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肘折(ひじおり)にて、スノーシュー下見

早朝に家を出て、大蔵村・肘折(ひじおり)温泉に行く。
月山山麓南面、志津集落周辺のスノーシューの散策コースは既に確立されている。
アウトドアのアクティビティの空白地帯ともいえる月山の北東部の大蔵村、特に肘折温泉をベースにスノーシューの良いコースが見いだせないものかどうか。
おぼろげながら考えていた構想を試すべく現地を訪れる。

肘折温泉。
都会の人に言わせれば山形市も十分なイナカでしょうが、豪雪で知られる冬季の肘折は山形県人でも訪れるのに躊躇する、陸の孤島である。
ちなみに昨年の記録は最高積雪379cm。37.9cmの間違いではない。

061230_081401本日の肘折温泉。温泉のある谷全体がカルデラ(噴火口跡)である。

しかし、車を走らせるに 雪 が な い
肘折集落手前の肘折トンネルを抜けたところで よ う や く 4、50cmの積雪である。
クライミングにおける「開拓」も地味な作業といわれますが、スノーシューのそれも地味この上ない。
まずはアプローチを確認するため、2万5千地形図を助手席に置いて、あちこち雪道を走っては車道除雪のどんづまりまで走り、冬季道路閉鎖の位置や車両の駐車スペースの有無を地図にプロットする。引き返し、又別の道でおなじ事の繰り返し。
 さらにスノーシューのコースの善し悪しは地形図だけでは確認できない。
 眺めが良くても、積雪期とはいえ私有地(耕作地)に足を踏み入れる訳にもいかない。
 いくつか見当をつけた選択肢から一つの林道を選び、実際にスノーシューを履いて歩いてみる。
 地形図上では緩やかな、良好そうな地形でも実際は藪がひどかったりするわけで、そういう箇所はパスまたは積雪を待って再踏査となる。
 いやいや、ルート開拓って地味だねぇ~。

 天候も悪いので踏査は早々に引き上げ、温泉へ。
 今日は黄金温泉・カルデラ温泉館で入浴。
 八角形の建物が特徴的だが、中はしっとり落ち着いた木造造りの浴場。
 ここは炭酸泉が名物で、昔は炭酸水を利用してサイダーを作り、かの歌人・斉藤茂吉が喜んでガブ飲みしたという。
 カルデラ温泉館内には炭酸泉の飲泉所がある。
  061230_104901これまた落ち着いた照明で昔風の雰囲気ただよう(かといって不潔ではない)飲泉所。
冷たい炭酸泉を口にすると、なるほど舌にピリッとくる。
(天然の炭酸泉を初めて口にする方は、間違っても自販機飲料の強い炭酸をイメージしないように。) 
 山スキーヤーや月山肘折ルートを下山してくる登山者は、途上にある上湯公共浴場やいで湯館に立ち寄るのがほとんどと思われるが、ここカルデラ温泉館の落ち着いた雰囲気も、自信をもって薦めたい。

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