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一杯の贅沢

夕方、会社を早々に発ち、ガイド協会山形支部の会合に参加。
最近続発するガイド山行の事故を受け、危急時の対策について討議。
強く思うのは「基本に忠実であれ」ということ。

会合後も喫茶店に場所を移し、メンバーといろいろ雑談。
そんなこんなで帰りは23時過ぎ。
帰路、暖冬にしては久々の雪模様。
ラーメンが食べたくなり、天童市のラーメン屋に立ち寄る。

飲み会やらガイド協会の会合やらで帰りが遅くなる場合でも、子供の世話でなかなか外食もままならないカミさんに申し訳ないので一人でラーメン屋に行くのは控えていた。(カロリーオーバーを防ぐ意味もある)
今夜は突っ込んだガイド山行の話をして気分が高ぶっているのか、無性にラーメンが食べたい(笑)

070228_230701
カミさん、すまん。
と思いつつ、久々のラーメンの味を堪能して、急ぎ帰宅した。

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19歳でカンチェンジュンガ峰へ

君はっ 何をい~まっ み~つ~めて~いる~のっ(太陽がくれた季節 by 青い三角定規)

東海大の青木君も21歳でK2登頂凄いっす。
私は同じ21歳でヒマラヤ某峰ノーマルルートをチョロチョロしていたというに・・・
スペイン発のニュースで、19歳でカンチェンジュンガ遠征だそうです。

Al Kangchenjunga con 19 años by Barrabes 2/26

スペイン語はよくわかりませんが、Joan Riba19歳は、アイランドピークで順応後、カンチに向かうとか。
クライミングでは8bこなす実力者のようです。

一方、アフリカでは。

中国少年登頂非洲最高峰世界記録 by SOHU2/26

北京景山学校の小学生、11歳と9歳のペアがキリマンジャロ登頂。アメリカの12歳の少年が持っていた最年少記録を更新だそうな。
最年少登頂記録って、一歩間違うとモンブランで逮捕されたポーランド人みたいに「児童虐待」になりかねんな。
でも小学生でキリマンジャロ登頂って・・・・冬休みの宿題絵日記の題材に困らなくっていいよなー。

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今更ですが、八甲田雪崩事故を巡る不愉快な件について

様々なブログを拝見してますが、ガイド協会に所属する者として、スキーしないとはいえ心に留めなければならないコメントをたくさん拝読しています。

一方、誰も尋ねてないのにスキー歴○年登山歴○年と書き、北米で雪崩リスクを学んだ→だから日本はダメダメだ、という、そこのオッサン。
頼むから実名でコメントしてみそ。
それだけ立派な見識があるなら、東北山岳ガイド協会所属の大滝勝が教えを乞いに伺いたいです。
というか、そんなご立派な見識をネットの掲示板にシコシコ書いてるくらいなら、その見識を世間に広める義務があるんじゃないんですか?何かと北米びいきな山スキーの達人さん?

それよりも、だ。
英語圏のニュースサイトを検索すると、
 血痕も生々しい救出中の画像がメディアに掲載されているのだが、これはどういうことだ?
(あえてURLは載せません。)
この画像のソースは、救出にあたったというオーストラリアのレスキュー隊以外に考えられないのだが。
こういう画像を流すのは、レスキュー隊員にしては軽々しい行為だと思うんだが。
黄色いサルやJAPなら生々しい画像でもOKってが?
海外メディアの今回の画像取り扱いに、かなり不愉快です。

※2/27文面を一部削除しました。

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韓国のオム・ホンギル、ローツェ・シャール目指す

韓国の8000m14峰全座登頂者、オム・ホンギル氏がローツェ・シャールを目指すようです。

登山家オムホングギルさん、ローツェシャールに四度目の挑戦 by 毎経ネット2/26
以下記事引用開始
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登山家オム・ホンギル(47歳・トレックスタ勤務)さんがヒマラヤのローツェ・シャール(8千400m)にまた挑戦する。
オムホンギル隊長が率いる「2007ローツェシャール南壁・ローツェ南壁遠征隊」17人は来月 8日から出国して 3ヶ月の雄途に上がる。
25日頃、ローツェシャール南壁 5千100m地点にベースキャンプを設置、 5月初まで 8千200mにキャンプ5を構築した後、20余日間で3回の頂上攻撃を試みる予定だ。
ローツェシャールは「ヒマラヤ男」 オムホンギルさんにとって痛恨の山だ。
オムさんは 2001年ローツェシャールに登り天候悪化で 7千600mであきらめた。2003年には 8千250mで雪崩にあって隊員 2人を失い、涙をのんで撤収した。
去年 5月にも頂上までわずか300mまで迫り雪崩の危険で引き返さなければならなかった。
巨大な岩壁が 3千余mもつながっていて難コースで知られるローツェシャールは今年がもう四度目。彼は 2000年にヒマラヤ 8千m峰14座を登頂した後、国際的には独立峰と認められていなかったヤルンカン(8千505m)とローツェシャールまで全て登るという大きい目標を立てた。
このために 2004年 5月、ヤルングカン頂上に立ったオムさんは最後の残ったローツェシャール登頂をあきらめにくい。今度の遠征ではローツェシャール登頂に成功した後、直ちにヒマラヤで最高難易度を誇るローツェ南壁(8千516m) 挑戦に出るという点で意味深い。
エベレスト(8千848m)から南 3㎞ に位置するローツェ南壁は80度にのぼる傾斜、落石、強風などで難攻不落の巨壁として知られる。
去年 12月李忠直(40)隊長率いる遠征隊が天候悪化などで 8千200m 地点で撤収するなど、韓国山岳人たちが三回挑戦したが登頂には失敗した。
オムホンギルさんは「「韓国エベレスト登頂 30周年」を迎え、昨年と違うルートを決めてローツェ南壁を登ることにした。既存の登頂重視ではない、登山過程を重視する考えだ。易しくないが最善をつくす。」と語る。

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以上引用おわり

「8000m峰14座」とはいうものの、14座の他にヤルンカン、ローツェシャールなどの衛星峰があります。
14座制覇した方はアメリカのエド・ビスチャーズのように「引退」する方が多いように見受けられますが、8000m峰を「ことごとく」登頂しようという方はこのオム・ホンギル氏くらいではないでしょうか。
同じ韓国の14座登頂者、パク・ヨンソク氏が北極・南極・ベーリング海峡横断など「水平」の冒険に足を踏み入れているのに対してオム氏のひたすらに8000m峰を追求する姿勢もまた天晴れではないかと思います。

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炭焼研修

日本広しといえど、スティーブ・ハウスの講演聞いた翌週に炭焼作業にいそしむ人間は私くらいのもんではなかろうか?(意味のない想像)

私が所属するNPO法人エコプロから炭焼作業のお声がかかり、参加を決める。
ブナ林ガイドコースで原生林・二次林の解説で炭焼きに触れる場所がある。
炭焼き小屋は何度も身近に見ているが、実際に作業に加わったことはない。
また、かつて「山と渓谷」がまだ登山者のための雑誌であった頃に朝日・飯豊連峰特集があったが、その民俗に関するレポートが秀逸だった。
炭焼きの煤で真っ黒な顔の男のポートレートが強烈に印象に残っている。
かように、朝日連峰を語る上でも炭焼体験は積んでおこうと思った次第。
炭焼きのイロハも知らないので、事前に遠藤ケイ氏の著作で知識は仕入れておく。

そして日曜日、西川町吉川地区炭焼保存会の作業に従事させてもらう。
Su1炭焼小屋全景

Su2小屋内部 左側には沢水が導水され、洗い場になっている。炭焼きで使う道具の冷却場にもなる。右中央に真っ赤に見えるのが炭焼き窯。21世紀の炭焼き小屋には電子レンジも完備(笑)

Su3今日の作業は、既に火入れされた炭(白炭)の取り出し。赤く光る炭を窯からかきだす。窯の中は約1000度。かきだす作業はひたすら「熱い」!!

