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ボナッティにとって、K2とは何だったのか

ワルテル・ボナッティの名前がイタリアのメディアを飾っています。
イタリア語はよくわからんのですが、そのニュアンスは
『54年後に認められた、K2初登頂でのボナッティの役割』です。

K2, dopo 54 anni riconosciuto il ruolo chiave svolto da Bonatti by Italia e mondo3/28

K2: a Bonatti non servono nuove riabilitazioni by Montagna.tv3/31

Walter158x237最近のボナッティ

イタリア隊によるK2初登頂は、登頂サポートに廻されたボナッティにとっては不本意な登山といわれていますが、現在までその記録に関して何らかのトラブルがあったようです。
このたび改めてボナッティがK2初登頂において果たした役割が再評価されたというのが記事の趣旨らしいです。(イタリア語はわかんねーのよ)

思うに、登山の成果を巡ってこれだけの長期間にわたり争い毎となるのは、ナンガ峰のメスナーとヘルリヒコッファーの例もそうですが、ヨーロッパ圏の登山家にとっての「名誉」とはこれほどまでに尊重されるべきものなのか、と改めて感心します。
遠征隊で何かコトがあれば臭いモノには蓋をする極東の某島国の「登山文化」(笑)とやらとの違いを感じるのです。

しかしボナッティ本人に直接聞いてみたいですね。
アルプスだけでなくG4登頂という華々しい登攀歴を持つあなたにとって、K2という山はどんな存在なのか、と。

ちなみに上記 Italia e mondo紙の写真ではえらく老けてみえるボナッティですが、スペインのDesnivelによれば精力的にスペインはマドリッドに講演旅行にお出かけのご様子。
Bonatti_p2Desnivelより。さすがイタリア男、サングラスがダンディですなあ。

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ワーグナーの夜

休日の夜。
すみだトリフォニーホールで開催されている「地方都市オーケストラフェスティバル2008」の関西フィルハーモニー管弦楽団のコンサートに行く。
せっかく東京に来ていることだし、都会でしか経験できないことをしたい。
山なんか山形帰りゃいくらでもあることだし。

20080330i以前から生でワーグナーを聴いてみたかった。目的はそれである。
当日券でB席2000円を購入。
休日の夜の2時間、ワーグナーの音楽を聴く。
日々、汚泥にまみれる土木作業員だってクラシック好きなんですけど何か?
学生時代、東日本をチャリで縦断した際には、カセットで「ニュルンベルグのマイスタージンガー」流して朝の国道4号線を走ったりしたものであるよ。(あやしい)
開演前のプレ・トークで指揮者の飯守泰次郎氏が語ったように、ワーグナーはナチスドイツに利用され、その関係を問われた事もあるが、大自然を背景として壮大なドラマを音楽として形作っていることが最大の魅力である。

演目は「オール・ワーグナー・プログラム」と題して次の通り。
楽劇ニュルンベルグのマイスタージンガーより
 第1幕への前奏曲
歌劇タンホイザーより
 夕星の歌
歌劇ローエングリンより
 エルザの夢
 エルザの大聖堂への行列
 第3幕への前奏曲
ニーベルングの指環より
 ワルハラ城への神々の入場
 ワルキューレの騎行
 ヴォータンの別れと魔の炎の音楽
 ジークフリートの葬送行進曲
 ブリュンヒルデの自己犠牲と終曲

幸か不幸かコッポラの「地獄の黙示録」第1騎兵師団の攻撃シーンで有名になったワルキューレの騎行、生で聴くと最高です。
私は音楽に関しては無知ですが、この曲の旋律が他の楽曲にモチーフとして用いられているのは、やはりワーグナー自身も気に入っていたのでは。
すみだトリフォニーホールもクラシック専門のホールとして最高でした。
やはり東京はいいよなー。
犯罪者が多くて空気が薄汚いわりに、こういう文化施設が充実していて。
(ボク何か悪いこと書きました?)
入場料2000円で、下手な映画よりは心の琴線に触れる時間を過ごせました。

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神田小川町 シャヒ・ダワット

神保町古本祭りの最終日。
故・三和裕吉氏の「とっておき北海道の山」を購入した他、収穫なし。
もっとも、最近は必要な本は図書館で検索すれば良し、当てもなく本屋をぶらつくのは時間の浪費、という考えに傾いているので、古本祭りも昔のような魅力は無い。
神保町から靖国通りを歩いて、今日のランチはシャヒ・ダワット
入り口からワクワクするようなスパイスの香り。
Pa0_0030頼んだランチは「スペシャル」で三種のカレーをチョイスできる。選べるドリンク付きで私はもちろんラッシー。
辛さも選べるが、運ばれてきたカレーの表面には赤い唐辛子ペーストが浮いている。
これを混ぜて辛さを調節しろということらしい。今までの店には無いスタイルのカレーである。

Pa0_0029店内で目を引いたのはエベレストビールのポスター。
クライマーのウェアは最近のスタイルなのに、フルボディハーネスがキッチュな格好です。

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神頼み

東京に来て3週め。
頭上に満開の桜よりも、足下に散った桜の花びらに季節の移ろいを感じます。

Pa0_0033ぶらりと深川不動にお参り。
深川不動に参拝、祈願したのはもちろん家族の健康とガイド仲間の安全です。

Pa0_0032絵馬の奉納なんてやってみました。祈願したのは、●●山と△△峰にクライミングに行けますようにっ!
(このブログ、会社の人間も見ているらしいので伏せ字。)
えーえー、どうせわたしゃ気が弱いから海外登山行くのも神頼みですよ。
深川不動の近くは甘味処が多いのでまた行こうと思います。

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お気軽ディープウォータークライミング

よくクライミング雑誌の巻頭を飾る、ディープウォータークライミング。
海辺の岩場をフリーソロして、落ちたら海にドボンてやつですね。

さあ、あなたもディープウォータークライミングをお気軽にっ!
AquaClimb Poolside Climbing Walls: The Next Best Thing To Everest by Gizmod.com
Deep
利用料金じゃなくて施設費用8000$と書いてあるところが自宅にプールの多いアメリカらしい・・・
お好きな方はぜひどうぞ。

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「誰でもよかった」の嘘

今日もメチャメチャ仕事で疲れた。
近所に見つけたマッサージ屋に行ったら「凄い(体が凝って)ですねえ」と言われちまったよ。
そんなので凄いと言われても嬉しくない今日この頃。

