・
ぼくの人生も、かくありたい。

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下山時、朝日鉱泉下から振り向くと、大朝日岳がピラミダルな姿を表していた。
大朝日岳に至るコース、私は個人的に古寺コースを好むのだか、鋭峰として見えるのは、やはり朝日鉱泉ならではの風景である。

帰路はリンゴ温泉に立ち寄る。
半日で登れるコースで、帰りは蕎麦と温泉・・・などと来季の企画をついつい考えてしまう。
自分の山に行くつもりが、結局ガイド山行のプランニングに一日を費やすのであった。

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休日、快晴。

金曜の夜。
明日は久々の土休。
高気圧に覆われ、快晴が予想される。
山だっ!

さりげなく妻に明日の動向を伺うと・・・
アンパンマンショーがあるみたいなのよねえ

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山は、遠くにありて思うもの。

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青い鳥はどこにいるのやら

奥様、あなたはこれまで本当に幸せでしたか?
とゆー意味ありげなコピーで、とある女性の冒険記が出版されますです。

Memoir Chronicling Middle-Aged Woman's Solo Adventures through Africa and Asia Challenges Baby Boomers to Travel Off the Beaten Path by e-MediaWire 10/26
ベビーブーム最後の世代の女性による、アジア・アフリカ単独旅行記 

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記事引用開始
メグ・ノーブル・ピーターソンの刺激的な自伝が、理解を変えた冒険の世界にあなたを連れて行きます。彼女の最近の旅行については、www.megnoblepeterson.com彼女のウェブサイトを訪問してください

 著者メグ・ノーブル・ピーターソンは60歳に近づき、33年の結婚生活の後に離婚、4つの大陸と12カ国を8ヵ月かけ冒険の旅に一人で出発しました。

 彼女は、インドで熱い満員の汽車に揺られ、エジプトとジンバブエで荒廃したバスに乗り、ケニヤではマサイの戦士に出会います。ネパールではオーストリアの科学者と恋に落ちます。カラパタールに着く前に、雪崩で埋められます。
 「1987年に離婚して、5人の子供を育てた後、私は日常生活を逃れて世界中を旅行することに決めました」と、ピーターソンは言います。
 一人旅の間、男性優越主義といやがらせに直面します。それは彼女の工夫と能力を試されます。彼女の失敗した結婚、アメリカでの生活、本は彼女自身と彼女の理解を変えた旅行と冒険に、あなたを連れて行きます。

 「私の自伝は、エキゾチックな場所に向かうのに遅すぎることはないことを示しています」と、ピーターソン(現在78歳)は言います。(中略) ピーターソンの本は、危険を冒して、ロマンスと興奮が青年時代に終わる必要はない、と今年定年に入るベビーブーム世代の大衆を刺激しています。

 1987年の彼女の最初の世界一周旅行以来、ピーターソンはネパールとチベット、インドシナ、インドネシア、マレーシア、オーストラリアとニュージーランドへ1996年に再び旅行をしました。1999年にはイングランド全域で200マイル単独でハイキングをしました。2000年には、ピーターソンはネパールのアンナプルナ周回コースをトレッキング、2003年にペルーのマチュピチュ、インカトレイルを歩きました。2004年にチベットの聖山カイラス山をトレッキング、2005年にスウェーデンとノルウェーで広範囲にハイキングをしました。この1月、彼女はミャンマーとバングラデシュを探検、1ヵ月間ダラムサラ(チベット亡命政府の街)にとどまり、ネパールの政治混乱がおさまるとすぐに、ピーターソンはムスタンとマナスル地方を旅する予定です。

以上記事引用おわり
いやいや、日米どっちも中高年おばちゃんは元気なようで。
このエネルギーを発電か何かに利用できないものか。
この書評コピーの『奥様、あなたはこれまで本当に幸せでしたか?』
つい先日、ニューヨークで働く女性の特集記事をネットで読んだばかりです。
彼女らはそろってアメリカには日本にない自由と幸せがある、アメリカ万歳と語ってましたが・・・
前述のコピーやメグ・ノーブル・ピーターソンのような存在を知ると、幸せの価値観って住む所、働く所に左右されるんじゃなくてじゃなくて本人の生き方次第ではないのかなあと思った次第。

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トッド・スキナーの死因、装備に問題か

アメリカのメディアではトッド・スキナーの事故死でもちきり。
日本のメディアも珍しく、「ロッククライミングの第一人者」の事故死としてベタ記事ながら各紙が取り上げているようです。
転落の原因については公園当局は調査中としながら、アメリカメディアではAP通信発の報道が各紙に流れているようです。

Faulty equipment may have led to climber's death by ESPEN.com10/25

Why did he fall?  by The Casper Star Tribune 10/26

記事引用開始

 ロープをつけている彼のハーネスのリングが壊れ、彼は落ちました。と、親友のポール・ピアナは証言しました。彼はスキナーのクライミングパートナー、ジム・ヒューイットから電話を受けました。
 「ジムはいくつかギアがすり切れていたと私に話しました。本当に悲劇的な事態となりました。」と、Pianaは証言します
(中略)
 「できれば、自分の命を一つのギアに託すなんて事はしませんが、時にはそうせざるをえないことがあります。」と、クライマーでありパタゴニア社オーナーのイボン・シュイナードは証言します。「トッドは常に正確な動作をしていましたが、ストラップが壊れたという事実はかなり衝撃的です。」

記事引用おわり

なお、ヨセミテ公園のスポークスマンは、転落の原因として装備に問題があったか言及するには、今の段階ではまだ早いとコメントしています。
今回の事故の原因から、クライミングに潜在する危険を学び、生かすことが、亡くなったベテラン・クライマーへのせめてものはなむけでしょう。

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【速報】トッド・スキナー事故死

88年にヨセミテのサラテ・フリー化、日本では著書『頂上の彼方へ 究極の山から得た40の教訓』で知られるトッド・スキナーが、ヨセミテのリーニングタワーでラッペル中に500フィート転落、事故死した模様です。
アメリカの多くのマスコミが

Climbing Legend Falls To Death In Yosemite by ABC.com
Wyoming rock climbing legend falls to his death by 9news.com
World-class climber dies in fall by DenverPost.com

「climbing legend」「World-class climber」と報道して、その死を悼んでいます。
直接の事故原因は不明で、マリポサ保安官事務所で現在調査中とのこと。
故人の早すぎる死を悼み、ご冥福をお祈りいたします。

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スポルティバnewモデル

町田から東京駅に移動、空き時間を利用して秋葉原へ。
東京に来たからには登山用品店も覗かなければ・・・。
東京の登山用品店といえばニッピン。
え?
カモシカ?
動物の名前がどうかしました?
秋葉原駅に降りてみると・・・
景色が変わっていて浦島太郎状態。

山岳部OBでお世話になっているニッピンの平川さんに挨拶に行く。
ついでにスポルティバのニューモデルの偵察。
田舎の山形に住んでいると、スポルティバの情報はなかなか入ってこないのであるよ。
アメリカのアウトサイド誌にも取り上げられていた二重靴「ヌプツェ」を手に取ってみる。
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今時の冬靴、皮革と合成繊維を巧く組み合わせ、往時のプラブーツよりも快適そうである。
続いて平川さんのご好意によりトランゴアイスEVOのサンプルを試し履きさせてもらう。
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ふー、今時のアイスクライマーってこんなの履いているんですねえ・・・
今の登山装備の風潮について幾つか伺い、店を後にする。
お忙しい中、話相手をしていただき平川さんありがとうございました。

もはや、一つの靴でなんでもこなす時代は遙か遠い昔なのですね。
最近、登山用品行く度、「お金貯めなきゃ」という重いプレッシャーを感じるのは私だけでしょうか。

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小さな栗の木の下で

今回の仕事場は東京・町田市の郊外。
南町田駅を降りると、そこはグランベリーモールとかいう商店街。
昨日はグランチャイナという中華ビュッフェで昼食をとった。月曜の昼、セレブとまでは言わなくとも、ハイソ風の奥様方や親子連れで混み合っていた。
私は中華デザート、特に胡麻団子が好きなのだが、ここのは特に美味しかった。

南町田駅から現場へ向かう。
やたらと高級外車ディーラーが多い。
町田とはお金持ちの街なのか?
さて現場の隣には、太平洋戦争当時から残っているような、木造の朽ち果てた廃屋が残る荒れ地。
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そこには栗の木が一本。
誰も採らないのだろう。
木の下には実が詰まったイガ栗が、敷き詰めたように沢山落ちている。
まわりは高級住宅や外車販売店で囲まれているのに。
そこだけはまるで別世界。
かつての東京は、こんな風に静かだったのだろうか。

