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韓国の女性3名がパタゴニアのパイネとセロトーレを目指して特訓中。

女性3人組、南米パタゴニアの大岩塔パイネとセロトーレに挑戦 by朝鮮日報12/3
以下記事引用開始
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女性3人組、南米パタゴニアの大岩塔パイネとセロトーレに挑戦

イ・ミョンヒ, イ・ミョンソン, ハン・ベソン三名のクライマーは、来年 1月9日出国、パイネ中央峰のウィランス-ボニントンルート(5.10c・A1・63年初登)とセロトーレのコンプレッサールート(A1・28ピッチ・71年初登) 40日間の遠征に出発する。

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パイネ中央峰に挑戦する女性クライマーたち. 左側からカン・ベソン、 イ・ミョンソン隊員, イ・ミョンヒ隊長

イギリスのドン・ウィランスとクリス・ボニントンが 63年初登したルートは去る 1月、高山巨壁登山学校講師であるキム・チャンホらが韓国人初登を果たし, セロトーレ・コンプレッサールートは 2002年ゾン・スングォンらが韓国人初登を記録した。
南米パタゴニア山群に属する二つの岩峯の中でパイネはチリ・パイネ国立公園に位置し、セロトーレはアルゼンチン地域にある。難易度も問題だが、海洋性気候の影響で日々変化が激しく登山がまともに成り立たないシーズンもあることで知られる。

今年に入って寒さがつのる11月18日、フリークライミングのメッカ艮硯岩は寒さもものともせずに沢山のクライマーたちで盛況だった。大部分は今年の岩壁登山を締めくくろうというクライマーで、午後になって100人内外に増したクライマー達は楽しい雰囲気だった。
しかし、イ・ミョンヒさん(33)とハン・ベソンさん(34)はこれらと違い表情が重く真剣だった。出国を一月余残しておいた時点で仕上げ段階訓練だからだ。

(中略)
左側壁にルートをとりハン・ベソンさんがリードした。 手先が冷たい天気にもハンさんは柔軟な動作で垂直壁を一歩一歩登って、30分程で三つのピッチを終わらせて終了点に立ち上がった。イ・ミョンヒさんは氷壁用ブーツを履いた。パイネ中央峰はリードはクライミングシューズを履いて早い速度で登り、セカンドは氷壁靴を履いたままユマーリングで登るから、二人はこの日艮硯岩で適応訓練をするのだ。

女性隊はパイネ中央峰登山を一日で終わらせる計画だ。そうしようとすれば最高の技量と体力を持っていなければならない。三人はクライマーなら誰でも憧れる 5.12~5.13級のレベルだ。隊長のイ・ミョンヒさんは自然岩壁だけではなく人工壁でも卓越な技量を誇る。エクストリームライド主催コンペで2004年以後 4年間連続優勝することで国内女性の最高位を逃していない。氷壁技術も優れ、昨シーズンの選手権大会優勝、ノースフェイスカップ4位、周王山氷壁大会3位の成績に 2007氷壁登山競技総合3位に輝いた。15年を越す登山経歴にもかかわらず、氷が張ったと聞けば倉庫に走ってピッケルを取り出すほどだ。

イ・ミョンヒ隊長は登山を始めて1年でアルプス 3大北壁を完登した位、生まれつきのクライマーで知られるチェ・シウォンさん(32)と夫婦クライマーとしても有名である。98年山で縁を結んだ二人は長年一緒に登り、2001年カラコルムとヒンドゥラージで4峰を 86日間にわたって登る間に恋人の間柄に発展, その年12月結婚式を挙げ、新婚旅行で全国の岩場巡礼に出た位に骨の髓からクライマーだ。

今度遠征はやはりご主人の役目が大きい。
去年アルプス登山の中で偶然に会った先輩からパタゴニア登山の勧誘を受けた彼女は、今年初めにパイネ登山に参加した夫を見ては勇気を得て、今度の遠征計画を推進するようになったのだ。ご主人はこの日運転手と育児を自ら希望して同行した。
イ・ミョンヒさん夫婦は息子(5歳)を、ハン・ベソンさんは娘(6歳)を連れて来た。子供達は寒さを避けて民宿に泊まっているが、登山中も子供達に関心があるようだった。 岩では強靭なクライマーだが、幼い子供達にとっては暖かいママである。(中略)

クライマーである夫たちも下心あって見送る?

禅雲山の高難度ルート つつじ脱出(5.13b) を国内スポーツクライミング 1人者であるキム・ジャインに引き続き二番目に完登したハン・ベソンさんはフリーだけではなくマルチピッチの自然岩壁でも卓越な技量を発揮している。2007氷壁登山競技で総合 8位の成績をあげたハンさんは 5年間人工壁で訓練を積んでいるクライマーだ。 育児のためご主人と一日ずつ交替しながら人工壁に通っているというハン・ベソンさんは会社に休職届を出して今度遠征に参加する。

この日、韓国南部のフリークライミングのメッカである禅雲山を登るために訓練に参加することができなかったイ・ミョンソンさん(40) もよく知られた女性クライマーだ。2001年バインターブラック山群トレッキング、2005年アイガー北壁・モンブランとイランのダマバンド登頂、2006年グラングドジョラス北壁・マッターホルン北壁につながる海外登山経歴を持った彼女も 5.12級レベル、2007年氷壁登山競技総合9位の実力を持っている。後輩二人に比べて登山力や体付きが少し立ち後れてはいるが、穏やかな性格で後輩たちを導くことと予想される。
イミョンソンさんはその間後輩たちと雪岳山, 北漢山, 道峰山で岩壁登山をして、二重靴をはいたまま重いリュックを担いで歩荷訓練をするなど訓練しながら体力補強と技術向上に努めた。

一回クライミングを終え、民宿に帰ってラーメンでお昼を済ました後、直ちに別の岩場に移動した. 昼になったのに気温は上がるどころかむしろもっと下がったようだ。
クライミングに先立って子供達と話を交わす間、二人が遠征に出た後、子供達はだれが面倒を見るのか気になるとムンさんが「私です」と手をあげる。ハン・ベソンさんも娘の面倒を見るのはご主人だ。イ・ミョンヒさんは「子供達が成長しながら夫婦が一緒に遠征に行くのは大変です。」とご主人をちらっと眺めて、ハン・ベソンさんもイ・ミョンヒさんの言葉に同意する。
「ミョンヒや私は‘患者’なんです。中毒ですね。主人たちも同じと思ってください。どうして私達を送ってくれるか考えてみてください。すべて下心があります。来年にどこか行くつもりで今度積極的に応援しているんだから(笑)」
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以上引用終わり

クライマー夫婦の奥様方がパタゴニア遠征準備中、同じクライマーの旦那方は下心ミエミエで懸命に育児を手伝ってあげているというオチでしたね。
海外登山をたくらんでいる家庭持ちの皆様、カミさんのご趣味は尊重しましょーね。

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