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登山が人々を救う----ノシャック峰にクライマーが還る日。

むかしむかし、冬の八ヶ岳のテントの中。
HAJの中川裕氏(現・日山協理事)と山の話をしていたときのこと。

私「あの~、アフガニスタンの山に行ってみたいんですが・・・」
中川氏「あ、それはですね、自衛隊に行って地雷処理のやり方勉強してきてください。」
私「・・・・。」
清く正しく純真華麗な当時20代の私は早速、乙種火薬取扱主任者の資格を取得した・・・が、アフガニスタン行きはまだ夢のまた夢である。

Noshaq
アフガニスタン最高峰にしてヒンズークシュ第2の高峰、ノシャック。
2000年になってヨーロッパの岳人達がアプローチを再開しているようだが、現在、ノシャックに至るキャラバンルートは地雷原になっている。
そして2008年、アメリカのカリフォルニア州立大学サンタクルス校の講師たちがアフガンの地雷除去運動を展開しています。
その目的の一つに、ノシャック登山再開を掲げて。

UCSC lecturer organizes campaign to remove landmines in Afghanistan by UC SANTA CRUZ3/4
以下記事引用開始
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MockUCSC講師ジョン・モック氏

2000年以降、ベースキャンプまでのルートが地雷原となったアフガニスタン最高峰ノシャックは近づきがたい状態になっています。
地雷は、タリバンの攻撃を防ぐために北部同盟によって設置されました。その結果、周辺の約1,000人の村民達は伝統的な放牧で牧草地に家畜を放すことができません。
そして、彼らが料理や暖房のために屋外で薪を集めることは、常に命懸けの行為となります。
1月に、UCSC講師ジョン・モックは、地雷除去資金を調達するために国際的な登山コミュニティに訴え、この問題を解決する運動を開始しました。

「最終的な目標は、村民や地雷犠牲者たちの苦しみを終わらせ、登山者と旅行者のためにノシャックを再び開放することです」と、モックは語ります。
「これは、全地域住民のために、持続可能な観光収入を生み出すことができるのです。」
「登山家のために、アプローチは登山における重要な課題の一つです。このプロジェクトは、生物多様性と保護、アフガニスタン奥地の開発における重要な問題に対処できるのです。」
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以上引用おわり

遠征登山の意義を見出そうと、学術隊をくっつけたり、昔から登山者はスポンサー対策も含めて、いろいろ社会的意義をつけたがる時代がありましたね。
地方の田舎の山岳組織ではまだ同様の動きはみられるようですが。
遠征登山そのものが、観光収入として地元の人々への貢献となる・・・という考え方は、今まで入山することによる環境破壊ばかり目を向けられていたヒマラヤ登山において、画期的な発想ではないでしょうか。(少なくとも筆者は不勉強ながら、日本に於いてこういう考え方をする人を知りません。)
前述の団体は現在地雷除去のための寄付を募っています。
目標額99485$に対して、2/25現在7515$集まっているようです。
詳細はこちらのウェブサイトで→ Return to Noshaq Campaign

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