人生負け組の私、高級外車販売店の前で、ヘドロ臭い土をほじくり返して一日を過ごす。
仕事の汚れを忘れるべく、今夜はスパイシーなインド料理店で夕食でごんす。
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マトンカレーとナンと、大好きなラッシーで決まりです。

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おら東京さいぐだ~

先週は日本海側の某県に出張。
土日を山形で過ごし、今日からは犯罪と欲望の街・東京でホテル暮らし。
打ち合わせまで時間があるので、山歩きの好きな上司に誘われて南町田のモンベルの店に行く。
上司の誘いは断れません、うふふ。

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でもまあ、店構えはREIのコピーにしか見えんがな。

午後から半日、寒い雨の中で現場仕事。
今夜の夕食は、カンボジア料理店でカンボジアポップスを聴きながらカレーです。
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氷壁のワンダーランド

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パキスタンの登山事情を知るため古書店にて購入。
1985年の福岡大学山岳部隊によるナンガパルバット・ディアミール壁遠征の報告書である。
特筆すべきは、隊員紹介のページ。
多くの登山報告書は登山中の隊員のスナップ写真を掲載するものだが、同報告書は登山中および勤務中の二枚の写真を対照的に配置しているのが印象的である。
惜しむらくは、登山活動、特に上部キャンプから登頂に至る行程の明瞭な写真が少ない点であるが、それだけ過酷な頂上アタックであったと推察される。
しかし、その短所を補ってあまりある構成・まとまりの良い報告書である。
ナンガ峰の登山史、隊員達の遠征参加に至る経緯、各係の報告。
報告の中で特徴的なのは、隊員による座談会形式で登山活動を振り返っていること。
後々改まって筆をとった文章よりも、やはり本音がにじみ出ており、それだけ臨場感あふれる報告書となっている。
その座談会の中で、隊員の自己管理がしっかりできたことは大学山岳部のタテ社会の効果の一面ではないかという意味の会話がある。
ふりかえれば、80年代から90年代初頭は、部員が減少しつつあった大学山岳部が「8000m峰登頂」という目標を掲げ、最後ともいえる花を開かせていた時期であった。
「氷壁のワンダーランド」はその大学山岳部の活動期を象徴する、よくまとめられた報告書といえよう。

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にんげん様のおとおりだいっ!!

ド~ンガ ド~ンガ ドンガラガッタ
にんげん様のおとおりだい!!
(TVアニメ「ハリスの旋風」の節で・・・年齢が知れるな)

熊さんから行楽客様様をお守りするため、「泉ケ岳関係団体連絡協議会」が県立自然公園の木を切り倒しちゃいました。

無許可伐採:手続き「失念」 泉ケ岳でクマ対策--仙台・泉区 /宮城 by毎日新聞

その実態はこう↓(伐採現場写真つき)

仙台・泉区無許可伐採 実は100本以上 貴重植物も一緒に by 河北新報

宮城県のウェブサイトの自然保護課って以前は定期的にメルマガ発行してたり非常に活発に活動していたのですがね。自治体はもちろん、地元の人間の自然への意識も こ の 程 度 ということでしょう。
さて、この伐採の舞台となった泉ヶ岳、山開き当日の式典では伐採団体の会長がこんなステキなコメントを述べています。
以下記事引用開始

野草と青空、登山客歓迎 仙台・泉ケ岳山開き by 河北新報4/23
泉ケ岳駐車場で行われた式典で、泉ケ岳関係団体連絡協議会会長の佐藤寿男泉区長が「泉ケ岳には素晴らしい自然が残っている。山を愛する心を広めてほしい」とあいさつした。

記事引用おわり

はいはい、山を愛しましょうね。

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伊のシルビオ・モンディネリ、堅気の人生を語る。

イタリアのトップクライマー、シルビオ・モンディネリ。
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1994年ローツェ
1996年シシャパンマ
1997年チョーオユー
1999年チョモランマ、アマダブラム
2001年エベレスト、ガッシャブルム2
2001年ガッシャブルム1
2001年ダウラギリ、マカルー
2003年ブロードピーク
2003年カンチェンジュンガ
2004年 K2
2005年アンナプルナ
と、ヒマラヤだけでも壮々たる経歴の登山家。
引退したら、ネパールの地域開発のために働くそうです。

Italian mountaineer expresses willingness to assist for social development of Nepal by Nepalnews.com10/20

記事引用開始
 イタリアの登山家、シルビオ・モンディネリ(8000m峰14座中13座登頂)は、登山を引退した後はネパールの地域開発援助のために働きたいと発言しました。
 (中略)
 「遠征登山の間、私は山岳地域の多くの子供たちが医療と教育の機会が与えられていない現実を見ました。私は子供たちに教育施設や医療施設を貧しい人々に捧げることに決めました」そしてシルビオは、ナムチェなどで学校・病院建設に貢献しました。
 シルビオは16回以上ネパールを訪問し、ネパールでは少しの不便も感じないと言います。人々にネパールとネパールの山の美しさを楽しんで欲しいと勧めています。
記事引用おわり

 モンディネリの掲げる地域開発に貢献したいという理念は素晴らしいと思います。
 と、いうことを前提に、正直な感想を言えば。
 シルビオ・モンディネリの職業は山岳ガイドだが、ふつーの日本人サラリーマンにとっては、働いて働いて働いた挙げ句に会社辞める辞めないのすったもんだの末、8000m峰に人生に一度、行けるか行けないか・・・登り盛りの若者よりも、定年退職した爺がヒマラヤに足繁く通っているのが日本の現実。
 さんざん8000m峰に登った挙げ句、「働きたい」という人もいるのですねえ・・・というのが、私の正直な感想。
 

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山の価値

私の住む山形県では、出羽三山一帯を世界遺産に登録しようと自治体がやっきになっております。
私は昨今の各自治体における世界遺産登録「騒動」は 苦 々 し く 思っております。
自治体は決まって「郷土の誇り」などと曖昧な形容詞で飾り立ててますが、背後に涎垂らした観光関係者が見え隠れすると感じているのは私だけでしょうか。

以下記事引用開始

[静岡]富士山の価値、明快に 世界遺産登録へ暫定リスト素案 by 岳人ニュース10/20

 富士山の世界文化遺産登録を目指す静岡、山梨両県の歴史や火山学、地質学の専門家らでつくる学術委員会(委員長・遠山敦子元文部科学相)は十九日、東京都内で三回目の会合を開き、登録に必要な暫定リストの素案を決めた。(中略)
 素案は遺産名を「富士山」、英語表記を「Mount Fuji」と決めた。「多様な信仰の場として崇拝され、創造的な優れた芸術作品を生む母体として愛されてきた」として「精神的よりどころとなり、外国にも日本の象徴と認識されるようなかけがえのない存在」と位置付け。中核の遺跡や文化的景観として洞穴群、富士五湖やお鉢巡りの道などのほか、信仰や芸術の対象としての山岳景観も「顕著な普遍的価値がある」とした。
以上記事引用おわり

 要は役所の団体が富士山という山の「価値」を認めたというニュースです。
 ネットにソースはありませんが、忍野八海も、古来富士講の登山者が身を清めた場所という根拠から世界遺産登録に編入すべく役所が「価値を認めた」というニュースをラジオで聴きました。

思うに、世界遺産登録に際して「山の価値」を抽出しなくてはならないのでしょうか。
すでに知られた山の価値といえば「日本百名山」なんてのがありますね。
自治体の推す「学識経験者」とやらがどういう手法で山の価値を決定しているのか、公表してほしいものです。
私自身、かつて公共事業の価値を数字に換算するという「事業評価」業務に携わっていただけに大変興味がある一方、山の価値を一部の人間が「決定」するという現実に少し納得いかない点があるのも、正直なところです。
ちょっと丁寧に書きましたが、要は
おめえら役所の人間に山の価値を決められてたまっかよ
と、いうところです。
 
あなたの好きな山、価値やランク付けなんてできますか?