疲れた体で宿に帰ると、ロビーの夕刊にまたまた衝撃的な報道が。
無差別殺人に、ホーム突き落としに、こんどは小学生が飛び降り自殺ですか。
ふー。

まず、「誰でもよかった」って、あれ大 嘘 だ よ ね 。
マスゴミの皆さんはお仕事ですから、そりゃセンセーショナルに取り上げるけどさ。
「誰でもいいから殺したかった」とか、
心身膠着状態で見境なく包丁ふりまわしたとか、
過去にも「無差別殺人」なるものはあったけどさ。
よ~く振り返ってみると、そういう事件の被害者って、たいてい女性子供とか多いんだよね。
誰でもよかった、とかいうわりには、極真空手の道場に突入したとか、山口組系事務所に刃物持って押し入ったとか聞かないよね。
裁判になるとすぐ「人権派」弁護士のカス共が精神状態がうんぬん説くけど、相手を選んでるよな、ああいう「無差別殺人」って。

Pa0_0027世間を騒がすと言う以前に、親御さんの事を考えると暗澹たる事件が起きている一方、メチャメチャ疲れたけど今日も仕事はおわり。
街灯に照らされた、七分咲きの桜並木の下を歩きながら銭湯へ。
銭湯の番台のおじいさんもコックリコックリ居眠りこいてました。
風呂で体を暖めたあと、満開のモクレンの下を歩いて宿に帰る。
また明日も重労働の日々です。

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インドが調子いいみたい

ネパールの政情不安でインドに登山隊が流れている、というお話です。

Indian peaks a hit with foreign climbers by Times of India 3/25
以下記事引用開始
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外国の登山隊増加

インド登山財団(IMF)によれば、2007年にはインドの山に52隊の外国隊が遠征しました。過去5年間では最高の数です。
2006年にインドを訪問した外国隊の数は36隊にのぼりました。大部分はヨーロッパからの登山者でした。
トップはドイツ、続いて英国、フランスとスペイン隊が続きます。
韓国人もとりわけインドの山々を愛しています。ドイツ人が2006と2007年に12の遠征登山を行い、イギリスとフランスの登山家は各々8つの遠征登山を行いました。日本人と韓国人はそれぞれ4隊、3隊です。
IMFの記録は、もう一つの面白い事実を示しています。
ラダックの標高6,153メートルのストックカンリは特に遠征隊に好まれています。
2006と2007年には26隊の外国隊を引きつけました。インド国内の登山者にも人気があるとわかりました。
IMFによれば、その他に人気がある山としてジャンム・カシミールのクン東峰(7,077メートル)とガルワールの6,830メートルのケダル・ドームでした。同期間に各々6隊と5隊の外国隊を引きつけました。
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以上記事引用おわり

と、いうわけで、インド登山が増えているようです。
理由として、IMF理事はネパールの政情不安からインドに登山者が流れたのではと語っています。
今年はチベットがハチャメチャそうなので、もっと流れるかな・・・
日本でも、かつてはCB山群などは登山期間も短く済み人気の山でしたが、かつて不評だったインドの登山手続きが尾を引いているんでしょうかね。欧米に比べれば登山隊の数は今ひとつのようです。
海外の公募隊のサイトを見ると、インドのストックカンリやケダルドームは結構ポピュラーなようです。

登山はさておき、いやビックリの報道といえば、
さあ、インド・ネパールで登山経験のある皆さん、ご一緒に!
あのタタがっ!
あ の タ タ が っ !
イ ギ リ ス の ジ ャ ガ ー 買 収 な ん て っ !!!!!

でもタタのウェブサイトを覗くと結構かっこいい車が並んでますねえ・・・

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Pa0_0026ふと上を見上げたら、東京はもう桜が咲き始めているのですね。
街路樹のモクレンも開いています。
山形在住の当ブログ読者の皆様、一足先に春を味わっておりますです。
休日は寝て過ごし、神保町で某山域特集の岳人バックナンバー、そして藤木九三の古典書を購入。

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山の記念

人は、登山の証をモノとして残したいのでしょうか。
まあ、私も前述の記事で書いたように、登った山の石で焼き物を作ったりしていますが。

緊急探找:“登山英雄”劉連満失了的栄誉奨章 by 中国戸外資料網3/22

記事の概要は、今年79歳になる劉連満氏が、引っ越し移動中の車が故障、荷物を降ろした際に長年の登山で受賞した証明書・メダル一切合切が入った箱を紛失、ショックのあまり心臓を病んでいる劉連満氏は薬を服用してようやく持ち直すほどの衝撃を受けました。現在、メディアを通じて広く拾得者がいないか呼びかけているという記事です。

11822182969724768この劉連満氏。
1960年に中国隊がチョモランマ北面からの登頂に挑んだ際、王富洲、屈銀華、貢布らと共に頂上アタックに赴きましたが、頂上目前に劉連満氏は登頂を断念、それだけでなく仲間のために酸素ボンベを残していったことから伝説的英雄として周恩来に建国記念日式典に招かれたという人物です。

この記事を読み、やはり人は『記念』というものは形として残しておきたいものなのか・・・と考えさせられました。
登山が国家の威信を賭けた時代の人の、ちょっとお騒がせな話題ではありますが、無事見つかることをお祈りします。

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墨田区 ラリサの店

カネはたまりませんが疲労は溜まる今日この頃。
土曜の夜は近所のロシア料理店「ラリサの店」にお出かけ。

Pa0_0025特にガイドブックも資料も参照せず開拓のつもりで行ってみたのですが、いろんな相撲部屋が近くにあることを反映して、ロシア周辺国から来日した外国人力士ごひいきの店のようでした。
店内も相撲の番付や力士の写真、カレンダー、サイン色紙など、相撲部屋の多い下町風ですな。
モニター画面にはロシア版MTVが流れていて、なかなかエロエロな画像である。
今晩はボルシチとペリメニ、ピロシキとロシアンティーの夕食です。
ウクライナ出身のラリサさんが作るボルシチは真っ赤なボルシチ、トマトの赤ではなくビーツの赤ですね。
ロシア料理を堪能した後、いつものように銭湯に向かって今週もおしまいです。

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どぜう 伊せ喜

諸般の事情で、本日のお仕事は午前中で早上がり。
宿に昼過ぎ戻るが、疲れがたまってるのかベッドで休む。
夕方再起動、都内の山岳部OBのところへ行き、挨拶を兼ねてチベット問題からツアー登山会社の話題まで、駆け足で登山業界?の情報収集。
疲れが溜まっているのが自覚できるほど疲れてるんだけど、山岳部関係者と山の話をすると元気が湧く。

夕餉は近所のどじょう料理専門店 どぜう伊せ喜 に行く。
Pa0_0023注文したのはどぜう蒲焼丼、どぜう汁。
骨ぬき、なんてのがメニューにあったけど、どじょうといったらやっぱりあの骨の感触と苦みだよね。
というわけで気に入ったのは、蒲焼丼よりもヌルっとした感触のどじょうがそのまんま入っているどぜう汁です。
どじょうは東京の郷土料理らしいですが、私も幼少の頃、実家のすぐ近くの馬見ヶ崎川(まみがさきがわ)で母に連れられてどじょう捕りに行ったものでした。
今はもう河川改修が進み、魚捕りをする子供の姿は見られません。
夕食のオカズを近所の川で捕るというのは、今からみればなんとも贅沢なものかもしれません。