かきだした炭に、土と炭の混じったものをスコップでふりかけ「あら熱」を取る。激しく白い蒸気が舞う。
炭のかきだし→スコップでふりかけの作業の繰り返し。
その背後で、

Su4炭の選定作業も始まる。白炭を全てかきだした後に入れる薪割も始まる。複数の作業が同時進行し始め、遠藤ケイ氏言うところの「灼熱地獄」のような慌ただしさになる。

白炭を全て取り出した後、窯の温度が下がったのを見計らって次に炭にする薪を入れる。
1m長のミズナラを割ったものを窯に入れる。
窯の中はまだ数百度の温度。
当然、中に入れないので、さすまたを小型にしたような用具で器用に薪を立てていく。
この作業もやらせてもらったが、窯の中にぎっしり詰めにするため薪をなるべく垂直にたてるのが難しい。5本ほどたてたところでへとへとになる。

Su7窯の中に薪を詰め、しばらく燃やして火入れした後、蓋をして粘土で密封。窯に用いられている石は大谷石とのこと。

Su5ひたすら楽しみにしていたお昼(笑)
はっとう(蕎麦粉を練ってお湯に入れ、団子状に茹でたもの)です。

Su6ご馳走になった「はっとう」。納豆やクルミだれ、めんつゆでいただきます。そば湯も濃厚で美味しいです。
白炭を冷却するときに一緒に焼いたジャガイモの旨さも実感。皮ごとかぶりつく。
遠赤外線効果って、ほんとにあるんだね。
濃密な人間関係の中、薪の燃える臭いの中でいただく食事。
年長者を敬い、年少者は洗い物などテキパキ動く炭焼き保存会の皆さん。
山の生活というものを、あらためて考えさせられます。

Su8炭焼き窯の背後、木酢液の採取状況。試しになめてみるとやはり酸っぱかった。

Su9木酢液採取時に取れるタール。私のガイドネタですが、「正露丸」の原料はブナのタールなんです。

炭焼きに用いる木材は、樹齢20年くらいの若い木の方が身が詰まっていて良いらしい。
近年は里山に人の手が入らなくなり、樹齢の老いた木がほとんど。
樹齢の老いた木、すなわち太い木は炭にしてもスカスカな炭になる。
里山という、人と自然の共存形態を実感する。
何より、炭焼きという作業の重労働なこと。
今は重機や油圧の薪割機、チェンソーがある。エネルギー革命以前、石油が大量消費される以前の時代、家族総出で炭焼きしていたという時代はどうだったのだろう。
その過酷な仕事・生活を想像するに、かつて山に生きた人々に、超人的なヒマラヤ登山とはまた異なった「尊敬の念を越えるもの」を抱かざるを得なかった。

炭焼き作業体験に際しましては、山形県西川町吉川地区炭焼保存会の皆様に深く感謝申し上げます。
NPO法人エコプロの炭焼作業レポートはこちら

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或るポーターの夢

浅学ながら、この記事を読むまでキリマンジャロのポーターといえば男性の仕事だとばかり思っていました。

From Kilimanjaro porter to tailor, Esther dreams on by India enews 2/23
(ポーターから仕立屋へ、エステルの夢)
以下記事引用開始
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エステルは、もう何度キリマンジャロ山を登ったかわかりません。『何回も』と、彼女は言います。30才のタンザニア人は、アフリカ最高峰のポーターとして働いている、数少ない女性の1人です。
毎年、およそ20,000人の登山者が5,895メートルの頂上を征服しようとします。それはロープとアイゼンなしで可能です。頂上に立つ人々は、山の上に食物、テント、場合によっては移動トイレさえ運ぶポーターを雇っています。
『私は、この仕事に就いてうれしいです』と、エステルは言います。彼女は7年間ポーターとして働いていました。『タンザニアでは仕事を見つけるのは難しいんです。』
エステルは、2人の娘(8歳と13歳)の世話をしなければなりません。彼女の夫は、数年前亡くなりました。『私が山にいるときは、祖父母が子供の世話をします。』
エステルは約20kgの荷物を運びます。彼女自身のもの、寝袋とキャンプマットなどを彼女の頭と単純なバックパックで運び入れます。
(中略)
ポーターは5~6日の登山旅行に際しておよそ30ユーロ(39ドル)を稼ぎます。幸運ならばチップで同額を得ます。
(中略)
キリマンジャロ山で最も大きな危険は高山病です。誰もがかかる可能性があります。約20人の登山者が毎年キリマンジャロ山で死にます。ポーターは、高山病に免疫があるというわけではありません。エステルも含め彼らのほとんどはチャガ族に属します。ヒマラヤ山脈のシェルパ族とは異なり、彼らは特に高度に慣れていません。
(中略)
『私が英語をもっとよく話せれば、いつか山岳ガイドとして働くことができるかもしれません。しかし、それよりも仕立屋として独立したいんです。それならいつも子供たちのそばにいられますからね。』
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以上引用おわり

シェルパを取材した記事は時折見かけますが、キリマンジャロのポーターを取材した記事は珍しいと思います。
入山料等で、世界で一番「高い」山と揶揄されるキリマンジャロ。
経験者の方々からお話を聞く機会がありましたが、快適な山行の陰にはこういった人々の存在があるんだなあ・・・と改めて思います。

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幸福なブータン、その現実

以前にも当ブログに書きましたが、「ブータン」「幸福」の二つのキーワードで検索すると、膨大な記事が検出されます。
そして今現在、~取り上げているメディアはわずかですが~ こんな事態になっているようです。

Nepal: Clashes between refugees and locals leave one refugee dead, eight wounded by ReliefWeb(スイス)2/24
(難民と地域住民が衝突、難民1名死亡、8人負傷)

Bhutanese refugee killed, six hurt in scuffle, curfew imposed by PeaceJournalism.com2/23
(ブータン難民殺害さる、6名負傷、夜間外出禁止令出される)

前者のスイスからの報道によれば、

 約106,000人のブータン難民が、1990年代初期から東部ネパールの7つのキャンプに住んでいます。この16年にわたって何ら状況の解決がなされず、欲求不満は難民の間に高まっていました。相当数にのぼる米国への移住申し込みが昨年になされましたが、まだ解決の見通しはありません。

とのこと。
同報道によれば、難民と地域住民の対立の原因は、近くの森における 薪 の 取 り 合 い だそうです。
こういう難民を排出する国を褒め称える鬼畜新聞社もあるようですが、眠気を誘う暖冬とはいえ、「ブータンが幸福な国」とかウェブサイトでうたっている方々はそろそろ目を覚ましたほうがよろしいのではないでしょうか?