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贅沢の夕げ

火曜日から続いていた出張とホテル住まいも今日で終わり。
現場撤収が遅くなったので、上司よりもう一泊OKの許可が出た。
ホテル近くの回転寿司で、「一人うちあげ」。

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一人で寿司。
105円均一の回転寿司とはいえ、今の自分には贅沢な食事である。
いわし・アジなど銀モノと、貝ネタで攻める。
先日、とある用件でメールをやりとりした柏澄子さんの日記サイトには、収入相応の生活を、と書いてある。
うむ。
海外登山を控えて資金調達のため、缶コーヒー一本も我慢したりする時期もある。
しかし、そればかり続くと日常がどうもギスギスしているようにも感じる。

某登山家から届いていたメールの事を考える。
また長期の山行を実現したい。
でもそれって、今の自分・・・家族持ち、会社勤め・・・には、身分相応なんだろうか。
いや、今実現しなくて、いつ実現するものか。

考え事をしながら取る食事は消化に悪い。
寿司皿のコンベアベルトの向こう側、ボックス席の家族連れに目を向ける。
出張中は子供連れを見かけると、つい自分の子供を思い出して寂しくもなる。
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それでも、たぶん山に行こうと決心すれば、何がなんでも行くであろう自分の性格はわかっている。
明日、子供の顔でも見ながら、又考えよう。

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韓国コーロンスポーツ、ライフセーバージャケットを開発

韓国最大のアウトドア企業・コーロンスポーツが、国際共同プロジェクトの一環として「ライフセーバージャケット」を開発したそうです。
して、その中身は。
以下記事引用開始

コーロングスポーツ、応急処置用ライフセイバージャケット発売開始 by プライム経済新聞10/19

コーロンスポーツは、国際共同プロジェクトの一環として、世界的に有名なイギリスのセントマーティン・ファッションスクールと共同で、デザイン学専攻の学生達を対象にデザイン公募展を開催した。
最優秀作品に選定された、スウェーデン出身のセバスチャン・アダム(23)の「エクストリームジャケット」は各種スポーツに似合うデザインだけではなく、緊急事態に対処可能な用具を内蔵した、創意性とデザインが引き立つ作品だ。コーロンスポーツはこの作品を商品化し、「ライフセイバージャケット」として市販した。

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同ジャケットは登山だけでなくスキー、スノーボードなど冬季スポーツに活用することができるジャケットで、ジャケット内にサバイバルキットを内蔵している。

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 サバイバルキットには消毒用アルコール、止血パッド、防水バンド、浄水剤、負傷部の応急縫合資材、体温保護のために使うシート、防水マッチなどがマニュアルと共に入っている。
 また、ライフセイバージャケットの両袖には、振れば熱を発する材料が内蔵されており低体温証を防いでくれる。夜間時の視野確保及び救助用のライトステッキ、非常食として使われるスープパウダー、コンパスなどがジャケットのあちこちに内蔵されている。
  コーロンスポーツ・マーケティングチーム関係者は「今度の製品発売開始は、コーロンスポーツとセントマーティン・スクールとの海外産学共同プロジェクトであり、コーロンスポーツは既存の登山服ブランドというイメージから脱して、若くダイナミックな感覚を生かしたデザインでグローバルブランドに成長させる計画」と抱負を明らかにした。
以上引用おわり

ちなみにお値段は65万ウォン→約8万円。
私はウェアもザックも、汎用性の無い製品は好きでないのですが、今回開発された商品はレスキュー隊なんかにはうってつけでしょうね。
コーロンスポーツといえば、インスボンに行った方の記録を読むとよく「コーロン登山学校の生徒で混んでいた」という記録が多いですねえ。
 他にもブラックヤクなど、韓国登山用品メーカーはブランド確立に力を入れてますが、こうして英国の学校とも共同プロジェクトをたてているとは、たいしたたまげただ。
 日本のメーカーも爺婆ばかり見ていないで、がんばりましょうね。
 日曜の早朝、東北地方の山近くのコンビニに行くと、この人山に行くんだなってすぐわかるよなあ・・・下半身ジャージにモンベルのラガーシャツ姿じゃね・・・。

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あの人は今 高銘和

ネット上で懐かしの登山家達を探る企画、
しばらく途絶えておりましたが。
中国メディアに懐かしいお名前を発見。

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高銘和。通称「マカルー・コウ」
ヌン、サセルカンリ、チョーオユー、デナリなど、台湾登山界の高所登山分野で一人気を吐いていた方です。
しかし、96年春のチョモランマ大量遭難時に高氏も重度の凍傷にかかり、足指10本、踵、鼻を切除する事態となっていました。
それ以来、高所登山の情報ではお名前が聞こえてこなかったのですが・・・
こんなところで復活です。
記事引用開始
再度遠征聖母峰 高銘和先参加101大楼登高賽 by 多維新聞網10/18

チョモランマの高銘和、101高所登り競争に遠征
登山勇士の高銘和は、10年前のチョモランマ登山で痛ましい代償を払ったが、来年、再度遠征隊を率いる予定である。その前に、高銘和は10月22日に行なわれる、もう一つの「世界一のピーク」台北101の国際高所登り競争に挑戦する。
記事引用おわり

台北101とは、その名のとおり地上101階建て、高さ508mの高層ビルで現在高さ世界一の建物。
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ここで階段を走って登る競争が行われているんである。
記事によれば来年再びチョモランマに行くんですね・・・。
ネットで検索すると、現在までは登山活動より山岳カメラマンとしての活動が主のようです。
あの「ブラックスプリング」から立ち直り、益々のご活躍をお祈りいたします。

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ケータイのカメラ大活躍

私の好みでいえば、よく海外で使われている小型ストレートタイプの携帯電話が欲しいのですが。
海外の携帯カメラで救われたというお話です。

House Mountain hikers saved by cell phone camera flash by WBIR-TV 10/17
以下記事引用開始

ハイカー、携帯電話カメラのフラッシュに救われる

 携帯電話カメラのフラッシュを使って、行方不明になっていた2人のハイカーがヘリコプターパイロットによって所在を突き止められました。彼らは東ノックス郡のロッキー山脈ハイキングコースで道に迷い、救急隊に救助を求めていました。
 ノックス郡保安官事務所は捜索のためにヘリを用いましたが、生い茂る森の葉のために、体熱を検出する赤外線装置が役に立ちませんでした。
 フラッシュのバッテリーがなくなりかけていたため、ハイカーはヘリコプターパイロットの注意を促すため、あらかじめカメラフラッシュを使うと携帯電話で当局に連絡していました。パイロットはフラッシュを暗視スコープで確認しました。ハイカー達は無傷で助かりました。
以上引用おわり

 ほえ~
 自分の携帯も説明書よく読んでおこう(笑)

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リフォームしませんか?

フランスの某クライミングサイトより引用。
Escalade urbaineとタイトルが付いております。

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建設会社のマジメな社員の私といたしましては、クライマーよりも建物の水道・配管設備がどーなってるのか気になっております。

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晩秋の月山

本日は月山の定番コース・姥沢ルートのガイド。
早朝。
いつものように、家族を起こさないように静かにガイド装備をパッキング、インターネットで最新の気圧配置図を確認。
先週のガイド山行が強烈だったせいか、緊張感が今ひとつ。
ガイド集合地の姥沢まで、グレゴリオ聖歌を流しながら国道112号を走る。
沿道に植えられたサルビアの真紅。
たわわに実った畑のリンゴの赤。
ハウスの食用菊の紫に近いピンク。
冬が近づいているのに、秋の色は暖色が多いのは何故だろう。

今日のガイド、クライアントは福島の某団体ひゃくさんじゅう名様。
ガイド依頼を電話で受けた瞬間、こんな感じで長蛇の列が頭に浮かぶ↓
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月山朝日ガイド協会の真鍋氏もガイドレシオを保つべくガイドをかき集め、姥沢口に集まったガイドは13名。一人当たり10人前後の小グループを率いて登ることになった。
月山の紅葉は峠を過ぎ、先週の低気圧通過で落葉著しい。
姥沢口のブナ林は葉を落として山肌は灰色の絵の具をおとした様な、もはや初冬の趣き。
それでも中腹部には赤や黄に彩られ、何より天候にも恵まれ、お客様たちも大満足の様子。
時折山頂にかかるガスが高山の雰囲気をかもし出す。
本日は山頂には向かわず、途中の牛首で引き返す散策コース。
クライアントが130名もいれば、人数もさることながらクライアント自身のレベルもバラバラな訳で・・・
本当に、天候に恵まれて良かったというのが正直な感想。

Aki弓張平にて

帰路、登山用品店マウンテンゴリラにてストックの修理を受ける。
オーナーの誉田氏は朝日連峰各地の小屋と常時アマ無線で連絡を取っている。
無線に入る各地の山小屋管理人の声、
「もう水抜きおわったよー」
「来年もよろしく」
などの話題が耳に入る。
もう山は冬支度である。

