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パーソナル・ロケーター・ビーコンで登山者救助

今やビーコンといえば雪崩対策のアバランチビーコン。
私が初めてビーコンを知ったのは植村直己氏の北極点犬橇探検の本、人工衛星追跡装置としてのビーコンでした。
その後、衛星による位置追跡ビーコンはアメリカで独自の進化を遂げたようです。

Locator Beacon Leads Rescuers To Stranded Texas Climber by KWTX.com1/5

記事によれば、ビッグベンド国立公園で行方不明になった48歳のハイカーが、パーソナル・ロケーター・ビーコン(以下、PLBと略)で無事発見されたというニュースです。
最初記事の見出しを読んだとき「雪の無いテキサスでビーコン?」と、アバランチビーコンをイメージしていたのですが、ここで使われたのが衛星を利用して位置を追跡するPLBです。

Beaconパーソナル・ロケーター・ビーコン

これはREIの店舗でも扱っているようです。(価格は5~8万)
積雪期の剣岳で富山県警から貸し出されるヤマタンみたいに、該当の国立公園へ入場する者に携帯が義務づけられているのか任意なのか、定かでありませんが、すでに2003年にはPLBによる救出例が記録されています。
参考資料 Personal Locator Beacons as a Rescue Device for Backcountry Travelers

上記のbackpackinglight.comの紹介記事では、
『一般的には、遭難者はサバイバルと自己脱出のための手段を使い果たすまで、救出行為は始められてはなりません。』
と、PLBはあくまでも最後の手段、そして迅速な救助を補助する道具であることが強調されています。

最初、このPLBの記事を読んだときには、道迷いの多い昨今、日本でも有効なのではと思いましたが、アメリカではPLBの使用が本当に適正であったか(遭難者側に行動や装備の不備は無かったか)、上記backpackinglight.comの記事のように検証する姿勢があって初めて生かされる道具、と思い直しました。
最近の想像・常識を越える理由で遭難する登山者がいる現在、周囲の状況からいかに危機意識を抱くかが登山者に求められていると思います。

というわけで、本日の結論。
PLBの安易な日本国内への導入は、登山者を甘やかすだけでしょうね。

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コメント

連休の低気圧の影響はすごいですね
山形がニュースにでていました。
聖母峰さんのところ大丈夫かな?

スキーヤーも遭難騒ぎをしておりまして
この話ほんとにうなずきながら読んでしまいます。
私は買うのはまだまだ高いし他にそろえるもので
かなりびんぼーになってるので借りていますが、
もし買うならどれがいいのだろうといつも
情報チェックだけはしています。

手に入れたテレマークセットで滑りまくりましたが
難しい~!だけどうまくなれたら楽しそう~!
パウダーの楽しみを吹雪のおかげで実感しました。
月山いきたいなあー

投稿: POP | 2007.01.08 22:58

re:pop様
 山形は冬らしく雪が積もりましたが雷には参りました。
 ビーコンも最近種類が増えましたね。
 私はDTSトラッカーを使用してますが、モノを借りられる環境にあれば、存分に使用・比較してみてくださいませ。

<<手に入れたテレマークセットで滑りまくりましたが
う~む、私も滑り系を目指したい・・・

投稿: 聖母峰 | 2007.01.10 18:38

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