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日韓の岳人がトランスヒマラヤ踏査へ

まだ日本語メディアには知られてないようですが、日韓混成パーティーのトランスヒマラヤ踏査隊が出発予定です。

ヒマラヤ「空白地帯」 トランスヒマラヤ探査出発 by 中央日報2/22
以下記事引用
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1977年世界最高峰エベレスト峰(8848m) 頂上にコ・サンドン氏が初めて太極旗を立ててから30年。
後輩にあたるイム・ソングムック(37・月刊 'クライマー' 編集記者)氏が 23日、ヒマラヤの「空白地帯」と呼ばれるチベット東部「トランスヒマラヤ」探査に出発する。山岳専門写真記者シン・ズンシック(47・月刊 '人と山')氏、日本のカメラマン兼中国語通訳を引き受けたスズキヒロコ(鈴木博子・34)さんと共に行う65日間の大遠征だ。

「世界の屋根と呼ばれるチベット高原は、韓国人には未知の地です。特にエベレストが属するネパールヒマラヤの東、ニンチンタングラ(7162m) 山脈とカングリガムポ山群などは人間の挑戦精神を待つ所です。この空白地帯を埋めるのが今度の遠征の目標です。」

イムさんは今度の探査のために 2000年から去年まで総 8回、パキスタンに飛んで近隣地域の踏査を行った。3年前からは地形分析を行う一方、チベットに遠征許可手続きを踏むなど本格的に準備して来た。

これら探査隊は昔の首都である成都から遠征を始める。青海省のタングラ山群の氷河、チベットのニンチンタングラ山脈~カングリガムポ山群、そしてヒマラヤの東端ナムチェバルワ(7782m)、雲南省のマルカム山群などを経る旅程だ。汽車・バス・徒歩などを動員して行軍する距離は 1万5000km。万年雪と氷河・峡谷・高山病の危険が彼らを待っている。異邦人に毒入り酒を与える悪習があるという原始部族と出くわすかも知れない。

「地形・地理・気候だけではなく風習・生活ぶりまで一緒に探査する計画です。今までイギリス・アメリカ・日本だけが訪れた場所だから、この地域に関して韓国も先頭に立つことができるでしょう。」

イムさんは高校の時に山の魅力にひかれ、今まで中国スーグーニャン(6250m)、ヒマラヤ・レディ−スフィンガー(6030m) などを遠征してきた。
イムさんに今度の遠征が特別であるもう一つの理由は、「ハネムーン」であるという点。鈴木さんとは 2004年に四川省で出会い3年余り遠距離恋愛の結果、年内に結婚することを約束した仲だ。

「山に登ることは苦痛であると同時に喜びです。極限を勝ち抜けた者だけが感じる平穏さが山にあるような気がします。」
イムさんは今度の遠征記録をウェブサイト(http://exploration2007.joins.com)に実況連載する予定だ。人跡未踏の雪原の自然風景を、シンさんの力強い写真とともに見ることができる。

◇トランスヒマラヤ=ヒマラヤ東端ナムチェバルワとニンチンタングラ山脈、カンググリガムポ山群一帯。イギリスの探検家キングドン・ウォードが 1920年代初探査した後 ‘東のヒマラヤ’と呼んでいるが専門家たちは ‘ヒマラヤが終わった山脈’と言う点で ‘トランスヒマラヤ’が正しいと考えている。

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以上引用おわり
踏査隊のウェブサイトはこちらです。
Htm_2007022315315530003010001踏査隊サイト表紙・・・凄い岩壁だけど、どこの山だろう?

ちなみに隊に参加する鈴木博子さんとは、こういう方↓
Mem_suzuki(踏査隊隊員紹介サイトより)
名古屋在住の32歳で名古屋生まれ。
探査経歴は
 早稲田大学 1997年シルクロード探査隊隊員
 2003年東部チベット探査
 2004年 6ヶ月間 崑崙山脈探査隊員
その他略歴
 早稲田大学日本文学専攻な
 早稲田大学大学院卒
2000年個人写真展開催(東京)
だ、そうです。

能海寛の時代であるまいし『毒入り酒を与える悪習があるという原始部族』と出くわすとは思えませんが、どうぞお気をつけて&お幸せに。

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不覚

朝、熱が出て体が重い。
貴重な公休を使い、今日は会社休み。
午前中医者に行き、あとはひたすら横になって回復を図る。

読んだ本。

『やまがたの山菜とキノコ』山形新聞社刊
神保町で500円でゲット。
ブナ林ガイドで調べモノをして痛感していたのが、山形に根付いた図鑑が少ないということ。
山形は大きく村山、庄内、置賜の三地方に分かれるが、それぞれキノコや山菜の呼び方も違う。
まして県や地方が異なればなおさらだ。
それはすなわち、全国版の植物・キノコ図鑑は時には役に立たないことを示す。
この本は昭和53年発刊で古く、カラー写真が少ないのが欠点といえば欠点だが、山菜王国山形にあって、貴重なまとまった図鑑なのだ。神保町で見つけたときに迷わず買った本。

『花と山 100人の100山』新ハイキング社刊
坂倉登喜子女史率いるエーデルワイスクラブの面々による花を主題とした山行集。
月山と朝日連峰が収録されていないのが不満ではある。
平ヶ岳の記録、中ノ岐林道から登頂しておきながら自然保護を憂う内容にもっと不満ではある。
中高年のおばさま登山者のニーズを掴むため読破。

『日本共産党101問』警備研究会著
労○幹部との喧嘩に備えて勉強しなくちゃね。
ちなみに警備研究会からは『極左暴力集団・右翼101問』という本もでています(笑)。

『基礎英文問題精講』旺文社刊
そろそろ英検4級を脱したいな・・・しかし英語構文なんてホント忘却の彼方だよ。
2ページ問題読んだところで熱が上がりそうなので本閉じて寝た。

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男は黙って

外務大臣会見記録(平成19年2月20日(火曜日)8時46分~於:院内大臣室前)より
以下引用開始
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六者会合
(問)六者会合ですが、日朝の作業部会についての調整はどのように進んでいるのでしょうか。

(外務大臣)調整は進んでいます。新聞記者に分からないように。

(問)平壌なり東京なりで開催する形になるのでしょうか。

(外務大臣)場所も知っているけれども言わない。

(問)人選については。

(外務大臣)人選についてもほぼ決まっているけど言わない。

(問)時期については。

(外務大臣)時期もほとんど分かっているけど言わない。

(問)開催に向けてはかなり詰まっているということですか。

(外務大臣)動いています。

(問)北朝鮮側が誠意のある対応をしているということですか。

(外務大臣)どの程度のものを誠意というのかよく分からないので定義が難しい。北朝鮮の話はなかなか話の作り方が難しい。だから言わない。
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以上引用おわり

Fbeer1太郎ちゃん Good job!!!!

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クルミ

晴天でえらく冷え込む朝。
寒いかわり、月山とともに朝日連峰のパノラマが通勤途上から見えるのが楽しみな朝。

職場のお茶置きに、

Kurumi
突然クルミの山盛り皿が。しかもかなりでかい奴。
総務のお土産らしい。ありがたくいただく。
甘くて美味しい。

山菜料理に出てくる摺ったクルミ、私は苦手だ。
そのまま食べるのが一番、と思う。
ネットで検索すると、クルミに含まれる豊富な脂肪を賞賛した記事が多い。
私が思うに、遙か昔、縄文の人々にとっては、手間かけて採取するにふさわしい「甘み」だったのではないか・・・と思っている。

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都合良く利用される「冒険家の生き方」

どうしてもこのニュースには違和感を覚えざるを得ない。

企業の研修受け入れへ 植村直己冒険館 by 神戸新聞2/20

兵庫県日高町にある植村直己記念館が企業研修受け入れ、スポーツメーカーのミズノが研修先として予定している・・・という内容のニュースである。
故・植村直己氏のひたむきさや「自分を見つめ直してもらう」のが主旨のようだが。

生前の植村直己は(自由奔放という意味で)浮浪者に憧れていた
実際に、雑誌の企画のため浮浪者の格好で撮影された植村氏の写真を拝見したことがある。
何より、生前の植村直己は定職についていなかったことをコンプレックスとして感じていた。
また、エベレスト登山を巡っては大登山隊の人間関係に悩み、自身が冬季登山隊を率いることにも苦労していた。
植村氏の著書をよく読んだ方にはおわかりであろう。
すなわち植村直己という人間は、企業社会とは対極にあるタイプの人間なのである。
(この点、軍人として戦車長の経験があり、エベレスト南西壁隊長を務め、現在は経営セミナーの講師であるイギリスのクリス・ボニントンとは対照的である)
そもそも、ひたむきさや自分探しで仕事がうまくいくと考える方は青年向け漫画の読み過ぎでないか?
植村直己が企業研修の題材に利用される。
私には違和感がぬぐえないし、電通の広告戦略に悩まされた植村氏は死後も資本社会に利用し尽くされるのか。そんな感想を抱く。

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K6山群、開放か?

