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日帰り東京往復

28日は公休をいただき、日帰りで東京経由・川崎市往復。
先日亡くなった叔父の仏壇据付のため、仏壇職人である父をエスコートするのが私の役割。
昭和一桁生まれの我が父、もう21世紀だっつーのに、いまだに尺貫法で生きている人間である。
「座席・・・8番か?」
と父が言うのでチケットを見るとしっかり
席」
と書いてある。
尺貫法に生きる父は、アルファベットにも弱いんである。
以前煩った脳卒中で障害者手帳を持っている父であるが、おかげで私も介添人ということでかなり安くJRのチケットが購入できた。
始発の新幹線で山形を出て、川崎の叔父の家へ。
親類夫婦がもう一組来ており、昔話に花を咲かせている。
世代の交代ってこうして進むのかな。
私の娘が世間話をするような歳になる頃、世の中どうなっているんだろう、と感傷的になりながら夕方の新幹線で山形に戻った。

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保険の勧誘

所用で不在中、職場に中学時代の同級生(女性)から電話がかかってきた。
そこで考える。

私の自宅や実家には、電話がきてないらしい。
つまり職場にストレートに私宛に電話がかかってきたのだ。
ピンと
「これって・・・保険の勧誘??」
その一方、中学生だった私は生徒会長という目立つ立場にいたため、
「先生か誰かに不幸があったのでは??」
とも思う。
うーむ。
迷った挙げ句、言付けにあったその同級生の携帯に連絡をとってみると・・・
保 険 の 勧 誘 で し た 。_| ̄|○

ふはぁ~
自分の甘さにほとほと鬱になりそう。
「3年以上音信不通の人間から来る電話は用心しろ」
とは、よく言ったものである。
生保レディの大変さは理解するけどさ・・・
勧誘に元同級生に声掛けってなんだかなあ・・・と正直思う。
保険会社は優良広告スポンサーなのか、大新聞にも「保険屋に気をつけろ」なんて記事は見あたらないよなー。
日本の会社って、春先になると新入社員を餌食にせんとする保険のおばちゃんがワサワサ来るよね。

1791693
新入社員に襲いかかる生保のおばちゃん(模式図)

このブログをご覧の方で保険関係のお仕事の方には申し訳ないんですが。
過去いろいろあって保険業さんには「不信感」の方が大きい私でした。
それでも知恵をつけて就職直後に入った「年金保険」「ガン保険」は解約に持ち込んだけどさ。
なんといっても、
エベレストに遠征した際、どこの保険会社も相手にしてくれなかった」んだよな。
今入ってる生命保険も、親類関係や仲人さんつながりなど、人間関係でがんじがらめになって仕方なく入ってるやつなので、これ以上生保にはいる余裕は無い。
はあ~
家庭の長として、保険の勧誘からも防御しなくちゃいけないのね・・・と痛切に感じる。
電話を受けた数日後、元同級生には改めて電話をして丁重に会社訪問をお断りいたしました。
中学生の時よりも可愛らしい声になっていたけど、何の気兼ねも無い同窓会でお会いしたいものです。

ちなみに山関係の保険は、傷害保険は木村総合のガイド保険(職業ガイドは掛け金高いのだ)、海外のクライミングトリップはセブンエー(レスポンスが速くてわかりやすい)を利用しています。

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Rampage

俺のやりたいのは日高とか知床とか人のいない雪山なのっ!
クライマーとかいう不愉快な人種とは別にお近づきになりたかねーのっ!
と思いつつ、行きつけのBookOffの特売コーナーで発見。

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クライミングビデオ「Rampage」。
105円で購入。
今夜は宿直業務なので会社のAVセットでゆっくり鑑賞。
しかしクリス・シャーマのビデオ105円で買うのはこれが2本め。
私とクリス・シャーマは赤いロープで親指が結ばれているのか?

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日・豪 山岳ガイド親バカ対決

県山岳連盟のクライミング講習に行く日の朝。
部屋で今日着ていくウェアを準備していると、傍らで娘が目を覚ました。
「おとうさん、会社休みなの?」
「休みだよ。これからちょっと出かけてくるけど。」
・・・・沈黙の後、娘は号泣。
妻いわく、
「会社休みって聞いたから、遊んでくれるものと思ったのよ。」
すまん、娘よ。
鬼畜パパはこれからクライミングのお勉強なのだ。
(注・講習会から帰ってからちゃんと娘と公園で遊んでさしあげました。)
娘の涙をふりきってお出かけする鬼畜パパがいる一方、本日26日に娘が産まれたっつーのに来月から南極の山に行くバカ野・・もとい、山岳ガイドが記事にっ!

Baby joy for SA mountaineering couple by Advertiser Adelaide, Australia11/26
以下記事引用開始
 登山家夫婦、ダンカン・ケッセルとジョー・アーノルドに最初の子供が産まれました。ケッセル氏は1週間もたたずに南極大陸最高峰に登るため出発します。
(中略)
「私たちは私が出かける前に、ザラが生まれないことを少し心配していました。」
以上記事引用おわり

いいなーオーストラリア人はカミさんが産前産後でも旦那は山に行けるのかよー。
ちなみにダンカン・ケッセルはオーストラリアのトップ高所クライマー兼山岳ガイドで、セブンサミットはビンソンマシフを残していました。
Duncan_web
憎たら・・あいや、うらやましいダンカン・ケッセル氏↑

でも記事の最後、ダンカン氏の台詞、世界中パパさんはどこも変わらんね。

Mr Chessell said.
"She's just beautiful."

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クライミングウォール利用者講習に行く

あ~クライミングなんて嫌いだよ!!
なにが登山の基本はフリークライミングだ!!
性格の腐ったクライマーが語るなボケ!!
でも将来登りたい山が岩岩なんだからしょーがねえだろ!!
と、自分に言いきかせ。
今の自分に足りないのは経験、そして殻に閉じこもっている現状。
ここはひとつ初心に返り、人工壁でのマナーから学ぶため、山形県山岳連盟主催のクライミングウォール利用認定講習会に参加する。
商業ベースの人工壁に困らない、セックスと暴力の大都会東京に住む恵まれたクライマーの皆さんとは異なり、田舎の県ならどこでもそうだと思うが、
 パターン1 国体に乗じて地元山岳連盟が人工壁を造る。
 パターン2 山岳連盟が厳しい安全管理規則によって管理している。
 パターン3 利用するには講習を受けて許可証をとらなければならない。
というのが、たいていの地方都市のパターンではないかと思う。

今回の私の真の目的は、野外教育の分野で利用が増えているので、クライミングの基礎を学び直すこと。
しかし俺ってホントにクライミング嫌いらしい・・・前夜は体調不良となり、早めに寝る。

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当日はお日柄もよく。
講習内容は登り方には一切触れず、あくまでクライマーとビレイヤーの一連の流れの安全確認が主となる。
クライミング嫌いの私もどーにかこーにか一連の動作をこなし、講習終了。ふー。
県山岳連盟の粕川理事長からは
「基本的なことばかりでつまらないでしょ」
と言われるが、いえいえ、やはり基本は改めて大事だと思った次第。
学生時代、池袋の極真会館で白い帯を締めながら稽古中、道場を訪れた故・大山倍達総裁が仰った言葉。
「基本だよ。基本をしっかりやりなさいよ。」
基本をおろそかにして山で何度も痛い目に遭っている私には永遠の座右の銘である。

しかし、居合わせた面々は見聞きした方々ばかり。
ただでさえ競技人口の少ないクライミング、イナカになるともう仁寿峰のクラックより人間関係が狭いね。
私にとってとても嬉しい事・・・
以前、冬富士に一緒にいった東根市の若いA君。
登山から遠ざかっていると噂を聞きがっかりしていたのだが、当日、可愛らしい11クライマーの奥様を連れて登りに来ていた。
数年ぶりの、とても嬉しい再会でありました。

突然の申し込みを受理戴いた県山岳連盟の粕川理事長はじめ、斎藤様、皆川様には御指導深く感謝申し上げます。

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パルドール峰・仏隊行方不明の顛末 ~クライマーの25%が不法登山という現状~

K2climb.net編集部もまだ嗅ぎつけてないようですが。
11月初めからネパールのパルドール峰で行方不明になっていた仏人クライマー4名について、新たな疑問が生じました。
それはヒマラヤ不法登山です。

French deaths highlight danger of 'peak hopping' by Guardian Unlimited 11/24
以下記事引用開始

