« 2008年1月 | トップページ | 2008年3月 »

研修4日め・総括

研修最終日。
文科省登山研修所に移動し、先ずは積雪断面観測の実習おさらい。
そしてメインのセルフレスキュー。
研修生は5人グループに分かれ、ガイドに引率されたパーティーが雪崩に遭遇、埋没した3名を救出するという想定でレスキュー実習である。5人のうちビーコンを使えるのはガイド含め3人だけ、埋没した3名の内1名はビーコン無し、という設定だ。制限時間は20分。
各班が実習を終える毎に集まり、問題点・反省点を話し合う。この繰り返し。
昼過ぎに研修所の会議室に集合して講評兼閉会式。

JMGAの資格更新研修。
私にとって最大の障壁は、なんと言っても 平 日 に 連続4日間の休みを確保すること。
勤務先の予定表で研修期間の休暇を死守しているため、ある日上司にお呼ばれ。
上司「どこに行くってや?」(上司も実は山好き)
私「実は登山研修所で雪崩講習がありまして・・・」
上司「気を付けていってこいや」

Img109後光が差して見えましただ。

岩場に強くなりたい(登攀ガイドになりたいという意味ではなく、登山道の岩場を安全にフォローできるようになりたいの意)ため、例年秋に谷川岳一の倉沢で開催される研修に参加したかったが、見事に会社の展示会と重なり参加は不可能であった。
また昨年一年間は勤務先の業務の都合でガイド活動はほとんどできない年であった。ガイド協会を休会しようか迷った年でもある。

資格更新研修では様々な地域の色んなガイド氏に出会うことができる。
山岳ガイドとは、思えば孤独な業種である。
協会組織に所属しているとはいえ、スキルアップする方法・手段は個人個人手探りであるのが現実である。(少なくとも私は。)
そのような現実に身を置く私にとって、各地方からやってきたガイド氏に出会えるだけでも大きな収穫である。
次の更新研修まで、私はどれくらい経験を積み、成長することができるのだろうか。
ツアー登山やガイド団体を高見から見下した某遭難専門ブログとは一線を画し、ガイド当事者として、今年も可能な限り走り続けたい。

研修解散後、上市のアルプスの湯で体をほぐし、北陸自動車道で新潟経由し山形に帰る。
Pa0_0071
下山祝いにコンビニで鱒寿司を・・・今回はチープな下山祝いです。

Pa0_0070
米山SAで食べた「サバサンド」レギュラーサイズ\200也。
美味しいけど・・・脂たっぷりなので、レギュラーサイズでも腹持ちするよ。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

【映画】 剱岳 点の記

Pa0_0073
ガイド研修中に宿泊でお世話になったロッジ「わがや」で、幸運にも、2009年公開予定の映画「剱岳 点の記」の『仮』編集DVDを見せていただきました。
ロッジのご主人でJMGAのガイドでもある川尻さんが、主演俳優の吹き替えスタントを務めておられたのです。
仮編集DVDの内容は、俳優達の演技場面は全く無く、山岳ガイド達のスタントによる冬山登高シーン、立山をはじめとする北アルプスの冬の稜線の場面を中心に編集されています。
冬山登高シーンといっても派手な登攀場面ではありません。
明治時代の衣装に身を包み、黙々とホワイトアウトの烈風の稜線を歩いていくだけ。
歩いていくだけなのですが、風の音と共に凄みを感じるのです。
時折、対照的に編集された満開の桜やお花畑、そして唐突に画面は厳しい冬の稜線へと変わります。

特に印象に強く残ったのは、背景に流れるヴィヴァルディの四季「冬」と、厳冬の北ア(撮影は春季だったらしいですが)の場面が素晴らしくマッチしていたこと。
公開時に東映が下手なイメージソングやらを加えないことを祈ります。
15分間のDVDで、いろんな撮影時の裏話も伺うことができました。
ミッドナイトなんとかやらよりも立山・剱の美しい映像に期待「大」です。

研修中はロッジ「わがや」には大変お世話になりました。
ウェブ上を借りて改めて御礼申し上げます。

ヴィヴァルディの四季「冬」 (Youtube クリックすると音が鳴ります)

| | コメント (3) | トラックバック (0)

生態系の神秘か!

生態系の神秘か!
極寒の富山の山中に何故ベニズワイガニが!
ブログ読者の皆様はしかと撮影画像を見よ!
私は味を見る!

| | コメント (3) | トラックバック (0)

研修3日目

研修3日目
午前は山中でガイディング、午後は飯田肇先生を招いて講義、その後吹雪の中で積雪断面観測実習。
弱層テストで弱層みつけてハイおしまいではなく、どう評価して行動に反映させるかクライアントありきの視点でしごかれ中。
夜、誰もいないスキー場でカミさんに電話しちゃったりしてみる。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

研修2日目

研修2日目
ガイディング実習。
稜線で風雪に叩かれ、山腹では雨でずぶぬれ。
私の会社人生のようです。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

修行に行ってきます。

修行に行ってきます。
本日より日本山岳ガイド協会の雪崩対策講習 兼 3年に1度のガイドライセンス更新研修。
今年度から国際、登はんに加え山岳ガイドも4日間の講習となり、リストラ寸前不良社員の私といえど職場の皆様に多大なる御迷惑をかけての参加であります。
兼業ガイドの一人として頑張ってきます。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

やはり米国は違う?

今日これから英検二次試験。
ぜんぜん勉強してないよー。
毎晩娘息子にせがまれて「お馬さん」とか「肩車」して疲れて寝ちゃうんだよー。
(不合格に備えて前振り)

今朝も山形放送の姉妹局NOWをチェック。
今日のコロラドからの話題はバックカントリースキーヤーが増えているという話題でした。
ネットで米メディアをチェックすると今シーズンは雪崩による犠牲者が激増しているらしいのですが、それを受けての報道。
しかし・・・コロラドCBS4の画面に出てくるスキーヤー、ボーダー、 全 員 空身に近い格好。ほとんど空のザックにスキーやボードを付けて山稜からドロップインしてましたねえ。
日本で雪崩事故のリスク管理の話題になると「・・・北米では・・・」とすぐアメリカを引き合いにだす輩が見受けられますが、コロラドではちっとも皆さんご自慢の北米の雪崩教育も効果を成してませんな(笑)
やたらと北米自慢の雪崩関係者の皆さん、今一度現地のスキーヤー眺めて頭冷やしてきたらいかがですか?

| | コメント (0) | トラックバック (0)

やはり英国は違う。

昨年東京で開催されたバンフ・マウンテン・フェスティバルに朝一から駆けつけたのに、開催日以前に『当日券』が売り切れという事態に怒り爆発した私ですが・・・




81394
さすが侵略と冒険と探検の伝統の国イギリス。
シェフィールド・アドベンチャー・フィルムフェスティバルの宣伝ですが、日本と違って大々的ですな。
日本バンフフェス担当している反捕鯨テロ容認のパタゴニア日本支社の皆様も見習ってはいかがですか。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

そり遊び中の雪崩で子供2名死亡【ロシア】

雪崩の話題でよく北米のメディアをチェックしますが、ちと視点を変えて雪国ロシアも覗いてみたら、悲劇的な報道が流れていました。

きっかけはイタルタス通信社の
Two children die in Orenburg region snowslide by ITAR-TASS 2/23
記事にあった画像。
News_img_12403241_0006どうみても山岳遭難の画像なんですが。

事故はウラル山麓の寒村で12歳と14歳の子供二名が自作のそりで遊んでいる内に雪崩に襲われ死亡という痛ましいニュースです。
ロシアのメディアを検索したところ動画入りのニュースサイトがありました。
Лавины убивают детей by News.ntv.ru2/22
(雪崩で子供が死亡)

R1_2
えらいデカいデブリと、

R2
えらいデカい破断面(?)

