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リスクマネジメント

職場にて、所属部署の存続を揺るがしかねないトラブル発生。
現場管理部門と現場作業班関係者全員集まってミーティング。

責任追及の場になりがちなものだが、ウチの部のヘッドは02年サッカーW杯の際、あのベッカム擁する英国チーム日本滞在のマネジメントを引き受けていた切れ者。
「問題はそういうことじゃないんだよ、これから同様のトラブルを防ぐための意見を出せ」
「トラブルの陰に必ず気の緩み、ひいては普段の業務に要因が隠れているはず、問題点を抽出しろ」
と、贅肉の存在を許さない本質を追求する話し合いの場となる。
こういう場って、つくづくリストラ寸前社員の自分の機転の悪さと普段の観察眼の無さを思い知らされる。

ひるがえって思う。
山岳遭難事故の陰には、その要因となるような小さいミスが積み重なっている。我々は事故そのものに目を奪われがちで、遭難事故の予兆ともいえる「小さいミス」の抽出の努力がまだまだ足りないのではないか・・・と。
たまに山に赴く趣味の登山者はともかく、山行頻度の高い山岳ガイドならなおさら普段の行動に自戒・自覚しなくてはならない。
そんなことを思うのであった。
(肝心の仕事は?まあリストラ寸前社員ですから。)

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日常」カテゴリの記事

コメント

ステキ!
あいたいわーそのヘッド。笑

思うに、事故とかトラブルには予兆というより潜在的な性質の重なり合いがあるような気がするんです。
性格からくる行動分析とか、状況判断能力もしかり。
常日頃から人を見つめて現象を冷静に見て理解することは、山に限らず本当に大切ですね。
本質を見つめていると、覚悟もできてくる。
そんな気がします。

投稿: POP | 2007.06.02 01:35

<<あいたいわーそのヘッド。笑
あまりに切れ者すぎても下っ端としては畏れ多いんですがぁぁ

<<思うに、事故とかトラブルには予兆というより潜在的な性質の重なり合いがあるような気がするんです。
そうですね、予兆というよりも「潜在的な・・・」が的確かもしれません。

 普段の業務から得られる事も登山の糧にできればと思ってますが・・・その逆はどうしたと言われるとキビシイです。

投稿: 聖母峰 | 2007.06.02 06:21

普段の生き方から登山にも仕事にも糧にしようとしていますが、『視点』とその『応用した見方ができるかできないか』の違いがすごく感じられるのかな~。
といつも感じています。

投稿: POP | 2007.06.03 01:37

貴殿が言う上からものをいうようなブログを拝見した事はないし、住人には常々なりたくないし、関わりたくないと思っているのですが、以下のような記事を見ると考えてしまいます。

“お手軽ハイカー”の事故増加 高尾山に山岳救助隊
http://www.tokyo-np.co.jp/article/national/news/CK2007062002025737.html

投稿: 西羅(にしら) | 2007.06.20 20:50

ご指摘の記事はネット上にアップされた同日に私も拝見いたしました。

ハイヒールって山を甘く見るうんぬん以前だよなあ・・・と思うと同時に、今まで「お手軽スポット」として高尾山を取り上げてきたメディアの責任はどうよ?などと考えてしまいます。

投稿: 聖母峰 | 2007.06.23 17:15

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