 仏人パーティーは5,719mのPaldor山の比較的安価な登山許可証を購入しました。そして、それは「直接の上り」と言われます。そして彼らはヒマラヤを越えて中国に転進、登山者立ち入り禁止のガネッシュヒマールⅦ峰を登ろうとしました。
 仏人パーティー4名は雪崩で死亡したと考えられ、捜索は昨日断念されました。
 (中略)
 ネパール人関係者によれば、現在「peak hopping」が蔓延していると言います。
「中・ネ国境上ではわずかな山しか許可されていません。クライマー達は1つの山の許可証を得て他の山も登ってしまいます。」と、ディーバス・シャー(ネパール登山協会総書記)は語ります。「本件(仏人行方不明)では、登山者に許可されていないガネッシュヒマールⅦ峰が該当します。」
 ネパールの登山許可発行に関わるシャー氏によれば、「ネパールにおける少なくとも25%のクライマーは不法に登山しています。フランス人の遺体はチベット側にあり、見つかることはないでしょう。」
 (中略)
「私共は昨年5つの隊を拘束しました。登山許可とほぼ同額の罰金が科せられますが、ほとんどの連中は気に掛けません。投獄される危険がありませんからね。」

以上記事引用おわり

と、いうわけで、行方不明となった仏人4名の捜索は昨日打ち切られました。
記事中にあるように、ほぼ絶望と思われます。故人の冥福を祈ります。
そして新たな問題は、彼らが実はガネッシュヒマールⅦ峰を目的としていたのではないかということです。
ヒマラヤに入山する日本隊・日本人は、きわめて登山許可についてマジメであるとの地元評は知られているところです。(ま、最近まで日山協が首根っこ押さえてたしね)
その一方、ナンパ・ラ越境のチョーオユー不法登山のヨーロッパ系クライマーが有名どころでしょうか。
過去の事例では
 1.山があまりに綺麗でムラムラして無許可で登っちゃった(仏のヤニック・セニュール)
 2.登山許可もらって登ったけど、後で拡大解釈とネパール政府に怒られちゃった(78年のポーランド・カンチェンジュンガ南峰隊)
 前者は入国禁止、後者は該当山域の許可取得が困難になり、同時期にカンチェンジュンガ縦走を計画していたHAJが割喰ったというエピソードがありますが。
 登った本人はいいけど、周囲に迷惑かかるのは考え物であります。
 今回の仏隊行方不明は不法登山における事故、「登山届けもださず行方不明になったハイカーに県警の捜索隊が右往左往」という現象がヒマラヤでも起きているということなのでしょう。

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父兄参観

幸いにも、職場にいてもいなくても同じな無能社員の私。
本日は遠慮なく公休をいただき、幼稚園の父兄参観に参加。
山岳関係者で学校行事には一切関わらないというご立派な方もいますが、そんなに山が好きでない私は積極的に関わろうと思ってます。
子供にとっては一生に一回きりの事だしね。
山も育児も全力投球です(一応)。
金曜で平日ということで、参加父兄の99.5パーセントは母親。
はじめの30分は幼稚園の保育の様子を参観、その後一時間にわたり、父兄代表者がパネラーとなって、「子供の生活リズム」をテーマに座談会。
しっかり6:30起床9時前に就寝という共働きの夫婦もいれば、起床時間は幼稚園開始ぎりぎり、寝る時間もまちまちという家庭もある。
みんな様々に試行錯誤しながら子供を育てているんである。

我が子に暴行を加え投げ捨てる鬼畜親はさておき、時折育児ノイローゼで悩み凶行に走る女親とか報道されたりしますが、他の家庭の様子を知るって案外大切なことなのかなあ、と思うのであった。

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頭殿山(とうどのさん)を行く

登山口からは、東北らしからぬカラマツ林が続く。
ツキノワクマよりも、グリズリーでも出てきそうだ。
カラマツから杉林、そしてブナ林に変わる。
今回も、先月の上倉山に引き続き、朝日連峰の眺めの良い山を探し求めての山行。
山形県最上地方にある某峰に行こうか前夜まで迷っていたが、頭殿山に何度もツアーを出しているマウンテンゴリラの誉田氏にアプローチを相談したところ、「葉の落ちた今が一番いいかもなあ」と言われ、私の本日の行き先は決まった。

鳥取場と呼ばれる分岐から一旦、頭殿山と反対方向にあるピーク「尖山」を往復し、それから頭殿山へ。
日本列島上空に寒気が入り込み、相当急激に冷えたのだろう。
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何気なく枯れ葉の水滴に触れてみると、ビーズ玉のように転がった。水滴のまま、凍っている。
山腹を進む道は枯れ葉で埋まり、踏むとシュカシャカとにぎやかだ。
道は突然に崖縁になり、そこからは痩せた尾根道が続く。
頂上稜線付近でなだらかな地形になると、先日の悪天で積雪があったのだろう、堅い残雪を踏みながらの登高となる。
稜線からの眺めは素晴らしい。
右手に白く変貌した朝日連峰、尖った大朝日岳が見える。こういう山を求めていたのだ。

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澄んだ青空と冷たい空気の下、山頂で二杯コーヒーを飲み休憩。
朝日連峰と反対側の方向には、陽光を受けて光の帯となった最上川が見える。
頭殿山は小学校の遠足はじめ県内の登山愛好者に登られているが、これほど素晴らしい山とは知らなかった。ガイドレパートリーに加えるべき山が増えた。
帰路は痩せ尾根に注意しながら、ブナ林とカラマツ林をゆっくり下山。

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山麓の黒鴨集落にて。
軒下の凍み大根と鷹の爪、オロナミンCの大村崑。
のんびりした、山形の風景です。 

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最近、登山口の名称で検索し当ブログを訪れる方が多いので、登山情報を少し。
頭殿山 【2万5千分の1地形図「荒砥(あらと)」】
頭殿山山麓は県道・町道が入り組み、アプローチはわかりにくいです。
一般的なロードマップは役に立たないので、地形図を頼りに車を走らせることになります。
黒鴨から登山口までは悪路の林道となります。傾斜がきつく、つづら折りの箇所ではスリップしやすい。又えぐれている部分も多く、車高の高い4輪駆動車が望ましい(私のトヨタ・ノアは途中で4駆に切り替え、ようやく奥まで行けた)
林道は幾つか分岐もありますが、古びた石碑と共に「頭殿山」の道標があるので迷う心配はありません。
2万5千分の1地形図には登山道の記載はありませんが、道と道標はしっかりしています。
灌木で覆われていますが、登山道は途中から左右切り立った道になります。
悪天や枯れ葉で滑りやすい時期はどうぞ慎重に。

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パタゴニア・キャプリーン

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 昨年の旧モデル売れ残りが激安で売られていたので購入。
 パタゴニアのカタログによれば、キャプリーンは肌着・アンダーウェアという位置づけらしい。
 私が購入したのは厚手でハイネックタイプのもの。
 メーカーのカタログの言いなりにウェアを利用するほど、私は素直な人間ではない。冬季は中間着、夏季は軽量セーターの代用にすべく、私には大きいMサイズを購入。
 もともと私はノースフェイス信奉者だが、最近は過酷なexpeditionでもパタゴニア製品が使われていることを知り、一度使ってみたいと思っていた。
 今回は早速翌日の山行に着用してみたが、着心地だけでなく保温性と速乾性で○。
 

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モモが食べたい

ブログで政治ネタを取り上げるとどうしても血生臭くなるので進路変更。
伊のシモーヌ・モローがK2冬季ソロを企てているという情報もあるが、私のような凡人にはカンケー無いのでパス。

先日の東京での研修出張。
あれほどハードなレポート実習や試験が無ければ、私はチベット料理屋に行きたかった。
食べたかったのはチベット餃子のモモである。
今どき、日本の地方都市にも「インド料理」店は沢山あれど、チベット料理のモモは東京に行かないと食べる機会が無い。
このモモであるが、西洋人にとっても代表的なチベット料理らしい。

Eating in exile by Sydney Morning Herald, Australia 11/17

Tibet3000ダラムサラの街角にて Agatha Gorazdowski撮影

チベット亡命政府の街ダラムサラの取材で、
「タイ、日本、中国、韓国料理のレストランがあります。しかし本当のスターはチベット料理です。チベット料理とは、何ですか?」
という書き出しで、モモが紹介されています。
私が今まで食べてきたモモは一口サイズの小さい餃子ですが、前掲の画像では日本でみかける普通の餃子と変わりませんね。
日本をはじめ、中国でも西安の餃子専門高級レストランや、雲南省昆明の裏通りの回教徒の食堂、サンフランシスコのチャイナタウンの地下食堂やら、高級低級その他場所を問わず餃子を食べてきましたが、小麦粉で練った皮に具を包んで食べるというスタイル、日本人の口にあい、海外で出会うとほっとする食べ物です。

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共産テロ集団のゴネ得、ネパール和平協定

深夜、ネパール和平協定の報道が届く。

ネパール政府と共産党毛沢東主義派、和平協定に調印へ by 読売新聞11/21

日本マスコミ各紙の報道は長年の内戦状態に終止符、めでたしめでたしという姿勢である。
しかし、である。
日本のマスゴミが取り上げない、共産テロ集団マオイストの狂気を決して忘れてはならない。
それはマオイストによる子供達の徴兵である。