パキスタンから気になるニュース。
前述のスティーブ・ハウス氏も絡んでいます。
パキスタンのチョゴリザ南方に、K6,K7といった素晴らしい山々が連なっています。
2007年の「Visit Pakistan Year」に乗じて、これらの山群にも注目が集まるようです。

Pakistan to Open K-6 mountain for Climbing  by PakistanTimes 2/17
以下記事引用開始
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K6峰、登山解放へ

イスラマバード発 K6峰は今年登山のために解放されます。他の山もすぐに登山されることが見込まれます。
パキスタンは2007年の「パキスタンVISIT YEAR」を祝い、観光省担当大臣は外国人に全ての可能な施設を提供することに決めました。
これは、K6登山許可をすでに申し込んでいたチームに素晴らしい知らせです。K6はチャラクサ谷にある7,282メートルの山です。
頂上を目指すのは2005年のPiolet d'Or受賞者スティーヴ・ハウス氏です。4人の他のクライマーと昨年K6の登山許可を申し込みました。
今年、ハウスは再び申請し、現在、2人の他のパートナーと共に、K6登山を計画しているようです。遠征隊メンバーのうちの1人は、おそらくスロベニアのマルコ・プレゼリと思われます。プレゼリは今年ゴールデン・アイスアックス賞を与えられました。
カナダのマキシム・タジオンは、K6北面を狙っています。もう一人のパートナー、ヤン・モグレインと共に、マッグススタンプアワードの補助金を得ました。
チャラクサ谷はカラコルム(パキスタン)のフーシェ地域にあります。チャラクサは有名なバルトロ氷河谷の東に位置し、平行する隣の谷です。
K6はオーストリア隊によって1970年に初登頂されました。

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以上引用おわり

一昨日のスティーブ・ハウス氏の講演でも、次に狙う目標としてK6の北面を示していました。
当方にとって気になるのは『other mountains will also be allowed for climbing soon』のくだり。
ここにとある未踏峰があり、昨年は某外国隊が申請したものの、申請そのものが受理されなかったので未踏で終わってますが、今年の「おいでませパキスタンいらっしゃい年」で大々的に解放される予感。
嗚呼、未踏峰 某峰の運命やいかに。

K6雪のK6山群

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スティーブ・ハウス講演会

今やネットで情報を得るという方が多いですが、
「経験者から直接話を聞け」とは、ヒマラヤ登山の準備活動で教えられた言葉。

日本山岳協会主催の海外登山研究会の一環として催された、スティーブ・ハウス氏の講演会に出席。

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氏のナンガパルバット・ルパール壁アルパインスタイル完登という驚異的な記録を中心に、講演が進められた。
以下、概要
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子連れ(前夫の子供)の彼女と暮らしている。
自宅はスミスロックから1kmほどのところ。
クライミング仲間のコミュニティがあり恵まれた環境にある。

ナンガパルバットアタック時のザック重量は16kg。徹底して装備を省いた。
ビバーク時は十分に食べ休むこと(講演を通じてこれは特に強調していた)、ビバークで十分に眠れなければ、計画はそこでおわりだと思っていた。

頂上付近で五週間前にルパール壁を登った韓国隊の足跡を発見したときは、数日ぶりに人間の痕跡に出会えて感激した。

(パタゴニア社カタログの表紙にもなっている、頂上に跪いている写真を示して)私が山を征服(Conquer)するというよりも、山に私がConquerされたという心境。

頂上にたどり着いたことではなく、頂上から無事にビバーク地に安全に戻ってきたとき誇りに思った。

ルパール壁をアルパインスタイルで登った後は大きな「空白感」を覚えた。
よりよいクライミングを追い求めれば、いつか死んでしまう。その罠に陥らないようにと考えている。自分のアルビニズムを見直すことが重要と考えている。

アルパインスタイルは失敗の確率、頂上を踏めない確率が高いが、失敗から学ぶことも多い。

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Steve House氏近影
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以下、参加者との質疑応答
(Q)スロベニアとアメリカでのクライミングの違いというものがあれば教えて下さい。(ハウスはスロベニア留学中にアルパインクライミングを学んだ)
(A)特に両国のアルビニズムに違いは無い。

(Q)ソロや2~3人で登る時の気持ちの切り替えなどはどうしているのか?
(A)ソロかパーティーで登るかは方法論の一部にすぎない。K7峰はタクティクス上の問題でソロで登った。ナンガパルバットは大きく、二人で登るのが合理的だと判断した。

(Q)ロープスケールはどのようにしていますか?アルパインでは「落ちない」クライミングが重要ですがどのようにお考えですか?
(A)ナンガでは8mm×50m、5.5mm×55mの二本のロープを用いた。ただしナンガでは半分以上はノーロープで登っている。「落ちない」クライミングについては、自分の限界の範囲内で行動することが重要と考えている。

(Q)アルパインスタイルにおいて、フリークライミングの重要性についてどのように考えていますか?
(A)ナンガパルバットは全てフリーで登った。エイドは用いていない。(筆者注・質疑応答にニュアンスの誤差があるようだ)遠征スタイル、アルパインスタイル、どちらが良くてどちらが悪いとかは意識していない。ただ、残置物が多いスタイルは問題だと思う。

(Q)ナンガパルバットでの水分補給の仕方、ガスボンベ数、食料選定について教えて下さい。
(A)水分は二人で4リットル/日を行動中持っていた。朝晩は一人一リットルは摂取する。ガスボンベ数は正確に覚えていないがたぶん8本。最初の二日は壁の中に流水があった。生き延びるために、食料よりガスボンベを多く持っていくことを心がけている。講演で食料を科学的に選んだと言ったが、特にカロリー計算はしていない。登山中はとにかく食べることに精力を注いだ。

(Q)高度障害はどのようだったか?
(A)少しむくんだ程度で、特に障害は感じていない。4週間以上かけて7000m以上まで登り高度順応していた。登山中もきっちり休めたのがポイントだと思っている。

(Q)ナンガ遠征後の「空白感」はどのように克服したのか?
(A)遠征後は一年間きっちり休もうと思った。特に克服するような努力はしていない。(ナンガ遠征後の)キンヤンキッシュ遠征で敗退し下山後、(クライミングに対する)モチベーションが上がった。

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アルパインスタイルでのビバークといえばオープンビバークのような過酷なモノをイメージしていたのですが、とにかく講演中に強調していたのは「しっかり食べ、きっちり休む」ということ。
天候にも恵まれ、綿密なプランニングと絶妙なバランスの上にルパール壁のアルパインスタイル完登が成り立っているということを感じた。ルパール壁のクライミングという驚異的な記録でありながら、メスナーのような神秘主義臭は全くなく、ハウス氏の人間臭さがよく伝わっていました。

すばらしい講演会を催した日本山岳協会関係者の皆様およびスティーブ・ハウス氏に深謝する次第であります。

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ベーグル

今日の昼食は、

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神保町の街並を眺めながら、BAGEL & BAGELでサーモンとクリームチーズのベーグルを食す。
山岳部OBや勤務先では、私といえばすぐ「インド料理」「タイ料理」という誤ったイメージが定着しているのですが、私はベーグルが好きだっ!
アメリカ滞在中もオニオンベーグルの徳用袋を買って毎日食べてました。

しかし入ってくる客、私以外は

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Hokusai11じ ょ せ い ばかり。

Osubancd1東京のオトコはベーグル喰わんのか!