R3
夜を徹して大人達が捜索しましたが、残念な結果となりました。
ロシアメディアの報道では、遺体は深さ1.5~2.0mの雪に埋もれており、子供が遊んでいて雪崩の犠牲となるのは今シーズン3件目とのこと。
亡くなった二人の子供の冥福を祈るとともに、彼の地での雪崩教育はどうなっているのか?
子供の遊び場とはいえ、日本でも自然の家などの野外活動で積雪地に赴くわけです。
その時のリスクは・・・子供の遊び場について考えさせられる報道でした。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

四川省ハンターピーク 韓国隊冬季登攀の記録(前編)

四川省にそびえる5000m峰の岩壁群が注目されて久しいですが、もう冬季登攀が注目されるようになってるんですね。
以下、韓国の月刊「山」に掲載されていた記録です。

中国四川省ハンターピーク 生きていることに感謝するだけだ by月刊山 08年2月号
以下記事引用開始
-------------------------------------------------------
ああ!
登頂の喜びも束の間、闇が私たちを閉じこめてしまった。
岩壁ルートをとても易しく思った私たちは、夜間登攀の準備をしていなかったのだ。私が先に急いで100m ロープを利用して降りた。二人が降りればキム・ヨンチョル隊員が装備を回収して下降することを繰り返す。
幾度下っただろうか? ヘッドランプでビバーク位置を確認して降りようとしていると、上でキム・ヨンチョル隊員がせっぱ詰まった声で下降ルートが登攀ルートと違うと叫んでいる。動物的本能でヘッドランプに頼ったまま心細く岩壁ルートを降りた私たちは、結局戸惑う状況に直面した。

2008021300458_0
頂上稜線を行くギム・グォンレ隊長とキム・ヨンチョル隊員

ひたすらビバーク地を捜すために長い時間を無駄に使った。こんなに右往左往すれば事故につながるという気がしして、皆一箇所に集まることを指示した。今の私たちには予備電池もないヘッドランプ 2個と水がいくらか。足を踏むだけで崩れ落ちる不安定な岩場に集まり、登山中に撮影したビデオテープを見ながら慌てる隊員たちを諫めた。
ヘッドランプを頼りに雪が積もっている所で映して見る。どの位の確信があったのか、キム・ヨンチョル隊員が最後に周辺を捜索して判断すると言い残して闇の中に消えた。
時間がどれくらい流れただろうか?
不安定なテラスでヘッドランプもなしに寒さと闘い、1時間以上待った。
キム隊員が下降ルートを見つけた、100余m下降して下さいと言っている。
優しいキム隊員のヘッドランプの光を頼り、ギム・グォンレ隊長が確認のため先に降りた後だった。C1ビバーク地に辿り着くように願いながら降りる。
ロープは落石で三箇所も深く傷がついている。ヘッドランプなしにオーバーハングや直登区間を降りる。どこがどこやらわからない。危険なこのすべてが私の不備不足で起こった事だと思うと危ないという気がして情けない。
最後にキム・ヨンチョル隊員が降りる。急に闇の中でキム隊員が左に振れ “どん”という音とともに墜ちていく。
「ヨンチョルよ!」勢いよく呼んでみる。
ロープでキム・ヨンチョル隊員を引き上げてみると、足首に痛みはあるがひどくはないと言う。「ありがとう」と言う言葉が我知らず飛び出す。羽毛服は引き破かれて毛があちこちに飛び、二重靴も足首部分が裂けてしまった。足首をよく見たら 2cmほど破れて、所々あざだらけだ。不幸の中で幸いだ。怪我よりも三人皆が生きているということに感謝するだけだ。

2008021300458_1
頂上直前の岩場を登るギム・グォンレ隊長 / 5,050m付近でビバーク中の隊員

スークーニャン山群周辺には 3列の谷がある。タークーニャン(5,333m)、アルクーニャン(5,454m)、サンクーニャン(5,664m)、スークーニャン(6,250m)が並びあっている。当該山域はアメリカのヨセミテ国立公園を思わせる花崗岩壁が多くの人を魅了し、世界自然遺産に指定される位に自然がよく保存されている。この地域は多様な難易度の氷壁とハンター峰(5,362m), 野人峰, 父峰など 5,000~6,000m級の未踏峰が多く、高所登山を追い求めるクライマーたちの気を引いている。四川省登山協会の資料には、ハンターピークの外国人登攀・冬季登攀の記録は無い。

忠北登山学校ハンターピーク遠征隊は、小さいけれど立派な登山をして見ようという意味で計画された。高所登山は初めだが豊かなコンペ出場経験があるキム・ヨンチョル隊員、巨壁登山学校講師として活動しているギム・グォンレ隊長、そしてテクニカルな登山能力は劣るが高所経験が一番多い私。こんな三人で構成された。去年 1月忠北大学山岳連盟スークーニャン冬季訓練に参加した経験があって対象を探すことは難しくはなかった。さがなかった。氷壁、岩壁、高山の三つの要素を皆持っているハンターピーク冬季新ルート登攀を目標に準備した。
(後編に続く)

| | コメント (0) | トラックバック (0)

四川省ハンターピーク 韓国隊冬季登攀の記録(後編)

中国四川省ハンターピーク 生きていることに感謝するだけだ ~ABC出発から20時間ぶりにビバーク地に帰着~ by 月刊山08年2月号 
以下記事引用開始
---------------------------------------------------
難易度はあまり高くはないが、高所でミックスクライミングができるという魅力に、私たちは胸ときめかせ12月26日成都行飛行機に乗った。
27日、食糧を準備した後に通訳を引き受けたバック・スンムックさんの助けで 9mm×100m固定ロープを得てイルリュンに出発した。成都から諸葛孔明で有名なイルリュン村までは260km、青山峠(4,523m)を越えて8時間かかる。イルリュンからハンターピークまでは世界自然文化遺産指定によって専用の車両だけが運行しているので、車を乗り換えなければならない。

2008021300458_2
クーロワールを登攀中のギム・グォンレ隊長

暗い夜道を 1時間ほど走り、ハンターピーク山麓の農家にベースキャンプを設置した。
1年ぶりに会う顔だから、言葉は通じなくても嬉しいことは言い尽くせない。こちらには数日前からシンガポールチームがベースキャンプを打って双鮎一帯でアイスクライミングをしていた。お互いに簡単にあいさつを交わし、明日からの山行準備のために食糧と装備を点検する。

28日、キムチチゲを食べて高所順応かたがたルート偵察に出る。まだ闇が立ち込めた山道からハンターピーククーロワールを探す。去年来て見た経験があって、私たちが登ろうとする谷の入り口を捜すことは難しくなかった。ビバーク地で装備を付け、200mほど登る。ギム・グォンレ隊長が確保地点にアイススクリューを設置して “出発!”の声とともにアイスバイルを氷に打ちこむ。50mほど垂直の氷を登りルートはまた沢状のルートにつながる. 私たちは退屈な沢状よりは登攀速度が早い尾根筋を選んだ. いくら登っただろうか? キム・ヨンチョル隊員が吐き気を示す。初めて経験する高所登山で適応が順調そうだったが・・・現在高度3,800m。私たちの計画したABCまではかなり距離が残っているが、隊員たちのコンディションと下山時間を思い、惜しいがここで戻る。

29日, コンディションが良くないキム・ヨンチョル隊員を BCに残し、ギム・グォンレ隊長とともに固定ロープと装備を担いで ABCに向かう。200mほどのルンゼに9mm 固定ロープ 100mをデポし、50mの氷壁に10mm固定ロープをフィックスする。人跡は見あたらない尾根に沿ってアイゼンをはいたままひたすら登る。足のように心もひたすら重いだけだ。
午後 4時、海抜 4,000m。クーロワールが始まる所にABCを設けて装備をデポした後下山を急ぐ。予想より進行速度はとても遅い。いくら海抜高度5,000m台の山とはいえ、それでも高所遠征なのに、日常生活が忙しいという言い訳で身体作りに疎かだったのではないかと思う。登山は体力、精神力、登山力この三拍子がそろわなければならないのに心配だ。
ところで 50mの垂直氷壁を降りてから、100mの固定ロープが綺麗に設置されているのではないか。キム・ヨンチョル隊員がここまで登り、ルート工作組のために苦労したようだ。重かった心は一段階アップグレードして足が軽くなる。

