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丹沢・大山を登る

関東のハイカーさんの聖地、丹沢を歩いてみる。
鶴見から電車を乗り継ぎ、秦野駅8時18分発ヤビツ峠行きバスに乗る。
この電車乗り継ぎやバスのアプローチ、都会の人は大変だなあ。
と、自宅から車で飯豊や朝日に気軽に行ける私は思ったが、夫婦連れやグループの方々を観察していると、案外そのアプローチの時間が、山への期待を高めてくれる「素敵な時間」なのかもしれないな・・・とも思う。

日曜ということでヤビツ峠行きのバスはハイカーさんで満員。
行き先にヤビツ峠を選んだのは、鶴見図書館で読んだ「神奈川の峠」という本に、明治維新に名を馳せたアーネスト・サトウも辿った峠と書いてあったからである。(別説もある)
ヤビツ峠に到着、バスを降りるときに初めて気が付いたが、
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バスの降り口にお菓子が売ってある!!
すごいぞ神奈川中央交通バス!!

両側を笹に囲まれた登山道を進む。
地面に黒い点々が落ちているので顔を上げると・・・
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桑の実がたくさん。
行けども行けども、丹沢・大山は桑の実が真っ盛りでした。

普段のおこないは決して良くないのだが、曇天でちょっと蒸すけれど、風が心地よい。
ヤビツ峠登山口からちょうど50分、汗がタラタラと流れる頃、山頂到着。
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山頂看板にデジカメを向けていると、近くで休憩していたご夫婦から「シャッター押してあげましょう」と言われちょっと感激。(むさ苦しい私が写っている画像は非掲載です)
帰路は下社・阿夫利神社を目指す。
大山ケーブルが通っているためだろう、下山途上で多数の家族連れ、グループとすれ違う。
私にとっては一気に下る登山道、彼等にとっては苦しい登り。

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苦しさを慰めるように多数咲いていた花。名前は?

下っていくと、「牡丹岩」という看板が目に付いた。
牡丹岩???
下を向くと、地質学でいうところの「タマネギ状風化」した岩があった。
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地質学者 → タマネギ
昔の人 → 牡丹の花
昔の人って、風流ですね。

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丹沢といえば里山に近いイメージを抱いていたのだが、なかなか立派な植相に見とれながら下山。

Imgp0119
阿夫利神社の賑わいに、今に息づく「講」の存在を知る。
家族・親類の健康とガイド仲間の安全登山を祈願。
「いやあ、もう御神酒はいっちゃってさぁ~」と、ご機嫌なおじさん達とケーブルカー駅を目指す。

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資料では阿夫利神社からの下りも趣のある道らしいが、本日はケーブルカーで一気に下山。
私、乗り物好きなんです。
それに今日は横浜滞在最後の休日、予定がぎっしり。

歩いてみて丹沢がいかに多くの人々に愛されているか、よ~くわかりました。
関東の人々にとっては富士山や北アルプスへのステップになるんでしょうが、アプローチが遠いといわれる西丹沢には、また違った魅力があるんでしょう。
Imgp0121
お土産屋が賑やかな参拝道を通り過ぎ、11時22分発のバスに乗り込み、伊勢原駅から横浜をめざす。

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コメント

 白い花はウツギでしょうか。大山は雨の神様。降られないでよかったですね。下社の社殿下に湧くご神水はいただきましたか。ヤビツ峠から尾根道は風も心地良い散歩コース。夏は雷が多いんですけどね。私は峠より前の蓑毛から谷を登る道が好きです。早春にはスミレが沢山咲きます。
 もう横浜からは引き上げですか? また来て下さい。

投稿: かもめ | 2007.07.08 22:56

<<ご神水はいただきましたか。
隠れ湧水マニアの私としてはああ失態!
神社の横に何か看板あるなーくらいの認識で降りてしまい、下のお清め場で手を洗っただけでした・・・

ご指摘のとおり、前日は雨だったのか道はぬかるみが多かったのですが、とにかく風が心地よく日差しも強くなく、天候には恵まれました。

蓑毛行きのバスにも大勢の登山者が乗り込んでいたので、さぞかし魅力的なコースなんでしょうね。
 本文に書き忘れましたが、遠目から眺めた山肌にはところどころミズキと思われる白い花が深緑の中に点在して良いアクセントになっておりました。

投稿: 聖母峰 | 2007.07.08 23:18

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