総会の季節
春は所属している団体の「総会」の季節。
今日は会員になっているNPO法人エコプロの総会のため、昨日に引き続き月山山麓・弓張平へ。
議題のメインは、今年から山形県自然博物園での活動に重きが置かれることと、県が推進する事業民営化に伴う「管理指定者制度」について。(具体的には、山形県自然博物園の運営が県直営から民間に委託される形式になること)
ブナ林ガイドをメインに考えている私にとっては、博物園での活動にウエイトが置かれることは歓迎すべきことなのだが、この日参加した会員の幾人かは「管理指定者制度」への不安を意見する。
その他、予算案について、私はCONE会員に加入していて何かメリットがあるかツッコミ。
CONE(自然体験活動推進協議会)という団体の存在意義、いまだにわからない。
かくいう私もCONE指導者に登録しているけれど、以前にCONE名義でナショナルジオグラフィックのDMが届いてから、「この団体は特定出版社の片棒担いでいるのか?」と、そのやり方に疑問を抱かざるをえない。
野外活動・教育の情報交換というのなら、やはり私が所属している日本野外教育学会のレターの方が充実しているように思う。
総会が終わり、所用のため急ぎ山形に戻るが何かモヤモヤとしたものは晴れず。
途中の大型スーパーでなぜか無性に喰いたくなり、坦々麺と揚餡ドーナツという中性脂肪に最悪な昼食を取る。あー、何かストレスが食に影響しているなーと自覚。
自然博物園の指定管理者制度に伴う入札の経緯、私は地元の人間ではないので細かい情報が入らないため、県のウェブサイトで逐一その動向には注目していた。
エコプロの総会参加は三年目になる。
いつも思うのは会員には「楽しいプログラムを享受したい」人と「プログラムを実践したい」人の二つに分かれること。そして圧倒的に後者の視点が足りないような気がする。
さらに何かナイーヴな考え方の方が多いようだが、NPO法人だって利益を上げなければいけないわけですよ。無償奉仕>有償活動という考え方は、有償ガイドを目指してJMGA会員になった私には違和感がある。
今現在、エコプロはJMGAの資格を持つ専属スタッフ2名で活動を推進されているわけだが、将来野外活動で飯を喰っていきたいという次の世代が現れたら対応できるのか?
その点を考えれば、自然博物園の指定管理者制度を見据えた活動はエコプロにとって「必須」なものだと思う。
・・・などという考えが、風呂に入りながら頭の中で浮かんできた。
あー、なんで総会の場で考えがまとまらないのだろう、と子供達と風呂に入りながら湯船に沈む。
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コメント
自然体験活動かあ。
私も会費だけとられてるのではなく活用しなきゃーなあ。
月山スキー場はいつまでいけるんだろ。
GWの合間の2日が休みじゃなくって会議なのが情けない!涙
それさえなきゃーはっぴーなのに。
投稿: POP | 2007.04.24 20:50
<<月山スキー場はいつまでいけるんだろ。
普段スキーしないのでなんともいえませんが、例年7月頃までやってますよ。詳細はこちら↓
http://www.gassan-info.com/
ただ、6月中旬あたりにスキーからハイカーさん用のリフトの掛け替え作業があるので注意です。
当方もGWはカレンダー通り、しかも始めと終わりにプリキュアショーとアンパンマンショーの予定を楔の如く入れられてしまいやした。
投稿: 聖母峰 | 2007.04.25 12:40
滑る人は、雪がある限り(ごく一部の人は、万年雪まで
通って一年中)滑っておりますが・・・
基本的に、一般的なスキー場と違って、「歩く」「登る」
が必要な場所ですよね。
雪がとけるにつれ、リフト降りてから歩く距離が増え、
Tバーリフトもはずされると、姥ヶ岳に登るのも自力に。
よそのスキー場と同じ感覚で来て、こんなに歩くなんて、
もう二度と来ない!と怒る人がいらっさる。
投稿: あかねずみ | 2007.04.25 22:08
私は山スキーしたくてテレマーク修行中なので歩く練習できるならまさに理想的かも!
投稿: pop | 2007.04.26 01:49