ただウエイトレスのおねえちゃん、老舗の料理店に似合わない世間話を声高にしていなければ、もっと良いお店なんですがね。

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東京ドライブ

毎朝、毎夕、東京のど真ん中をドライブしてます。
もちろん視線はカーナビに釘付けです。
田舎から来た私にとって、朝夕ラッシュ時の東京の自動車通行量イメージ↓

060714wildebeest ヌ ー の 大 移 動

火曜日だってのに疲労度は週末そのものです。
Pa0_0022
本日は一人で移動だったので、仕事帰りに寄り道して「かめ福」の鯛焼きを購入。皮がパリッとしていて美味でした。
え?
いつものいかがわしい山の話題ですか?
ま、ちょっと休憩です。

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【映画】胡同の理髪師

Fu
胡同の理髪師 公式サイト(岩波ホール)

中国、北京の旧城内に位置する胡同(フートン)。
胡同の伝統的な建物、四合院に宿泊するのが私の夢だったが、近年の経済発展およびチベット人民を虐殺する中華人民凶悪国で開催される北京五輪のため、現在はその多くが取り壊されてしまっている。
この胡同に住む齢90歳の理髪師の静かな日常を描く。
波乱に満ちた大事件などは起こらず、周りの老人たちが次々と鬼籍に入り、人生の終末を静かに見守る理髪師の静かな日常。
ただそれだけなのですが、今の私には落ち着いた時間を過ごせる映画でありました。

年を取り、自分の死を常に意識する年代になる頃、私は何をし、何を考えているのだろうか。

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【映画】ビルマ、パゴダの影で

休日。
かねてから上京して見に行こうか迷っていた映画2本をハシゴ。

『ビルマ、パゴダの影で』公式サイト

スイスの女性監督アイリーヌ・マーティー監督が観光PR取材と偽り、ビルマ国内の少数民族弾圧を取材した記録映画。
日本のメディアでは長井健司氏の銃殺と重ね合わせて紹介されることが多かったが、内容は長井氏の射殺事件とは関連はない。
以前からミャンマー/ビルマの少数民族弾圧に関心をお持ちの方なら、特に目新しい内容ではない。
故・ボー・ミヤ将軍のインタビューなども何を今更という内容である。
KNLA(カレン民族同盟軍)から分派・分裂した民主カレン仏教徒軍(DKBA)の徴兵の実態を知り得たのは貴重なインタビューであったが、KNU(カレン民族同盟)を心情的に支持していた私としては、都市部で事実上の無差別テロ行為に走りつつある現在のKNU幹部の動向を知りたかった。
もっとも、限られた取材方法で映画を製作したアイリーヌ・マーティー監督にそこまで要求するのは酷なことであり、ミャンマーの少数民族弾圧を公にするという観点で、画期的な映画ではある。

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チベット暴動と弾圧に想う

出張で新聞に目を通さずにいた時期にチベットで大暴動が発生。
呆道ステーションとかいうバラエティ番組でチベットの漢族支配を絶賛した朝日新聞社のキチガイ論説委員加藤千洋はともかく、チベット問題を少しでも齧っていたなら、今回の暴動は遅かれ早かれ予想されたものである。

しかしまた見事に日本のメディアは新華社の情報垂れ流しですね。
でも当ブログはマスゴミの記者さんにご同情申し上げますよ。
うっかり中国政府に批判でもして、特派員追放なんてなったら北京五輪も放映できなくなりますからね。
普段は偉そうにジャーナリストヅラしていても、所詮はサラリーマンですからね。
お仕事ですから、頑張って中国共産党の犬になり果ててくださいな。

それから保守系ブログにみられるような「ボイコット北京五輪」には私は賛同いたしません。
モスクワ五輪ボイコットでのアスリート達の悲劇をナマで知っている世代としてはね。
ただし、日本のメディアの「北京五輪を憂う」論調は読んでて滑稽なくらいですな。
そこに電波全開200パーセントの毎日新聞社説が流れました。

社説:ラサ暴動 北京五輪にダライ・ラマ招け3/16毎日新聞

社説の締めくくりに唐突に
『北京五輪の聖火リレーでは、チベットの聖山チョモランマの頂上にチベット族と漢族の合同登山隊が聖火を運ぶ。それなら、なぜ五輪の開幕式にダライ・ラマ14世を招待しないのか。』

あはは、味噌汁で顔洗って出直せや、毎日の論説委員は。
こうして気軽に机上の空論を並べ立てることができる三大紙とやらの社説って、何なんでしょうね。私にも書けそう(笑)
中国政府の狙いは、暴動の首謀者をダラムサラのチベット亡命政府に仕立て上げ、テロ組織呼ばわりしたいこと。そうすれば国際論調を気にすることなく「対テロ」として遠慮なく虐殺できますからね。
そして、仮に世界各地でチベット人の抗議が起ころうと、中国各地で何人チベット人を虐殺しようと、中国政府は北京五輪を断行します。
賭けてもいい。
え、根拠?
中共政府が天安門事件で一般市民を虐殺した現実を皆さんもうお忘れですか?
今、中国との経済的な結びつきを強めている世界各国政府は中共の犬と事を荒立てたくないというのが本音でしようから。ま、メガネ坊ちゃん福田が中共に強硬姿勢をとるとは絶対に思えません。
マスコミの皆さんも、北京五輪放映したいっしょ?

ああ、それからアメリカで何かあると「アメリカ社会は最低な格差社会・・・」と吠え立てる左翼の皆さんや平和市民団体の皆さん、チベット人に代表される中国国内の格差には沈黙ですか?
国会期間中にチベット弾圧の首謀者・胡錦濤にわざわざ40人以上も引き連れて頭下げに行った民主党のバカ共も少しは恥を知って下さいね。
イラクや核兵器反対の声は挙げても中国サマには決して声を立てない日本勤労者山岳連盟の姿勢もガツンと論じたいところですが、本日はこれまで。
今はただ、チベットの人々の行く末を見守るだけです。

そして、中華人民凶悪国が長年働いたチベット虐殺・弾圧の歴史は、いつか必ず、今現在は経済繁栄に浮かれている中国の若い世代たちに何からの形で重くのしかかるであろうことを、私は予言いたします。

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山の石採ってきましたけど、何か?