Maoist Madness: Recruiting Children In Army by United We Blog! for a Democratic Nepal
以下引用開始
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「アーティストになるため」と証言することを強制された子供達
Parade in a Village: School children take part in a parade on Thursday (Nov. 16) in a field in Pedari village, 16-kilometers north-west of Nepalgunj, after they were recruited by the Maoist PLA. They are being trained by armed Maoist soldiers. These children were forced to say that they “arrived here because we wanted to be artist”. But villagers say that Maoists assured them of salary and other benefits. Pics by Janak Nepal
 
 原文には、所在不明になった子供を探すため、人権活動家と奔走する肉親の姿も描かれています。
 日本山岳ガイド所属山岳ガイド大滝勝は断言する。
 今回の和平協定は無能なネパール政府と共産テロ集団マオイストの妥協の産物でしかない。
 同時に、一般庶民に平穏な暮らしが戻ることを願いたい。

 登山者九条の会とやらに名前を連ねている連中にもの申す。
 多数のヒマラヤ登山関係者が関わっているはずだか、今回の件に関しては沈黙を守るんでしょうかね。別に期待はしてないけど。
 もっとも、後ろ盾にいる日本共産党自体、50年代に武力革命を目指していた頃には飯豊山麓あたりで射撃爆破訓練を行っていた集団ですから何をかいわんやですが。

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冬季ローツェ南壁を狙う日本、韓国隊、カトマンズで交歓

今冬は日本隊、韓国隊が同時にローツェ南壁を狙っているようですが、
韓国のオーマイニュースより、田辺治氏が日韓友好の大役も果たしているようです。
以下引用。

カトマンズで日本遠征隊に会う by オーマイニュース11/21
↑日本隊と韓国隊の交歓の模様が画像で掲載されてます。

 ネパールの首都カトマンズで、ローツェ南壁登山隊は在ネパール韓国大使館とネパール政府文化観光省のブリーフィングと入山手続きなど、行政手続きを 11月6日全て終えた。
 在ネパール韓国大使館のナムサンゾン大使は
 「韓国遠征隊は韓国の世論では世界最高と騷々しいのに、ヒマラヤ現地や海外では韓国登山界に関連する消息がほとんど無いことに対して疑問が多い」と指摘した。登山の門外漢である外交官が現実を冷徹に指摘するに際して、山岳人の一人として本当に恥ずかしい瞬間だった。
 私たち遠征隊は翌日ナムサンゾン大使主催の晩餐に招待にあずかり、遠征隊に関する手短なブリーフィングを終えた。現地文化観光省に遠征隊員は総 6人で届け、ルートは過去にスロベニアのトモ・チェセンが試みたルートを決めた。(中略)
 6日夕方は日本隊が招待した食事の集まりがあった。
 王宮正門隣近の古都という日本料理屋だったが、我が方は全隊員が参加、日本は一人を除いて皆が参加した。日本隊ははじめから終わるまで丁寧だった。田辺治隊長は私たちをお客さんと呼び上座に座るのを勧めた。李忠直隊長は目上である田辺隊長に上座を口を極めて遠慮しながら譲歩したが、田辺隊長がお客さんと言いながら婉曲に要請して遂に座るようになった。
 清潔な食べ物が大きいお皿に出た。田辺隊長は李忠直大将と韓国隊員たちが先に食べるように勧めた。日本隊はビールはもちろん、甚だしくは水まで先に飲むことを勧めた。
 (中略)韓国隊、日本隊は皆、南壁から登頂して無事に帰って後、仁寿峯登山を合同でしようとあいさつの言葉を交わした。ここに田辺隊長と隊員は快く拍手して回答した。
 あいさつの言葉が終わると田辺隊長はローツェ南壁の写真を取り出して見せながら、落石と雪崩で気を付ける区間、難易度が高い区間に対して詳しく説明してくれた。田辺隊長はベースキャンプ位置が狭小なため、半分ずつ分けていようと地図を描いて申し入れたりした。
 一方で、韓国隊に対する日本隊のこのように優しい思いやりと礼儀が何を意味するのか、思わざるを得なかった。私たちは彼らに施してくれることができることは特別にない。富裕な先進国国民、または「親切な日本人」と言うにはあまり平凡に見えないからだ。
 理念と国境と宗教を超越した、登山固有の精神世界の姿と信じたい。
(中略)
 日本隊隊員たちは大部分が山に熱情的に沒入している山岳人たちだった。職業を見れば、山荘管理人、山岳ガイド、登山用品店職員、登山学校講師等々で、長期間遠征に行く若い山岳人の職業においては韓国と日本は特に差がないようだった。

以上記事引用おわり

田辺隊長はじめとするJAC東海のローツェ南壁隊、日韓友好に大活躍のようです。
ちなみに、今冬の韓国隊、持っていくキムチは総重量100kgです。国民食ですな。

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殿様商売

11月1日の記事「来季のチョモランマ登山許可、流動的か」で登山料の高騰が予想されると書きましたが、来季以降のチョモランマ登山料に関する具体的な内容が公表されたようです。

Everest north side 2007 climbing fees: Sherpas more expensive - no group discount by k2climb.net11/20

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内容を端折って書けば、登山料高騰の内容は
クライミングシェルパ1人につき500ドル値上げの1700ドル
コック1人につき300ドル値上げの1100ドル
(原文ではキッチンスタッフとあるけど、エグい中国だからコックもキッチンボーイも同扱いだろうな)
隊員の登山料そのものは4900ドルとありますが、まあ5000ドル前後。
実質、近年の商業隊の賑わいを睨んでシェルパとコックを値上げしたというとこでしょう。
「エベレスト 登山料」で検索すると、以前トリビア何とかという番組でも取り上げられたらしく、一人300万という値段が一般的に出回っているようです。
中国側から登るとして隊全体のコストを考えた場合、純粋な「登山料」の他、「環境整備料」だの「道路整備料」だの、恋人商法か仙台市国分町の安い風俗かというくらい、いろいろ追加料金がでてきますです。

ま、エベレスト/チョモランマの登山料なんて、ほんっと殿様商売だよなー。
しかも当分は客足も途切れることもないでしょう。
来季、セブンなんとか記録や大事な退職金つぎ込もうと考えている皆さんは、ぜひコックさんに美味しい料理を作ってもらって下さい。

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バカは死ななきゃなんとやら

よくビジネス誌で「優秀な」アメリカのビジネスマン特集とか読んだりするけど、ホントにアメリカ人ってそんなに頭いいの?
以下記事引用

日本のイルカ漁に批判=「残酷で非人道的」-米紙

 【ワシントン20日時事】20日付の米紙ワシントン・ポストは、日本で伝統的に行われているイルカ追い込み漁への批判が海洋学者らの間で強まっているとする記事を1面に掲載した。 記事は、漁が「残酷で非人道的」とする専門家の見方を紹介。環境保護や動物愛護の活動家に加え、「有力な学者や水族館の専門家も一致して漁を非難している」とし、中止を求める反対運動が広がる可能性があると伝えた。 在米日本大使館は同紙に対し、重要な伝統行事だとして漁を擁護。イルカが死ぬまでの時間を短くするなど人道的な取り扱いに努力してきたと反論している。

以上記事引用おわり

ぼ、ぼく、テキサスで目の前で牛さんの肉さばいてもらって、ぼくの好みの血のしたたるレアで食べちゃったんですけど・・・
イルカは牛より高等生物だから殺すなってかあ?
ふうん。
じゃあ、なんべん言ってもヤバい牛肉輸出してくるアメリカ人とか、ぶち殺して喰ってもいいのかな。

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山と渓谷84年11月号 ~昔の自分に出会う~

行きつけのBookOffに80年代の山渓が並んでいた。
偶然、84年11月号を見つける。105円で即購入。
ここで「偶然」と表現するのは、この号は私が登山を志したきっかけであるからだ。
今までヤフオクなどで探し求めていたが、この号は欠番になっていたり、私にとって幻の号であった。
特集は「新田次郎の世界」である。
巻頭に新田次郎の代名詞ともいえる冬富士、そして次のページには見開きで故・岡田昇氏による暗雲たちこめる悪天下の北鎌尾根の写真。
この号を読み、新田次郎の影響を受け、当時中学生の剣道少年だった私は登山に目覚めたのであった。
新田次郎について、作家であり妻であるふじわらてい氏による、こんなくだりがある。
山行の前夜は枕元にきちんと山道具を並べる新田次郎。
奥様が装備にさわろうとすると、こう言ったという。

「さわるんじゃない、神聖だ。」

普段散らかしっぱなしの私は猛省です。
過去を懐かしく振り返っても別に意味は無いことは承知の上であるが、この号を手にしたとき、登山をやってみようと思い立った時の事が明瞭に思い出される。
84年11月号は、そんな特別な山渓誌である。