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社民党のウスラバカ党首・福島瑞穂、拉致問題で今日も正常運転

私の住む山形県、なぜか民主党や社民党を盲目的に支持するウスラトンチキが多いんですが。
ところで、日本政府も北朝鮮向け短波放送に向け、ようやく重い腰をあげたところ・・・

<NHK放送命令>総務相の拉致放送要請に波紋 懸念の声も by毎日新聞10/13

菅義偉総務相が、NHKの短波ラジオ国際放送で、
拉致問題を重点的に取り上げるよう命令することを
検討する考えを示したことが波紋を広げている。
放送法の規定に基づくものだが、過去に個別の政策で命令した例はない。
NHKの国際放送をめぐっては、国策協力の強要につながると懸念する声があり、識者からは批判が出ている。
(中略)
これに対し、民主党の鳩山由紀夫幹事長は
「報道の自由、表現の自由を重視しなければならない。何でも(放送の)中身に介入できることになり、たいへん恐ろしい話だ」と批判。
社民党の福島瑞穂党首も「NHKの自主性、自律性を損なうことがあってはならない」とコメントした。
(省略)
以上記事引用おわり 

さて、私は福島瑞穂女史のウェブサイトは欠かさず拝読しております。
「人権派」弁護士でもある福島女史のサイトを拝読して気がつくのは、北朝鮮拉致問題についての言及が異常なまでに少ないところ。
数少ないコメントととして、次の日記があります。
以下引用開始
福島みずほの国会日記2005年11月 

11月18日(金)
有楽町マリオンで開かれた、横田めぐみさんの写真展に行く。
お父さんの横田滋さんが招待状を持ってきて下さったので、見に行った。

小さいときからの、いろんな写真があって、ほほえましい写真がいっぱいあった。
本当に温かい家庭の中でめぐみさんが育っていたことを痛感した。

私も娘がいるので、子どもが忽然といなくなったときのショックや、悲しみ、怒りを十分に理解できる。
来月中国に行く予定だが、あらゆる機会に、問題の解決を訴えて行きたい。
(以下省略)
以上引用おわり

あらゆる機会に、問題の解決を訴えて行きたい。
あ ら ゆ る 機 会 に 、 問 題 の 解 決 を 訴 え て 行 き た い 。
と、語っている人が な ぜ か 「NHKの自主性、自律性を損なうことがあってはならない」
と、国会で発言するわけですね。
左翼ウォッチャーの私としては、拉致被害者の人権よりも反対野党の面子を大事にする福島瑞穂女史の活躍に乞うご期待でございます。

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夫婦の会話

10月なのに。
もう妻に聞かれた。
「年末年始、どこかに出かけるの?

これくらい釘刺されたような気がする。↓
Blacula

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秋晴れ空・・・が。

毎日毎日エクセル画面見て気が狂いそう。
窓に目を向けると青い空。
秋晴れだ。

月山の姿を眺めようと思い、窓際に寄る。
月山は・・・雲の中_| ̄|○

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ガイド・アワード

先の連休における遭難で、山岳ガイドの在り方、組織の在り方に言及するブログが見受けられます。
中には日本山岳ガイド協会の資格は終身制だと勘違いされている方もいらっしゃいますが。
多くの議論を拝読して不思議なのが、何故か引き合いに出されるのがヨーロッパのガイド。
やはり山岳ガイドの本場はヨーロッパ、と決まっているのでしょうか。
アメリカやカナダでもガイド業は立派になりたっているんですが。

そもそも、ヨーロッパガイドを引き合いに出す方の頭にある山岳ガイド=登攀ガイドは、日本ではごく少数。日本におけるガイドの数、実際の稼働業務の多くは、圧倒的にトレッキングガイドのカテゴリーに所属するのが現実かと思います。

と、なれば、実際にガイドの在り方として参考になるのは決してヨーロッパなどではなく、カナダのハイキングガイドやネパールのトレッキングガイドなのではないか、と私は考えています。(アメリカの山岳ガイド組織AMGAはクライミングガイドのみ管轄)
 で、ネパールのとあるトレッキングガイド、英国の賞授与の栄誉に輝きました。

 Nepali trekking guide bags British award by eKantipur.com10/13

記事引用開始
ネパールのトレッキングガイド、シャルマはトレッキングガイドとして「ポールモリソン賞-2006」を授与されました。賞はシャルマとザンビアの観光ガイドの共同受賞になります。
「外国の方は、良い仕事はしっかり認識してくれるようです。受賞は将来さらに頑張るために励みになります。」
シャルマはポカラに妻と3歳の息子がいます。 彼は10年間、マウンテントラベル社のトレッキングガイドとして、ポカラとアンナプルナ地域で勤めていました。
記事引用開始

このように、彼の地ではトレッキングガイドも評価する仕組みが成立しているのである。
数々の遭難事故を巡って、責任追及と同時に、ガイドの在り方を議論しようという声があがる。
具体的に突き詰めれば、ガイドのステイタスの確立と業務の評価を行えるシステムの確立が必要であると思う。

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平ヶ岳の今

ここ数日、我ながら殺伐とした話題ばかりなので路線変更。
先日の浅草岳、計画段階でいろいろ考えさせられた。

山形に住んでいる私。
なぜか尾瀬近辺の山が好き。
学生時代、百名山を目指すOBに「一日一山」ペースの一週間の山旅に連れていってもらった。
そこが上信越、そして尾瀬の山だったのだ。
それに併せて檜枝岐の穏やかな雰囲気も好きだ。

しかし、である。
今回のガイド山行に備え、参考文献として昭文社の「越後三山」を購入したのだが・・・
私の思い出の山、平ヶ岳。
ついに中ノ岐林道コースが記載されていた。
皇太子殿下が登るために拓かれたという、曰く付きの問題ルート。
本来の登山ルートである鷹巣ルートに比較して圧倒的に短時間で登れるため、ネットで検索しても利用する登山者は多いようだ。
中には、「問題あるらしいが」とわざわざ書いておきながら開き直っている方もいる。
実は、私がガイド依頼を受けるA社もこのルートを採用している。

平ヶ岳は素晴らしい山だと思う。
それも、あの長大な鷹巣ルートの存在ゆえである。
登山の目的は人それぞれであるが、人の思惑に山を「あわせて」よいものだろうか。
地元のとある良心的なペンションがウェブサイト上で林道問題を取り上げており、たまにそのサイトを拝読しているが、そこは閉鎖的ともいえる田舎ゆえ、物事は裏側で進み、良い方向には進展していないようだ。

もちろん責める意図は無いのだが、中ノ岐林道から平ヶ岳に登頂した登山者に問うてみたい。
あなたはそれで登山の歓びが得られましたか?と。

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チベット人難民銃撃事件、波紋拡がる。拡がらないのは、中国の顔色伺う日本のバカマスゴミと日本の登山界の偉い人。

当ブログ、アクセス解析によれば先日の「チベット人難民銃撃」に関する話題で検索・訪問される方が飛躍的に増えているようです。
筆者は英検4級で英訳に自信ないので、どうぞgoogleあたりで改めて検索ください。
なお、スロベニアのクライマーが銃撃の証拠画像をカトマンズに持ち帰ったようです。
とりいそぎ、リンクを下記に貼っておきます。

Breaking news: Slovenian climber Pavle Kozjek's pictures from Nangpa La

平和大行進などなど日本共産党の息がかかった日本勤労者山岳連盟の皆さん、抗議まだ?