2008021300458_3
クーロワール区間を登攀中のギム・グォンレ隊長

30日、3泊4日の食料と装備を担いでBCを出発する。コンディションが戻ったキム・ヨンチョル隊員が設置してくれた100m固定ロープを回収して担ぎ、アイゼンとバイルを取りそろえて先頭に立つ。速度を出すために固定ロープでユマーリングを始めた。氷壁上端に至ると、昨日設置した固定ロープは流水が凍結した状態だった。
急に登高器が作動しない。いくら固定ロープが凍結したと言ってもわずか 1~2m 程度だが・・・
しまった。一番難しい区間だから対処する方法がない。
ギム・グォンレ隊長がスリングにペツルのベーシックを下げてくれ、九死に一生で危機を兔れた。
デポ地にある全ての装備を取りそらえたらリュックサックが肩を押さえ付け、足が運ばない。少しの傾斜地を経てまた右側のクーロワールをトラバースして、25mほどの氷壁を登ったら70度の勾配が前を阻む。
もう生きて呼吸する草木は消え、まっ黒くて四角い岩が堪えている。ABC以降、生きている生命体は私たちの三人だけだ。窮屈なビバーク地に集まってコッヘルに水を入れ、食べたラーメンの味は一品だ。

31日、今日がクーロワール最後の区間の攻撃日だ。天気は晴やかで雲一つない。しかしABCからC1区間はハンターピーク頂上部にかかるため、一日中陽がさすことがない。冷気が張りついている。一日中羽毛服を着て登らなければならない。
約 50度の傾斜のガリーは凍って登りやすかった。それも少しの間、ガリーを抜けると口と鼻で荒く呼吸する。深くて膝が上がらなければ腕で膝を引っぱって、膝でクラックを押し進めながら何時間も登る。それなのにクーロワールの 1/3ほどしか登ることができなかった。.
また60度傾斜のガリー面につながる。登ることも大変だが確保地点を捜すことがカギだ. たまに見える岩はすぐ壊れそうな腐った岩だけ。確保物を設置できない。三人がプロテクション一つに身を頼らなければならないから心配だ。

2008021300458_4
5,050m地点でクーロワールを降りるキム・ヨンチョル隊員/クーロワールを登山中のギム・グォンレ隊長とキム・ヨンチョル隊員

午後になり隊長がキム・ヨンチョル隊員とトップを変えて進む。隊長の特技であるエイドクライミングの実力を発揮する時だ。隊長はキム隊員にエイドギアの設置要領を教えながら、余裕があるように確保地点を見回す。頼もしく見える。隊長がトップに出て速度があがる。
ラーメン一杯で続けるクライミングでは身体は疲労していく。
1時間ならば良いか?
一ピッチだけ上がれば良いか?
それともここでビバークするか?
頭の中にはあらゆる考えが交差する。少しだけ、少しだけと忍耐してもうちょっと力を・・!
私は自分にずっと繰り返して言い聞かせながら、落石を運に任せたまま一歩一歩進む。
安否の終りはそれでも見えない。70度の傾斜の壁から上では風が吹き、三人のヘッドランプの明りと情熱だけが叫んでいる。夜明け3時頃、上端部氷壁地帯に登ったらアイゼンが虚空を割る。アイゼンに力が入らない。鋭さがない。アイスバイルも氷壁を打つと砕けてしまう。

鋭い頂上稜線に “ファイト!”と叫んで

黙々と隊長がルートを見出して確保して登るのを繰り返す。夜明け 5時、いよいよハンターピーク裏側が眺めることができた。5,050m地点に到着した。ABCを出発してから 20時間経った。お互いを励ましながら新年あいさつを交わして寝袋の中にくたびれた身を入れる。暖かくて幸せだ。

2008021300458_5
頂上に座るギム・ウンシック隊員/バーナーを抱きしめ水の大切さに感謝するギム・グォンレ隊長/頂上直前でギム・グォンレ隊長とキム・ヨンチョル隊員

2008年 1月1日午前 10時。
しまった!
朝寝坊してしまった。重い身を起こしカップ麺で朝をすませ、北壁を見上げる。ハーネスを着け羽毛服を着る。二重靴を履いて羽毛服を着たら身体が鈍い。それでも寒さに震えるよりはずっと良い。頂上岩壁区間はキム・ヨンチョル隊員が先に進む。初めて高所を登る隊員にしては速度と高所順応が早い。
三人皆、初めのピッチを終わらせてロープを繰り上げるとロープが上って来ない。降りて見たらロープが鋭い岩に引っかかって抜けないのだ。ロープを整理した後、また登る。
岩壁はいつ崩れるかも知れない。手を出せば落ち、踏めば落石になって虚空に消える。それなりに最善をつくして登ろうと思うが落石は落ちていってしまう。
カム、ナッツ、ハーケンなどを使ってみるが、岩自体が脆く確保には不安定だ。
岩が鋭くてロープがスムーズにあがらず何度登ったり降りたり。しゃくに障る。
そのようにロープといざこざを続けていたら、いつのまにかナイフリッジだ。
これ以上登る所がない。午後 5時30分、ハラハラする頂上にと立ってみた。頂上は踏む所もない細く鋭いナイフリッジ状だった。
風が強く吹き、立っていることができない位に鋭かった。頂上で記念写真を撮って “忠北登山学校ファイト”を叫んだ。

2008021300458_6登攀ルート

登山日程
12.26 仁川-成都(出国)
12.27 成都-イルリュン-双鮎で民家にBC構築
12.28 3,800mに装備デポー
12.29 ABC構築(4,000m)
12.30 ABCでビバーク
12.31~1.1 5,050m地点到着(ビバーク 2日目)
1.1 登頂(ビバーク3日目)
1.2 BCで帰還
1.3 休息(イルリュンに撤収)
1.4 イルリュン-成都
1.6 仁川空港到着

登山成果
中国四川省、登頂記録がないハンターピーク(5,362m)を冬季東壁神登頂。忠北アルパインスクール(Chung-Buk Alpine School)と命名。すべての固定ロープを回収して最大限跡を残さないクリーンマウンテン登山実践。
文・ギムウンシック 忠北登山学校教務
---------------------------------------------------
以上記事引用おわり

| | コメント (0) | トラックバック (0)

軽視されるチベット文化、明らかになる本多勝一の無知蒙昧ぶり

少数民族としてチベット語は軽視されている-
北京発ロイター伝の報道です。

Tibetan language hurt by China's neglect - report by Reuters India 2/21
以下記事引用開始
----------------------------------------------------
学校ではチベットの子供たちは幼少から中国の国家言語(Mandarin 訳者注・北京語、厳密には「普通語」)を学ぶことを強制され、公式の場でチベット語の使用はできないと、Free Tibet Campaign が報告しました
(中略)
チベットの活動家は、漢民族による観光旅行と移動が、チベットの特徴的な仏教文化を侵していると警告しています。
チベットは高水準の自治を守るべきであり、それは言語の保護と支持を含みます。
しかし、FreeTibetCampaignは、地域の公用語としてチベット語の使用を要求して追放されたチベット人教師、ツェリン・ドルジェの事例を引用し報告しました。
チベット語のアドレスによる手紙は配達されず、両親はますます中国語で子供たちと話をしている。母国語がおきざりにされている社会において、チベット語を用いる権利を与えることを望む、とレポートされています。
「中国語の教育を受けなかったチベット人には有利な仕事の口がありません」とツェリン・ドルジェは語ります。
----------------------------------------------------
以上引用終わり

遠征登山中に、連絡官の目を盗んでチベット僻地の学校を訪問した私の経験ではやはり「中国語」とロシア語の教科書が用いられていた記憶があります。

さて、他人を誹謗中傷することにかけては当ブログも真っ青の元朝日新聞ジャーナリスト本多勝一の『実戦・日本語の作文技術』、共通語と方言を主題として外国の事例を挙げるため、こんなくだりがあります。

『文化大革命後の中国は、少なくともタテマエとしてはこれをもっとすすめている。各民族が教育の現場で右のように実行しているのはもちろんだが、少数民族はどうしても相対的に不利だとして、その発言が大きく政策に反映するようにと、国の最高機関に当たる人民代表会議への代表派遣数を、比例代表制でなしに、少数民族ほど高率の代表を送れるようにした。おそらく言語政策もそれを反映しているハズだ。』
実戦・日本語の作文技術 日本語と方言の復権のために p201
(太文字強調は筆者)