この号には後日談がある。
新田次郎特集の中で、小説「栄光の岩壁」のモデルとなった登山家芳野満彦氏が新田氏の著作をこう評している。
『(中略)モデルのくせにくそみそにけなしますよ。(中略)・・半分以上がうそだと、いい迷惑だと、事実はこうだったと。(省略)』
このコメントに激怒したのが、山岳小説に影響を受けた作家の森村誠一氏。
森村氏自身のエッセイ集の中で、芳野氏を匿名としながらも、小説にとりあげてもらった恩義を忘れ何たる暴言、と怒っていらっしゃった。
森村氏の生真面目さが伝わるような一文である。
私は学生時代、森村氏の出身地である埼玉県熊谷市に二年ほど住んでいた。
熊谷市立図書館には森村氏が寄贈した文庫があり、氏がただの大衆小説作家ではないことを感じさせられた。

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山は誰のもの

先日シアチェン氷河解放について書きましたが、偶然書きながら視ていたBS放送でカシミール問題とシアチェン氷河の現状を放送していました。
カシミールではまだまだテロ・銃撃事件が続き治安不安定とのこと。

さて、ヒマラヤのかなり辺鄙なトコを研究している方にはまた気になる報道。
以下記事引用開始

未確定のインド国境地域、中国大使が「我が国のもの」 by 読売新聞11/15
【ニューデリー=永田和男】中国の胡錦濤国家主席によるインド訪問を目前に控え、中国の孫玉璽・駐インド大使が13日、両国間で国境が未画定のインド北東部アルナチャルプラデシュ地方について「すべて中国のものである」とテレビ番組で発言した。
 これに対し、インドのムカジー外相は14日、「(同地方は)インドの不可分な一部」と述べ、同大使発言に不快感を表明。同地方のシン州知事も「中国のごう慢な交渉姿勢だ」と述べた。
 中印両国は1962年に大規模な国境紛争を起こした。2005年4月、国境問題早期解決の方針で合意したが、アルナチャルプラデシュの帰属は両国の緩衝であるブータンの安全保障に直結するなど戦略的に微妙な問題をはらみ、胡主席訪問でも解決は困難とみられている。
以上記事引用おわり

アルナチャルプラディシュとはインド・中国・ミャンマーが接する北東部で冒険家探検家には垂涎の地なのですが、あーあ、これでまた一悶着ありそうですな。
まあ、チベットで難民が銃撃されても関係ないらしい中国の犬・日本共産党率いる某山岳団体からしてみれば、中国様の権威の及ぶ範囲が広がって便利になるんでしょうが。

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或るフリーソロ・クライマー ~NYタイムス紙の見識を賞賛する~

バカマスゴミの記事には「決まり文句」というものがあります。
地元・山形新聞でいえば、何か流行り事があると「○○のメッカ」という表現が必ず出てくる・・・おまえらムスリムの集団なのか?
一般マスコミにおいて、クライマーはたいてい「クモ男」と書かれています。
まるで幼児番組の敵役ですな。
しかも日本だけでなく欧米の記事でもよく「spider man」の見出しが目に付きます。
ははは、クライマーって「私高尚な登山してますわよ」って偉そうにしてるけど虫けら同然の扱いだね。
さて、The NewYorkTimes紙といえば、反日記事を書きまくるキチガイ記者ノリミツ・オオニシが在籍していることで知られている左巻き新聞ですが、あるフリーソロ・クライマーに関する良質な記事が掲載されてました。

Free-Solo Climber Prefers the Unencumbered Ascent by TheNewYorkTimes 11/18
(クライミングの画像付き)

記事中では淡々とクライミングについて述べ、こんなくだりがあります。

In rock climbing, simply reaching the top is not enough. Style is everything; the free soloing that Reardon has mastered is considered by some to be the purest and highest form of climbing.
(クライミングにおいて、単にのぼりきることは、十分ではありません。スタイルがすべてです。リアドン(記事に取り上げられているクライマー)が熟達したフリーソロは、最も純粋で最高のスタイルであると考えられています)

すげー。
Style is everything ときたもんだ。
一般紙にもクライミング誌なみの見識の記事が載っている。
「クライミングは文化」なんつー言葉は、一部の偉~いクライマーのセンセイ方が唱えているにも関わらず、一般マスゴミにはなかなか理解されていないのが現状ですが。
キチガイ記者ノリミツ・オオニシが在籍する左巻きNYタイムス紙もいい記事書くのう。
セブンサミットあたりでバカ騒ぎする日本のマスゴミも少しは見習ってほしいものです。

追記:
記事中の
During climbs, he is connected only to an iPod loaded with Kid Rock and Hank Williams Jr. tunes.
が格好ええのう。

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素敵な結婚式に出る

ガイド仲間でボランティア会員の一人であるNPOエコプロの主催者、山形登山界の貴公子かつマダムキラー白田さんの結婚披露宴にお呼ばれ。
中高年登山客から見た二人の位置づけ

Rider2←白田氏

Shocker←筆者

かつて遠征登山でスポニチに「A隊員」と書かれた私と違い(わたしゃ犯罪者か)、ヤマケイJOY誌でばっちりカラーページで取り上げられているガイド界の雄・白田さん、その人望を表すように大勢の仲間が集まった素晴らしい披露宴でした。

061118_132301受付はいきなりティピーの中だったりする。

061118_133801窓から望むと、谷の向かい側の山はもう雪山。

061118_132201ビールも雪で冷やしていただよ。

061118_135901おめでとうございまーす。主役のおふたり。

061118_143701おそれおおくもタコ焼き係りを務める山形県自然博物園園長の横山氏。

061118_170901楽しい宴はいつまでもつづきましたとさ・・・

白田氏との出会いは、ガイド業を模索していた私に、師匠がわざわざ白田氏と面会する機会を与えてくれたことに端を発する。
インタープリターになりたいという私の夢の一つを実現できたのも、エコプロ率いる白田氏のお陰なのですが、何より、とかく一人で行動したがる自分に、人との出会いと縁の重要性を認識させてくれたのが白田氏を尊敬する理由。
この結婚がお二人の幸せはもちろん、白田氏の今後の活躍の一助になりますようお祈りいたします。

帰路、師匠と山形駅前でサシで飲んで帰る。
会社絡みの飲み会と違い、山関係で酒が入るのは元気がでるなー。

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黄金のピッケル賞アジア・アワードに日本の横山・一村組ノミネート

東京で4日間の講習。
最終日のレポート作成と認定試験を終えた後の私の表情↓

B0002ynd6w09 放 心 状 態

予定の新幹線発車まで、八重洲ブックセンターで時間をつぶす。
仕方なく暇潰しにヤマケイと岳人に目をとおす。
はて。
この話題が載っていないのだが、私の見落としか、それとも日本の登山界では認知されていないのだろうか。
日本の横山・一村パーティーによるアラスカのブロークン・トゥース登攀が、黄金のピッケル賞アジア版にノミネートされているんですが。
この情報、なぜか私はロシアの山岳サイトで知りました。
以下、ロシアのmountain.ruより引用

The first Festival " Piolet d'Or Asia " runs in Seoul (South Korea) on November 8-11.
Nominees:
1. Urubko-Samoilov, Manaslu, new route in Alpine style.
2. Gu Eun-su, 36, and Yu Sang-beom, 29, (South Korea) Talay Sagar, 6904 m (Indian Himalayas). North ridge.
3. Katsutaka Yokoyama and Fumitaka Ichimura (Japan), new route " Before the dawn" (V 5.9 M6 AI4+), openned on Broken Tooth North Face, Alaska, in April 2006: a 23-pitch mixed route of average complexity may become "classic"
At the festival Denis Urubko and Sergey Samoilov are going to show their film " 5 dreams of Manaslu" with subtitles in English.
以上引用おわり

アルパインやっている方には、その年の優れた登攀に贈られる「黄金のピッケル賞」の存在をご存じだと思いますが、今年はそのアジア・アワードが韓国人の手によって設けられました。
そのいきさつは韓国の中央日報が報じています。以下引用開始

山岳のオスカー賞 アジア版作られる by中央日報

イタリア同胞林徳用さん
山岳のオスカーと呼ばれる「黄金ピッケル賞」過去15年間、アジア人の受賞者を一人も出さない位に排他的な賞である。フランス高山登山協会と登山雑誌モンターニュが毎年世界一番優れたクライマーに授与する。
ある海外同胞山岳人が刻苦の努力の結果、このアジア版を制定した。当事者はイタリア海外同胞である林徳用(50歳、登山用品製造業スネーク代表)さん。
韓国人で最初にアイガー北壁を登った林さんは、昨年 2月アジア人初めて黄金のピッケル賞審査委員に招聘されたが、この排他性を実感して、アジアの登山家に与える別途の賞を作ることを決心した。
彼は「アジアは勿論、韓国でこの受賞者が出ない理由がなかった」と言う。
林さんは国内山岳人たちと賞制定推進計画を緻密に立てた。そして主催者側に黄金のピッケル賞アジアアワード制定を申し立てたが断られた。
しかし絶えず申請を行い、黄金ピッケル賞アジアアワードの承認を受けたことは勿論、受賞者は次回の黄金ピッケル賞本賞候補として推薦される約束を受けた。
アジアアワードの初授賞式は 10日ソウルホテルで開かれた。第1回受賞の栄光は今年マナスル(8163m)をアルパインスタイルで登ったカザフスタンのデニス・ウルブコとセルゲイ・ミチロプに輝いた。林さんはデザイン勉強のために1986年イタリアに留学してから現地に事業家として定住している。
キム・ソンファン フライデー記者
以上引用おわり

