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ブログが果たす遭難報道の役割

アメリカのオレゴン州にあるフッド山で登山者3名が遭難、
大規模な捜索の結果、一名は遺体で発見され、2名は見つからないまま捜索打ち切りになりそうです。

今回のフッド山の遭難、アメリカでは大々的に報道され、ウェブ上の報道記事だけでも検索すれば1500件近くにのぼります。
フッド山を背景に、遭難者3名の顔写真を配したアイコラ写真付きの報道。

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連日、こういう↑アイコラ写真付きで報道されてましたな。
報道の過熱ぶりは日本よりひどいものがあるなと感じておりました。
と申しましょうか、日本のマスメディアにきちんとした山岳遭難記事書ける方が皆無なこともありますが。
一方、ご遺族の方がきちんとスタジオでインタビューを受けるというのも、うまく表現できませんが「アメリカらしい」と思った次第でした。

Debate Over Mt. Hood Widow Interview by CBSnews 12/22
アメリカは日本よりもブログが影響を持つ社会、
寄せられた意見の中には
「ニュース放送の半分を、自発的な自分の趣味を行っていて死んだ個人の死亡報道に費やすことは、うんざりします。数千人がイラクで死に、負傷して、戦争から帰還しているとき、センセーショナルな放送は不適当です。」
という言葉も記事中に指摘されています。
アメリカに「2ちゃんねる」のような大型クズ掲示板があるか知りませんが、遭難報道もそれなりに検証されているのでしょう。

一方、中国・四川省で行方不明になったアメリカ人クライマー2名のその後。
CNNの報道や山岳ジャーナリストの柏澄子さんがサイトに書いているように、捜索費用の寄付をつのるサイトが早々に立ち上がっていたようです。(筆者未見)
またブログが捜索に一定の役割を果たしているとも報道されています。

Bloggers help in search for missing climbers by Post-Crescent.com12/19

しかしながら、ブログに寄せられる情報も間接的な情報でしかないようです。
中国の現地報道では、アメリカの総領事館が有力情報に懸賞金3万元と発表しました。
私個人の推測として、懸賞金頼りとなるほど現地情報が乏しい状況にあると思います。

美総領事館懸賞3万求失踪者捜索 by 宁夏日報12/22

遭難事故の際には情報の氾濫・混乱を避けるため情報統制する(窓口を一本化する)ことが重要と思っていましたが、ブログに情報収集や捜索費を募るなどの役割を持たせているのか、と考えさせられた次第。
日本では、遭難となれば遭難者所有のブログが炎上したり、高見に立ったところからのご意見番が解釈たれたりというくらいですが。
もっと前向きな活用法があって然るべきでしょうか。

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