はははのは、本多大先生、見事に裏切られてますね。
マイノリティの言語政策に関しては、本多大先生や山岳ライター井上某氏のお嫌いなアメリカの方がよっぽど進んでいるんじゃないですか。
誤解なきように書きますが、左翼売国ジャーナリストとはいえ本多勝一大先生の「日本語の作文技術」は学生の頃から愛読・勉強させていただいてますがね。前述の部分は以前からひっかかってましたけど。
今後とも本多先生の左翼ぶりを満喫しながら、同書は大いに参考にさせていただきます。

しかし社民党のバカ女も、首相たるメガネ福田も、中共の使いっ走り唐家旋に頭あがらんね。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

日本・韓国・中国を席巻する「山岳スキー競技」

先日韓国で山岳スキー競技のアジアカップ第一戦 兼 韓国の第5回全国大会が開催、日本人選手が1、2位をしめた模様。
詳細は関係MLや腐れ雑誌ロクスノ等で情報が流れることでしょう。
フランスのkairn.comもアジアのレース状況に注目しているようです。

Ski de montagne : Coupe Asie en Corée by kairn.com

大韓山岳連盟の掲示板に、興味を引かれる書き込みがありました。
内容は韓国国内における山岳スキーの低迷を憂う内容です。
長いので要約すると、
1.競技参加者の平均年齢が高い。20代がごくわずか。10代20代の愛好者の育成が望まれる。
2.成績内容について・・・男子は1位の日本人選手に対し2位の韓国選手は29分遅れ、女子は韓国選手が優勝したものの、2、3位は中国の選手が占めた。これは深刻な背景を含んでいる。
3.中国は五年前はレベルも選手層も低かったが、このわずか五年で急成長した。
4.ISMCからフランス人講師を招いて韓国で講習を開催したが、定員30名に8名しか集まらなかったのも惜しまれる。
5.日本は山岳スキーの環境に恵まれている。
等々の内容である。
あくまで掲示板の個人の書き込みであり、組織としての公式見解ではないが、韓国における山岳スキーの現状をよく示していると推測される。

そして急成長中の中国は、登山関係について詳しいSOHU.comが総括報道している。
首届亜洲杯登山滑雪比賽在韓国閉幕 by SOHU.com2/20
以下記事引用開始
----------------------------------------------------
(中略)
全体の試合の成績を総括して、アジアの山岳スキー競技は初歩段階にあり、世界的先進レベルとの差は大きいが、日本の自然環境は非常に良く、この競技の発展速度は中国よりも早い。
我が国の女子はすでにアジアの最高水準に接近しているが、男子は依然として一定の距離を開けられている。今回の大会を通じて我が国女子メンバーの潜在能力は大きく、発展の見込みは良好である。
(中略)
 山岳スキー競技は冬季オリンピック参加の呼び声がとても高いプロジェクトであり、国際登山連盟は積極的に努力している。私達はチームを2月23日にスイスで開催される第4回世界山岳スキー選手権大会に派遣して、この運動が早く冬季オリンピックに参入するために努力し、我が国の山岳スキーのレベルを高めるために学ぶことである。
--------------------------------------------------------
以上記事引用おわり

SOHU.comはオーナーも6000m峰に登頂する山好きな人間で、登山報道には比較的詳しい。
この記事も中国国家体育局や中国登山協会の公式見解ではないが、中国における山岳スキー競技の将来を見据えたものとして認識してよかろう。
韓国、中国、いずれも日本のスキー環境を良好と認め、また山岳スキー競技の可能性を追求しようと努力する姿勢が見られるものである。
特に中国は東北部にスキー場を有し、インフラ整備によっては今後ますます山岳スキーのフィールドは開拓の余地があるだろう。
なお、今回のアジアカップの中国代表選定予選となった「OZARK杯2008年全国スキー競技」の模様が動画で公開されている。関心のある方はぜひご覧の程。

OZARK杯2008年全国スキー競技 by中国戸外資料網

| | コメント (0) | トラックバック (0)

酒の席で女性に山の話はするべからず

通ってるスポーツジムでは、運動前に高温サウナで体を暖めるんだけど。
そのサウナの中で若いねーちゃん方の噂話が耳に入ってうざいのよ、これが。
「・・・あの人って半年でつきあってる人三人め・・・」
「同じ職場でコロコロ変えてんのよね・・・」
「同棲から始まって・・・よくやるわよね・・・」
あー静かなブナの森に行きたいよー。

『下ざまの人の物語は、耳驚く事のみあり。よき人はあやしき事を語らず。』・・・徒然草
ただし、この後は「かくは言へど、」と続く(笑)。
結局おめーは何が言いてえんだ吉田兼好!!
といいつつも韓国の芸能ネタに耳を澄ます私。

ワックス、「キム・ジェドンに初めは魅かれたが、後から嫌になった」 by 中央日報2/14
以下記事引用開始
--------------------------------------------------------
歌手ワックス(32)がキム・ジェドンとともにした宴会のエピソードをうち明けた。
ワックスは最近収録されたKBS 2TV‘スターゴールデンベル’録画中に、キム・ジェドンに対する衝撃発言をして話題になった。
ワックスは「お酒は2~3杯飲むけど酒席が好きで雰囲気を楽しんでます」と告白した。
するとキム・ジェドンは「ワックスと一緒に飲みに行ったことがある」と明らかにして周囲の興味を引いた。
ワックスは「テレビでキム・ジェドンを見た時に面白い人に感じられて理性的にひかれましたが、宴会を何回かしたけど、その度に雰囲気が沈んでその気持ちも消えました。」
と衝撃発言をした後、
「キム・ジェドンはお酒を飲めば真面目な話や山登りの話ばかりする」と言って一同爆笑した。
--------------------------------------------------------
以上記事引用おわり
200802161940222100_1
右が歌手のワックス、左が韓国で売り出し中のコメディアン、キム・ジェドン。

山 登 り の 話 ば か り す る
って、登山大国の韓国 で さ え も 、山の話をコンパの席で女性にしたところで嫌われるんですね。
よくわかりましたか、日本で見合いの回数重ねている独身山屋の皆様。
あ、僕も英検の勉強の前に、会社で空気読む勉強しなきゃ。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

千切れたピッケル

日曜の朝、自宅にいる時に決まって視るのは山形放送の『姉妹局NOW』。
この番組は山形放送が姉妹局として提携している各国都市の放送局のニュースを放映する番組です。
山形県はあのクライミング天国コロラド州と姉妹都市なんですねえ・・・その割に、山形の山岳組織は中華人民凶悪国にしか目が向いてないようですが。
デンバーのCBS4はよくアウトドア関連の報道を流してくれるのが楽しみなのです。
それから韓国の安東文化放送は、アイスコンペの人工壁が近くにあるので希にクライミングコンペの報道が流れたりします。

17日の姉妹局NOWでは、コロラドのCBS4が雪崩で亡くなった登山者の家族について報道していました。
コロラド在住のある姉弟が登山中に雪崩に遭遇。
姉は雪崩に埋没、奇跡的に助かった弟は携帯電話の電波が通じる地点まで単独で下山、レスキューを呼んだという事故でした。
アメリカの遭難報道では、遺族が放送局に呼ばれて冷静にインタビューに答えたりしていて、国民性やメディアの違いというものを強く感じます。
今回出演した遺族も、亡くなった姉は生前に宗教に強く力を入れていたことを受けて、山で亡くなったことは幸せだったでしょうと断言しておりました。

さて、それと共に驚かされたのは、生還した弟が所持していたピッケルです。
おそらく鍛造ではなくプレス製の縦走用ピッケルなのですが、引きちぎられたようにブレード部分が消失しておりました。
この報道では、雪崩の規模・種類までは説明が無いのですが、あらためて雪崩の威力というものを思い知らされます。
そして、雪崩講習では埋没ということを前提に「埋没体験」などを行っているわけですが、雪崩に遭わないことの重要性を認識させられます。
だからといって、どっかのガイド氏のように「万一があってはならない→ビーコンは意味がない」のような詭弁に同意するつもりはありませんが。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

湯殿山 雪とぴあ2008

湯殿山 雪とぴあ2008に娘を連れて行く。
月山に近づくにつれ、天気は大荒れ、猛吹雪。
それでも子連れイベントは、良い意味での田舎、ローカルなイベントに限ります。
来場者は地元のヒトがほとんど。
悪天候のせいもあったのか、さほどの混雑も無く、アトラクションも時間待ちせず楽しむことができました。
屋台村も充実、ウサギ鍋や熊鍋、「森のミルクチャウダー」なんてのもあります。(美味しかった)
ずばり山形の親子連れにはお勧めイベントでした。
Pa0_0068
雪玉ビンゴに挑む娘。雪玉を作る「雪玉製造器」が気に入ったらしく、アトラクションよりも雪玉作りを楽しんでました。