もちろんクライマーの皆さんは賞のために登っているわけではなく、登攀の成果を評価・ランク付けすることに抵抗を感じる向きもあるかもしれません。
しかし、素晴らしい業績に光を当てるという賞の意味合いも、取り上げられるべきだと思います。
このような賞設立の動きが、アジアで登山先進国と目される日本ではなく、韓国の岳人が進め実現したという事実も、アルパインの衰退を嘆いてばかりで実質何もしていない日本の偉いセンセイ方も、よく考えるべきでしょう。

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Carly Simon - Let The River Run

ブログに新カテゴリー加えました。
題して「山岳ガイドが聴く曲」
いつもの気まぐれ企画です。

今回は
Carly Simon - Let The River Run
(youtubeにリンク・クリック後は音が鳴るので注意)

映画「ワーキングガール」の曲。
昔好きだった子に好きな女優を尋ねれば、おとなしい性格とは対照的に
「シガニー・ウィーバー。」(即答)
女は見かけで判断するな、と学んだ若かりし頃。

さて、今週後半も会社の仕事がんばろ。

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シアチェン氷河、登山許可解放か

インド側からの発表で、なにぶん政情不安定な地域なので、これだけで確たる情報とはいえませんが・・・
K2インド・パキスタン合同隊の計画の話題も聞こえてきますので、こんどはホントに解放でしょうか。

Siachen likely to be open for mountaineering expeditions by Moneycontrol India 11/13

尻の青い若造の私が、大学図書館にあるニューズウィーク誌で「世界一高い場所にある戦場」という英文記事を読んだのが88年。
以来、相変わらずドンパチ続いていたようですが、今年前半あたりから和平に関するニュースがネットで散見されました。

Ksglacier238シアチェン氷河

シアチェン氷河解放となれば、日本ヒマラヤ協会あたりで地道に研究している人たち、かの故・広島三郎氏が存命であればさぞお喜びであったのではと思います。
そのかわり、今度は何やらインド・中国国境がなにやら賑やかになっているようですが。

話変わるけど、東京でインド・パキスタン料理店などと両国の料理を一緒くたに扱う店が多いのはびっくりだなあ。
国立博物館にガンダーラ美術展見学に行ったときは、印パ両国から出品されているという理由で厳重な荷物検査があったというのに。
k2に合同隊出すくらいなら国も仲良くすりゃあいいのになあ、と一田舎者として思います。

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パルドール峰で仏隊行方不明 ~フランス人はクールなのか~

フランス人の四人パーティーがネパールのパルドール峰(5896m)で消息を絶っています。

Alpinistes disparus : l'expédition reportée à jeudi by TF1 11/15

11月5日に下山予定の仏人パーティー4人が戻らず、多くの欧米メディアがネット上でも取り上げてました。
今朝、ホテルでNHKBSを見ていたらフランスの現地報道を偶然視てしまった。
先日のK2ロシア隊の遭難といい、出張先で遭難ニュース視てしまうなあ。
何か憑いてるんじゃないだろうな。

T022npgパルドール峰

は、さておき、パルドール峰は標高からもわかるようにトレッキングピークの一つ。
たしか私の師匠もエベレストサウスピラーの高度順化で登っていたような気が。
で、NHKBSのフランステレビ局の報道では、
『関係者は(生存の)望みを持っていません』
と、はっきり明言してたので、たまげました。
メンバーには高難度のクライミングをこなすプロの山岳ガイドもおり、これだけ長期間消息を絶つのは雪崩にまきこまれたのではないか、というのが関係者の推測。
前述リンクの記事では同様の関係者証言の他、それとは全く対照的に、捜索活動に当たるネパール人関係者としてアン・ツェリンシェルパが
「パルドールは登頂も容易で雪崩も少ない山、痕跡も無く生還した例は過去にもある」と、えらく楽観的なコメントをしています。
でもフランスのメディアも冷徹だよな。
最近、日本のバカマスゴミもあんまり遭難記事で「絶望」って表現はしないけど。
「生と死の分岐点」なんて本が出るドイツではもっと凄いんだろうか・・・などと考えた次第であります。

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訓練、訓練

某資格取得のため、東京滞在三日目。
今日は救命講習。
今シーズンは日赤講習など狙っていたけど、業務日程とあわず断念していたものの、業務研修で受講できてラッキー!もちろんAED講習付き。
061114_110601

空気供給マスク装着の実技もある・・・
Pict7243
ボンベを背負うと、8000mに燃えていた思い出がムラムラと・・・

研修後は地下鉄を乗り継ぎ、業界新聞社に挨拶まわり。
帰宅ラッシュの人混みに疲れ、今日の夕食はシンガポール料理店
店の名前にもなっている海南鶏飯を食す。
061114_175901

実は私、たいていのアジア料理店にありがちな、暗くて埃っぽい雰囲気が嫌いなのだが、ここのお店は店内も女の子も明るいので○。
本来の目的である資格取得研修、結構シビアなのでお勉強するべくさっさとホテルに帰る。

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独身者、山へ。

人民日報でこんな記事がありました。

調査称大齢未婚者多中成功人士 比例逐年上升 by 人民日報 11/13
(結婚適齢期を過ぎた未婚者、成功した中間層に年々増えているか調査)

結婚適齢期過ぎてなお未婚者が増えているなんざ、たしかシンガポールあたりも話題になってましたが、着目したのはこの記事の冒頭。
以下引用開始

 11月11日、この民間伝承の俗称“光棍節”に、丁さんは即刻“棍の友たち”と登山にいっしょに出て行こうと計画している。母親の「あなたいつまで独り者でいるの」という世間の圧力から逃れるためなのだ。

以上記事引用おわり

 光棍節というのは、11月11日、「1」が並んでいる様子から、中国では独身男女の日とされているらしい・・・・
 しかし、中国でも独身女性が登山にハマってるんですね。
 昔お世話になった登山用品店のツアープログラムでも、若い独身女性ばかり目立ってたけど。
 日本も中国も独身女性が活発なのは同じですね。
 いやあ地球は一家、人類はみな兄弟。

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おら東京さ来ただ

おら東京さ来ただ

東京のOLって、ビルの谷間で弁当開きするんですね。

ビルに 囲まれ 青いそら(山頭火 風)

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変質者は山岳ガイドになれるのか

山岳ガイドに必要な『人格』ってなんなんでしょう。
イギリスで、とある変質者(当ブログではあえてこう表現する)が山岳ガイドになってました。

Sacked morgue manager is now reaching for new heights by MKnews11/12
(クビになった遺体安置所管理人、新たな高みへ)

イギリスのカール・ハルフォード(32)は、著しい不正行為の告発の後、遺体安置所管理人の職を失いました。
その不正行為とは、ケータイのカメラで検視死体を撮影して、パブで見せびらかしていたとのこと。
今回マスコミ沙汰になるきっかけは、現地マスコミ(MKnews)によってカール氏が山岳ガイド(原文ではmountain leader)とするウェブサイトを見つけたことが発端です。
山岳ガイド・登山リーダーの訓練を管轄するMLTB (Mountain Leader Training Board )の役員も取材に困惑している様子。

記事引用開始
「素人の方には資格取得プロセスがわからないでしょうが、この国では、ハルフォード氏がしていることは、合法です。フランスではそうではないかもしれませんが。」
(中略)
「私たちは人々に資格を与える段階で、警官の役割を果たすことはできません。」
ハルフォード氏は、冬山のウォーキングガイドに1日につき一人当り£75(筆者注:日本円で1万6千円)を請求します。
記事引用おわり

で、肝心のハルフォード氏ですが、逮捕はされたものの証拠不十分で告発はされず、証拠となる「画像」もみつかってはいないという状況。
「将来的には山岳ガイドになりたい」と、MKnewsの取材に答え、現在はある大学の講師をしていると証言しましたが、どこの大学かは返答拒否。取材の1時間後にはハルフォード氏のウェブサイトも削除されていた・・・と記事は締めくくられています。