いつぞや珊瑚に落書きしていた外道の朝日新聞社がネチネチと何やら書きまくってますな。

南極の石、持ち帰っていいの? by 朝非新聞3/15

報道の主題は南極条約議定書に抵触する可能性があるとして、南極の石の持ち帰りの是非を問うています。JACの理事を引き合いに出してエベレストの石の採取にも触れていますが、私エベレストの石持ち帰りましたけど何か?
職業柄、私の周囲に地質専門家が多く、学術兼記念として岩石が最適だったことと、あることの目的のためです。
あることとは、山の石で焼き物を作ること。
これは元ネタを明かせば、五大陸最高峰登頂に成功した植村直己氏が、五大陸最高峰の石を砕いて「ぐい呑み」を作ってお世話になった方に配った、という実話です。

私の場合、イエローバンドで採取した砂質変成岩をそれと分かるよう、小鉢に埋め込んで焼き物にしました。
しかし。
焼き物制作を依頼した窯元のご主人から
ご主人「石って焼けば砕けたり溶けたりするから、埋め込む予定のその石、試作用にいっぱい持ってきて。」
私「あのう、その石あんまり手に入らないもので・・・」
ご主人「それって、その辺で拾ってこれるんでしょ」
私「あのう、エベレストの石なんです。」
ご主人「・・・・・・・」
ま、結局、イエローバンドの石は陶芸用の窯の熱にも耐えてくれ、望み通りの小鉢が完成しました。
もうすでに時代も登山形態も変わり、エベレストは登山者でオーバーユース状態の今、私のやった行為は議論の的になってしまう時代なのでしょうか。

ちなみに、私の我が儘なお願いに応じてくれた窯元はこちら↓
山形・平清水焼きの窯元 七右エ門窯

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にっぽんの風景 その2

今回の出張では身も心も疲弊しておりますです。
疲れた時は風呂!
下町といえば銭湯!
というわけでガガーリンの乗っていたボストーク宇宙船並みに狭いビジネスホテルの風呂にサヨナラし、夜の街に出る。

Pa0_0019いやあ、昔ながらの瓦屋根に下駄箱、イメージどおりの銭湯がありました。
男湯の戸を開けると、男湯・女湯の真ん中にある番台の老人に代金430円を払って入湯。
浴場も、壁一面に伊豆方面から見た巨大な富士山の絵。
けっこう入浴者で賑わっていました。
やっぱりホテルのユニットバスよりも、大きな湯舟に浸かりたいものです。
まして、疲れる出張のときはなおさらだ。
壁越しに、隣の女湯から温まりながら数を数えている子供の声。
番台の老人はお洒落にベレー帽を被っている。
常連さんが帰るときの挨拶は
「どうもありがとう」
番台の老人の声掛けは
「おやすみなさい」
年代物の柱時計の振り子が時を刻む、由緒正しい銭湯でした。

若かりし頃、山の帰りに同行の年上のおねーちゃんの濡れた髪の毛にドキドキしたものだなあ~
銭湯って青春だよな~(意味不明)
と、コーヒー牛乳を飲んでからホテルに帰る。

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にっぽんの風景 その1

少年凶悪犯罪発生率輝け全国第1位!の東京にお住まいの皆様、こんにちわ。
当ブログ、都道府県別の閲覧者数では、ダントツに東京の皆様に御愛顧いただいております。
12日からしばらく東京は下町某区に滞在しています。どうぞよろぴく。

中国共産党の犬HKが朝ドラの宣伝で
『日本の原風景が残る浅草を舞台に・・・』
というフレーズを聞く度に、
(なにが観光地浅草で原風景だバーカ、日本の原風景が見たけりゃ山形来やがれ!)
と思っていたのです。
が・・・

本日は所用で墨田区向島界隈の狭い路地を車で走っていたら・・・
「魚屋さん」
「豆腐屋さん」
など、昔ながらの商店街が並んでいて、ちょっと感激しました。
山形市内の私の実家近辺にもそんな店はありましたが、今現在はもう廃業。
田舎の山形は、自動車が幅を利かす田舎ゆえに、郊外の大型ショッピングセンターが大賑わい。
個人商店には市内ではなかなかお目にかかることはありません。

「ジャスコ」や「イトーヨーカドー」しか知らない私の子供達に見せてあげたい空間でした。

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登山隊のお土産

会社から帰宅してみると、玄関に何やらでかい段ボールが。
昨年の山形県山岳連盟ヤラシャンポ登山隊の隊員・吉田岳君からの宅配便でした。

中身は
Pa0_0001
登山隊の記録写真を使用した、素敵なカレンダーでした。

今まで色んな登山隊をみてきましたが、隊の記念としてこのような大判カレンダーを頂戴するというのも初めてでした。
まあ資金に余裕がある地方登山隊の成せる技というか、お洒落だなーというのが第一印象でした。
カトマンズ製の、一回洗濯するとグニョッと縮むセンスの欠片も無い刺繍Tシャツとかはよくあるパターン(笑)ですけど。
登山活動中の隊員の写真を眺めていたら、娘に
お 父 さ ん は 写 っ て い な い の ?』
と言われたのには胸にチクリときましたが。

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プローブを購入

先日のJMGA雪崩講習中、今まで使用していたモンベル社製のプローブに

52a7e249あ、違った、

Pa0_0086ザックリと亀裂が入ってしまいました。

というわけで、新規にプローブを購入。
購入したのは、
321036_1オルトボックス社の320プラス・スチールプロ。ステンレススチール製で重量は堂々の680g。
プローブはゾンデ捜索だけでなく、積雪断面観測時のスケールやビーコン捜索時の目印等、多目的に使用するため、1cm刻みのスケール付の製品、重量は無視し頑丈第一の製品にこだわりました。
購入先のマウンテンゴリラ誉田氏の話では自衛隊や警察でも使用しているらしい・・・
 ネットで検索すると、プローブは販売者も購入者も軽量第一で選んでいる方がほとんどのようですね。関東以西の温暖な山域や女性の方にはそれでよいのかもしれません。
 今回は前述のように亀裂が入って壊れたことと、重く硬いデブリを想定してスチール製を選択することに迷いはありませんでした。誉田氏からカーボン製のプローブも見せていただきましたが、私ならパスです。
 ちなみに東▲都岳連の講習で長さは2mが主流などと教えているらしいですが、雪国在住の私としては3m以上をお勧めします。

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ジョゼ・ジョバンニ 犬橇

よく拝読している あかねずみさんのサイト で今年のアイディタロッド(アラスカの犬橇レース)が話題になってました。
アイディタロッドといえば、何度も優勝している女性マッシャー、スーザン・ブッチャーの名前を記憶していたのですが、調べてみたら06年に白血病で亡くなっていました・・・合掌・・・

アラスカの犬橇レースといえば、性格の暗黒な私にとってはなんといってもジョゼ・ジョバンニの小説「犬橇」なのです。
以下アマゾンから引用
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自然を愛するあまり違法な狩猟者を射殺し、獄中生活を余儀なくされた男ダン・マーフィ。彼が住みなれたアラスカへ舞い戻ってきたのは、事件から5年後の冬のことだった。目的はアイディタロット1800キロ犬橇レース。毎年、数十組の参加者が争う危険きわまりないレースだ。ダンはあえて死を賭けた苛酷なレースに挑むことによって、もう一度生きる証を立てようとしていたのだ。激しい雪嵐、ライバルの妨害、飢え―数々の闘いが待ちうける雪原へ、彼は犬たちを駆る!仏暗黒小説の名手が厳寒の地アラスカを舞台に謳いあげる鮮烈な男のドラマ!
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以上引用おわり
図書館や古書店で見つけたら、 男 な ら 読 め !