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バカの民主党から新たなヒロイン登場。

読売の政治欄にも民主のバカっぷりが披露されていましたが、ネット上では報知が早いようです。
民主党議員の質問根拠は週刊現代ですか、ははは。

以下記事引用
安倍首相初ギレ…民主・森ゆうこ氏が週刊誌ネタ攻撃 
安倍晋三首相(52)が国会質問で“初ギレ”した。11日の参院予算委員会で民主党の森ゆうこ参院議員(50)が、安倍首相の北朝鮮の拉致問題の対応を批判した週刊誌報道の真偽を問いただしたところ、普段は温厚な首相が「その程度の話にコメントするつもりはない」と突然“大噴火”。首相就任以来、公の場で初めて激怒。核実験問題の対応に追われる中で、安倍人気の源泉でもある拉致問題を批判され、怒りが沸点に達したようだ。
(中略)
 だが、この日はなぜか、ためらいがちに質問をぶつけた。森氏は「非常に私は不愉快な記事を見たんですけども…。それは『週刊現代』です。そこに『安倍は拉致問題を食い物にしてる』と書いてありますが…」と、4年前の日本人拉致被害者の帰国の内幕を描いた週刊誌報道に触れた。
 おどおどした様子で記事の一部を引用して読み上げ、「私もさっき記事を見たばかりでよく分からないんですけど…」と前置き。おっかなびっくりという感じで記事の事実関係を問いただした。
(中略)
 わずか39秒だったが、激情家の一面をのぞかせた首相の鬼気迫る迫力に森氏も言葉を失った。委員会終了後「面食らいましたね。『事実無根』と言えば簡単に終わる話だと思うけど…」と、ぼう然とした表情だった。
 週刊誌の情報はこの日、同僚議員から寄せられ、周囲と相談したうえで質問することを決めたという。森氏は「私も拉致問題をやってきた。意地悪な質問をした覚えはなかったけど、首相は『攻撃された』と勘違いした。なぜ、あんなに怒るのか。逆に気になる」と弁解した。
記事引用おわり

しかし、「私もさっき記事を見たばかりでよく分からない」根拠で質問できるって、国会議員って気楽でいいですね。
アホの永田のメール問題よりも悪質、と読売の論調はかなりキレてましたけど。

「意地悪な質問をした覚えはなかったけど」
という森ひろこ議員の脳天気に乾杯。
私の好きなエロエロ「週刊大衆」も使って下さい。

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【速報】山と渓谷社、インプレス子会社に

山と渓谷社がインプレス傘下に by ITmedianews10/11

 某業界人からは裏情報として「アブナイ」「倒産」の噂も聞いてましたが。
 一ユーザーとしては、より良い山岳誌を提供してくれば子会社化されようが買収されようがどーでもいいです。
 「山と渓谷」誌、情緒豊かな中高年の方には感慨深いものがあるでしょうが、私にとっては情報誌の一つに過ぎません。

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Son of a bitch

あんまりテレビ見てない私ですが、
楽しみにしてるのは、毎週火曜深夜のNHK教育「テレビで留学 コロンビア大学英語教室」

19237102006

アメリカの大学の英語教室を中継するという番組。
好評なのだろう、移り変わりの激しいNHK語学番組でも3年前から同じスタイルで続いている。
番組に出演している生徒さんは日本、韓国、台湾、トルコ等さまざまな国からの留学生。
けっこう話している文法も発音も滅茶苦茶、初心者まるだしなので親近感が沸く。

今日はshould構文の授業。
先生は2組の男女カップルのイラストを黒板に書いた。
1組のカップルはbreak up (仲違い)し、男性が別のカップルの女の子にアプローチしたことを例にあげ、どう思うか生徒に質問した。

儒教の国・韓国から来た女の子は、
「It's no good.」 (即答)

日本の東京から来た女の子は、
「I think no problem.」

Images
それでいいのか大和撫子っ!!!!!!!!!

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山が好きでたまらない人々。

別に私はツアー登山擁護派を自認するわけではありませんが。
「私が見たツアーはこんなに危なっかしかった。だからツアー登山はすべて危険だ。」という単細胞的なロジックを用いることに疑問なだけです。

「四十にして惑わず、五十にして天命を知る」といいますが、
しかしまあ、人の言うことは素直に聞けと、小学校で習わなかったのか。↓

以下引用開始

「軽装登山 控えて」 相次ぐ北ア遭難に注意喚起 by 中日新聞10/9
 【岐阜県】7日に山岳遭難が相次いだ北アルプス。岐阜県側の入り口、高山市奥飛騨温泉郷神坂の新穂高登山指導センター前は、3連休2日目の8日も早朝から多くの登山客でごったがえした。
 同センター前ではこの日午前7時前、県警山岳警備隊員が「午前6時現在、稜線(りょうせん)上は降雪。冬山装備が必要です。軽装での入山は控えてください」と書かれた張り紙を掲示。登山届を出しかけた登山客の半数ほどは登山を断念したが「天候によっては引き返す」と、予定通り出発する登山者も少なくなかった。アイゼンやテントの準備はしていないという50代の男性2人が、同隊員が止めるのも聞かずに入山していった。

以上引用終わり

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北朝鮮核実験実施。

日本全国の愛と平和と反米反核の反戦平和活動団体のみなさん、
もーちろん北朝鮮にも抗議の声をあげてくれますよね?ね?
あ、それから朝鮮新報紙が何をほざくか楽しみです。
そうそう、それから
 朝鮮学校の子供をいじめるな!
とか逆ギレ声明だすのに100000アフガニ賭けてもいいです。

在日朝鮮人の皆さん、真剣に日本での共存を考えるならば、自己の権利主張ばかりではなく、故国の過ちも糾弾すべきです。
どっかのイカレた反核団体のように、今回の核実験もアメリカの責任に押しつけるつもりでしょうか。
それとも、これもやっぱりお得意の日帝支配の責任でしょうか?
「朝鮮へ帰れ」は侮辱差別語だとおっしゃいますが、核実験も行えるような「強国」にお帰りいただいても結構だと私は思っています。
権利ゴリ押しの年金裁判や朝鮮学校補助金問題、核実験はできない核兵器は持たない国・日本に住んでいて何かメリットあるんですか?
 在日朝鮮人の問題について触れると即差別という見方がありますが、今回の核実験はそれを見直す機会になることを願います。

 国際情勢の小難しい話は保守系ブログと産経新聞に任せるとして、わたしゃ個人的には、お世話になったソウルの登山学校の方々や知人がちと心配です。

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葛藤の夜、奮迅の朝

7日は国民宿舎浅草荘に投宿。
夜、明日の行程について旅行社の添乗員K君と 徹 底 的 に 検討。
この国民宿舎浅草荘、山奥の谷間にあるため携帯は勿論ダメ。テレビは衛星のNHK し か 映らず、ローカル局の気象情報が見られない。私のアマ無線機はAMも受信できるのだが、谷間にいるためか、補助アンテナを忘れたせいか、受信不能。
なんとか衛星放送の全国版ニュースで気象情報をキャッチ。
しかし最近の気象情報、気圧配置図を写さないのは非常に困る。
夜9時のニュースでようやく気圧図を見る。
日本上空、こんな感じ↓
Spidermaninweb0013

あ違った、翌朝の予報こんな感じ(図示しているのは実際の気圧図)↓
Spas_100806

選択肢は
1.登山中止
2.登山予定どおり実施
3.登山コース変更

そこへ北アルプスでの遭難事故の報道。
私とK君の、二人の間に小錦より重い空気。
気圧図から、明日も悪天は続き特に風が強いことを考える。
予定下山路の田子倉コース、稜線の急坂で、帰路の沢の渡渉が危ぶまれる。
鬼ヶ面への縦走は問題外。
往路ピストンか催行中止か。
様々に二人で検討して第三の選択、ルート上に避難小屋があり風雨を避ける樹林帯に期待して「入叶津コース下山」を決める。
不測の事態に備えてバスも午前中は宿に待機してもらうことにする。

翌日。
雨と風は止まない。
クライアントは10名。
前日にもバス中で説明したが出発前に再度、気圧配置図から悪天が続くこと、稜線は低温が予想されること、場合によっては途中で引き返すこと、ガイドの自分はクライアント用のお湯、予備手袋、予備フリースウェアを携帯しているので体の冷えが気になる人は必ず声をかけること、等々お話する。
ストレッチしながら改めてクライアント一人一人の装備、服装等を確認する。
ネズモチ平を出発、雨は強弱を繰り返し風は強い。
樹林帯を抜けた地点に、ちょっとした岩場がある。
結び目を付けたトラロープが下がっているがかなり風化している。手がかり足がかりはしっかりしていることを伝え、手がかりの根っこ等をクライアントに指示する。
この岩場を越えた時点で、クライアントの安全を守るには入叶津に抜けるしかないと判断。
稜線近くで雹が降る。
昨日の北アルプス関係者のご苦労が頭をよぎる。
稜線に抜け、頂上に立つ。
休憩は取らず「写真タイム」だけにして、避難小屋に急ぐことを説明。
この雨で頂上稜線の木道が滑りやすくなっていた。
滑りやすいをこえて、登山靴のフリクションが全く効かない。
私も一度見事に転び尻餅を付く。
木道上でバランスもとれない風のため、結局木道を外れて歩いてもらう。
転倒で手をついて骨折、というケースはよく聞く。判断の遅さを強く反省させられる
浅草岳の名前の由来となった見事な大草原も、残念ながらお客様に楽しんでもらえる状況ではない。
避難小屋で昼食後、入叶津コースを下山。
入叶津コースは浅草岳の登山路では最も平坦なコースである。
さすが奥只見、月山のブナ林でもなかなか見られない、見事なブナの大木。
そのブナの大木のおかげで、強風から守られた。
クライアント達もおしゃべりする余裕ができ、雨も止んできた。
14時、入叶津口に下山。

