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長谷川昌美女史、Sitara-i-Quaid-e-Azam賞受賞

パキスタン発で喜ばしいニュース。
日本の山岳ガイドの先駆者、故・長谷川恒男氏の奥様である長谷川昌美女史が、パキスタン政府からSitara-i-Quaid-e-Azam賞を授与されました。
長谷川恒男の遺志である、ハセガワ・メモリアル・カレッジによる教育的貢献が受賞の理由です。

Japanese philanthropist, academician receive Pakistan’s distinguished awards  by Associated Press of Pakistan 3/23
以下記事引用開始
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日本の慈善家と大学教授、パキスタンの賞を授与

パキスタン大統領は、長谷川昌美女史、加賀屋裕教授にSitara-i-Quaid-e-Azam賞を授与しました。
カムラン・ニアズ大使は大統領代理として、パキスタン大使館における式典で長谷川昌美夫人と加賀屋裕教授に授与しました。
日本人である長谷川昌美夫人は、パキスタンで教育と登山の促進において多大な寄与をしました。長谷川女史の夫、長谷川恒男氏は1991年10月、フンザのウルタル山で雪崩で亡くなりました。
登山、そしてパキスタンの山への愛情をもって、長谷川夫人は、カリマバードに学校を建設、さらに拡張されています。
2005年に『ハセガワ・メモリアル・カレッジ』(准医学部、准工学部)として開校、今日、およそ550人の学生が学んでいます。教育と登山におけるパキスタンへの顕著な貢献を認め、パキスタン大統領は、長谷川昌美夫人に賞を与えました。
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以上引用おわり

偶然ですが、先日NHKラジオで長谷川昌美夫人のインタビューを聴く機会がありました。
ハセガワ・メモリアル・カレッジについては「学校が建つ」程度の話題として知っていました。てっきり建物だけ建ててはいおしまい、というよくあるパターンかと思っていましたが、かなり充実した学校、教育内容です。
パキスタンでは異例の男女共学、英語による授業、パソコンも多数導入、教師はわざわざイギリスから招いての学校です。
昌美夫人曰く、「長谷川の遺志として開校するなら特に教育内容をトップレベルに充実させたかった」とのこと。開校にあたっては地元住民ともコミニュケーションを重ねての事業推進だったそうです。
インタビューを聴いていて、山で死んだ旦那の遺志を受け継ぐ、それだけの理由でこれだけの困難な事業がすすめられるものなのか・・・と、その偉業に感心させられました。

今回の賞授与の意義はパキスタンにおける教育貢献だけではなく、日パ友好に大きく寄与するものでしょう。
いみじくも故・広島三郎氏が著書でパキスタンに関する偏った報道ぶりを嘆いておられましたが、今回の受賞に関しても日本のマスゴミの大部分はスルーですね。
バラエティ番組でいまだに「○大陸最高峰最年少なんとか」とアルピニストもどきを出演させるなら、こういった方々をもっと取り上げるべきではないでしょうか。

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