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弥彦山・国上山エリア トレッキングガイド

山形の隣県である新潟には、数多くの名山がある。
今、私が一番登ってみたい新潟の山は、標高634m足らずの弥彦山。
植生に恵まれ、私の好きなカタクリが多く咲いているらしいというのが、登りたい理由だ。
その弥彦山のトレッキングガイドマップが発行されたというので、早速取り寄せてみた。

弥彦山・国上山エリア トレッキングガイド販売のお知らせ by 弥彦観光協会

代金300円を郵便振り込みで送金、早速送られてきたのは・・・
Pa0_0085トレッキングマップと、充実のパンフレット群。

Pa0_0084トレッキングマップは弥彦エリア、国上山エリア、雨乞~弥彦~多宝エリアの3地域の地図と詳細な各登山コースの解説、写真入りの植物解説などで構成されている。
地図面には危険個所、花のエリアの他、山麓の温泉その他観光施設まで豊富な情報が記載されている。
惜しむらくは、地図面の登山コースの解説で要所要所のポイントが巨大な「●」で示されているだけで、標高の記載が図面にも解説にも記載されていないこと。
ただし、その欠点を補ってあまりあるトレッキングマップといえるだろう。
アプローチ車道の冬季通行止めとか車両進入困難とか、なかなか他県の人間にはわかりませんからね。
また、越後平野から望む弥彦山域のシルエット写真が掲載されているのが有り難い。
バスの車窓を眺めているクライアントから「どれがどの山ですかっ?」とか、たいてい聞かれるんだよね~

併せて送られてきたパンフレットは、山麓の弥彦神社や温泉、それから遠方から来県する人にはありがたい、観光施設が詳しく記載されている大型の新潟県図。
私も山形市周辺の低山のトレッキングマップを幾つか持っているけど、それらは観光案内所に置かれているだけのもの。
遠方から弥彦山を目指した場合、山麓施設の資料も豊富ですので代金300円で十分ペイします。
弥彦観光協会の弥彦山に対する力の入れようがひしひしと伝わるトレッキングマップですね。
Pa0_0083

今春はぜひ弥彦山に一度行ってみたいなと思っています。

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登山が人々を救う----ノシャック峰にクライマーが還る日。

むかしむかし、冬の八ヶ岳のテントの中。
HAJの中川裕氏(現・日山協理事)と山の話をしていたときのこと。

私「あの~、アフガニスタンの山に行ってみたいんですが・・・」
中川氏「あ、それはですね、自衛隊に行って地雷処理のやり方勉強してきてください。」
私「・・・・。」
清く正しく純真華麗な当時20代の私は早速、乙種火薬取扱主任者の資格を取得した・・・が、アフガニスタン行きはまだ夢のまた夢である。

Noshaq
アフガニスタン最高峰にしてヒンズークシュ第2の高峰、ノシャック。
2000年になってヨーロッパの岳人達がアプローチを再開しているようだが、現在、ノシャックに至るキャラバンルートは地雷原になっている。
そして2008年、アメリカのカリフォルニア州立大学サンタクルス校の講師たちがアフガンの地雷除去運動を展開しています。
その目的の一つに、ノシャック登山再開を掲げて。

UCSC lecturer organizes campaign to remove landmines in Afghanistan by UC SANTA CRUZ3/4
以下記事引用開始
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MockUCSC講師ジョン・モック氏

2000年以降、ベースキャンプまでのルートが地雷原となったアフガニスタン最高峰ノシャックは近づきがたい状態になっています。
地雷は、タリバンの攻撃を防ぐために北部同盟によって設置されました。その結果、周辺の約1,000人の村民達は伝統的な放牧で牧草地に家畜を放すことができません。
そして、彼らが料理や暖房のために屋外で薪を集めることは、常に命懸けの行為となります。
1月に、UCSC講師ジョン・モックは、地雷除去資金を調達するために国際的な登山コミュニティに訴え、この問題を解決する運動を開始しました。

「最終的な目標は、村民や地雷犠牲者たちの苦しみを終わらせ、登山者と旅行者のためにノシャックを再び開放することです」と、モックは語ります。
「これは、全地域住民のために、持続可能な観光収入を生み出すことができるのです。」
「登山家のために、アプローチは登山における重要な課題の一つです。このプロジェクトは、生物多様性と保護、アフガニスタン奥地の開発における重要な問題に対処できるのです。」
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以上引用おわり

遠征登山の意義を見出そうと、学術隊をくっつけたり、昔から登山者はスポンサー対策も含めて、いろいろ社会的意義をつけたがる時代がありましたね。
地方の田舎の山岳組織ではまだ同様の動きはみられるようですが。
遠征登山そのものが、観光収入として地元の人々への貢献となる・・・という考え方は、今まで入山することによる環境破壊ばかり目を向けられていたヒマラヤ登山において、画期的な発想ではないでしょうか。(少なくとも筆者は不勉強ながら、日本に於いてこういう考え方をする人を知りません。)
前述の団体は現在地雷除去のための寄付を募っています。
目標額99485$に対して、2/25現在7515$集まっているようです。
詳細はこちらのウェブサイトで→ Return to Noshaq Campaign

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広島市 サワディー

昼間、広島市内の国道を車で走っていると・・・
前方の交差点、右折レーンで停車している車の左右から、シークレットサービスかといわんばかりに黒ずくめのスーツ姿の男達が飛び出した。
おおっ!と見ている間に、一台先の車を取り囲み、三越デパート従業員も顔負けの深々としたお辞儀をしているではないか!
ガンガン車が走りすぎる国道のど真ん中で礼儀を尽くす広島県人!
取り囲まれている車のパワーウインドウが開き、中に見えたのは、

Y_2←こ う い う 業 種 の 方 々 で し た 。

こんな素晴らしく礼儀正しい人々が住む広島滞在の最後の夜。
タイ料理サワディーで一人打ち上げ。
え?
お好み焼き?
今夜は安らぎと憩いを求めてタイ料理屋であります。

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シンハビールを傾け、バンコク週報を読みながらトムヤムクンが煮えるのをじっと待つ。
私の定番カオパットで腹を満たして宿に帰る。
さて、来週からまた東日本巡業の予感です。

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ああっ!ベス・ロッデン様がっ!

