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【速報】中国四川省甘孜州で日本人5名、不法登山として摘発さる

四川省甘孜州で、男性4名女性1名からなる日本隊が不法登山として当局に摘発、罰金刑を処せられた模様です。数多くの中国メディアが報じています。

日本一登山隊非法攀登四川雅拉雪山被査処 by 新華網8/16
以下記事引用開始
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 新華網 成都発(記者・劉海)8月15日、四川省登山協会は地元住民の告発を受け、日本人5人からなる登山隊が四川省甘孜州の境界内で不法な登山活動の展開を発見しました。甘孜州体育局はすでにこの登山隊に直ちに登山活動を停止するよう命じ、初犯であることを考慮して5000元の罰金行政処罰としました。

甘孜州体育局の登山協会の報告を受け取った後、四川省登山協会の副事務長の高敏は直ちに康定に駆けつけ、現地登山協会と共に現地調査に着手しました。高敏の証言によれば、この日本の登山隊は男性4名女性1名から構成され、8月初めに甘孜州に入りました。
6日に地元住民の告発を受け、甘孜州登山協会員が7日の定例パトロールの際、ベースキャンプ地にこの不法な登山隊を発見しました。当時、隊はすでに海抜4300メートルに到達し、第1キャンプを設立していました。

この日本登山隊は入山前、関連部門に登録を申請していませんでした。関連規定によれば、海抜3500メートル以上の登山活動については必ず省レベルのスポーツ主管部門に申請を提出しなければなりません。
(中略)
高敏によれば、日本隊は不法登山の事実について包み隠さず自供、中国側の行政処罰を受け入れたいと表明し、不法登山の事実に対して反省と陳謝を行いました。現在、甘孜州スポーツ局はすでにこの日本隊の登山活動を停止しました。

『外国人訪中登山管理法』と『四川省スポーツ経営活動管理法』により、甘孜州スポーツ局はこの日本登山隊に対して5000元〜50000元の行政処罰を実施する権利があります。この隊は初犯であるため、甘孜州スポーツ局は5000元の行政処罰を与えました。もしこの隊が引き続き登山活動を求めるならば、成都に戻って省レベルのスポーツ主管部門で登録を申請、許可を取得した後に、引き続き登山することができます。
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以上記事引用おわり

記事では隊員名は明らかにされておりませんし、登山活動の未申請がミスによるものか、登山者側の無知によるものか明らかではありません。
この記事から読み取れることは、地元住民からの告発とあるように、四川省同地域での登山活動に対して監視システムが確立していること、また登山協会も「定例パトロール」を出していることがわかります。

 私が個人的に推測するに、四川省同地域は自国民の登山愛好者も増加しているため、登山管理については厳しくなっているものと思われます。
 特に中国は急速な経済発展に伴う登山愛好者激増により、登山に関する規則の変化には常に注意を払う必要があると思います。
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続報
16日19時の時事通信の報道によれば、摘発されたのは東京都勤労者山岳連盟隊のようです。
こちらの報道によれば、『登山隊は地元の旅行社から、ヤラ雪山登山には許可は必要ないと聞かされていたという。』とのこと。
3500m以上のピークの登山(チベットにおいては5000m以上のピーク)に適用される外国人訪中登山管理法の公布・施行は1991年、日本の出版物ではHAJの「中国登山の手引き」(第四版・96年発行)にも明記されています。
 実際の経緯は定かでありませんが、海外登山においてエージェント(または旅行社)の情報をうのみにすることの危険性が端的に表れている事例だと思います。

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