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所用のため犯罪都市東京に上京。

空き時間を利用して
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靖 国 神 社 参 拝 で す。

神社の陰にひっそりと、
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青空に、気の早い桜が咲いていました。
見とれていると、ゴミ捨てのおばさんから
「この桜は毎年特に早いんだけど、今年は特に早いわねえ」
と説明してくれました。

その後、鶴岡市議会議員草島進一氏に先んじて就遊館を見学。
左巻きの連中にはとかく「戦争賛美」といわれる就遊館ですが、膨大な数の遺品の展示をみて涙うるうるになりそうでした。
国のためと書きつつも、親や子、中には想う彼女を慕う遺書もあり、決して国や天皇のためだけに死んでいったのではないと考えさせられました。
就遊館が戦争賛美だという方はよほど洞察力のないクルクルパーですね。
ましてや見学もしたこと無いのに靖国参拝反対とおっしゃるおばさん連中は一度見学されてはいかがでしょうか。

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更新お休みのおしらせ

18日まで国内某所に

Simei03潜伏のため
更新お休みです。

八甲田のスキーガイド事故の件は身内でも激震が走っているようです。
いろんな方がコメントしているようですが、私としては「クライアントを死なせた」という現実の前に、クライアントの安全を守ることが最大の責務ということを改めて痛感しております。
掲示板やブログで日本の山岳ガイド制度を叩きたくてウズウズしている方もいらっしゃるようですが、どうぞご勝手に。

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あの人はいま ギド・マニョーヌお薦めの山岳文学

フランスの山岳専門サイトkairn.comにこれまた聞き覚えのあるお名前が。

Guidoギド・マニョーヌ 1917年生まれの90歳

Guido Magnone et la litterature de montagne(ギド・マニョーヌと山岳文学)と題して、
「山岳文学とは災難なものだ。アルピニズムとは個人に由来するもので正しく描くことなど不可能だ」と、語っているようです。(フランス語の機械翻訳はわかりづらいのよ~)
その中でも、マニョーヌ推奨の優れた山岳書としてボナッティの「グランドジョラス」とジョー・シンプソンの「死のクレバス」を挙げています。

ギド・マニョーヌといえば、日本国内ではドリュ西壁初登における埋め込みボルト初使用、フィッツロイ初登で知られているようです。手元の資料では、フィッツロイでは120mのフィックスを登るのに4時間かけてプルージック登攀だったとか。
奇抜なところではリュシアン・ベラルディニらとのエッフェル塔初登(笑)でしょうか。
kairn.comでも「アルピニズム黄金時代の一人」として紹介しています。
どうぞいつまでもお元気で。

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乾パン偉大なり

Kanpan

いやあ。
タイトルどおり、乾 パ ン 偉 大 な り ですよ。
当て逃げされて遭難したマグロ漁船の3人、乾パン6きれを分けて生還したという・・・
海難ボートの備蓄食って、乾パンなんですね。
海外登山でトクスイ社の「パンの缶詰」のお世話になった私としては、

乾パンよりも美味いもん装備してくれよ

と思うのですが、含水率が低くて保存性が高いという理由で、自衛隊や自治体の防災備蓄品など、乾パンはしぶとく需要があるらしい。
学生の頃、北ア縦走していて山小屋で買う胡麻入り乾パンは何よりのご馳走・おやつでした・・・(遠い目)
これだけ登山用品や防災用品が革命的に進化した現在、保存食も少し進化してほしいなー。

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ディラン峰の老人

「雪形」という現象があります。
山の中腹に、残雪が何らかの造形を描くというものです。
北アの白馬、五龍の武田菱、爺ヶ岳の種まき爺さんなんてのが有名どころでしょうか。
洋の東西問わず、山腹の雪と岩の造形に何かしらを感じるのは同様のようです。
パキスタンの山奥、ディラン峰にも「雪形」を見つけた方がおりました。

The Old Man of Diran Peak by OhmynewsInternational 2/5

パキスタンの市民記者、アクマル・カーンとビラルアシュラフ、地元ガイドが今回たまたま見つけたとのことで、昔からの言い伝えというわけではないようですが・・・う~む、これって顔?かな?
でもパキスタン人も雪形を山に見出すのだなあ、と思うのでした。

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成金国家・中国サマの登山教育の将来

中華人民共和国のお役人がすんごい大金かけて「登山訓練基地」を整備中です。

今年青海省将建玉珠峰国家登山訓練基地 by 中国戸外資料網2/10
以下記事引用開始
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 中国登山協会、省体育局とゴルムド(格爾木)市政府は協議研究の結果、今年から「中国青海玉珠峰国家登山訓練基地」建設を決定した。青海省の登山を推進・展開して、地域の観光業など関連産業の発展を目指す。
 (省略)基地建設は三期に分けて実施される。国家、青海省と地方が建設に投資する。第一期建設は2007年、ゴルムド市政府は200万元、省体育局が100万元を投資する。第2期建設は2008年、ゴルムド市政府が100万元、省体育局が200万元を投資する。第3期建設はプロジェクトを設立予定である。
 玉珠峰は我が国の初級登山トレーニングを展開するに最も優れた山の1つで、国家体育総局の登山管理センターは、体育局とゴルムド市政府、省と共に努力して、青海省登山のブランドイメージを確立する。
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以上引用おわり

玉珠峰、アプローチにチベット侵略鉄道が使えるので便利になりましたね。
この記事から察するに、「登山訓練基地」とやらの建設費用、第一期と第二期合わせて600万元。
日本円にして07年2月のレートで1元=15.7円ですから600万元→約9400万円。
ちなみに日本の文部科学省の平成17年の登山研修所施設整備費が5729万円。中国の半分ですな。
金額だけでも、中国がいかに登山教育に力をいれているかわかります。

んが、しかし。
国家が銭かけりゃ、優れた登山が実現できるもんでしょうか?
優れた登山というならば、中国周辺のもっと貧しいカザフや経済的に恵まれないロシアのクライマーの方がよほど国際的にもトップをゆく業績を納めています。
国家がスポーツとして厚く登山をフォローしている国にフランスがあります。
現在、フランスのENSA(フランス国立・登山スキ-学校)では中国人学生が修行に励んでいますが、中国が大金はたいて建設中の「国家登山訓練基地」。個人主義の極みにあるフランスに対して、共産党独裁国家の中国が主導する登山はどのようなものになるのか。
共産党独裁国家が主導して一般市民の登山者を養成すること自体は、世界の登山史をふりかえればソ連崩壊以前の東欧各国などは厳しいライセンス制・段階制度でハイカーからヒマラヤニストまで各種登山者を養成してきました。
はたして中国の場合はどうなるのか。壮大な実験になりそうです。

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暖冬のブナ林

来月の下見も兼ねて月山に入る。
風は弱いが激しい降雪で視界不良。

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例年なら屋根まで埋まっている月山ビジターセンターも、二階が顔を出している。
備え付けの雪尺では、積雪はわずか3mだった。

冬の月山に入る度、あるガイドネタを求めている。
それは冬ごもりする生き物を見たい、というテーマだ。
生き物を拒絶するような雪山で、生命の証のようなものを確認したかったのだ。
ときおり樹皮をめくってみたり、

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木霊でも棲んでいそうな穴を覗いてみる。
私の観察眼が悪いのか、特に何も見あたらない。

ブナ林に入ってしばらくして、目前をウサギが走り過ぎていった。
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久々に目撃する動物の姿に、しばし見とれる。

マスコミは決まって冬山を「銀世界」と呼称するが、現実の冬山はモノクロームの世界である。

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そんな冬のブナ林で、ヤドリギが好きだ。
青々としたヤドリギに実った実の鮮やかな黄色が、モノクロームの景色に映える。

昼食前、雪洞掘りの自主トレ。
某国際山岳ガイド氏の言葉では、一人用雪洞を掘るタイムリミットは10分。
誰もいないブナ林で、ぜーぜー言いながらスコップをふるう。
ムジナ型雪洞の完成に12分。
余計な2分は、要領の悪さか、トシによる体力不足か。

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風が吹き始めたが、雪洞の中の静寂を味わいながら行動食をとる。