ああっ!
私のベス・ロッデン様がっ!
ムチムチな太股も露わに!(田舎の結婚式によくいる酔っぱらい爺風表現)
この馴れ馴れしい腕はトミー・カルドウェルか?

41330
UKclimbing フォトギャラリーより

アメリカあたりじゃ、日本の岳連のオヤジみたいに「ほら、そんな長いシュリンゲ足にひっかかって危ないぞ」とか言う人いないのかな?

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改めて、高見和成氏を悼む。

仕事を終えて宿で休んだ後、広島県立図書館に直行。
西日本の登山情報は、なかなか東北のイナカまで伝わってこない。
私自身、ネットに浮遊するメディア情報に依存してブログを書いているが、ネットが万能だとは思わない。
やはり郷土資料などは図書館に行くに限る。

本日の目的は、ヒマラヤニスト・高見和成氏の遺稿集『山毛欅林より』。
地道な鍛錬と豊富な冬山経験を経て、世界の山へ飛雄した高見氏。
こうした遺稿集で初めて、その人となりを知ることができる、というのは悲しい現実である。

池田常道氏いわく、かつての岳人はヒマラヤ遠征に際してはよく冬壁で経験を積んできていた、とロクなんとかいう腐れ雑誌に記述していたが、まさに高見氏の経歴はその王道をいくものだろう。
邂逅に恵まれ、シェルパやガイドの力を借りて8000m峰に登ったことを実力と勘違いしている昨今の風潮に私自身も重ね合わせ、深く反省させられる。
また意外なことに、高見氏自身は「よく本を読み知識を蓄積せよ」という意味のことも語っている。

遺稿集で特に強く印象に残ったのは、広島山稜会の木村知博氏による一文『忘れられた「がんぴ」の皮』である。
高見氏への二つの疑問として1.なぜ自伝に若い頃のヨーロッパアルプス北壁行の記録を掲載しなかったのか  2.後年の、「文化人もどき」への傾倒 の二つを挙げている。
「文化人もどき」への傾倒とは、高見氏が後年に自ら陶芸に勤しんだり、積極的に芸術家に関わり、個展開催を自ら催したりしている活動を指す。
これに対し、木村氏は
『彼は常々山以外の生き方に「人生の空白部」を感じていたのではないだろうか (中略) チョゴリ達成感の大きさに、山の「虚しさ」がしのびよっていたのではないかと推測する』と喝破している。
他に同遺稿集では他にも岡島成行(現・野外活動指導者CONE創始者、80年チョモランマ隊取材班)と高見氏の会話が秀逸である。
何が秀逸か。木村氏の文も岡島・高見両氏の議論も、「人生にとって、人にとって登山とは何か」を問いかける内容になっているからである。
きらびやかにちりばめられた海外登山の記録の中で、これら随所に光る「登山を問う」文章がこの遺稿集を引き立てている。

続けて広島山の会の40周年誌『山毛欅林』に目を通すが、十分に精読する前に残念ながら閉館のBGMが流れてしまった。高見氏の筆による、私も登った韓国・雪岳山の露積峰の記録が興味深い。(もちろん高見氏は私とは異なり、困難な西壁直登を果たしている。)
何より、広島県という西日本の一地方で、これだけ層の厚い登山者・クライマーが輩出される理由は何なのか、考え続ける。
岩場として三倉岳に恵まれ、アルパインクライミングの実戦場として大山に恵まれ、理由はそれだけだろうか。
フィールドに恵まれただけではなく、個々人が常に高い意識を持って山に望んでいた結果ではないだろうか。
昭和49年の高見氏のインスボンの記録に、ボルト乱打とトポに囚われる風潮を嘆く一文がある。昭和49年の文章である。

東北のどっかのイナカ山岳会みたいに、一つの山域で「お山の大将」に祭り上げられている人たちと異なり、常に意識を高く持ち、視線を外に向け続けてきた結果が、この分厚い記念誌『山毛欅林』に集約されている。
なお、広島県立図書館郷土資料の書棚には三倉岳のトポも収められている。また前述の記念誌『山毛欅林』にも三倉岳、大山のトポが記載されている。遠方から広島を訪れるクライマーさんのご参考までに。

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体との対話

出張先でネットにアクセスし、タウンページで先ず確認するのはエスニック料理店(笑)。
次に確認するのがマッサージ店である。
ビジネスホテルならたいていマッサージを呼べるのだが、あのフカフカしたベッドで施術されるのが好きではないので、宿の近所のマッサージ店を訪れることになる。

Jin008マッサージという手法で、私は体のケアを行う。
最近思うのだが、マッサージ師にも二つのタイプがいる。
一つは自分の覚えている手技をただ繰り返す人。
もう一つは、しっかり被施術者の体を手で探り、状態を把握してからマッサージに移る人。
後者は圧倒的に少ないのだが、今夜訪れた店のマッサージ師はそういう人だった。
術後は見事に腰の張りも消え、体が軽い。
「腰ですけど・・・ここが張ってますねえ」
と、そのマッサージ師が腰の張りの原因として示唆してくれたのは、なんと太股の前、大腿四頭筋だった。

トライアスロンや陸上競技をしている方なら既にご存じであろうが、人体には「代償行為」という現象がある。
例を挙げれば、肩胛骨まわりが硬い場合、本来使われるはずの肩胛骨に代わり別の箇所が体の動きのバランスをとるために使用される。そのため腰や足の動きが限定され、腰痛などの原因となってしまう。
などと、偉そうに書いている私自身も体の各所が硬いため、実体験として代償行為による痛みにはほとほと困っているのだ。
腰の張りの原因が大腿筋・・・あらためて体の仕組みについて考えさせられた。
ふりかえって登山の前のストレッチで、足腰を使う登山に肩の運動は関係ない、ストックワークのためだと勘違いしている人がいるかもしれないが、大きな間違いです。
肩や背中をほぐしてこそ、あなたの足腰も力を発揮できるのです。

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セクシー岩登り。

いやあ、さすが中国4000年だなあ。(棒読み)

CBA宝貝比基尼性感攀岩 by Tom.com
(セクシービキニの岩登り)
以下引用開始
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1204568269
どーでもいいんですが、この兄ちゃんは何をやっておるのか?

1204568277
だからクライミングの最中に何密着しておるのか?