Pa0_0067
スノーモービル牽引のバナナボート(有料)

| | コメント (0) | トラックバック (0)

救急法基礎講習

貴重な代休をピンポイントに充てて、本日の午前は日赤の救急法基礎講習を受講。
Pa0_0051
平成19年度から日赤の講習も「基礎講習」「救急員養成」に変わりましたね。
基礎講習は心肺蘇生とAEDがメインの半日講習です。
新しくなったテキストは、蘇生法は大人・幼児・乳児の各方法が併記されています。
しかし日赤の山形支部って、直前になんないと講習会の日程発表してくれないんだよな~
(宮城他県は年度当初に年間予定をウェブサイトに公表している)
今回も講習予定を見つけ速攻で予約を入れたのだが・・・

妻子は実家に滞在中なので、午後はネットラジオで好きなカントリーを流しながらゆっくり過ごします。

| | コメント (3) | トラックバック (0)

えいごに挑戦。

ネパールのガイドやポーターの皆さんも英会話の勉強に頑張ってます。

Learning to speak English is advantageous by The Rising Nepal 2/15
以下記事引用開始
--------------------------------------------
英会話を学ぶのは有利

外国人の顧客と接して苦労した経験から、英会話の勉強に励むトレッキングガイドやポーターが増えています。
ソル・クーンブのアン・チリ・シェルパ58歳は英語を勉強しています。 空き時間を見つけると英語のレッスンを受けています。彼は最初完全な文盲でしたが、英語を話す外国人登山者と話をすることができます。
彼はまだ完全に習得したわけではありませんが、以前のように外国人と会話することに恐怖感は無くなったと語ります。
--------------------------------------------
以上記事引用おわり

記事は英会話を習得してゲストハウスで働く青年や、ネパール人に英語を教えるイギリス人のエピソードなど掲載されてます。
彼等も苦労してるんですね。
以前にもブログに書きましたが、私が一緒に遠征登山を過ごしたシェルパでも、ほとんどの連中がギャンブルに興じている中、一人背を向けて英和辞典を読んでいるシェルパ(正確にはグルン族ですが)がいました。
現在、多数の中高年がトレッキングでネパールを訪れ、「(シェルパが)日本語達者だったよ」という声を聞くときがあります。
その日本語は、彼等は生活を賭けて必死に習得したものなのかもしれません。

んで、彼等に続けというわけでありませんが、先日受けた英検一次試験の結果が届きました。
私は現在、英検4級。
3級は中学生の時に筆記で落ちてトラウマになり以来受けてません。
ピチピチの(おっさん臭い表現だ・・・)女子高生に囲まれて準2級受けてみました。(いきなり2級受ける自信はないぞな)
で結果は↓
Pa0_0052_2
リスニングと英作文がまるでダメという、私の性格そのまんま現れた結果ですな。
きたる二次試験はもちろん、
Image_preview神 頼 み で す 。

| | コメント (2) | トラックバック (0)

あの人は今 ハミッシュ・マッキネス

ハミッシュ・マッキネスといえば、お年を召した方なら急角度のピックを備えたアイスアックスの考案者としてご存じのはず。
ベンネビスの麓、フォートウイリアムスのマウンテンフェスティバルで『山岳文化賞』授与という報道です。

Award high for Scots climber by News.scotsman.com2/12

Stretcher pioneer carries off win by BBCnews2/11

T_hmi_smilingハミッシュ・マッキネス氏近影

マッキネスといえば、かのボニントンにも影響を与え、エベレスト南西壁遠征では副隊長を務めた人物。
今回の報道では、アックスの考案者というよりも、レスキュー用ストレッチャーの考案・改良者としてスポットが当てられています。
なるほど、マッキネスのレスキュー用ストレッチャーのウェブサイトもあるんですね。
さらに意外な点は、映画「アイガーサンクション」等数々の映画撮影にも関わっていたそうな。
クライミングの成果を公にせず、ついた敬称は「the Old Fox」、というところから強い個性が伺えます。
私が所有しているベンネビスのトポにも、初登の項目にHamish MacInnesの名前が幾つも見受けられます。
今年77歳、どうぞいつまでもお元気で。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

ゾ・ヒョンギュのリーダーシップ

長期間にわたり過酷な状況下で同じメンツと生活と苦楽を共にするヒマラヤ登山では、きったはったのトラブルは裏話としてよく知られていますが・・・
こういうリーダーシップが美談として語られる点に、やはり日本と韓国の違いを感じますなあ。

韓国最高の智将 ゾ・ヒョンギュ by 慶南新聞2/11
以下記事引用開始
----------------------------------------------------------
200802110101011800000102sゾ・ヒョンギュ氏近影

“目標がある人生は成功することができるし素晴らしい。 何でも挑戦し冒険するということは、危険と挫折が伴うが、この冒険と挑戦意識だけが人間を新しく生まれ変わるようにする。”
-ゾヒョングギュ慶南山岳連盟副会長

ヒマラヤの諸葛孔明、知恵と徳・体力をすべて取り揃えたヒマラヤの生きた戦略家、ヒマラヤで登頂不敗の成功神話等々…慶南山岳界を一番先に進み導いているゾ・ヒョンギュ副会長(60・咸安中央薬局代表)を指す言葉だ。
ゾ副会長は今年還暦を控えている。 しかしヒマラヤに対する彼の情熱はまだ20代だ。
しかし実際に彼を見れば171cm、63kgのか細い身で、果してヒマラヤ死の地帯 8000mを登山することができるか疑問に思う位だ。

◆ヒマラヤの戦略家として
ゾ副会長の登山経歴は華麗だ。 1988~1989年韓国冬季ヌプツェ北西壁(7745m) 隊長として冬季世界初、1992年ナンガパルバット(8125m) 韓国初、1995年エベレスト南西壁(8850m) 世界第7登、韓国初という輝かしい業績を成した。 特に 1995年エベレスト南西壁は韓国山岳界が 6度の挑戦に失敗したルートだった。
しかしゾ副会長は徹底的な事前準備と優秀な隊員選抜、完壁に近い食糧と装備を準備して、困難な登山を成功に導いた。
彼がどんなにエベレスト南西壁登山に先立ち満を持したのか示すエピソードがある。
1994年エベレスト登山の前、日本エベレスト遠征隊長と副隊長を馬山に招待して、隊員たちを対象で講演会を催した。この席で尾形好雄副隊長は「1994年エベレスト遠征の時、第5キャンプ(8358m)に使わないロシア製酸素 3本を埋めておいて来た」と冗談を言った。
ゾ隊長はこれを見逃さず、酸素を埋めた正確な位置を絵で描いてくれるよう頼み、尾形は特に考えなしに応じた。翌年の 1995年 8月 27日、エベレスト南西壁を登った慶南の登山家たちは、悪天候で登山が長期化、重い酸素と食糧などを輸送するのに大きな困難に直面し、登頂の可能性が稀薄になっていた。
しかしゾ隊長は日本遠征隊が保存しておいた酸素位置を隊員たちに知らせ、登頂を準備したパク・ゾンホンは海抜 8300mで ‘値千金の酸素’を発見、 頂上に登ることができた。
結局この登山は私たちの山岳人たちに登頂中心ではない登攀主義を実践した、とても意味ある登山として国内はもちろん世界山岳界に道しるべを立てた。

