幸福なブータン、その現実
以前にも当ブログに書きましたが、「ブータン」「幸福」の二つのキーワードで検索すると、膨大な記事が検出されます。
そして今現在、~取り上げているメディアはわずかですが~ こんな事態になっているようです。
Nepal: Clashes between refugees and locals leave one refugee dead, eight wounded by ReliefWeb(スイス)2/24
(難民と地域住民が衝突、難民1名死亡、8人負傷)
Bhutanese refugee killed, six hurt in scuffle, curfew imposed by PeaceJournalism.com2/23
(ブータン難民殺害さる、6名負傷、夜間外出禁止令出される)
前者のスイスからの報道によれば、
約106,000人のブータン難民が、1990年代初期から東部ネパールの7つのキャンプに住んでいます。この16年にわたって何ら状況の解決がなされず、欲求不満は難民の間に高まっていました。相当数にのぼる米国への移住申し込みが昨年になされましたが、まだ解決の見通しはありません。
とのこと。
同報道によれば、難民と地域住民の対立の原因は、近くの森における 薪 の 取 り 合 い だそうです。
こういう難民を排出する国を褒め称える鬼畜新聞社もあるようですが、眠気を誘う暖冬とはいえ、「ブータンが幸福な国」とかウェブサイトでうたっている方々はそろそろ目を覚ましたほうがよろしいのではないでしょうか?
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コメント
ブータンについては国名しか知りませんでしたが、ネット検索してみると、宗教観が多分に影響しているように思います。もっとも日本の似非宗教よりは彼らの信じる宗教の方がまともかもしれません。
投稿: 西羅(にしら) | 2007.02.24 16:25