1204568304
あ、これってジャック中根氏が警告していたハーネスによる「サバ折り」状態ですねっ!

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以上引用おわり

原文記事には、『注意:登山中は決して自分のヘルメットを脱がないでください。いつ落石に遭遇するかわかりません』とごもっともな注意書きがあるんだけどさ・・・
誰もメットしてねーだろーがよ!!
言うこととやってることの乖離は毒餃子の対応同様ですな。
オラオラ、ちゃんと中国登山協会は指導しろよ・・・こういう意味不明な光景は好きだけど。

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広島市 WEIN居酒屋ばんざい

英検準2級合格だよ~
この歳になると、嬉しい事なんて普段は滅多にないんだよぉ~
というわけで、前回の出張で目をつけておいた WEIN居酒屋ばんざいを訪れる。
ドイツ料理の居酒屋です。
試験合格を一人で祝うべく、ドイツ戦車兵の歌(←クリックすると音が鳴ります)を頭の中で響かせながら店に突入~(平和市民団体の皆さんごめんなさーい)

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店の入り口から「ドイツ!ドイツ!」という雰囲気ぷんぷん。

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一人で試験結果に乾杯。
ビールはビットブルガー。店内にドイツの守護神カーンがグビグビ飲んでるポスターが貼ってある。
山形では食べられないもの、ということでソーセージは血を固めたブルートブルストを注文。濃厚な味というが、私は美味しく食べられました。
考えてみれば、日本のマタギや東南アジア奥地の村、そしてヨーロッパのドイツと、動物(家畜)の血を様々な形で食べたり飲んだりする文化が存在するのは興味深い。
この店で私のツボにはまったのは
Pa0_0078カリーヴルスト。パンにソーセージをはさみ、ケチャップとカレーで味付けしたもの。運ばれてくるとプーンとカレーの香り。齧るとビリビリと(決してピリッとではない)効くマスタードの風味。一粒で二度美味しい感じ。
一人でもお手軽お気軽にドイツ料理が楽しめるお店です。

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今夜はお出かけ

今日も仕事は終わり。
仕事の相方は、社会見学に出発。

G0228_b広島嬢に会いに行きました。

清く正しいサラリーマンの私はホテルの部屋に籠もり、ネットで多々情報収集。
あ、今日は英検準2級の二次試験発表の日だ。
・・・面接はダメでした・・・
鬱々な気分でパスワードを入力、合否発表を確認すると・・・

Ei
がちょーん!(谷啓 風)
受かってる。
アティチュード(自分の考えや情報を積極的に伝えようとする態度を評価するもの)は3点満点で1点。
下手な心理テストより私の性格を見事に反映している(笑)
質疑応答ではまごつき、答えられなくて「Sorry」とまで言ってしまったのに・・・
最後のフリー質問が「ボランティア活動に関心はあるか?」だったので、私は朝日少年自然の家のボランティアスタッフだ、と自信を持って答えたのが良かったのか・・・もう大江町に足向けて寝られんなあ。
今回ウン十年ぶりに受けた英検試験については別項でまた書きたいと思います。

さあ、今宵はコンビニ弁当止めて夜の街にでかけるぞ!

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花嫁衣装は羽毛服

日曜から、しばらくビジネスホテル暮らし。
次の山行のための代休暇を稼がねばっ!
ビジネスホテル暮らしの楽しみは、なんつっても衛星放送が視られること。
(貧乏なので自宅には衛星放送を導入してない)

今夜は中国共産党の犬HKと韓国KBS共同製作の『茶葉古道 もうひとつのシルクロード』を視る。
チベット奥地、塩田で塩を作る女たち、塩を遠く徳欽までキャラバンで運ぶ男たち。
番組の中心となる少女は、番組の最後に結婚を迎える。
貧しい暮らしのため、きらびやかな民族衣装も花嫁衣装も無く、結婚式当日も薄汚れた羽毛服のまま。
彼女の言葉が強く印象に残る。
『(結婚したことによって) よい服を着ることができ、十分に食べられる。』

世界の奥地、様々な文化と異なる価値観が存在するのに、「よい服を着る」ことについては、女性の価値観は世界共通なのだなあ・・・と。
ちなみに、ヒマラヤの造山運動の影響でその村には塩を含む水がわき出すらしいのだが・・・私のガイドネタですが、私の愛する月山、山体に近づくにつれ温泉の塩分が濃くなるのだ。地球の神秘。

続けてNHKスペシャル『激流中国 上海から先生がやってきた ~貧困の村で~』を視る。
上海のいいトコのお嬢さんが、ボランティア教師として貧困にあえぐ僻地に赴任するドキュメンタリー。
視ていてビックリしたのは、上海出身のそのお嬢さんは、中国のいわゆるオープンな「穴だけ便所」が初めてだという。
え゛え゛~、上海にはそんな世代がいるんだ。
中国紀行本なんかで珍しげに中国トイレは取り上げられるけど、私は初めての海外体験(遠征登山)でなんの抵抗も無く利用していたけどな・・・小心者なのに大陸向きなのかな。

過去に、勤務先の会長が中国奥地に学校を建設、偉い人の鞄持ちとして私が動員され(注)、中国の子供達との運動会に参加した私には感慨深いものがありました。
中国の貧困を改善していくのは、外国人ではなく中国の若い世代こそがふさわしい、と感じた次第であります。

注・・・なんでも喰える、という単純な理由で鞄持ちに決定したようです。勤務成績が優秀だったわけでは決してありません。

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キャシィ・キーカー・スノーマンの遺したもの

野外活動指導に生涯を捧げた女性に、黙祷。

FreeSport: The Difficult Route by Advocate.com2/28
以下記事引用開始
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Freesport2ejpgアイゼンワークを学生に教えるキャシィ

冬のヨセミテバレー。
日没の最後の光がエルキャピタン西壁にかすかに光った時、もう一つの光が消えていきました。
その光はキャシィ・キーカー・スノーマン。
彼女は52歳で、卵巣ガンで4年間にわたる闘病の後、亡くなりました。

キャシィは小柄な体格に似合わぬ優秀なクライマーとして多くの人に知られていました。158cmの身長でキャシィは困難なルートを登りました。80年代、彼女はエルキャピタン西壁を試みた最初の女性の1人でした。
パット・ホーン(キャシィの友人で西壁登攀のパートナー)は、主要な業績のうちの1つとして西壁の登攀を挙げます。2人は自身の能力いっぱいを用いて、西壁を登るクライマーも希な年に最初にフリーで登りました。しかし、それはストレニュアスなものではなく、激しいものでありませんでしたが、彼は身軽な感覚、チームワークの結合、そしてクライミング後のお祝いのアイスクリームを回想します。「おそらく、キャシィが全てをたやすいようにいさせてくれたからでしょう。」と、彼は告別式で語りました。