◆暮すも一緒、死ぬも一緒
ゾ副会長は 20年間ヒマラヤで隊長や時には純粋な登山隊員として参加し、登頂不敗神話を作った。しかしなによりも彼の名声を高めてきたのは、20年間近く幾多の登山をしながら、ただ一人の隊員も失わなかったことだ。
いくら優れた登山をしたと言っても、仲間が生きて帰ることができなかったら、その価値は小さくなる。その意味でゾ副会長の隊員を大事にする心は特別だ。
彼がどんなにチームワークを重視して隊員たちの命を惜しむのかを示す有名なエピソードがある。
1992年慶南山岳連盟パク・フィテク、ソン・ゼドック隊員が韓国人初のナンガパルバット登頂を果たした後、下山中にソン隊員が気力がつきて倒れ、パク隊員も疲労で一緒に山から下りることができない状況になった。
パク隊員一人で下るのか、でなければ一緒に死ぬかの岐路に立った。
パク隊員は状況を無線でゾ隊長に知らせた。無線から返ってきた答は
『フィテック、お前一人で下ったら連絡官が持っているライフルで殺す』
パク隊員はソン隊員とのロープを解かないで第4キャンプに無事に下り、数日後ベースキャンプに無事に帰還した。
ゾ副会長は「もし二名の隊員が登頂後一緒に死んだら仕方なかったが、もし一人だけ戻ってきたら私が多分殺したはずです」と当時を回想した。
彼は「死が交差するヒマラヤ遠征で、遠征隊長は永遠に責任を負わなければならないし、死亡者の家族が自立できるよう、細心な気配りをすることができる人だけが隊員たちを導き出すことができる」とリーダーの資質論を強調した。
2004年 4月、ヒマラヤ登山隊長を歴任して慶南山岳界発展に寄与したパク・ズファン専務理事が癌で亡くなると、ゾ副会長を含め登山家たちは募金運動をした。そして故パク・ズファン専務理事の娘が去年蔚山大学校に進学すると同時に、募金した1000万ウォンを慶南山岳連盟創立記念日に渡したりした。
慶南の登山家たちは、先に世を去った先輩の家族の責任負う、美しい姿を見せたりした。

◆携帯電話も自動車も兔許証もなくて
1999年、ゾ副会長は新しい挑戦に出た。当時 51歳だった彼は一般隊員としてパキスタンのガッシャブルム2峰(8035m) 頂上に挑戦した。
1999年 6月 17日ベースキャンプに到着したゾ副会長は他の隊員たちと同じく、直接荷物を背負い、ルート工作をして7月17日ガッシャブルム2峰頂上に立った。当時彼は国内最高齢8000m峰登頂記録を立てた。
そして 2004年、56歳の年に世界第4位のローツェを登るなど国内最高齢登頂を二度樹立した。
1949年咸安で生まれ、現在も地元で薬局を運営しているゾ副会長は、一日15時間以上働いて体力を鍛えている。彼は薬局運営で多くのお金を儲けたが、大部分は精神肢体障害者や貧しい人たちに投資している。
現在彼は携帯電話もなく自動車も持たない。
「山に登るとか約束している場合以外は薬局にいるから、携帯電話は必要ありません。携帯電話は拘束される傾向があって購入しませんでした。」と携帯電話不要論を展開する。
乗用車を持たないことについては「薬局を出ればあちこちにタクシーがあるのに、何故車が必要なのか? 山の関係者と会ってお酒を飲んだりすると、自動車はむしろ悩みのタネになる」と語る。
これから還暦を迎えるゾ副会長は「現在の韓国山岳界は登頂することのみに捕らわれて成果中心の遠征登山が繰り返されるのが現実。今からでも敢然と改善して行かなければならない。慶南山岳連盟は登攀中心の登山を推進してきたが、これからもっと多くの新しいルート開拓に力をつくさなければならない。」とコメントした。
----------------------------------------------------------
以上引用おわり

『フィテック、お前一人で下ったら連絡官が持っているライフルで殺す
いやあ~私なんか真っ先に撃ち殺されそうだ・・・
でも思わぬところで群馬岳連のボンベが役に立っていましたね。

『山の関係者と会ってお酒を飲んだりすると、自動車はむしろ悩みのタネになる』
日本の、派出所も無いようなイナカの酒飲み山岳会の皆さん、ちゃんと代行車を利用しましょーね。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

【訃報】西川一三氏を悼む

時の首相・東条英機より命を受け、僧侶に変装してチベットに潜入、戦後はGHQの取り調べを受けるなど数奇な運命を辿った西川一三氏が亡くなられました。

西川一三氏死去 by 毎日新聞2/9
Nisi若き日の西川氏

その著書『秘境西域八年の潜行』を手にしたのは高校生の頃。
国家の命を受け、チベットに潜入するというスリリングな展開もさることながら、私にとってチベットに目を向ける原動力、受けた影響は欧米各国の探検家よりも大きいものがありました。
中公文庫の書籍が現在は入手し易いようですが、機会ある方にはぜひ図書館あたりでオリジナルの単行本を読むことをお勧め致します。
戦後の消息については、盛岡で理髪用具の業者として達者に暮らしているとお聞きしておりました。
偉大な先達として、謹んでご冥福をお祈り致します。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

アルペンスキー修行日記 2/10【バッジテスト】

スキーをウン十年ぶりに再開したものの、今の自分の滑りはどの程度なのか?
その検証を目的に、バッジテストなるものを受けてみる。
初心者向けと言われる3級を目指すのだが、スキー関係の月刊誌や単行本をいろいろ探っても、取り上げられているのは2級以上ばかり。3級は軽んじられているのか?
それならブログで記事にする価値もあろう、ということで以下、3級取得日記。
(なお、以下のバッジテストは蔵王スキー学校におけるものである。)

いつもより早めに蔵王上の台ゲレンデ・ジュピアに到着。
スキー学校のカウンターとは別に机が出され、そこでバッジテスト受検者受付。
受ける級を申告し、ゼッケンを受け取る。私は67番。
3級は講習検定ということで、スキー学校のいつもの一般レッスンの中で審査されることを言い渡される。
1、2級受検者はどこかのゲレンデに消えていき、私はスキー学校のいつもの集合場所へ行く。
私と同じ「検定」と書かれたゼッケンを付けている者が5人程いてほっとする。
スキー学校のウェブサイトを見ると、01年以降3級合格者の名前が記載されていないのだ。
「3級受検ですか?」
と隣のゼッケンを付けた人に聞かれ、少し会話を交わす。今日は3級受験者が4名と学校関係者も多いと言っているという。
さて、いつもの班分け。
今日は自分でも調子がよく滑れたが、ゼッケンを付けた者は一つの班にまとめられる。今日は一般レッスン受講者4名、3級受験者4名のグループ。
インストラクターは笹沼先生。
先生は誉めて教えるタイプではなくて、ズバズバ「ダメ出し」するタイプ。
はじめにゲレンデを皆で移動した後、
「皆さんの滑りを見ましたが、靴に頼りすぎです。」とバッサリ。
体重移動の重要性を学ぶため、プルークでゲレンデを滑り降りる。
「君は上体が後傾してるよ」と注意を受ける。
あー、それってスキー再開した時から言われてるんだよね・・・気を付けてるつもりでも今回言われちまったよ・・・
いつものレッスンと違い、検定を兼ねているかと思うと、減点対象になっているのではないかと気が気ではない。
上の台ゲレンデが非常に混んでいるため、林を隔てた隣のサンライズゲレンデに移動。
上の台ゲレンデではJポップの甘ったるいラブソングがBGMに流されているのに対し、サンライズゲレンデのBGMは何故か

Ro2「ロッキー」のサントラが延々と流されている。
しかもスタローンのダミ声の台詞入り。
リフト柱と林の狭いエリアで、小回りの練習。受検者には当然採点対象となる。
背後にはロッキーの
Ro1トレーニング場面のチャラララッチャラ~チャラチャララ~という音楽が流れる。
気分は高ぶるぞ!でや~!と小回りターンに挑む。
インストラクターからは一言。
「体がついていってないよ」
うう・・・
Ro5ノックダウンした気分。
それから皆でゲレンデ上部に移動。
一般講習生は先にゲレンデ下まで滑らせ、受験者は後から一人ずつ滑ることになる。
検定のフリー滑走らしい。
下では一般講習生とインストラクターに注目されている。
あーもうこんな緊張感いやだーとおもいつつ、最後に私が滑る。
ターンでボロをみせたくないので、前半は大回りでゲレンデを下り、最後にちょろっと小回りをみせる。
皆のところに帰着、インストラクターからは
「ダメだよ!ターンでストックを突いた後、腕が引きっぱなしだよ!」
あううう・・・
インストラクターの顔が
Ro4ミスターTに見える・・・
その後、もう一度リフトで上に昇り、サンライズゲレンデから上の台ゲレンデに移動する。
さっきのダメ出しで緊張の糸は切れているのだが、移動の過程も審査されるだろうな、と思い最後まで気を抜かずに反省点を思い浮かべながら滑る。
帰着したところで解散。
検定発表は15時から。
もう緊張の糸が切れて耐えられない。ゲレンデで一本滑ってみたものの、集中力が切れているので一旦自宅に戻る。カフェオレ飲んでゆっくりしてから、再び蔵王に。
上の台ジュピアを15時ちょうどに訪れる。
スキー学校のカウンターに大きな模造紙に油性ペンで大きく合格者の名前が記載されていた。
あれ?
あれだけダメだしされたにもかかわらず、私の名前がありました。
3級は4名合格。私は上から2番目、得点数は182点(合格は180点以上)
なによりビックリしたのは、大勢の1、2級受験者がいながら、合格者はほんの数名だったこと。
スキーの世界はまだよくわからないのだが、それだけ難関なのか、自信過剰が多いのか?
スキー学校のカウンターも、不合格の方々がインストラクターに自分の滑りを講評してもらう「相談窓口」と化していた。