 最近、登山ブログの中で山岳ガイドやガイド組織を叩きまくっているお方がいらっしゃいます。
 ガイド組織に対する忠告には耳を傾けるべきものがありますが、遭難当事者のガイド志望サブガイドの山歴まで曝して何か意味あるのか?
 今回前述の記事からは、イギリスのガイド組織・山岳組織も「人格」を検証する手段は持ち合わせていないようです。 (記事によれば、正確にはハルフォード氏は無資格のモグリガイドだったのですが。)
 さて、職業選択の自由のタテマエの前に、ハルフォード氏の「山岳ガイドになりたい」という希望を閉ざすべきなのでしょうか。
 私個人の意見は、-もちろん私も高潔な人間ではありませんが-「一般常識を持ち合わせてない人間は、それなりの登山しかできないはずだからガイドなんかするな」です。
 一方で、ガイド志望者の人格をチェックする方法なんて、この世に存在するのでしょうか。
 浅学な私にはわかりませんが、人格って結構その登山にも反映されると思います。
 いずれにせよ、歪んだ性格の持ち主はガイドとしても、登山者としても淘汰されるでしょう。

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みちのく一人旅

試験を終え、仙山線で山形に帰る。
合格するあての無い論文試験って、
見込みの無い女の子にラブレター書いているのと似ている。(経験者談)

ローカル線の仙山線は、途中で奥羽山脈を越える。
061112_161801山はもう吹雪。

所用で山形に戻った後、夜には出張のため東京に発つ。
061112_175401
昨日は埼玉、今日は仙台、今夜は東京。
東日本すごろくゲームも、そろそろ佳境。

妻の車に送られる途中、新幹線好きな娘はわくわく。
「しんかんせんって、風よりピューって速いんだよねっ!台風みたいに速いんだよねっ!」
お父さんはもう乗るの飽きちゃったけど、娘が大きくなる頃、交通機関はどんな風になってるんだろう。

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今日は杜と汚職の都、仙台。

今日は杜と汚職の都、仙台。

これから試験の1日です。

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パキスタン観光業の営業妨害に必死な毎日新聞を生暖かく見守ろう!

なんだか毎日新聞がパキスタンのイカレ・・あいや、怒れる人々を応援していますっ!!

以下記事引用開始
パキスタン イスラム神学校を米軍が攻撃?地元住民ら反発 by 毎日新聞10/31

 アフガニスタン国境に近いパキスタン部族地域で30日、イスラム神学校が攻撃され約80人が死亡した事件で、地元住民やイスラム原理主義勢力は「攻撃は米軍によるもの、死者は神学校の生徒たちだ」と反発を強めている。米当局は米軍による攻撃を否定しているが、事件は同国内の反米感情をさらにあおることになりそうだ

パキスタン:武装勢力80人殺害 反米感情高まる現地 by 毎日新聞11/1
 【ニューデリー西尾英之】アフガニスタン国境に近いパキスタン部族地域バジュール管区で30日、イスラム神学校(マドラサ)が攻撃され約80人が死亡した事件で、地元住民やイスラム原理主義勢力は「攻撃は米軍によるもので、死者は神学校の生徒たちだ」と反発を強めている。パキスタン軍や米当局は米軍による攻撃を否定しているが、事件は同国内の反米感情をさらにあおることになりそうだ

以上記事引用おわり
毎日紙、見出しを変えて反米キャンペーン中。

Int092505
↑毎日新聞描くところの、アメリカに怒れる民衆

そして、その実態は・・・・

PM launches tourism plan for Americans by TheNews.com.Pakistan 11/11
記事引用開始
 アジズ首相はアメリカ人観光客のために、金曜日に「パキスタン2007」プログラムを開始しました。国の偉大な文化遺産と美しい景色を、海外の観光客に提供したいとしています。
 「北の雪に覆われた高山から広大なフィールドと巨大リゾート、パキスタンは宗教も観光客を引きつける魅力の源でもあります」とパック旅行業者、主要なビジネスマンが集う集会で話しました。
「パキスタンは旅行者皆様の目的地であり、多数のオプションを用意して提供致します。」と、アジス首相は言いました。
 (中略)
 首相は、海外在留パキスタン人とアメリカ人にパキスタンを旅行の目的地とするよう宣伝しています。(中略)アジス首相はパキスタンが穏やかで旅行に適した国であり、その文化、料理、音楽と芸術を世界と共有したいと言いました。
 (中略)
 以上記事引用おわり

 パキスタンのアジス首相と観光大臣が揃ってアメリカ人に熱烈ラブコールしています。
Hama01
↑アジス首相と観光に携わるパキスタンの人々(模式図)

 営業妨害すんなよ毎日新聞。

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さいたまに出没中

さいたまに出没中

田舎もんの私には人いっぱいです。

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世界一受けたい授業 やまのぼり編

日本にはご丁寧に「トラベルライター養成講座」なるものが観光業関連の専門学校に存在するのですが。
アウトドア大国アメリカ、大学で『冒険についてのwriting』なる講座が開催されたようです。

Writer and Mountain Climber David Roberts Lectures on Writing About Adventure by Hamilton11/9

記事によれば、ハーバード大山岳部のOBディビッド・ロバーツ氏が「冒険と執筆について」というタイトルで特別講義を開催しました。
デナリ、デボラ、ハンチントン峰の登山記録をスライドで説明しながら、1965年のハンチントンからの下山中、パートナーが遭難死した自身の経験談を絡め、参加者に「書く」行為を奨励したとのこと。

 野外教育活動の関係者にはよく知られていますが、アメリカという国は自然を背景・舞台とした文学・ルポルタージュの分野「ネイチャーライティング」が盛んなところ。
 世界的な業績を残しながら死の直前に記録を葬り去った立田実氏に代表されるように、日本では未だに沈黙が美徳という摩訶不思議な風潮が登山・冒険の分野に残っているようです。
 最近たまに「自分のやった行為を本にしたい」とかいう世界一周チャリダーとかのコメントを見かけますが、突っ込みや思慮の浅い作文が多いと思うのは私だけでしょうか。
 以前に無理矢理私のウェブサイトにリンクさせてもらった恩田真砂美さんなど凄い経験を持ち筆がたつ方に限って、文章は寡黙だにゃあ。
 古書店をめぐると、「山岳書」なる分野は一応確立していますが、まあ爺くさい本ばかりで、若い登山者・冒険家が奮い立つような本は少ないような気がします。山岳月刊誌に至っては言うに及ばず。

 ああ、こんなこと書いている私も、あさっての試験の経験論文がまとまらない・・・

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500歳のブナ永眠

今年はほとんど活動できませんでしたが、私は一応ブナ林ガイド、インタープリター志望でございます。
久々のブナに関するニュース、樹齢500歳のブナが倒れたという報道でした。

500歳のブナ「森姫」永眠 雫石町 by 岩手日報11/7

月山ブナ林の樹齢がいいとこ200~300年であることを考えると、500年とはまた大往生でした。
山形県最上地方で血眼になっていらっしゃる方もいますが、私は何かと大木を有り難がる「巨木信奉」は、自然を愛する者としては偏った考え・態度だと常々思っています。
樹齢500年1000年つったって、地質学や地形学の世界からみれば「ほんの一瞬」なんですけどね。

前述リンクの岩手日報のようなブナの倒木、東北の山ではよく目にする光景です。
木に意志があるとするならば、観光名所として有り難がられるよりも、やがて周囲の生き物を養っていくため朽ち果てていくことの方が本意ではないのか。
私はそう思うのです。

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冬の使者

大被害をもたらした昨夜の荒天。
会社で残業しながら、ああ、山は雪かなあ・・・と思っていた。

翌朝、出勤途上に見える葉山、蔵王の前衛峰・龍山はうっすら雪化粧。
我々東北の人間は「冬タイヤに変えなくちゃ・・・」と考える時季である。

月山、朝日岳などで初冠雪~それぞれ平年より遅く by 山形新聞11/8

先日の3日からの連休に朝日に入山していたパーティーがあったようだが、無雪期としては最後のパーティーだろう。
月山は一日中、厚い雲に覆われ、見えているのは白い山裾だけだった。
会社での私は窓際族なので、前方の窓からは月山・葉山、後方の窓からは蔵王連峰が一望できる。
さて、今冬はどんな美しい光景に出会えるのでしょうか。

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山は墓標たりうるのか

先月中旬からインドの鋭峰チャンガバンで消息を絶っていた、メキシコのクライマー2名の捜索が打ち切りとなりました。

El lunes suspenden la busqueda de los alpinistas mexicanos by laaficion 11/7
(月曜をもってメキシコのクライマーの捜索打ち切り)

メキシコ登山界の大御所、カルロス・カリソリオに率いられた登山隊でしたが、20代の若きエースクライマー2名が行方不明という悲劇に終わりました。
記事において、カリソリオは捜索打ち切りについて、このように語っています。