シャワガンクス・・・ニューヨークのキャシィのお気に入りのクライミングエリア。
キャシィの申し分のないクライミング技術は、あるクライマーはキャシィをリン・ヒルと誤解しました。(中略)「しかし、キャシィとリンの違いはですね」と、ボブ・ガーミリアン(キャシィの長年の友人でありクライミングパートナー)が回想します。
「キャシィは、彼女のGRE(大学院入学適性テスト)で800点代を得点したんです。」

キャシィは、ダウンヒルやクロスカントリー等のスキーヤーでもあり、カヤッカーでもあり、サイクリストでもありました。
2003年にガンと診断された後、キャシィ、夫のトム、娘のエミリーとケリーは、大陸横断のサイクリング旅行に出発しました。家族はその年シアトルからミネアポリスまで走り、翌年にミネアポリスからアマーストまで走ることによって旅を終えました。

アウトドアインストラクターとしてのキャシィの経歴は、自然な成り行きでした。そこにはアウトドアに対する彼女の果てしない愛情が込められました。彼女は、ノースカロライナの アウトワード・バウンド・インストラクター、そしてハンプシャーカレッジの野外活動専任講師を務めました。
多くの人々からキャシィが「先生」として知られているのはこのためです。
学生を奮起させる彼女の能力は、語り継がれる彼女の記憶です。
野外活動プログラムディレクター、ボブ・ガーミリアン(26年間ハンプシャーカレッジでキャシィと共に勤務)は、キャシィが引率したホワイト山脈の冬山旅行に関して、ある夜の事を覚えています。
ボブと学生が長い一日の後、寒さから逃れるために寝袋のジッパーを閉めた後、近くのテントからキャシィの話が聞こえてきました。
彼女は、翌日の代わりに、満月の光が満ちている夜間登山に行こうと学生達を説得していました。キャシィの努力は、学生たちを暖かいテントから冷たい月光の下へ連れ出したのです。
168_4650_1202746262キャシィ・キーカー・スノーマン近影

キャシィは、それがアウトドアスポーツの男性優位の世界で、強い女性であることを体現しました。
「彼女は、そのような強くて好かれる役割を果たしていました。しかし彼女が何か下心があったわけではありません。彼女はこう言ってました。『何も男性と女性は違わなければならない理由なんてありません。そして女性として何ができるかを示して下さい。』」
化学療法と幾度もの手術を経ても、彼女は活発なままでした。彼女は、クライミング、自転車のロングライド、ハイキングを続けました。
(中略)
彼女のもう一つの遺産として、キャシィの友人と家族たちは、女性指導者育成を支えるために基金を設けました。女性が野外活動に関わり続けることを支持するため、女性のために「キャシィ・キーカー・スノーマン・野外活動指導者育成基金」を創設しました。3つの補助金は、毎年、屋外教育技術トレーニングのために財政援助を求める5つの大学に与えられます。基金調達の努力は、最初の目標30,000ドルに近づいています。
(以下省略)
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以上記事引用おわり

ここ最近、アメリカで幾人かの優秀な女性野外活動指導者が病に倒れ亡くなっているのですが、ここではキャシィ・キーカー・スノーマン女史を取り上げてみました。
ネイチャーガイド系では日本でも女性の活躍が目立ちますが、クライミングもカヌーもバイクも、というマルチプレイヤーは少ないような気がします。
私が知らないだけですかね。
キャシィのようにクライミング・登山に大きく影響を受けている野外活動指導者といえば、日本ではいまだに田△井おばさんくらいなもんでしょ。(先頃日本野外教育学会でも表彰されてることですし)
JMGAの名簿みて、いつか女性の名前が増えることを望みます。

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お隣の国まで波及している「深田百名山」

大韓山岳連盟の掲示板閲覧してたら、こんなPRがありました。

以下記事引用開始
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こんにちは.
ロッテ観光日本事業本部 イ・ソンヨン次長と申します。
このたび弊社では、日本100名山シリーズとして、日本の登山/トレッキング商品を準備して多くの山岳会にお知らせすべく案内を差し上げます。

よくご存じの日本百名山は 九州地域の韓国岳を含めた6峰、四国に石槌山 2峰、 北海道 9峰、本島の北・南アルプスには 3,000m以上の高山に13峰もあります。
特に日本の山の特徴は高山と火山で、韓国の山とは異なった風変りな味を感じることができるでしょう。
最近は北アルプス、南アルプス、富士山等を含めた日本百名山に関心ある韓国の登山者達が増えています。
ここに日本百名山の商品を順次に発売開始いたします。

3月-5月韓国岳、屋久島、開聞岳、阿蘇山、九重山
5月-6月大山、石鎚山、剣山、館山
7月-10月北アルプス、南アルプス、富士山
3月から、釜山からフェリーで行く阿蘇山/九重山 5日間399,000ウォンの商品を紹介させていただきます。
価格も安価に、日本の百名山 2峰をトレッキングできる商品です。
その他、夏季の北アルプス、富士山の計画があれば、別途お問い合わせ願います。
(以下省略)
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以上記事引用おわり

釜山発で阿蘇山/九重山ツアー、日本円に換算して約44000円。
日本百名山を叩く人は世に多けれど、やはり良い山が揃っているのは事実ですからね。
日本の山への切り口として百名山を目指すのは結構なことだと私は思います。
韓国の人達が求める「高度(3000m以上)」が無い、我が東北の山深さの魅力は、韓国の人たちには興味の対象外なのだろうか・・・

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オリンピック聖火の登頂は問題無いアルヨ!

中華人民凶悪国で開催される北京五輪が近づくにつれ、チョモランマ聖火隊の報道も増えてきましたね。
かつては当ブログで取り上げたように、中国国内においても批判的な声はあったのですが。
ま、毒餃子よろしく北京五輪の盛り上がりにかき消されるんでしょう。

奥运圣火本月31日抵达北京 登上珠峰絶対没問題 by SOHU.com3/2

新華社配信の同記事の中で、こう表現されています。
『火炬上珠峰——絶対没問題
記事曰く、いかなる気象条件でも登頂し、聖火リレーを実施するとのこと。

・・・これって、暴風吹きすさぶ山麓でツアー登山の添乗員から「今日は登れますよね?」と無邪気に言われている気分(経験者語る)。

ま、聖火に関わる隊員が死んだら死んだで「国家英雄」「○○烈士」とか褒め称えるのは目に見えてるけどさ。
前々から当ブログでは主張していますが、中国が世界に誇る優秀な高所クライマーが、こういうクソったれ行事に疲弊させられるのは、「飼い殺し」と言わずして何でありましょう?

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