Pa0_0049
どーにかこーにか取得した3級。
これをステップに、また精進したいと思います。

| | コメント (4) | トラックバック (0)

絶倫登山

頼もしい知人からの情報提供でございます。

男性向け性的不能治療薬、高空飛行に役立つ可能性=イスラエル研究 byロイター2/8
以下記事引用開始
---------------------------------------------------------
[エルサレム 7日 ロイター] 男性向け性的不能治療薬がイスラエル空軍パイロットの高空飛行に役立つ可能性があると、イスラエル軍の公式雑誌が最新版で伝えた。
 同誌によると、退役軍人がタンザニアのキリマンジャロ山で実施した研究で、男性向け性的不能治療薬シアリスの有効成分タダラフィルに薄い大気中での呼吸を改善する効果が認められたという。
 同軍のスポークスマンは、登山家とパイロットが感じる酸素欠乏状態は比較にならないなどとして、軍のパイロットたちがそうした性的不能治療薬を使用する予定はないとコメントしている。
---------------------------------------------------------
以上引用おわり

実は昨年、台湾のチョモランマ隊がバイアグラを活用しているという情報はキャッチしてたんですがね・・・
図らずも今回の報道はED治療薬が高所に有効(らしい)ことを示す結果になってますね。
日本でさすがにこんな風に利用している人はいないよな・・・・と思ったら。

ひでちゃんの救急箱 プリズマホルモン精
男性ホルモン内服服液 プリズマホルモン精
【用  法】
 毎食前用とする。不眠症、冷え性、夜尿症は就寝前に服用。心身過労、運動過労、
 業務過労、登山等の時は、随時使用します。

ええっ~
心身過労・運動過労・業務過労の次がいきなり登山ですか。そうですか。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

二枚舌のパタゴニア日本支社公式見解を嗤う

以前書いた記事 『狂信的環境テロ集団シー・シェパードと「環境」企業パタゴニアの関係(1/21追記)』 は当ブログ読者様のお計らいもあり、多くの方々にご覧頂いたようです。
ネットの各方面でも同様にパタゴニア日本支社の公式見解を求める声があがっていました。
当方は、あえて公式見解が発表されるまで「待ち」の姿勢でいましたが、2月2日にウェブサイト上で公式見解が明らかにされたようです。

Sea Shepherd に関する公式コメントについて by パタゴニア日本支社2/2

ウェブサイト表紙からはわからない、にくい心配りの記事発表(笑)
さて、その内容ですが、
以下記事引用開始
-------------------------------------------------------------
最近、南極海で Sea Shepherd の所有する船が、捕鯨を中止させ、また捕鯨船によりクジラが殺されるのを防止するため、日本の捕鯨船の甲板に“悪臭弾”を仕掛けました。これに対して日本の捕鯨船は Sea Shepherd を "非人道的なテロリストの攻撃" として非難しました。

過去において Sea Shepherd は、直接行動という戦術を採用してはいるものの、人命に対する脅威は回避するよう注意深く行動してきました。パタゴニアの考えでは、Sea Shepherd の今までの行動は“科学的調査”という名目で行われてきた "クジラの捕獲" を、日本を含む各国の捕鯨船に中止させるという組織ミッションに対して効果を発揮してきたと捉えています。こうした捕鯨は残酷的かつ暴力的であり、不必要なものです。Sea Shepherd に対する支援は、残された世界中の野生生物、特にかつての生息数から激減し、現在わずかな生息数しか残っていない生物を保護することに活動の重点を置いている環境団体を支援するという、弊社の大局的な目的に含まれたものでした。

パタゴニアは、Sea Shepherd の戦術に賛同されないお客様がいらっしゃることを認識しています。そのため、弊社はあらゆる機会において、クジラをはじめとする野生生物の保護に対する情熱の結果として、いかなる関係者にも危害が加えられたり、怪我を負うことのないよう、Sea Shepherd をはじめとする環境団体の行動を今後とも継続的に監視していく所存です。
-------------------------------------------------------------
以上、引用おわり

甲板にぶちまけた化学薬品を「悪臭弾」と表現し、船から船に乗り移る危険行為には言及せず、『こうした捕鯨は残酷的かつ暴力的であり、不必要なものです。』と斬りすてた公式見解。
当ブログをご覧頂いている方々には様々な考え方をお持ちの方がおられることをふまえた上で、こう公言いたします。

日本山岳ガイド協会所属、東北山岳ガイド協会 大滝勝は、パタゴニア日本支社が環境テロ集団の暴力・危険行為を容認した公式見解を持ち続ける限り、パタゴニア社製品の購入・使用はいたしません。

| | コメント (4) | トラックバック (0)

登山者の名刺

プライベートの(山岳ガイドの)名刺を新調しました。
本業の建設会社では守秘義務が特に厳格なセクションで勤務しているため、会社の名刺はプライベートで使えなくなりました。
昨年は意外と県外の山岳関係者とお会いする機会があり、あらためて新調してみました。
ちなみに、私の過去のプライベート名刺デザインの遍歴↓

Meishi_0519_l 名刺アーティス

結婚して引っ越したので次にこれ↓
海外山行も意識して裏面は英字表記。
Na_197 銀座名刺
(いずれも記載内容はダミーです。)

私のお薦めの名刺作成会社は銀座名刺です。山・自然関係の多様なデザインがあります。
以下、山関係の名刺デザイン

Na_868
Na_869
Na_944
以上、銀座名刺

21157120224960 こちらはVista.Print.jp社

結局私が今回選んだのは
Na_1116
春先の朝日連峰山麓をイメージしてみました。
いかにもクライマーという絵柄はパス。
さて、届いた名刺を前にして、幼稚園卒園式の歌『とっもだち ひゃくにん できるかな~』といったところです。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

松の木が大変アルヨ!!

すっかり毒餃子報道の陰に隠れてますが、中国は大雪で大変。
あの名山、黄山の松の木が大変アルヨ!

中国武警官兵成功解救遭雪威的黄山迎客松 by 新華網2/5
200321011472035191黄山の名所・迎客松
以下記事引用開始
-------------------------------------------------
中国の武装警察隊は黄山の迎客松を積雪の脅威から見事に救出!