『我々クライマーがどこで死にたいかを選択するならば、人混みの街中よりも山を墓所に選ぶでしょう』

西堀栄三郎作詞の雪山賛歌を彷彿とさせる言葉です。
もちろん、捜索には多額の費用と多大な危険にさらされるいう、現実的な問題もあるのですが。

Changa1_sチャンガバン遠景(98年米露合同隊サイトより引用)

山を墓標とする。
でもやはり、登山は生きて帰らなければなりません。
メキシコのアンドレス・デルガドとアルフォンソ・デ・ラ・パラの両氏よ安らかに。

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アマダブラム峰・女性ほにゃらら初の記録

ネパールで人気の山・アマダブラム峰である記録が樹立されたのですが。

Amadaburamu41

Woman sets Ama Dablam record by TheRisingNepal 11/6

記事引用開始
 KATHMANDU, Nov. 5: Ms. Usha Bista, 21, became the first Chhetri woman to summit Mt. Ama Dablam (6,812 m) when she climbed the peak as part of the International Ama Dablam Expedition 2006 I & II through normal route.
記事引用おわり

 カトマンズの女性、ウシャ・ピスタさんが国際隊隊員としてアマダブラムにノーマルルートから登頂、 『the first Chhetri woman』となった。というのが記事の主旨なのだが。
どうもこのChhetri ?というのがわからない。

調べて初めて知ったのだが、Chhetri チェトリ とは部族名またカースト名らしい。
この記事では部族名・カースト名どちらか判別不明なのだが、カーストのチェトリとすると、王侯・軍属クラスのお嬢様カテゴリー。
このライジング・ネパール紙の記事だと、ネパール人の意識ではシェルパ=ネパール人というくくりにはならないようですね。
わざわざ記事になるところをみると、チェトリって『登山なんてしませんわオホホ』というセレブなカーストなんでしょうか(想像)
日本の新聞でも最近は
『○○県女性初の8000m峰登頂』
なんて見出しをたまにみかけますけど。
名誉欲でやる気まんまんの女性クライマーはどうぞ山形にお引っ越しあれ。
まだ8000m峰は山形県女性未踏です。

追伸:さらにネットで検索してみたら、ウシャ・ピスタさんはヒマラヤから遠く離れた亜熱帯低地terai地方のチェトリ族でした。登頂お疲れ様です。

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ARC'TERYXのザック

いわゆるギアマニアという奴が好きではないのだが、珍しくギアの話題。
山岳ガイド江本悠滋氏推薦のザック、ACRUXを試しに背負う機会があった。

Acrux50cobalt

場所は天童市のマウンテンゴリラ
このザック、東京の有名登山用品店にもあまり出回ってないらしい。
マウンテンゴリラの誉田さんの商品の選眼には脱帽である。
誉田氏もメーカーとしてのARC'TERYXを高く評価している。いわく、他メーカーより数年先を走っているとのこと。
で、問題のザック。
私が気になっていたのは江本氏が特に推奨していた「縫製」にあったのだが、実際に背負ってみると、ウエストベルトがザック本体に対して車でいうところの『独立懸架』になっている。つまり、体を捻った場合、ザックとは独立してウエストベルト・腰の部分が動くのだ。
ほえ~とその素晴らしさに関心することしきり。
誉田氏には漏らしてないのだが、ザック新調を考えている私には気になる・・・
んが、値段も 凄 い 。
オフシーズンのヨーロッパ往復航空券が買える値段である。
こういうメーカーがスポンサーにつくにふさわしい実力者の江本氏はさておき、スポンサーレスの私のザック探しの旅はまだまだ続く・・・

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山断ち

樹脂製の突起をよじ登って一喜一憂したり、
革命家トロツキー殺害に使われたピッケルとかいう凶器を買い求めたり、
ヘルメットをかぶっていると優越感に浸っていたり、
ロクスノとかいうカルト雑誌を読んでいたりする、
クライマーとか呼ばれる腐れ脳味噌共には理解しがたいこととは思いますが、
この時期、東北地方の1000m以下の低山は魅力たっぷりなのです。

んが、高気圧に覆われた休日に恵まれても、山に行かない「山断ち」の今月。
目前にとある資格試験を控えているのですが、これまたマークシート方式ではなく、業務経歴を論文で答案しなければならないバカヤロ試験。

業務経歴なんて、そもそも会社での勤務態度が
Murakami投げやりな私に、何を書けというのでせう。
原稿用紙上の私は

Bg
とか、
Ind02
こんな感じ。

フン、資格手当で海外の山に行くカネ稼ぐためなら鬼にも悪魔にもなるんだい(*`▽´*)

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さようなら

三連休始めの11/3。
ジジババの住む実家に夜間、何度電話しても連絡がとれない。
ピンと「どっかで不幸が」と予感する。

夜が明けて4日。
案の定、小学生の頃から私を可愛がってくれた叔父が亡くなっていた。
なにぶん遠く離れた関東某地に住んでいた叔父、もう葬儀は住み、香典も私名義で出されていた。

しょっちゅう顔をあわせていて「さっさと死ね糞野郎」と思う人もいれば、
ここ十年、一度しか会っていなくても、亡くなったことがたまらなく寂しい人もいる。
youtubeでたまたま見つけた『さよなら銀河鉄道999』のエンディングテーマ「さようなら」が頭の中をリフレインしていた、土曜の午後。

Sayonara
Youtube 『さよなら銀河鉄道999』EDテーマ「さようなら」 (クリック後は音声注意)

なんか続編がいろいろあるらしい銀河鉄道999、私の中ではこの「さよなら・・・」の2作をもって終わっている。
中学時代、好きだった子が私より は る か に 身長が高かったので、メーテルと哲郎のツーショットを見ると気分はのすたるじあである。恋愛お節介ババアのユーミンの曲でも、もちろん「5cmの向こう岸」は私にとって名曲である。

海外の山の記事を書き散らしている私であるが、
ポストモンスーンの登山時期も過ぎ、山で亡くなった方のサイトをあらためて拝読している。
先日、ポルトガルのクライマー、Bruno Carvalho氏がシシャパンマ登頂後に亡くなった。
もちろん私は氏とは面識は無いのだが、亡くなった地点は私も登った経験のある場所だ。
ポルトガル語を一旦英訳してというもどかしい作業で死亡原因を探る。
「致命的な転落」という言葉がでてくる。
遺体が発見された標高7000m付近、たしかに急斜面ではあるが、よほどのミスが無い限り滑落するような斜面ではないと記憶している。
現地ポルトガルの報道もネットで探り、遠征隊のブログも拝読。
見覚えのあるエボガンジャロ氷河を背景に、笑顔で並ぶ登山前のメンバー達。
その笑顔に、山では絶対に死んではならないのだ、と想いを新たにする。

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山では中国人に近づくな!!

山で中国人に近づいてはいけない!
謝罪と補償を要求される!(かも)

冗談で右肩の腱を断裂、10万元の弁償 by 千龍網11/2
以下記事引用開始

 職場組織が企画した登山中、冗談を言う目的で、張氏は同僚の陳女史の背後にまわって腕をつかんだところ、陳女史がかえって力を入れたため腱を断裂、第9級の後遺障害が残った。先日、裁判所判決として張氏に陳女史負傷の賠償として10万元の賠償金を命じた。

以上記事引用おわり
10万元 = 144万円
マイカー所有の中国人の平均年収と同額でごんす。

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じだいぃ~はまわる~(中島みゆき調)

文化の日。
国民の休日であるが、非国民の私は午前中に子供達と近所の公園で過ごし、午後から必要資料検索のため会社に出る。
会社を退出後、山形市内のBookOffが一軒、リニューアル開店したので行ってみる。
誰が流したのか、妙に古いヤマケイが何冊かある。

今日の掘り出し物は、
『穂高を歩く・アルプス3000メートルの徹底ガイド』
古書店相場800円を105円でゲット。
鈴木昇己監修、内田修写真、平本雅信・増島達夫解説という、今のへなちょこガイド本と異なり山に精通した硬派執筆者の面々によるガイド本である。
夏山から始まり、秋山、春の残雪期の穂高・涸沢周辺を扱っている。
前穂北尾根や奥又白池まで詳細に扱う徹底ガイドぶりで、以前から捜していた本なのだ。
出版は1987年と、もう20年前。
無帽にバンダナ、ノースリーブシャツ姿の鈴木昇己氏が、岩場でビレイしている写真がある。
岩にスリングをひっかけ、後続クライアントをエイト環ビレイしている貴重な写真がぁぁぁぁ!
他のハイカーの皆様も、モデルの女性も太ももムチムチな短パン姿。