今回は下山コース変更という選択で悪天を回避した。
お客様の安全のために催行中止という選択がベストではなかったのか。
お客様の代価に値する行動と選択は一体、何なのか。
自分のガイドスキルに何が足りないのか。
登山中、雨があがってからも考え続けていた。


日が変わり、各地で山岳事故の報道が相次いでいた。
白馬の事故はAGS-Jの田上氏率いるガイドパーティーとのこと。
複雑な想いである。
ネットではガイド責任追及が盛んになるだろう。
某大型掲示板の屑議論はさておき、改めて私自身もガイドの責任について考えることになる。
この山行の前後に耳に入った、各地でガイド仲間達が率いたツアーの判断の苦労。
ツアー登山やガイドを高みから批判する方々は多いが、今回の悪天下、全国各地で引率・奮闘していたはずの、多数のガイド達の心境に関心を向ける方はいないようだ。

記事の最後に、今回の低気圧通過により亡くなられた方のご冥福をお祈りするとともに、関係者の方々の全ての御苦労に敬意を表します。

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里山ガイドって

福島県の「東北のマッターホルン蒲生岳&秋色の浅草岳」一泊二日ガイドにお出かけする。
東北のマッターホルン。
凄いネーミングである。
本によっては「会津のマッターホルン」なのだが、いつの間にか「東北の」に格上げです。
こんな山。↓

Gamou
個人的にはアマダブラムに似ているような気が。

この山、姿のとおり、岩場の連続で雨天は危険。
数日前からの悪天で、ツアー催行前夜に同じ会津の「三坂山」に変更となる。
ひぃー、私、その山行ったことないのにー。
でもクライアントにとっては、ガイドはあくまでガイドである。
ガイドトークで特に求められるのは、これから先の行程の説明なんである。
2万5千地形図で先々を読み取り、
装備の相談をされれば
「下山路急ですからストック持っていった方がいいですよ」と答え、
歩き出してからは
「皆さんが向かう山はあの山です」と指差して示し、
下山路で地図にない二股が現れれば、マギー司郎に負けない手さばきで素早くコンパスで方位を確認する。
こうして初日の里山、「三坂山」ガイド山行は無事成功。
登り口は伐採跡の残る杉林ばかりでどうなることかと思ったが、登るに連れて見事なブナ林。さすがは只見、ブナ林がしっかり残されている。

頂上に巨大なアンテナ板が立っているのが興ざめですが、穏やかなブナ林あり、晴天であれば絶景であろうヤセ尾根あり、三坂山は変化に富んだいい山である。
最近の旅行社、かなりマイナーな里山も対象にし始めている。
しかしこういう里山、地元山岳会が熱心に整備している山は少なく、頻繁に登山者が歩くわけではないため、登山口や下山口が荒れていることが多い。
下見をしていても、道が荒れていたり藪藪だったりすると、いざ案内していてもドキドキするのが本音です。

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同じ「主婦」でも

ブログ公開する以上、不特定多数の多くの方々がご覧になっているのは承知ですが、汚い表現ですみません。
いいかげんアホの民主党もこの ク ソ 婆 止めてくれ!

衆院予算委で安倍、真紀子対決 by 産経新聞10/6

金正日のドラ息子をさっさと国外退去させた本人が何を言ってるんだか。
熱くなると恥知らず婆と同レベルになるので、冷静に田中真紀子女史の発言をふりかえってみましょー。

「拉致疑惑があるからけしからんという意見もあるが、(食糧支援は)50万トンと言わず、100万トンでも出した方がいい。政治はタイミングだ。ベストと思うときにどんどんやるべきだ」
平成13年5月18日衆院外務委員会

「拉致家族の子供は北朝鮮で生まれたから本来なら北朝鮮に返すべきじゃないですか?その辺のところを蓮池何とか(=透、被害者の薫さんの兄)さんはよく考えてください。」
「(被害者に)耳触りのいいことを言うべきではない」「(帰国した5人の拉致被害者の)家族の国籍は国際法上は北朝鮮籍。外務省も知っているはず。(日本帰国は)難しいとはっきり言うべき」
平成15年10月31日、佐渡において行った藤島正之候補の応援演説

佐渡の演説について、拉致被害者家族連絡会と北朝鮮に拉致された日本人を救出するための全国協議会は田中真紀子事務所に抗議したが、一切回答していない。
                                                                                                                                      
私、口下手であるがゆえに、いくばくかでも参考になるかと思い、田中角栄氏に関する著書を読み漁ったことがあります。
角栄氏のスピーチの素晴らしいところは、人の心をうつところ。
しかし今までメディアに登場する「真紀子節」とやらに共感できる点は全く見あたりません。
愚痴と何か違うわけ?
たまに街頭インタビューで聞こえる「同じ女性だから」っていう理由で田中真紀子とか福島瑞穂とか辻元清美とか支持するのはいいかげんやめませんか、賢明な女性有権者の皆さん。

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主婦は偉大なり ジュリー・チュリス、その生涯

お隣韓国の韓国日報紙は、一般紙にしてはかなりコアなクライマーを取り上げ、記事にしている。
今回はイギリスの女性クライマー、ジュリー・チュリス。
K2の「ブラックサマー」で亡くなった方である。
日本での紹介例は少ないので、ここで全文紹介したい。

以下記事引用開始
[山そして人] <32> ジュリー・チュリス by 韓国日報10/4

立派な主婦と同時に登山は不可能?
障害を持つ夫の面倒を見て生計をたてて・・・30代後半から高所登山、山岳映画製作者として活躍

 ジュリー・チュリスが1986年、登頂後に亡くなったヒマラヤ K2の雄大壮厳な姿。
 妻として、母として、社会構成員として模範的な姿を見せながらも最高の登山活動を行った、偉大な女性登山家である。
 登山家は概してエゴイストだ。山に関わって家長としての役目をなおざりにして、いつも生と死の崖っぷちを歩いていれば、特に家族達から良い声は聞きにくい。男性たちの場合もそうなのに、まして家事を担う女性たちの場合はいかばかりであろうか。彼女たちは時々、山と家庭のうち一つを選ばなければならない、残酷な岐路に立つよ
うになり、仕方なく登山を選んだ結果、家庭に背くようになる場合が大部分だ。私の周辺にも、このような葛藤にぶつかって悩む女性登山家たちは多い。
 彼女たちが辛さを吐露して来る時、私がいつも思い起す人がまさにチュリス(1939~1986)その人だ。

K23遠征中のチュリス近影

 一体、一人の女性が立派な妻であると同時に慈しみ深い母、社会構成員として他の人々の模範になる同時に、登山活動でも世界的水準に到達することが可能な事か?
 理性的に判断すれば不可能だ。しかしジュリーはやり遂げた。

 イギリスで生まれ、アマチュアクライマーだったお姉さんと共に岩壁登山の世界へ入ったのは17歳の時。感受性と美貌を備えた少女クライマーは、すぐ恋に落ちた。イギリスの主要な岩場で、まるで約束でもしたかのように出会う青年クライマー、テリーが初恋の相手だった。ジュリーはテリーと20歳の時に結婚、二人の子供を生み、食料品店と登山用品店を経営して、青少年たちのための登山教室を開き講師に活動する、素朴な生活だった。
「たとえ貧しくても、幸せな時代だったんです」
20代のジュリーは花嫁と同時に幸せな母だった。少なくとも、テリーが交通事故に遭い左足に深刻な障害が生ずるまでは。

「初めはもちろん絶望しました。でも最初だけ。すぐに平常心を取り戻しました。とにかく生計を立てて行かなけれ
ばならなかったし、私は彼を愛してましたから」
障害を負った夫のため、ジュリーの献身はまことに感動的だ。
彼女はリハビリ治療に役立てるために、東洋伝統武技を習って自ら主人を教え、良い訓練だったと回想している。店の経営も熱心に進め、子供を皆育てあげた。一歩進んで夫と一緒に住んでいた地域のため、自分ができる最善の慈善活動をした。
「当時主人と一緒に一番熱心にした活動は、不良青少年を善導して障害青少年たちにクライミングを教えていたんです。そんな活動は彼らを順化させただけでなく、自分にも大きな勇気を与えたんです」