雪洞造りは場所の選定と雪質に大きく左右される。
今回は表層に3~40センチほど粉雪が積もっていたが、暖冬を反映して直下は堅い締まり雪とザラメ雪、ブロックにして掘りやすかった。例年の腰までくるようなパウダーなら、もっと雪洞造りに難儀していたろう。
昨秋、不幸にして遭難されたガイド氏が「過去の雪洞造りで苦手そうだった」という伝聞が一人歩きして、遭難を扱うブログはじめネット各所で叩かれていた。
正直、何様のつもりだ、という気がする。
頭の中ではさぞ雪洞造りが上手いであろう匿名の各氏と違い、私は不器用なので地道に修練を積むしかない。

行動食を食べ終えた。
スノーシューのツアーコース直近なので、念のため雪洞を埋めておく。
せっかく作った雪洞を埋めるのは、気に入らない作品を叩き壊す陶芸家のような心境だった。

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2007年マッグス・スタンプ賞決まる

久々にClimbing誌のサイトなど拝見したところ、2007年マッグス・スタンプ賞が決定したようです。

Winners of 2007 Mugs Stump Award by Climbing 2/5  

これはクレバスで不慮の死を遂げた優秀なアルパインクライマー、マッグス・スタンプを記念して"fast, light and clean"な優れたクライミングに送られる賞です。
2007年の受賞は

・Colin HaleyとJed Brownによるウルタル・サール7388mヒドンピラー初登
・Maxime Turgeon と Louis-Philippe Menard によるK6峰7281m北壁初登
・Josh Wharton と Bean Bowers によるラトック1峰7145m北稜初登
・Cory Richards と Ammon Walsh によるペルーアンデス Huantsan 6,369m南壁初登
・Freddie Wilkinson、Kevin Mahoney と Ben Gilmoreによるアラスカ・フィン峰4000m南壁初登

以上の5パーティーに送られました。
詳細は本家サイトMugs Stump Climbing Awardにて。

このマッグススタンプ賞、ピオレドオールに劣らぬ充実したラインナップ、世界のクライミングを語る上で無視しがたい賞だと思うのですが。
はっきりいって内紛状態のピオレドオールよりマッグススタンプ賞に注目したいのであります。
で関係ないけど、以前にガイド研修で一緒になった龍凰登高会の浦山博さんが

Mugs
↑このイラスト付きの格好いいTシャツ着用されてたのですが、どこから入手されたのかなあ・・・
恐れ多くて聞けなかった・・・
もしかしてアルパインクライマーしか着ていけないTシャツなのか?

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国王よりも、仏様よりも。

私は山岳ガイド証とともに、「お守り」として1980年発行の中国の10元札を携帯しています。
その10元札、

4r10r絵柄がロンプク氷河から臨むチョモランマ峰なんです。残念ながら現在の10元札は新紙幣になってしまいましたが。
さて、フランス発で興味深いニュース。
紙幣の絵柄で、チョモランマ南北両面が実現なるようです。

L'Everest détrône le roi sur les billets de banque népalais by Lexpress.fr2/9
以下引用開始
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ネパール財務省担当大臣の発表によれば、10ルピー紙幣の絵柄において国王は退位させられ、エベレスト峰に取り替えられるようです。
財務省はブッダよりも世界最高峰を選びました。
ロイター伝によれば、財務大臣サラン・マハットによれば「宗教関連団体からは紙幣の上で仏陀像は望まれなかったため、仏陀像よりもサガルマタ峰を選びました」。
(中略)マハットは政府の選択を断言しました
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以上引用おわり

ネパールから発行される紙幣であるからには、当然サガルマタ(チョモランマ)の南面の風景が紙幣のデザインになると予想されます。
ああっ!おじさんはこの紙幣も記念に欲しいぞ!

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スコットランドのシェルパ族

ネパール人、とくにシェルパ族というと純朴・素朴というイメージを持ったヒトがいるようですが、私は「したたかな人たち」と認識しています。そもそも交易で身を立てていた民族ですからね。

I’m Glasgow’s sherpa... now join me on Everest  by Glasgow Evening Times2/7
(私はグラスゴーのシェルパ族)

以下記事引用
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グラスゴーのシェルパは、エベレストBCトレッキングに際して登山者を引率しています。
ジャンブー・シェルパは彼の妻、ジル・クリスティと6才の娘エリーと、グラスゴーのウエストエンドで生活しています。
東ネパール出身のジャンブーは9年間グラスゴーに住んでいましたが、トレッキング旅行のために毎年、彼の祖国に戻ります。
Munro baggers (全ての3000フィートのスコットランドの山に登頂した登山者)、ジャンブーはカトマンズ行きの飛行機に乗る前に、彼等をスコットランドのヒルウォーキングに連れていきます。
「私が旅行の前にすることは、彼らをMunrosへ連れて行くことです。誰がより健康かよく観察することができます。合う人、合わない人、パーティーを二つに分割する必要があれば、出発前にそうすることができます。」
(中略)
12才で彼は登山のポーターをつとめ、19歳には独立したガイドになりました。
ネパールで妻に出会い、98年にスコットランドに移住する前に、20ものガイドエージェントに関わっていました。
「ネパールは私の祖国です。しかしスコットランドをより愛しています。」
ジャンブーは現在グラスゴーのソーキホール街に面したアウトドアショップの販売アシスタントとして、彼の登山知識を生かしています。
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以上記事引用おわり

アメリカのユタ州に住まいを移したアパシェルパといい、ワールドワイドに活躍してますね。
上記記事リンク先には、娘と笑顔でツーショットのジャンブーシェルパが写っています。
豊かな国飽食の国といわれる日本で「登山で飯は喰えない」と言われる一方、世界最貧国ネパールのシェルパ族が登山を生かして海外で生活しているという姿はなんとも痛快です。

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私はコレで助かりました やまびこ編

日本の昔話で「岩茸採りの話」というのがあります。
昔昔、うっかり油断して岩場から脱出できなくなった岩茸採りの若者。
救いを求めようと懸命に叫ぶのですが、叫び声が山々に反響し、麓に届くのは化け物のような声で村人はすっかり怯えてしまい、誰も山に近づこうとしなかった。
ついに力尽きた岩茸採りの若者は、最後に岩場から自ら身を投げた・・・
という悲しいお話でした。(まんが日本むかしばなしで視た)

チェコスロバキアのこのヒトは幸い、化け物に間違えられなかったようです。

窮地の登山者、「やまびこ」に助けられる by PragueDaily2/7
以下引用開始
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東ボヘミア当局は、救助を求める声の反響で40才のチェコの登山者が救出されたと明らかにしました。
登山者は登山道から深い割れ目にすべり込みました。彼の足は岩の隙間に引っかかり、さかさまに深さ50メートルの深い穴に挟まりました。
救助を求める登山者の叫びは、対岸の山壁に反響しました。村の女性が声を聞いて、非常事態を救出ホットラインに告げました。女性は、叫び声がどこから聞こえるか救助隊におよその方向を教えました。男性は数時間、深い穴に頭を下にして挟まっていましたところを救助隊に発見されました。
登山者は疲労と低体温、頭部に負傷しました。

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以上引用おわり
昔話と違って助かってよかったですねえ。
遭難時の叫び声といえば、だいぶ以前の大雪山においてテープレコーダーに叫び声を録音していた、痛ましい遭難事故を思い起こすのですが、やはり叫んでみるもんですね。

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韓国登山事情にみる「入山料」の可能性

日本の自然保護において、山岳地域保護の手段として話題になるのが「入山料の徴収」。
私は当ブログを始めた当初は入山料徴収に否定的でしたが、韓国の山で一般的に入山料が徴収されているのをみて「これもありかな」と思うようになりました。
しかしながら、大韓山岳連盟の掲示板をみていると、入山料徴収の是非には未だ議論が続いているようです。
それを象徴するようなニュース。