古いガイド本を読むたび、常に装備や技術の同行にも気を配らなければ、と思う午後でありました。

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あの人は昔 ワンダ・ルトキエピッチ

中国のアウトドア総合サイト中国戸外資料網で、ポーランドのワンダ・ルトキェビッチを取り上げている。
タイトルは『永遠のワンダ 史上最も偉大な女性登山家』

Rutkiewicz
ワンダ・ルトキェビッチ近影

中国戸外資料網の記事は中国人の筆による投稿。
しかし、私はこのタイトルには大いに異議がある。
もちろんその足跡は素晴らしく、「偉大な」と冠詞が付くにあまりある経歴である。
  1970 レーニン峰
  1972 ノシャック峰
  1973 アイガー北壁
  1975 ガッシャブルム3峰
  1978 マッターホルン北壁
     エベレスト (女性第3登)
  1979 グランカピュサン東壁、ドリュ西壁
  1985 ナンガパルバット
  1986 K2
  1987 シシャパンマ
  1989 ガッシャブルム2
  1990 ガッシャブルム1
  1991 チョーオユー、アンナプルナ
  1992 カンチェンジュンガで行方不明となる

女性高所クライマーの先駆者としての想像を絶する苦労もあったと思われる。
しかし、である。
マカルー北西稜で登山を共にした故・大西宏氏の話を伺ったところでは、登頂には「手段を選ばない」傾向があったようだ。
何より92年、無理を押したアタックによりカンチェンジュンガで行方不明となった最期は「痛々しい」といえる。
エベレストに「女性」第3登を果たしたワンダ・ルトキェビッチ。
女性初登の田部井女史、第2登のパントグ女史はいずれもその後、社会活動に力を注いでいる。
はっきり書く。
ワンダ・ルトキェビッチは「8000m峰14座登頂」という名誉欲に囚われて死んだ。
それゆえに、私は「最も偉大な」というタイトルには疑問符を付けざるを得ない。
人の死に軽重はありえないが、その素晴らしい足跡をもって、さらに女性クライマーの先導を果たしていれば、登山史もまた変わっていたのではと思う。

その墓碑銘は
Do not stand at my grave and weep; I am not there, I do not sleep. I am a thousand winds that blow.

千の風となり、ワンダ・ルトキェビッチはカンチェンジュンガに眠ったままである。

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南極物語 + 炎のランナー = 冷凍庫

南極マラソンという、南極の大平原を走り抜くアドベンチャーレースの存在は知っていましたが。
その訓練方法は知らなんだ。

Snow joke: Runner trains in freezer by Hamilton Spectator, Canada11/2

記事引用開始
 南極ウルトラマラソンのため、マイク・ピアスは冷凍庫の中で特訓を重ねています。
 ピアスは、南極ウルトラマラソン(最も厳しい12月に開催される100キロマラソン)に備えてトレーニングしています。カリフォルニアでは南極の状況をシミュレーションすることができず、ピアスは工業地域に置かれている業務用冷凍庫の中で、週2日の訓練を重ねます。
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冷凍庫でエアロバイクを漕ぐピアス氏(Don Bartletti, Los Angeles Timesより)

(中略)
 彼が南極マラソン計画を打ち明けたとき、妻のアンジェラは信じられずに笑ったそうです。しかし彼が冷凍庫でトレーニングを開始したとき、彼女は彼が本気であると知りました。
 「始めは彼女には受け入れがたいことでしょう。彼女は大学在学中、ロッククライミング事故に遭い、身体に障害を持っているので、彼女にとって冒険とは災難を意味します。彼女は私が死ぬつもりだと泣いていました。」
 「しかし、彼女がそれを乗り越えて理解してくれたとき、彼女は最も強力なサポーターになりました。」
 ピアスは、南極圏のトレーニングと旅費に20,000ドルを費やしました。
以上記事引用おわり

現地トレーニングでは悪天候のため、思うように走れなかったのですが、こんな素敵な言葉をピアスは語っています。

If I start and finish, I'm a gold-medal winner,

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ついついコンビニで

最近、山行く途中のコンビニで、ついつい買ってしまう。
片岡物産のワンコインスティッククラブ、チャイ。2本入りで105円也。
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今どきの日中も冷えてる時季、スティックタイプのチャイは休憩時にテルモスのフタ兼カップで作るにちょうどいい。
でも初めて飲んだ時は「仏壇のお供え物」なみにシナモンがきつすぎると思ったけど・・・今ではついつい買ってしまう。
以前のガイド研修、AGS-Jの鈴木ガイドが岩場の順番待ちのちょっとした時間、あらかじめブレンドしたインスタントコーヒーを素早くたてて飲んでいたのを見て、その人なりの「憩い」があるんだなあ・・・と思った次第。(鈴木ガイドご本人は大のコーヒー好きとか)
 あの植村直己氏も、北極単独行でアクシデントに遭った際、先ずやったことはお茶を作って飲むこと。
 ちょっとした飲み物を口にする余裕を持つことが、登山や野外活動で案外大切なのかもしれませんね。

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ネパールのメンタルヘルス

いや~、久々に考えさせられるニュースですな。

Mental Health In Nepal by The Rising Nepal 11/1

ライジング・ネパール紙によれば、
以下記事引用
 精神病は富俗層の病気ではありませんし、貧困による病気でもありません。それは至る所で見つかります。流行の問題ではありません。
 ネパールの人口の約30%は、精神病を患っていると推定されます。これはまさに衝撃的な結果です!より衝撃的な事実は、パータン精神病院が23,000,000人以上の国家の、唯一の精神病院であるということです!
 遠隔地で精神病を患っている人々は、信仰療法と祈祷師以外の治療の選択肢を持ちえません。病院でさえ、精神病者が刑務所のような状況の下にあり、患者は必要とされる尊敬を与えられないということです。
 記事引用おわり

 心療内科にお世話になっている私には他人事とは思えませんな。
 鬱などはアメリカ等先進国に多く、発展途上国に少ないなどといわれていましたが・・・
 国民の3割とは、相当な数でしょう。
 ネパールと言えば、よくありがちな『生活は貧しいけれども心は豊か』とかいう陳腐な旅行記があったりするワケで、なかなか精神疾患というイメージはありません。
 だいたい、カトマンズの街の中でさえ「この人どうやって生計たててんだろう?」といった感じの人がゴロゴロしていて、見ているこっちが鬱々になりそうなんですが。
 シェルパに登山中、
 「いや~、ちょっとルート工作自信ないんです」とか、
 サーダーから
 「今回のアタック不安なんですよね・・・休んでていいですか」
 なんて言われたらたまったもんじゃないよな・・・シェルパ族は明るいキャラが多いけど。
 記事は各種NGOが精神疾患のケアにも取り組んでいるとして締めくくっております。
 私の予想では、今後中国で爆発的にメンヘル患者が増加すると睨んでおりますが、先進国以外でもメンヘル治療の向上を、心から願います。あの苦しみは、人には味わってもらいたくないのであります。

 Photo1

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来季のチョモランマ登山許可、流動的か

来季のチョモランマ(中国側)登山の登山料高騰または許可取得難が予想されそうです。

The 2008 Olympics: Everest north side climbing permits to be restricted, fees increased for 2007 by K2climb.net10/31

昨今のチョモランマ中国側の混雑ぶりについては、
記事引用開始
(中略)this side has been the most popular to climb on Everest. The Chinese have done little to regulate the climbs. The situation has led to poor monitoring of expedition outfitters and accidents on the peak. Only past summer, several deaths were unknown to CTMA officials and a dying climber was passed by a large number of commercial clients close to high camp.
と、K2climb.net編集部も呆れた様子で書いてます。
TMAの担当者がなんにもしねーのは、今に始まった事じゃないけど。

『良い方向に考えれば、2008年のオリンピック灯火登山に際して山を綺麗にするという効果もあるが、先のチベット難民銃撃など、他の要因も考えられる』
『Nangpa Laの難民殺害をリポートしたクライマーは、登山のためには中国以外の山を探さなければならないかもしれません。ExplorersWeb(10月2日に関するニュースを伝えた世界で初めてのメディア)は、情報規制せざるをえないかもしれません。』
と、K2climb.net編集部は先のチベット難民銃撃に絡めて分析予想しています。

来季以降、退職金をなげうってチョモランマを目指しているご老体やセブンサミットの総仕上げを考えている方々にはお気の毒な話題です。
私自身は、チベット難民が「犬のように」撃ち殺された地域の山は今のところ食指が動きません。
既に登山許可を取得してチベット行きを予定している皆様、何が何でも、夢と目標に向かって進む生き方は私もシンパシーを覚えますので、この記事は気にせず頑張ってきてほしいものです。
チベットのキャラバンルートで、もしかしたらチベット難民をぶち殺したかもしれない人民解放軍兵士がヒマそうにカラシニコフを構えてお待ちしていることでしょう(筆者体験済み)

それから。
モスクワ五輪ボイコットの悲劇をナマで知っている年代の私としては、非常に複雑な想いなのですが。
北京五輪景気に浮かれている一部業者には謹んで、ネット上に流れている下記画像を進呈いたします。
Images_1

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