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千切れたピッケル

日曜の朝、自宅にいる時に決まって視るのは山形放送の『姉妹局NOW』。
この番組は山形放送が姉妹局として提携している各国都市の放送局のニュースを放映する番組です。
山形県はあのクライミング天国コロラド州と姉妹都市なんですねえ・・・その割に、山形の山岳組織は中華人民凶悪国にしか目が向いてないようですが。
デンバーのCBS4はよくアウトドア関連の報道を流してくれるのが楽しみなのです。
それから韓国の安東文化放送は、アイスコンペの人工壁が近くにあるので希にクライミングコンペの報道が流れたりします。

17日の姉妹局NOWでは、コロラドのCBS4が雪崩で亡くなった登山者の家族について報道していました。
コロラド在住のある姉弟が登山中に雪崩に遭遇。
姉は雪崩に埋没、奇跡的に助かった弟は携帯電話の電波が通じる地点まで単独で下山、レスキューを呼んだという事故でした。
アメリカの遭難報道では、遺族が放送局に呼ばれて冷静にインタビューに答えたりしていて、国民性やメディアの違いというものを強く感じます。
今回出演した遺族も、亡くなった姉は生前に宗教に強く力を入れていたことを受けて、山で亡くなったことは幸せだったでしょうと断言しておりました。

さて、それと共に驚かされたのは、生還した弟が所持していたピッケルです。
おそらく鍛造ではなくプレス製の縦走用ピッケルなのですが、引きちぎられたようにブレード部分が消失しておりました。
この報道では、雪崩の規模・種類までは説明が無いのですが、あらためて雪崩の威力というものを思い知らされます。
そして、雪崩講習では埋没ということを前提に「埋没体験」などを行っているわけですが、雪崩に遭わないことの重要性を認識させられます。
だからといって、どっかのガイド氏のように「万一があってはならない→ビーコンは意味がない」のような詭弁に同意するつもりはありませんが。

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