 ジュリーの30代はこうして過ぎ去った。真の勇気と献身的な愛がなかったら不可能な事だ。しかしこの時まで彼女は無名の登山愛好家に過ぎなかった。彼女が家庭という狭い巣を脱して世界の山岳界に飛躍したのは、驚くべきことに30代後半に至ってからである。
 「子供達が成長したからです。ありがたく皆立派な大人に育ってくれました。」

 1977年になると彼女は相変らず障害は残っているが、かなりの動作ができるようになった夫と一緒にアンデス登山に行く。ペルーのピスコとワスカランに登頂した。
 1980年は彼女の人生で一つの分岐点になる。ご主人と子供達を皆イギリスに残しておいたまま、一人きりで6週間のアメリカ旅行に出たのだ。目的地はもちろんカリフォルニアのヨセミテである。彼女はこの時 40歳に近い年齢にもかかわらず、古典的なビッグウォール46本を登攀して気炎を吐く。すべて、以前20余年の間一日も欠かすことなしに磨いたクライミングの腕前によるものだった。

 世界の山岳界への本格的デビューは1982年のナンガパルバット遠征を通じてである。当時彼女の引き受けた役割は登山隊員ではなく、撮影隊員だった。不本意な役を引き取らなければならなかったが、主婦時代、ご主人
の趣味を助けるために学んだ写真と撮影技術が発揮された。彼女はこの遠征を通じて、以後自分の一番頼もしい登山パートナーとなるオーストリアの登山家クルト・ディエムベルガーと出会う。ジュリーとクルトはこの時撮影した山岳ドキュメンタリー映画 ‘ディアミール’でスペイン国際山岳映画祭で最優秀作品賞を受賞、その余勢を駆ってフランスとイタリアでも賞の栄誉に輝いた。無名の家庭主婦が世界最高の山岳映画製作者として羽ばたいたのだ。

Julie_1クルト・ディームベルガーと(ご主人のテリー氏撮影)

 以後彼女はヒマラヤ登山と山岳映画製作で輝かしい活躍を見せた。1983年イタリアK2隊、1984年スイスK2隊、1985年イギリスエベレスト隊とオーストリア・ナンガパルバット隊、1986年の国際K2隊の様子が彼女のカメラで撮影された。1984年にはブロードピークに登頂、1986年にはK2に登頂した。

 しかしそこまでだった。
 彼女は1986年のK2から戻ることができなかった。ヒマラヤに通い始めわずか5年。
 自分のすべての夢を広げるには、あまりにも短かった期間だ。しかし死の瞬間に後悔した様子は無い。彼女はいつもこんな事を言った。
 「人生は多くの夢で成り立っている。そうではなければ何の価値も無い」

(中略)
 1983年、イタリアK2隊に参加した時の事だ。
 彼女はイタリアの放送局に依頼された山岳ドキュメンタリー映画製作のため遠征隊に参加した。彼女とクルトはノーマルルートを通じて頂上に向かい、7,900m地点でビバークした。
 幾千もの峰が赤い夕陽の中で黄金色に輝く光景を、その感激を永遠に忘れることができないと言った。
「それは偉大な芸術作品だったんです。私自分も、その芸術作品の一部になってしまったようで本当に慌惚としました。」
 芸術家ジュリーの姿をよく現わす言葉だ。
 もしこの時K2登頂に成功していたら、ジュリーの人生も違うように展開されたかも知れない。彼女とクルトは8000m付近で20時間、暴風雪に閉じこめられ、登頂をあきらめた。以後 K2はジュリーにとって「必ず登りたい山」になった。
 1984年に一度失敗した後、1986年に遂に登頂したが、'帰らざる山'になってしまったのだ。
 ジュリーは自分の表現そのまま、「巨大な芸術作品の一部」として、永遠にその場所に眠っている。

以上引用おわり

 私にとってジュリー・チュリスの存在を知ったのは、まさしくK2ブラックサマーの遭難記事をリアルタイムで読んだときだった。
 ブラックサマーとは、86年夏に発生した先鋭登山家達の大量遭難を指す。その多くは、アルパインスタイルで頂上直下に迫ったところで悪天が襲来、アラン・ラウスら一流の登山家が「衰弱死」という悲惨な最期を遂げた一連の遭難である。
 記事中にある「東洋伝統武技」とは合気道であり、チュリスは黒帯、このK2登山でもベースキャンプで合気道の型を行い、精神を集中させて挑んでいた。袴姿のチュリスの写真が最も印象に残っている。その合気道との出会いが、旦那様のリハビリのためとは、今回の記事で初めて知った次第である。
 男性の私が読んでいても、社会人で山を続けている者なら勇気づけられる記事である。
 改めて故人の冥福を祈りたい。

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ドラマ『LOST』出演女優エバンジェリン・リリー、登山での恐怖体験を語る。

リリー語る:『もう少しで死ぬとこでした。』

Lily: 'I almost died this year' by Irish Examiner, Ireland 10/6

記事引用開始
ドラマ『Lost』出演女優リリーは、出身地カナダのベーカー山を登っていました。
米国のテレビ番組での証言
「人には話さなかったことなんですが、山で本当に怖いめに遭いました。その登山で死にかけたのよ。 (中略) 頂上にはたどりついたけど、そんなに楽しめなかったわ。下山時にお尻で滑っていった時に、私はクレバスに向かって滑落してったんです。 (中略) 私の体はたまたま偶然、そこにあったスノーブリッジに落ちて、宙づりになりました。もう少しで死ぬところでした。」
記事引用おわり

日本でも放映されているらしい『Lost』という番組に出演している女優エバンジェリン・リリー。
私は最近テレビみてないのでドラマも彼女も知らないのですが、ネットで検索するとこんな綺麗な人みたいです。↓

Evangelinelilly_1

Evangeline_lillypreview

んで問題のべーカー山、結構な雪山です↓
Mt20baker_1

本当に助かって何よりでした。
登山では、美人にもそうでない人にも、死は平等に訪れる。
しかし、女性登山者の美人とそうでない人の比率を考えるとホントに平等?
う~む・・・・
触れてはいけない話題に踏み込んだ気がする。

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北鎌尾根

いつもコメントを寄せて頂いている方から、考えさせられるコメントをいただく。
北鎌尾根を詰めてきた自称ガイド、クライアントに荷物を負わせて遅れて上がってきたらしい。
あくまで伝聞なので、どんな事情があったかはわからない。
そのガイドという方の素性もわからない。
ただ、改めて思う、師匠の言葉。
「(ガイドの)ザックの重さは、命の重さ。」

寄せていただいたコメントに導かれ、大天井ヒュッテのサイトを拝見した。
近年は無雪期の槍ヶ岳北鎌尾根が大人気のようだ。
私は積雪期しか登ったことが無い。
そもそも、大学山岳部に入った目標の一つは、加藤文太郎が倒れた北鎌の冬季登山だったからた。

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私が愛読したのはずっと昔、二見書房刊でした。

当時(90年代初め)は、無雪期の北鎌は話題にもならなかったような気がする。
そもそも大天井からアプローチなんて考えもしなかった。
そのため、今に至っても無雪期の北鎌なんて・・・と考えていたが、大天井ヒュッテのサイトで北鎌の花の写真集を見て、その美しさに見とれてしまった。
自分が登った頃は、北鎌に花なんて全く意識しなかった。
今現在、北鎌を目指している中高年の方々は、冬しか知らない私達よりも美しい光景を目にしているのかも知れない。

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お薬。

昨日は水曜、どこも午前で診療終了のため、本日17時過ぎてやっと医者へ。
昨日まで、以前医者にもらった残りの解熱剤・抗生物質でしのいでいた。
山行日が近くなると体調崩す。マーフィーの法則山岳ガイド版でも作ろうか。

医者の所見ではだいぶ扁桃腺腫れているとか。
おなじみの解熱鎮痛剤ボルタレンとクラビットを処方してもらう。
医者で処方される薬品は利きが良い。
余ったのは登山用医療ポーチにも入れちゃったりしている。(よい子はマネしないでね)
トライアスロンの選手によっては、腰痛など抑えるためにレース中も鎮痛剤使う猛者もいるとか。

ふー、今週末からは仕事も山も慌ただしくなりそうですだ。

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寝相

ウチの子供たちの寝相(模式図)



