伊のシルビオ・モンディネリ、堅気の人生を語る。
イタリアのトップクライマー、シルビオ・モンディネリ。
1994年ローツェ
1996年シシャパンマ
1997年チョーオユー
1999年チョモランマ、アマダブラム
2001年エベレスト、ガッシャブルム2
2001年ガッシャブルム1
2001年ダウラギリ、マカルー
2003年ブロードピーク
2003年カンチェンジュンガ
2004年 K2
2005年アンナプルナ
と、ヒマラヤだけでも壮々たる経歴の登山家。
引退したら、ネパールの地域開発のために働くそうです。
記事引用開始
イタリアの登山家、シルビオ・モンディネリ(8000m峰14座中13座登頂)は、登山を引退した後はネパールの地域開発援助のために働きたいと発言しました。
(中略)
「遠征登山の間、私は山岳地域の多くの子供たちが医療と教育の機会が与えられていない現実を見ました。私は子供たちに教育施設や医療施設を貧しい人々に捧げることに決めました」そしてシルビオは、ナムチェなどで学校・病院建設に貢献しました。
シルビオは16回以上ネパールを訪問し、ネパールでは少しの不便も感じないと言います。人々にネパールとネパールの山の美しさを楽しんで欲しいと勧めています。
記事引用おわり
モンディネリの掲げる地域開発に貢献したいという理念は素晴らしいと思います。
と、いうことを前提に、正直な感想を言えば。
シルビオ・モンディネリの職業は山岳ガイドだが、ふつーの日本人サラリーマンにとっては、働いて働いて働いた挙げ句に会社辞める辞めないのすったもんだの末、8000m峰に人生に一度、行けるか行けないか・・・登り盛りの若者よりも、定年退職した爺がヒマラヤに足繁く通っているのが日本の現実。
さんざん8000m峰に登った挙げ句、「働きたい」という人もいるのですねえ・・・というのが、私の正直な感想。
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コメント
「ちょっと休暇をとって山に行きたいのですけどぉ・・・」と休暇願いを書きかけて様子をうかがうと、大抵は「ホォー、山ねぇ」と、翌朝、机には“退職願の例文”がコピーされてのってました。公務員はいざしらず民間会社はこんなもんです。いまは自由の身、つまり失業者ってことですけど。
やりたいことやって食えるなら理想ですけど、「夢を持てよ」なんていわれても、正直「食えないじゃん!」。
“里親になって海外援助”もしてあげたいけど、自分の生活費が生活保護よりもはるかに下の金額なもので、何もしてあげられない。
最近はこれを“わーきんぐ・ぷあ”というそうですが、「働けど働けど・・・」といわれたほうが実感があります。 (涙)
投稿: かもめ | 2006.10.21 21:00
「夢を大切に」といわれても、カネかかる夢を持った私が悪いのかと自己嫌悪な最近です。
投稿: 聖母峰 | 2006.10.22 10:25
ホント金かかりますね。。汗
ハムの資格をとりました。
次はなんだろう。。。
スキー2年生の私はいずれ山スキーをしたく装備を用意しています。
はまって機器を買い込み改造したりしそうで怖い。
携帯とラジオとビーコンとトランシーバーとGPSが合体したものが安くほしい!(熱を発するからホッカイロ代わりになるか?)
還元されるのを期待できない贅沢だと思うしかないな。
そのため日々こきつかわれるのだと思うようにしています。
笑
投稿: POP | 2006.10.23 22:42
<<携帯とラジオとビーコンとトランシーバーとGPSが合体したものが安くほしい!
どらえもん連れてった方がいいと思います。
は、さておき、山の上でもネットで天気図見たいので、衛星電話もっと安くなんないかなあと思ってます。
投稿: 聖母峰 | 2006.10.24 22:12