先日の大雪は迎客松が広げる枝を押さえつけてしまいました。
武装警察黄山分遣隊の将兵達は緊急措置をとり、迎客松は真っ直ぐにそびえる姿を回復しました。
『黄山景勝地区に大雪、国宝の迎客松が耐えきれないので武装警察の将兵に緊急救援願い出ます!』
2日の5時30分、武装警察黄山分遣隊直属大隊の当番室は、黄山景勝地区の公安局の救助を求める電話を受け取りました。
5分後、分遣隊の副中隊長、楊遠征は将兵を連れ、12本の竹を担いで現場へ急行きしました。
明け方の黄山は暗く、石段がかすかに見える程度、道は濡れて滑らかで、常に断崖から滑落する危険に満ちています。
将兵達はリュックサックの縄でお互いにつながり、苦難に満ちた険しい石段を進みます。
足もとの積雪はますます厚くなり、石段はますます滑りやすく・・・3時間後、将兵達はついに迎客松に到着しました。

迎客松の位置は高くて険しいため、はしごは使うことはできません。
将兵達は事前に準備した竹を取り出して、足場を組み立てます。彼らは近くのホテルから竹ぼうき、ドライヤーなどを探し、高い足場に登り、松の木の上の重い積雪を払い、更にドライヤーで小枝間の残雪を吹き飛ばします。
5時間かけて、迎客松はまた元の顔を回復しました。
-------------------------------------------------
以上引用おわり

枯れた松に代わりプラスチック製のイミテーションの松も植えられている黄山。
それだけ重要視されている松の木の中でも「迎客松」は、かつて山火事が起きた際、あの周恩来が1000人体制で守らせたといういわくつきの松の木。
そりゃ積雪でボッキリいった日にゃ管理担当者のクビもボッキリいくでしょうね(笑)
しかも、
ド ラ イ ヤ ー で 小 枝 間 の 残 雪 を 吹 き 飛 ば し
という、涙なしには読めない記事でした。
餃子もこの調子で管理してくださいね。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

単細胞な日本海新聞

日本海新聞って、社主の娘婿(記者)が知事選に出馬したり、何かとおもしろい新聞社であります(仕事で鳥取に一年ほど通っていたときに愛読していました)
しかしブンヤがいかに勉強不足・知識不足とはいえ、凄い短絡的内容でないかい?

危険はらむコース外滑走 スノーボーダー遭難事故 by 日本海新聞2/5

ここ数日の遭難事例については、評論家揃いの遭難専門ブログにおまかせするとして、危険を孕んでいるのは自身が無知であることも自覚できない(優しく言えばその機会に巡り会えなかった)ボーダー、スキーヤー自身であって、コース外ってそんなに危険なんですかね?

| | コメント (0) | トラックバック (0)

目の保養に

幼児殺人の時には警察まがいのように一般市民を疑問視して追いつめるくせして、餃子問題では『深まる謎』『波紋ひろがる』とカマトトぶってるマスゴミの皆さん、日々ご苦労様です。
とっとと「中国の工場は怪しい」って言えば?
あーん、社民党の皆さん、ウェブサイトで餃子問題に触れるのまだー?

と、泡沫政党をいじめるのも飽きてきたので気分転換。
5fy3

Theme Park by WWD.com2/5
日本人デザイナー、ヤマモト・ヨウジとアディダスのコンビY-3がデザインしたウェア。
But the collection, inspired by the mountaineering lifestyle, was anything but frigid.
(登山の生活様式に影響を受けたコレクションは、冷たいというしろものではない。)
だ、そうです。

う~む、ただのおっさんの私にはどこに登山の影響を受けた衣装なのかさっぱりわからんが・・・
誕生日を目前に、少しは歳相応の服も着ようと思う今日この頃です。

| | コメント (2) | トラックバック (0)

アルペンスキー修行日記 2/3

1月は長期出張のためブランクがあり、ようやくレッスン受講。
最初のクラス分けでプルークボーゲンの女性と一緒になり、2人で受講となる。
ブランクがあくとやはり
Coelacanth_001進化しませんな。

今日の先生は安達光好先生
なぜこのような動きをするのか、このような体重移動がどのような効果があるのか細かく教える理論派タイプ。
私の滑り、どうも上体を前後・上下に動かす体重移動に乏しいらしい。
レッスンのおわり頃にはようやく以前の動きが戻る。とほほ。
これではレッスン料も「散財」ですな。
今日はキュッと冷えて、振り向くと山形盆地は白い雲に覆われ、周囲の朝日連峰がクッキリ見えて素晴らしい景色。
レッスンが終わり、一本だけ自由に滑った後速攻で帰宅。
帰宅途上の車中でパンを齧り昼食。
自宅で娘を拾い、そのまますぐ山形市内のスケート場へ直行。
スキーからスケートに、雪上トライアスロンみたいな一日でした。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

旅と冒険

Tb_2
新刊出版後、早速とりよせてみました。
いまや後輩と呼ぶのも畏れ多い竹内君ですが、この刊の特集によってよりよく人柄を知ることができました。
とくに編者が「空白の5年間」と題した、チョモランマ・K2の96年~ナンガ01年までの心境・環境については特に興味深く読めましたね。
山関係の記事は他に山岸尚将氏の家族でのクライミングツアー、今井考氏のハイナブラックの記録をメインとしたクライミング経歴の記事が興味深いです。
他のチャリダーさんの記録は全く興味がもてず読み飛ばし。私も歳取ったのかな。ははは。
お取り寄せはこちらまで

| | コメント (0) | トラックバック (0)

今こそ社民党!(棒読み)

1月31日早朝。
現場に赴く車の中で、NHKラジオ第一放送を聞いていた。
アナウンサーいわく、
『農薬入り餃子問題の究明が急がれるところですが、今朝は北京五輪の話題です。』
北京五輪の話題の後は、中国の対外投資の話題を野村證券の中国人研究員が延々と話す。
さすが消費者の安全よりも中国経済の話題を優先する中国共産党の犬NHK
当ブログ、アクセス解析ではNHK職員の皆様にもご覧頂いているようですが、サラリーマンとして上層部の方針には逆らえませんよね。
これからもどんどん中国政府様のための情報を放送してください。
当ブログのネタが増えて助かります。
ま、どこのマスゴミも北京五輪放映で当局のお怒りに触れちゃ大変でしょうから、中国政府とメーカーの責任よりも、日本政府の検疫体制に問題をすりかえたいんでしょうね。アカが書きヤクザが売りバカが読む朝日の社説とか日共の機関誌バカ旗とか読むとよくわかるけど。

そこで社民党の出番ですよ!
アメリカ産牛肉のBSE問題ではあれだけ論陣張って頑張っていた福島瑞穂おばさん。
中国政府とは
U661p1t1d8518464f1394dt200512072138こんなに仲がいいんでしょ?
ひとつガツンとBSE問題のように言って欲しいものですなあ。
国民と消費者の安全を守る社民党じゃなかったっけ?(棒読み)

それから山形で頑張っている草島進一市議会議員も、BSE問題のときには
『米国の経済社会は、企業論理優先で未だそんなことが日常的におこなわれている。テロとイラク戦争の件もそうだし、米国社会への疑問が沸いてくる。BSEは、即食卓の問題だから怖い。』
と、イラク戦争にまでスケールアップして論じているのに、今回の餃子問題では
『・・・改めて中国産、外国産食材の実態を再考することが大事だと思っています。』
と、ちとトーンダウンしてませんかね?

さあ!
今こそ社民党&平和市民団体の皆さん!
中国にガツンと言ってやってください!仲いいんでしょ?
まさか日本の検疫体制だけ追求して終わりじゃないよね?

| | コメント (0) | トラックバック (0)

冬空を吹き飛ばす爽やかなニュース

ここは山形、日本海側。
今冬、月山の姿は厚い雲に覆われ、まだ2~3回しか見ていません。
テレビ新聞を見れば、毒入り餃子に子殺し・親殺しの暗いニュースばかり・・・
そこへ、こんな爽やかな明るいニュースがっ!!!




日教組が教研全体集会中止 会場拒否のプリンスホテル提訴も by 産経ニュース

| | コメント (0) | トラックバック (0)

金副隊長の山岳救助隊日誌

遭対のオヤジといえば、私はおくゆかしい性格なものでどこの誰とは言いませんが、「知人の遺体を背負った」とか「死人を見たことあるのか」とか自慢げに語る勘違い糞オヤジがたまにいるようですが。
ああいう連中のロジックでいえば、葬儀屋さんなんかはいいクライマーになれるんでしょうね。
そういうわけで遭難救助関係者の本って、ちょっと距離を置いて読んでるんですが、この本はなかなかでした。

04651998
金副隊長の山岳救助隊日誌―山は本当に危険がいっぱい

何が「なかなか」かと言えば、文章にあふれている「温かさ」でしょう。
丸山某の遭難本よりはずっといいですね。
それはさておき、奥多摩で頻発している遭難を描いたこの本、ツアーガイド関係者は必読と思います。
登山道があるといっても、墜ちれば死ぬという現実。
私自身の奥多摩といえば、「みたけ山山岳マラソン」で走った程度の印象しか無いのですが、あらためて低山の危険性を啓蒙してくれる本です。

| | コメント (2) | トラックバック (0)

« 2008年1月 | トップページ | 2008年3月 »