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恐竜尾根から渓谷へ

雪岳山のリッジクライミングを楽しんだ翌日、 千佛洞溪谷に深く入り込み、「恐竜尾根」というルートを行く。
千佛洞溪谷は深い谷になっているが、縞鋼板でできた階段でハイカーさんも容易に入ることができる。

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延々と続く階段地獄。

Imgp0286右が将軍峰、左が赤壁
将軍峰を目前にした山荘で休憩。
一階はお土産物屋が連なり、観光客を迎える準備に忙しそう。
申氏に連れられて二階に行ってみると、そこは宿泊所で大勢のクライマーがギアをガチャガチャいわせて朝の出発の準備に専念している。一階の閑散とした空気と二階のクライマー達の熱気の対照的になこと。
将軍峰と赤壁は雪岳山でも一大クライミングフィールドである。
上記写真では比較できるものがなくわかりづらいが、将軍峰はインスボンより一回りスケールが大きい。全体にハングした赤壁はエイドのルートが七つ拓かれているという。そのうち二本はボルトラダー、五本はいわゆるアメリカンエイドのルートだそうな。

延々と渓谷を歩き、雪岳山最高峰・大青峰山麓の喜雲閣待避所(山荘)から恐竜尾根に入る。
登山の目的のためだけに拓かれたためだろうか、ここの登山ルートはとにかくアップダウンが凄い。
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最初のピークから眺めた恐竜尾根。
ルートはピナクルの根元をまくようにして登山道が続いている。

申氏と共に妥協が入り、恐竜尾根の天花台というピークで昼食を取った後、エスケープルートから渓谷を下り、もときた千佛洞溪谷を目指す。
申氏いわく、このエスケープルートは「登りで使う人はまずいない」とのことで、廃道に近い感じ。
岩峰連なる雪岳山の山容を想像してもらえればご理解いただけると思うが、谷筋の源頭部も傾斜が強い。
しかも枯葉と細かい砂利が積もっているガレ場を慎重に下る。
神経を使うのでことの他疲れる。
ところどころで二人同じ方向を眺めながら座り込み、

申氏「そろそろ行きますか」
私「そうしましょうか」
以下、繰り返し(笑)

休み休み、三時間強の神経を使う沢筋の下山。
日曜ということもあり、山麓の雪岳山公園入り口は沢山の観光客で大賑わい。
ケンシントンホテルの駐車場に戻り、申氏の車で一路アパートへ。
申氏手製の辛ラーメンを二人で食べ、少しエネルギー充填してから部屋掃除、束草を後にする。
ソウルに向かう高速道は大渋滞。
「こんな時は私の道があるんですよ~」
と、申氏はえらい寂しそうな細い道に車を走らせる。
渋滞のための抜け道を容易しているのは、日本も韓国も登山者は変わりないんだなあ・・・と変な所にシンパシーを感じる。

夜の11時、水原(スウォン)に到着。今夜は申氏のクライミングジムに宿泊。
近所の料理屋で二人で鍋をつつきながら山行を振り返る。
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翌早朝、子供の用事がある申氏と別れ、私は予定より一本早い大韓航空で成田へ戻る。

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