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コリン・ヘイリー S・ハウスも一目置くアルパインクライミング界のホープ

Top young mountaineer in peak condition  by Seattle Post-Intelligencer3/7
(今ノッてる若いクライマー)
以下記事引用開始
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ワシントン大学の学生コリン・ヘイリー(22)は、まもなくアラスカで春休みを過ごします。そして危険を冒してアンカレッジを囲むゴツゴツとした山の新ルートを捜すのです。氷壁を登ることがトレーニングです。
冬休みはパタゴニアで過ごしました。そこでヘイリーはセロトーレ ~登山家のために絵に描いたような、世界で最も挑戦的なピークの1つ~ に新ルートを開拓しました。
今夏は岩と氷の9,000フィート以上も垂直の岩峰の初登を果たすため、パキスタンで過ごす予定です。
それは、ヘイリーがその若さでトップクラスのクライマーと同列に評価されるようになった、冒険と挑戦です。

コリン・ヘイリーは、パタゴニアのセロトーレ(世界で最も難しい山のうちの1つ)の新ルート開拓で名声を高めました。
「自宅やオフィスは退屈な存在です。」「なぜ、あなたは現実の世界から出て行かないんですか?山が遠いから?」

「彼は本物です」と、ノースカスケードの開拓者でガイドの著作もあるフレッド・ベッキーは語ります。

(中略)ヘイリーが10歳であったときにはフッド山に登り、すぐにクライミングを始めました。4年後には、彼はパートナーを求めて二まわりも年齢が違うメンバーに電子メールを送っていました。
16歳には、彼は父親よりも優れたクライマーになり安全面のレクチャーをしていました。昨年、アメリカ山岳会は彼にロバート・ヒックス・ベイツ賞を与えました。それは彼をアメリカでも最高の若いクライマーの1人と認めたことになります。彼は最近マッグス・スタンプアワードを受賞、彼の提案したクライミングプランを支援するための補助金4,000ドルを得ました。

ヘイリーと仲間のジェド・ブラウンは、昨夏、アラスカの13,020フィートのモフィット山北面に新ルートを拓きました。
「彼らがしたことは、ここ最近でも重要なクライミングの1つです」と、スティーヴ・ハウス(プロの登山家)は語ります。彼は2005年にナンガパルバット(世界で9番目に高い山)をヘイリーと登るため許可を取得していました。
ハウスはそのような若い年齢で積み上げられたヘイリーの実績に驚嘆します。そして注意します。「私が25歳になるまで、私にとっての重要なルートは登っていませんでした。」
(中略)
先月、コリン・ヘイリーとパートナーは、Indexの壁に取り組みました。
ヘイリーは後援を受けた登山家またはクライミングガイドにはなりたくないと言います。
それは、どんなルートを登るべきか選択する自分のセンスを損なわれるのを感じるからです。一部プロ登山者のエゴイスティックかつ得意げなイメージも好きになれません。
ヘイリーは季節労働者に憧れてます。 ~アラスカの蟹漁船や山岳地の地質調査~ 彼は山にあっては自由でありたいようです。
(中略)
彼の両親は息子がアイビーリーグ校に通うことを望みました。しかしヘイリーはノースカスケードにとどまるため、わざと成績をワシントン大の合格ラインの1ポイント上までにとどめました。
「ノースカスケードが、私にふさわしい場所なんです」ヘイリーによれば、クライマーにとって、アラスカ、ヒマラヤ山脈またはパタゴニアに登ろうと挑戦する準備をするためにふさわしい、米国本土48州唯一の山脈だそうです。

Indexで濡れた岩場を苦労して進むこと1時間、ヘイリーは60フィート下の、彼の登っているパートナーを下で確認して、素晴らしかったことを彼に話すために振り向きました。
彼のパートナー、ロブ・スミス(24)は、熟練したクライマーで、レーニア山でガイドをしています。しかし、彼はこのの壁をよじ登ることに関心がありませんでした。スミスはすでに彼のブーツを雪まみれにして立っていました。彼はそのピッチを登るためヘイリーが1時間かかるならば、二倍の時間がかかるだろうとわかっていました。

「登ってから、回収もできるぅ?」と、スミスが後ろで叫びました。
「なにそれ?登んないの?」
「いや元気だけど。」
「おいおい」失望したヘイリーが言いました。
「そりゃ完璧ってもんだぜ。」
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以上引用おわり

あのスティーブ・ハウスも一目置く若きクライマー、コリン・ヘイリーの紹介記事です。

Colin
注目すべきは、彼が地元の山域ノースカスケードにこだわっていること。
シュイナード以来、「世界の大岩壁への途竜門」と論じられてきたヨセミテのヨの字も出ていません。
クライマーとして向上する可能性は、どこにでもあるということでしょうか。
彼の代表作・モフィットピークのエントロピーウォール登攀の様子はこちらのサイトで拝見できます。

The Entropy Wall (VI 5.9 A2 W4+) on the North Face of Moffit Peak

蛇足ながら、この紹介記事の最後かつヤマ場である登攀シーンの次の会話、うまくニュアンスがつかめません。

"You can go ahead and clean it on your way down," Smith yelled back.
"What? You're not going to climb it?"
"Yeah, I'm good."
"Oh, man," Haley said, disappointed. "It's perfect."

日本山岳会でデカい顔している頭のよろしい一流私大山岳部のおぼっちゃまの皆様方からでもご教示賜れればうれしいです。(ボク何か悪いこと書きました?)

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