国立公園入場料廃止ひと月 ‥ 登山客 66% 急増 by 韓国経済新聞2/7
以下記事引用開始
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ソウルに住むイ・キョンナムさん(49)は、最近の週末は家族登山で北漢山国立公園を尋ね始めた。
去年までは 1600ウォンの入場料を徴収した北漢山国立公園が今年 1月1日から無料に転換されたからだ。
李さんは「入場料はそんなに高い方ではないが、庶民の立場からすれば少し負担だったことは事実」と言いながら、「国立公園らしく周辺の山山に比べて山が大きくて景観がすぐれた北漢山の出入りが自由になって、今後とも家族と一緒によく出かける予定」と語った。

国立公園探訪客数が「無料特需」に便乗して爆発的に増えている。国立公園管理公団によれば今年の 1月一ヶ月間で北漢山国立公園を尋ねた探訪客数は 50余万人。去年同期間の 30万4000人より 64% 増加した規模だ。

全国的にも増加傾向は明確だ。全国国立公園の 1月探訪客数は 151万5000人余りで去年同期 90万9000人余りに比べて 66% 増えた。国立公園管理公団道峰事務所の背恩号さんは「入場料が廃止され北漢山に殺到するようだ。1600ウォンは少ないお金ともいえるが無視することができない効果を出している」と語る。
訪問客増加によって周辺街の京畿道も人気が上昇。
登山用品店レッドペース道峰店の場合、売上げが去年 1月に比べて 179% 成長した。レッドペース専務は「北漢山国立公園店鋪の売上げ伸び率が、会社の全体売上げ伸び率 56%をずっと上回る。流動人口が増えた効果のようだ。」と語る。豆腐専門店であるパク・ノ−ユンさん(60)は「今年に入って売上げが 5~10% 増加している。売上げ高が急激に増えることはないが、景気不況が懸念される時期にこの位売上げ増加があり、かなりありがたい」と明らかにした。
このような売上げ増加は主に価格帯が低い商品に主として表れている。
エーデルワイス道峰山店のイ・ヒョテックさん(43)は「入場料に負担を感じている人々が多いから高価な製品の売上げには大きい変動がない。全体的に流動人口が増加したという側面では肯定的に見ている」
ブラックヤク広報課キム・ヨンマンさんは「ブラックヤク道峰店の売上げが去年に比べて 3% 成長した。高価な製品を主に使う専門的な登山者が増えたことではなく、大きくは売上げは伸びなかった」と説明する。
もちろん急激な訪問客数増加で副作用も表れている。入場料廃止を管理取締まり廃止と誤解して、ペットを同行するとかタバコを吸う訪問客も増えている。北漢山球技分所の李升平さん(63)は「タバコを吸うとかゴミを出すなどの不法行為をする人もたくさん増えた。管理取り締まりも重要だが、長期的に登山者の意識変化を呼び起こさなければならない」と語る。
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以上引用おわり

インスボンを擁する北漢山国立公園。
行った方はご存じと思いますが、「え~あれ以上登山者増えてどうすんの~」という感じです。
しかし登山用品店の売り上げ179パーセントアップというのは凄くないか?
これだけの入山者数激増、裏返せば、入山料徴収というのはそれだけ入山者の抑制効果があるということですね。
外国人の私としては北漢山国立公園がいつまでも美しいまま、登山者に愛される場所であってほしいのですが、韓国当局が入山料徴収をどのように継続していくのか、日本の自然保護を考える点でも注目に値すると思います。

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シーク教徒軍のアメリカ人

ここしばらくブログ更新を忘れ、大地と戯れる日々
世間一般では、 現 場 仕 事 というらしいが。

ネットのメディアを拝読していると、たまーに歴史に埋もれた人物の記事を見かけるわけでして。
シーク教徒(頭にターバンでおなじみですね)専門のメディアサイトにこんな人物が紹介されていました。

Scottish American Mercenary of Ranjit Singhs Army by SikhSangat.org1/21
(ランジット・シン軍のスコットランド系アメリカ人傭兵)

日中戦争前夜、いわゆる「大陸浪人」や信仰心厚い僧侶らがそれぞれの想いでチベット・ヒマラヤ奥地に潜入していったわけですが。
当然、日本人だけというわけではありません。

Usapgardnerpアレキサンダー・ガードナー近影

今回「傭兵」として紹介されているアレキサンダー・ガードナーは、アメリカ本国では南北戦争に前後して活躍した従軍カメラマンとして知られています。
1821年スコットランド出身、1856年春にアメリカ合衆国に移住。
彼の真骨頂はアメリカ移住前のアジア放浪にあります。
アフガニスタンのカブールで傭兵として血で血を洗う抗争を戦い抜き、後にインドで砲兵隊に加わります。
その時の写真が上記リンク記事に掲載されているターバン姿と推定されます。
これらの過酷な生涯の間、パミールやヒンズークシュ、西ヒマラヤを探検したとのこと。
同時期、ナンガパルバット周辺を探ろうとしていたヨーロッパの探検家が斬首刑に処せられたことからしても、当時の西アジア~西ヒマラヤは政情不安定な地。
厚い信仰心でチベットを目指し、帰らぬ人となった僧侶がいる一方、傭兵という人を殺める職業に就きながら、余生を静かに送り長寿を全うしたアレキサンダー・ガードナー。
人生の皮肉というべきか、それなりに生き延びる術を知っていたということか。

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マオイストの偉い人がネパールのセックスシンボルだってさ(棒読み)

Maoist chief Nepal's new sex symbol by Malaysia Sun2/7
以下、引用開始
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数年前までネパール最大のセックスシンボルといえばラジェッシュ・ハマル(筆者注・来日経験もあるネパールの人気俳優)でした。 しかし、10年来の暴動が収まり平和条約が結ばれた今、マオイストのリーダー・プラチャンダ議長がまさしく成り代わっています。
(中略)
ネパールで最もセクシーな男性のひとりとして婦人雑誌がプラチャンダ議長を指名したとき、人々のゲリラに対する認知は革命的に変化しました。
女性たちは、議長の口髭が非常にセクシーであることがわかったと雑誌にコメントさえしました。
プラチャンダ議長はこの現象に沈黙を守りました。
プラチャンダ議長が行い、発言し、着用するものさえ話題になります。
ネパールの週刊誌は、議長がロレックスの腕時計を着用と伝え、和平協定を契約するのにモンブランのペンを使用したとゴシップ記事にしています。
(中略)
ギャネンドラ国王が宗教の祭りで公式の場に姿を表した先月、見物人は王に関して新しいことを発見しました。
これまで髭を綺麗に剃っていた君主は、口髭を見せびらかしていました。
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以上、引用おわり

ギャネンドラ国王のオトコの身だしなみに影響を与えたプラチャンダ議長はこんな人です。↓
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う~む、やはりネパール女性はよくわからん。

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What it Means to be a Woman in Nepal ~ネパールで女性であるということ。~

ネパールからチベットをめざし、車でキャラバン中のこと。
茶店でとてもよく働く、小学生くらいの女の子がいた。
山岳部OBのTさんがぼそっと言う。
「もうあれで結婚適齢期なんだよなあ。」
当時21歳で初めての海外経験の私は、彼女の働く姿を見ながら
「ふうん」
と、うなずくしか無かった。

What it Means to be a Woman in Nepal by Americanchronicle.com1/17
1975年、国際婦人年。
同年、日本女子登山隊がエベレスト登頂成功。
サミッターの田部井女史は国際婦人年のヒロインとして時の人になったわけです。
それから約30年。
山麓のネパール社会における女性の地位は暗黒そのものだという記事です。
本文は長文なので、印象に残った箇所を以下引用。
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民主主義と西洋化は大部分のネパール女性に何ももたらしませんでした。5つの人種集団(バラモン、チェトリ、シェラス、タマン、ネワール人)に属するネパール人の社会心理的状況に関する調査から、52.3%は2部屋のアパートに住んでいます、そして、33%は人並みの財産を持っていません。結婚の平均年齢は15~19歳の間にあります。そして、22.8%は子どもを持っていません。夫の68.8%はアルコール中毒です、母の41.7%は鬱で苦しんでいます。見合い結婚は理想的でありえるのか・・・結婚の44.2%において問題があり、そして破綻します。