1_3就寝直後

2_4深夜1時頃

3_4翌朝

子供ってエネルギーに満ちあふれているな。
少し分けてくれないかな。
今、親子して少し風邪気味です。

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サトウキビ代替燃料に未来はあるのか NHKスペシャル「格差と戦うブラジル」を見て

だいぶ前の放送になるが、NHKスペシャル「格差と戦うブラジル」という番組をみた。
内容はサトウキビによる代替燃料(アルコール)で石油依存から脱却、貧しい農民も豊かになりめでたしめでたし、21世紀に羽ばたく南米大国ブラジル万歳という内容でした。

ネットで検索すると、もうブラジル賞賛一色というくらい、褒め称えるブログが多い。
というか、アメリカ脱却という観点から左翼系ブログはブラジルの明るい未来マンセー状態。
環境活動系サイトでも、代替燃料が盛んになっているとして歓迎されているようだ。

んが、性格の悪い私としては、番組見ながら
「ホントにブラジルはこの先バラ色なんだろうか」
と、考えてしまう。
普段、左翼活動家の棲み家として敬遠している市民記者サイトJanJan に、珍しく興味を惹く記事を見つけた。

南米:成長著しいバイオ燃料市場に懸念の声も by JanJan10/3

そう、冷静に考えればサトウキビの単種栽培で生態系とかどうなるんでしょうね。
代替燃料が盛ん→アメリカの経済支援脱却→なぜか小泉政権批判に結びつける左翼系の環境活動家の皆さん、『サトウキビ単作地帯の急激な増加による「原始林の減少」や「生物多様性の危機」に警鐘』とか気にならないのかなー。
しかし、NHKも普段はなんとか動物ランドとかプラネットなんとかとか、大自然と生態系を扱う番組流しておきながら、あの「格差と戦うブラジル」の代替燃料賞賛報道はなんか一方的だよなー。

まあ物事、何事も裏表があるわけでして。
今大統領選の真っ最中ですが、おそらく再選されるであろうルラ政権の今後に注目です。

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毎日新聞の二枚舌、牧太郎氏を嗤う

据え膳喰わぬは男の恥!!
不倫は文化!!(by 石田純一)
バカマスゴミの筆頭、毎日新聞が爆走してます!

大きな声では言えないが:「通信の秘密」は今 牧太郎 by 毎日新聞10/3

売日はすぐリンク切れになるので以下記事引用
 「街灯のともる路地で××議員の手が……熱いキスは5秒ほど続いた」というコメント付きで、女性キャスターとの熱愛シーンを写真誌にスクープされたイケメン議員。慌てて「不徳のいたすところ」と党役職の進退伺を出したそうだが、それほど大げさな話?
 奥方が亭主の不倫に腹を立てるのは至極当然。不倫は決して褒められたことではないが、赤の他人にとやかく言われる筋合いはない。これは極めてプライバシーの問題。取材する相手に「あなた方もジャーナリストなら、政治家の巨悪を追及したらいかが」と笑って皮肉でも言えば良いのに。
 記事引用おわり

全国の政治家の皆さん、今日から晴れてマスゴミ公認で愛人とやりまくり放題、おめでとうございますっ!!
マスゴミの皆さんも政治家の不倫問題は生暖かく見守って下さいね。

ところで、このコラムの筆者の牧太郎を検索してみると・・・

ウィキペディアより引用
牧 太郎(まき たろう、男性、1944年(昭和19年)10月10日~)は、日本の新聞記者、ジャーナリストである。東京都日本橋区(現:中央区)出身。
毎日新聞に入社、記者として活動。社会部、政治部を経てサンデー毎日編集長に就任後は、宇野宗佑首相の女性スキャンダルや、オウム真理教の問題を取り上げるなど活躍するも、脳卒中を患い、半身麻痺、失語症を経験。療養後、編集委員として復帰。以降、毎日新聞をはじめ、雑誌など連載を多数抱える。
以上引用おわり

あれ?
宇野首相の女性スキャンダルで活躍ですか。ああそうですか。(棒読み)

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ナンパ・ラにて人民解放軍、チベット難民に発砲か?

朝イチに閲覧したK2climb.netで見過ごせない報道。

Cho Oyu breaking news: ABC swarmed by Chinese Army - Tibetans shot at Nangpa La? by K2climb.net

記事引用開始

ExplorersWebの信頼筋は、チョーオユー峰で登頂ラッシュの最中に、切迫したニュースを報告しました。
ネパールとの国境線で、チベット人難民の一団がナンパ・ラへ行く途中で銃撃されました。
目撃者の証言
「9月30日の朝、私はチベット人の一団が峠に向かっているのを見ました。それから警告なしに銃声が鳴りました。もう一度、そして、何度も。それから、行列は上に向かって走り始めました。(中略)2人が倒れ、起きあがりませんでした。(中略)それから中国軍がABCに群がりました。」
 登山者によれば、チベット人は多くとも7人が射殺されたもしれないと証言しました。彼らはチョーオユーのBCではなくクレバスに押し込まれました。
(中略)
このような事実は、初めてではありません。カナダのチベット委員会は、2003年12月4日に類似した事件を報告しました。「昨年、ネパール領内のナンパ・ラで難民を追跡しているだけでなく、チベット難民に発砲している人民解放軍の目撃レポートがありました。」とNGO関係者が報告しました

記事引用おわり

ここで問題となっているナンパ・ラ(ラはチベット語で峠の意)とは、以前(80年代以前)から欧米の登山者が不法越境しチョーオユーに登っていたことで知られる他、約400年前からシェルパ族・チベット族に利用されていた交易路である。現在も交易路としての機能は受け継がれ、同時にチベットからの難民の逃避路となっている。
時折、人民解放軍兵士がパトロールに来て登山隊から金銭徴収したとか銃で脅された話はちらりと聞いていたが、大々的に銃撃の話題になるのはこれが初めてではないだろうか。

Nanpaナンパ・ラ近景

 靖国問題やガス田問題で平和を愛するそぶりを見せ、平和の祭典オリンピックを開催しようとしている共産党独裁国家の中国の実態がコレである。
 イラク侵攻を糾弾し、反核反米、愛と平和と正義を愛する日本共産党の息がかかった日本勤労者山岳連盟の皆様、ぜひ中国のチベット難民銃撃にも声をあげてくださいませませ。

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栄光と狂気

冒険心と狂気の狭間。
その僅かな差異を探求した本が出版されるようです。

Explorers' madness  by PoughkeepsieJournal.com 10/1

カナダの登山家兼ライター兼心理学者であるジェフ・ポウターによる同書は、エベレストに挑んだアール・デンマン、北極探検のスコット、当ブログでも幾度か取り上げているクロウリーなど冒険・探検史の「変わり者」を取り上げ、冒険心と狂気の境界を探ろうとした本とのことです。
 この記事の紹介に、次の一文があります。

 記事引用開始
 人々は「ヨークシャーの狂人」モーリス・ウィルソンを敬愛します。彼は1933年、標高14,000フィート地点に飛行機を衝突させてエベレスト山を登る計画でした。
 彼の飛行機はインドで没収、しかし彼は修行者に変装してエベレストに潜入、そこで彼は抑えられない意志または自殺-冒険行為で死亡しました。
 記事引用おわり

Wilson
愛機の前のモーリス・ウィルソン。飛行機をエベレスト中腹に不時着させ、そこから登頂しようという豪快な計画を立てていたが・・・紆余曲折を経て修行僧に変装してチベットに潜入、後に遺体として発見される。

 モーリス・ウィルソンの名を初めて知ったのは、スポーツジャーナリスト山際淳司氏の「山男達の死に方」(現在は「みんな山が好きだった」の題で発売されている)。
同書は私の最も嫌いな山岳評論本である。同書の中で、山際氏はウィルソンのチャレンジ精神を高く評価していた。しかし、過去の遠征でいずれも死亡事故に直面している私にとって、山で死んだ登山家の考え方を「否定したくない」という感傷的な山際氏の主張など、私は絶対に認めない。
 
 ジェフ・ポウター氏はどのように探検家・冒険家達の心理をとりまとめるのか、原書を読破する根性はありませんが、取り上げられているのはいずれも20世紀初期の人々。
 現代からみれば狂気じみていても、当時画期的かつ合理的な探検・冒険を実行した人々の存在も忘れてはならないだろう。
 むしろ冒険心と狂気を取り上げるならば、地球の隅々まで踏破去れ尽くしたと考えられる今も尚、想像を絶する困難と危険を我が身に課して岩壁に挑む、現在の先鋭クライマーを取り上げた方がてっとり早いと思うのだが。

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