彼女が払わなければならない代価は巨大です。少数民族のネパールの女性は市場で彼ら自身が作った製品を売って、家族を養います。その他の場合、男は妻に所得を与えます。後者は収入を共有する感覚がありますが、何を買うべきか決めることとなると、決めるのは常に男です。女性の希望は無視されます。ネパールの男性は土地を支配し、全ての財政取引を決定します。女性は伝統的に貯蓄財政から遠ざけられているため、おとなしく夫に依存している傾向があります

彼らの友人、そして自身の狂信的愛国主義的なニーズのため、飲物と食物のため、ネパールの男は好きなように家族の貯金を使います。女性と子供たちは、衣類や学費といった基本的な出費なしで生活しなければなりません。大部分は読み書きができず、このように社会的に障害がある女性は、伝統的なヒンズー様式で考え、男に決定を任せます。
(以下略)
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なんかもう訳してて暗澹たる思いになる現実が綴られてます。
(記事はネパール社会における女性の低い地位を述べた後、悲惨な出産状況や結婚問題を綴っている)
男女同権という旗印のもとに、マオイストは上手く人民の間に根をおろしたようです。
というか、あれだけ血を流しておいて、古い慣習に囚われた人々の解放が実現されないとすれば、それこそ共産主義の糞共と呼ぶにふさわしいのですが。

日本の中高年トレッカーには人気の国ネパールですが、豊かな日本では想像を絶する暗黒が男女間に存在する、それがネパール社会。
だからこそ、ネパール人女性でエベレスト登頂というのは社会的にも素晴らしい業績として一線を画すべきだと思うのです。

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柳沢厚労大臣の失言で図に乗るバカ女

昨年末になるだろうか、日本野外教育学会サイトの掲示板に喧嘩を売ろうか迷っていた時期があった。
事の発端は、日本野外教育学会のニュースレターに掲載されていた、「日本野外教育学会第九大会基調講演 多様性について考える」の一文である。
講演者は東京工業大学大学院生命理工学研究科教授の本川達雄氏。
その講演内容の一部を引用する。

 子どもを産まないということは、私が自殺するということなんですね。ですから、今子どもを産む産まないというのは私の自由というけれど、じゃあ、自殺するしないも私の自由よというのと全く同じ次元の話だ、というふうに私は言いたい。
(中略)・・・それを、そのために子どもを産めない人をいじめるというのはそれはもちろんいけませんよ。でも子どもを産む産まないなんていうのは自由にならないんだ、子どもは産まなきゃいけないんだ、というようなことはですね、これは声を大にして、これは生物としての価値観なんだ。(以下略)

 身近に子どもに恵まれない夫婦がいて、その心労のわずかでも感じたから思うんだけどさ、日本野外教育学会の幹部はこういう無神経な発言に対して何とも思わなかったのだろうか。しかもレターにはご丁寧に講演内容に賛同する参加者の声まで掲載ときたもんだ。
 同様の視線から、柳沢厚労相の発言は失言であり、傷ついた女性が存在するのも現実である。
 しかしながら、それをもって国会審議拒否を正当化する野党はバカの集団と呼ぶにふさわしい。
 ここぞとばかりに野党の女性議員が奮い立っているようだが、他に「建設的に」やるべきことがあると思うのだが。日共嫌いの私ではあるが、今回審議拒否に走らなかった日本共産党は野党の正道を進んでいるといえる。
 で、一番耳障りなのが社民党の福島瑞穂。
 社民党の女性・青年委員長、政審会長代理である辻元清美はこういういかがわしい催しに参加しているが、それはスルーなのか?
 以下長文↓
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10月1日午後八時半。渋谷のライブハウスで行われていた女性限定のイベント「女祭」の一幕である。
休憩時間のオークションに出品されたのは、鮮やかなパープルの色合いをした巨大なバイブレーターだった。
しかもこのイベントのメインゲスト、辻元清美代議士が油性マジックで書いた「直筆サイン入り」という大変な希少価値を持つ素晴らしい一品だったのだ。
 結局。20代から50代と思しき女性まで3~4人が競り合い、「辻元清美サイン入り」バイブは、定価プラス二千円の八千円で落札されたのである。
 無論コレは日本に一本しかない超レア物だ。普通の政治家なら品性や教養が邪魔して、なかなかサインできないことを鑑みれば、世界的にも珍しい宝物といえなくもない。
それがわずか2000円程度のプレミアでは残念なことこの上ないのだが、それはともかく、彼女は何を考えて、色紙や自著の出版物ではなく、バイブレーターにサインして競りにかけたのか。その経緯をご説明するためには、この「女祭」というイベントについて少々触れなければならない。
 入場料6000円のイベントで100人ほどの客を集めた「女祭」の主催者は南青山にある女性専用のセックスグッズ店「ラブピースクラブ」で、そのオーナーはフェミニズム運動の世界では名の知れた北原みのり氏(34)である。
辻元代議士以外のゲストも笹野貞子・元参議院議員の娘でレズビアンを告白した歌手、笹野満ちる氏(37)や、70年代にデビューしたものの「レイプフィーリング」という極で放送禁止処分をうけたブルース歌手の小林万里子氏(51)、いずれも筋金入りの「女権拡張運動家」といって差し支えあるまい。
 
「女祭」を訪れた女子大生に話を聞くと「20代、30代の女性が半分ぐらいでしたけど、化粧ッ気のないすっぴんの方がほとんど。
 髪が短くて、メガネをかけてた小太りの人が御買ったかな。ネルシャツをズボンの中にしまって、靴はニューバランスのスニーカーというファッションが主流でした」
秋葉原で見かける「アキバ系カジュアル」の女性版ということらしい。
 
 女子大生が続ける。「凄く驚いたのは、トークショーやライブの盛り上がり方は普通じゃないんですよ。ゲストの人が”女性が男性に虐げられている”という主旨の発言をすると、
 ”そうだー”とか”ふざけるなー”とか会場のあちこちから一斉に叫ぶ声と拍手が聞こえてきて、強烈な連帯感と仲間意識が伝わってきました。」

 特に小林万里子氏が、「女は便所、男の便所」という歌詞の「便所ブルース」を歌ったときや、 笹野みちる氏が「性差別」の歌を熱唱したときには、会場全体が異様な熱気に包まれたという。
 興行的には大成功を収めたイベントだったわけだが、この席で、辻元代議士はどんな話をしたのか、といえば、一時間以上も関西弁で話し続けたそうだ。
「週刊新潮来てへんやろな」と前置きした上で、「小泉さんってマッチョやで。単なるマッチョ男」「私の製作の柱はピースでフェアでフェミ」「私の事件、メディアによる二次被害、三時被害みたいなのを今もやられてるからね」
「国会議員って言うのは、国民の生命と財産を守るといわれてるけど、私はそんなつもりでなってへん。私は国家の枠をいかに崩壊させるかっていう役割の国会議員や」
(以下略、週刊新潮より引用) 
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あ、あと社民党はひた隠しにしているようですが、阿部知子代議士の公設秘書のセクハラ疑惑はどうなったのー(棒読み)
どっちが女性の敵なんだかな。

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今日もアサヒは鬼畜です。

一日早く鬱明けしました。
今週をふりかえると、

指揮者交代知らせず損害 オペラ公演で朝日新聞提訴 山陰中央新報 1/29

番組改変訴訟 NHKにも賠償命令 東京高裁、政治家圧力は認めず フジサンケイ1/30

朝日新聞 読売新聞掲載の記事を盗用 日テレニュース2/1

ま、所詮は鬼畜新聞社ですから。

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